JP2514030Y2 - チップトレィ - Google Patents
チップトレィInfo
- Publication number
- JP2514030Y2 JP2514030Y2 JP1990129387U JP12938790U JP2514030Y2 JP 2514030 Y2 JP2514030 Y2 JP 2514030Y2 JP 1990129387 U JP1990129387 U JP 1990129387U JP 12938790 U JP12938790 U JP 12938790U JP 2514030 Y2 JP2514030 Y2 JP 2514030Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chip tray
- recess
- parts
- middle shelf
- chip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Description
本考案は、例えば電子材料及び光学材料のチップ形状
の小物部品を収納保管するためのチップトレィに関する
ものである。
の小物部品を収納保管するためのチップトレィに関する
ものである。
チップ形状の電子部品を保管したり運搬したりする容
器としてチップトレィが用いられる。チップトレィは、
清浄性、重量、量産性、コスト等の面から合成樹脂の素
材で成形される。 第３図は、従来用いられているチップトレィの部分断
面拡大斜視図である。 同図には、チップトレィの一部分を示しているが、チ
ップトレィ１は表板３の一辺が５〜10cm程度の正方形で
あり、表板３の周囲に0.3〜3mm程度の段差８を設けてい
る。表板３には、部品を収納する2mm□〜5mm□程度の凹
部２が縦横夫々10個程度並んでいるので、一枚のチップ
トレィでは100個程度の部品を収納できる。凹部２の平
面形状は正方形であり、凹部２は無底であるが、その内
部は側壁６の中程から張り出した中段棚７がある。中段
棚７の形状は、平底である。 チップトレィ１にチップ状の部品を収納するときは、
凹部２の中段棚７に部品を載置する。チップトレィ１の
凹部全部に部品を収納した後は、この状態で部品を洗浄
したり、またこの状態で部品を保管、運搬したりする。 チップトレィ１に収納された部品を取扱う場合は、凹
部２の中段棚７に接して置かれている部品をピンセット
で挟んで取扱う。
器としてチップトレィが用いられる。チップトレィは、
清浄性、重量、量産性、コスト等の面から合成樹脂の素
材で成形される。 第３図は、従来用いられているチップトレィの部分断
面拡大斜視図である。 同図には、チップトレィの一部分を示しているが、チ
ップトレィ１は表板３の一辺が５〜10cm程度の正方形で
あり、表板３の周囲に0.3〜3mm程度の段差８を設けてい
る。表板３には、部品を収納する2mm□〜5mm□程度の凹
部２が縦横夫々10個程度並んでいるので、一枚のチップ
トレィでは100個程度の部品を収納できる。凹部２の平
面形状は正方形であり、凹部２は無底であるが、その内
部は側壁６の中程から張り出した中段棚７がある。中段
棚７の形状は、平底である。 チップトレィ１にチップ状の部品を収納するときは、
凹部２の中段棚７に部品を載置する。チップトレィ１の
凹部全部に部品を収納した後は、この状態で部品を洗浄
したり、またこの状態で部品を保管、運搬したりする。 チップトレィ１に収納された部品を取扱う場合は、凹
部２の中段棚７に接して置かれている部品をピンセット
で挟んで取扱う。
チップトレィ１に収納された部品のサイズが小さいと
きは、部品を取扱う場合、先の鋭いステンレス製または
チタン合金製のピンセットを使用する。前記のようなピ
ンセットで取扱う場合、かなり注意深く取扱っても部品
を傷つけることがある。 部品が傷つくと、例えば光学材料として用いられる光
アイソレータ用ガーネットエピタキシャル膜部品は、光
アイソレータの重要な特性である挿入損失が増加すると
いう問題が生じ、また電子材料であるGaPの部品は発光
特性が劣化する。 本考案は前記の課題を解決するためなされたもので、
部品を取扱うときに傷が付かないチップトレィを提供す
ることを目的とする。
きは、部品を取扱う場合、先の鋭いステンレス製または
チタン合金製のピンセットを使用する。前記のようなピ
ンセットで取扱う場合、かなり注意深く取扱っても部品
を傷つけることがある。 部品が傷つくと、例えば光学材料として用いられる光
アイソレータ用ガーネットエピタキシャル膜部品は、光
アイソレータの重要な特性である挿入損失が増加すると
いう問題が生じ、また電子材料であるGaPの部品は発光
特性が劣化する。 本考案は前記の課題を解決するためなされたもので、
部品を取扱うときに傷が付かないチップトレィを提供す
ることを目的とする。
前記目的を達成するための本考案のチップトレィを、
実施例に対応する第１図に従って説明する。 本考案のチップトレィ１は、表板３に無底の凹部２、
および凹部２の側壁６の中程から張り出した中段棚７を
有している。側壁６の相向い合う対の中央部に、凹部２
の凹み方向に中段棚７を通って延長する溝４、５が少な
くとも一対設けられている。小物部品は、中段棚７に載
置して凹部２に収納できる。
実施例に対応する第１図に従って説明する。 本考案のチップトレィ１は、表板３に無底の凹部２、
および凹部２の側壁６の中程から張り出した中段棚７を
