JP2513709Y2 - 繰返し疲労試験装置 - Google Patents

繰返し疲労試験装置

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JP2513709Y2
JP2513709Y2 JP9531791U JP9531791U JP2513709Y2 JP 2513709 Y2 JP2513709 Y2 JP 2513709Y2 JP 9531791 U JP9531791 U JP 9531791U JP 9531791 U JP9531791 U JP 9531791U JP 2513709 Y2 JP2513709 Y2 JP 2513709Y2
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幸治 小倉
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、セラミック試験片等の
強度を検査するための繰返し疲労試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミック試験片等の繰返し疲労試験に
は、その片面を二点で保持し、他面はその中央を一点あ
るいは二点で当接して、一面側から動荷重を与える三点
曲げ試験又は四点曲げ試験によって、該試料の曲げ疲労
度を計測する方法がある。従来、この方法に用いられる
繰返し疲労試験装置にあっては、図8に示すように、試
料pの下面を二点で保持する試料保持部材aを取付け、
試料保持部材a上に試料pの中央を保持して該保持部材
aとで試料pを挟持するロードセルdを配置し、試料保
持部材aと、ロードセルdとの相対的離近運動により試
料に湾曲歪を繰り返し与えるようにしたものが知られて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来にあっては、上述
の保持部材aは、支持基板bに二本の杆状支持片c,c
を配設し、該支持片c,cの上縁で試料pの下面を二点
支持するようにして構成していた。ところが試料pが湾
曲すると、その下面と支持片c,cとで滑りを生じ、経
時使用により該支持片c,cの上縁が摩耗することとな
る。このため、試験片pに加わる荷重が変動して、曲げ
応力波形の中心値Fmeanが序々に変化し、正確な試験結
果を得ることができないという問題があった。本考案は
かかる従来構成の問題点を除去することを目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、試料の片面を
二点で保持する試料保持部材を取付け、試料保持部材上
に、試料の中央を一点あるいは二点で当接して前記試料
保持部材とで試験片を挟持するロードセルを備え、試料
保持部材と、ロードセルとの相対的離近運動により試料
に湾曲歪を与える繰返し疲労試験装置において、前記試
料保持部材を、支持基板に複数の保持孔部を形成し、該
保持孔部に緩衝ゴムを充填し、さらに保持孔部内に二本
の支持片を夫々挿着して緩衝ゴムを介して保持し、両支
持片の上縁で試料の下面を二点支持するようにして構成
したことを特徴とする試料保持部材を、支持基板に二か
所の保持孔部を形成し、両保持孔部に緩衝ゴムを充填
し、さらに両保持孔部に杆状支持片を埋入して、該支持
片の上縁で試料の下面を二点支持するようにして構成し
たことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】支持片は保持孔部内で緩衝ゴムにより囲繞さ
れ、緩衝ゴムの弾性により幅方向へ移動可能となる。こ
のため試料が湾曲した場合にあって、その下面の試料の
伸縮に支持片が追従して幅方向移動することとなり、該
支持片と試料との間の摩擦が大幅に緩和されることとな
る。従って支持杆の上縁の摩耗が低減され、常に安定し
た試験結果を得ることが可能となる。
【0006】
【実施例】図1,2は、バイモルフ構造の振動板2を駆
動源とした繰返し疲労試験装置に本考案を適用したもの
を示す。ここで1は下面に軟質緩衝ゴム,スポンジ,金
属バネ等の弾性支持材17を配設した基台であって、据
付面18に対して半浮動状に固定されている。この基台
1には駆動源となるバイモルフ構造の振動板2がその一
辺縁を、該基台1に螺着した支軸3a及びナット3bに
よって片持状に支持されている。前記振動板2は、図2
に示すように、矩形状の湾曲板4の上下面に表裏に電極
を備えた電歪素子層5a,5bが配設されてなるもので
あって、前記湾曲板4の他辺には重錘6が固定されてい
る。
【0007】前記電歪素子層5a,5bは逆方向に分極
し、その外側電極を電源発生装置15に接続し、かつ前
記内側電極を湾曲板4を介してアース接続して、その電
圧印加により、一方が伸張すると他方が収縮するように
配線する。前記振動板2の中腹の湾動面上には、本考案
に係る試料保持部材7が設けられる。この試料保持部材
7は支持基板8と、支持片9,9とからなるものであ
る。そしてこの支持基板8は平板状をしており、その上
面には夫々幅方向へ二箇所の溝状の保持孔部10,10
が形成され、各保持孔部10,10にシリコンゴム等の
緩衝ゴム11を充填し、さらに保持孔部10,10に支
持片9,9を夫々挿着して、該支持片9,9を緩衝ゴム
11で囲繞する。
【0008】一方、前記振