有している。側壁６の相向い合う対の中央部に、凹部２
の凹み方向に中段棚７を通って延長する溝４、５が少な
くとも一対設けられている。小物部品は、中段棚７に載
置して凹部２に収納できる。
チップトレィ１に収納した部品を取扱うときは、凹部
２の溝４、５にピンセットの先を入れ部品を挟む。その
ため部品は挟みやすく、ピンセットの先で部品に傷を付
けることがない。
２の溝４、５にピンセットの先を入れ部品を挟む。その
ため部品は挟みやすく、ピンセットの先で部品に傷を付
けることがない。
以下、本考案を適用するチップトレィの実施例を、対
応する図面に従って説明する。 第１図に示すようにチップトレィ１は、表板３に2.2m
m□、深さ1.5mmの無底の凹部２、および凹部２の側壁６
の中程から張り出した中段棚７がある。側壁６の相向い
合う対に、凹部２の凹み方向に中段棚７を通って延長す
る一対の溝４、５が設けられており、小物部品を中段棚
７に載置して凹部２に収納可能である。また、表板３の
周囲には0.5mm程度の段差８を設けているが、これは表
板３に凹部２を形成するためである。 チップトレィの材質はテフロンであり、図示のように
ほぼ均一の肉厚で一体に射出成形で造られる。 前記チップトレィ１は、光アイソレータに使用される
偏光ガラス（コーニングガラス社製、商品名ボラコア）
の2mm□部品を超音波洗浄するために使用された。超音
波洗浄に使用する溶剤は、アセトンである。超音波洗浄
を終えた後、部品をチップトレィ１から取り出して微分
干渉顕微鏡で表面を観察した。その結果、ピンセットに
よる扱い傷は殆ど認められなかった。 第２図には別な実施例のチップトレィを示す。チップ
トレィ１は、側壁６の相向い合う対に、凹部２の凹み方
向に中段棚７を通って延長する二対の溝４、５及び溝1
0、11が設けられている。その他の構成は実施例１と同
一の構成である。 溝４、５、10、11の形状はピンセットの先が入りやす
い半円状であるが、矩形状にしてもよい。また、溝４、
５、10、11の寸法は、幅が0.2〜1.5mm程度であり、使用
するピンセットの先端が入る程度の寸法である。 凹部２の平面形状は、円、長方形と種々の形状にでき
る。また、中段棚７の形状は、丸底の場合もある。 チップトレィの材質は、有機溶剤を用いる場合はテフ
ロンが好ましく、純水を用いる場合はアクリルニトリル
−ブタジエン−スチレン共重合樹脂が使用される。
応する図面に従って説明する。 第１図に示すようにチップトレィ１は、表板３に2.2m
m□、深さ1.5mmの無底の凹部２、および凹部２の側壁６
の中程から張り出した中段棚７がある。側壁６の相向い
合う対に、凹部２の凹み方向に中段棚７を通って延長す
る一対の溝４、５が設けられており、小物部品を中段棚
７に載置して凹部２に収納可能である。また、表板３の
周囲には0.5mm程度の段差８を設けているが、これは表
板３に凹部２を形成するためである。 チップトレィの材質はテフロンであり、図示のように
ほぼ均一の肉厚で一体に射出成形で造られる。 前記チップトレィ１は、光アイソレータに使用される
偏光ガラス（コーニングガラス社製、商品名ボラコア）
の2mm□部品を超音波洗浄するために使用された。超音
波洗浄に使用する溶剤は、アセトンである。超音波洗浄
を終えた後、部品をチップトレィ１から取り出して微分
干渉顕微鏡で表面を観察した。その結果、ピンセットに
よる扱い傷は殆ど認められなかった。 第２図には別な実施例のチップトレィを示す。チップ
トレィ１は、側壁６の相向い合う対に、凹部２の凹み方
向に中段棚７を通って延長する二対の溝４、５及び溝1
0、11が設けられている。その他の構成は実施例１と同
一の構成である。 溝４、５、10、11の形状はピンセットの先が入りやす
い半円状であるが、矩形状にしてもよい。また、溝４、
５、10、11の寸法は、幅が0.2〜1.5mm程度であり、使用
するピンセットの先端が入る程度の寸法である。 凹部２の平面形状は、円、長方形と種々の形状にでき
る。また、中段棚７の形状は、丸底の場合もある。 チップトレィの材質は、有機溶剤を用いる場合はテフ
ロンが好ましく、純水を用いる場合はアクリルニトリル
−ブタジエン−スチレン共重合樹脂が使用される。
以上、詳細に説明したように本考案のチップトレィを
使用すると、部品を傷つけることなく能率的に取扱うこ
とができる。
使用すると、部品を傷つけることなく能率的に取扱うこ
とができる。
第１図及び第２図は本考案のチップトレィの部分断面拡
大斜視図、第３図は従来のチップトレィの部分断面拡大
斜視図である。 １……チップトレィ、２……凹部 ３……表板 ４、５、10、11……溝 ６……側壁、７……中段棚 ８……段差
大斜視図、第３図は従来のチップトレィの部分断面拡大
斜視図である。 １……チップトレィ、２……凹部 ３……表板 ４、５、10、11……溝 ６……側壁、７……中段棚 ８……段差
Claims (1)
- 【請求項１】表板（３）に無底の凹部（２）、および凹
部（２）の側壁（６）の中程から張り出した中段棚
（７）を有し、前記した側壁（６）の相向い合う対の中
央部に、凹部（２）の凹み方向に中段棚（７）を通って
延長する溝（４、５）が少なくとも一対設けられてお
り、小物部品を中段棚（７）に載置して凹部（２）に収
納可能なチップトレィ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990129387U JP2514030Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | チップトレィ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990129387U JP2514030Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | チップトレィ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0486798U JPH0486798U (ja) | 1992-07-28 |
| JP2514030Y2 true JP2514030Y2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=31876789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990129387U Expired - Fee Related JP2514030Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | チップトレィ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2514030Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000327025A (ja) * | 1999-05-17 | 2000-11-28 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | キャリアテープ |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106465541B (zh) | 2014-12-01 | 2019-06-18 | 株式会社村田制作所 | 电子设备、电气元件以及电气元件用托盘 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6099881A (ja) * | 1983-11-07 | 1985-06-03 | 松下電器産業株式会社 | フラツト形ｉｃパツケ−ジのキヤリア |
| JPH01177193U (ja) * | 1988-06-01 | 1989-12-18 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP1990129387U patent/JP2514030Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000327025A (ja) * | 1999-05-17 | 2000-11-28 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | キャリアテープ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0486798U (ja) | 1992-07-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6367624B1 (en) | Optical component packaging | |
| JP2514030Y2 (ja) | チップトレィ | |
| US4494667A (en) | Lens tray | |
| US3976193A (en) | Container for holding flat parallelipipedic articles | |
| JP2006240709A (ja) | 容器 | |
| JPH078069Y2 (ja) | チップ洗浄用トレィセット | |
| US11348815B2 (en) | Board storing container | |
| JPS638134Y2 (ja) | ||
| JPH10273184A (ja) | 薄板状物品の収納ケース | |
| CN210823662U (zh) | 一种放置光学膜的托盘 | |
| JP3100803U (ja) | 容器の側面構造 | |
| JP2003225629A (ja) | 光学素子の洗浄治具 | |
| JPH0650335Y2 (ja) | チョコレート等の固形食品収納用包装容器 | |
| JP3371731B2 (ja) | 商品ホールド型販売トレー | |
| JPH068979A (ja) | 硝子基板搬送用容器 | |
| TW201708056A (zh) | 容器 | |
| JP4205453B2 (ja) | プラスチックシート組立容器 | |
| JP4294970B2 (ja) | プラスチックシート組立容器 | |
| JPS627177Y2 (ja) | ||
| JPH01182241A (ja) | 突き合わせ部を斜面とした箱とその製造方法 | |
| JPH1149265A (ja) | 板状物の収納用具 | |
| JPS6034615Y2 (ja) | 物品収納ケ−ス | |
| JPH0630102Y2 (ja) | 化粧料容器 | |
| KR830000623Y1 (ko) | 블록 케이스 | |
| JPS6134292Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |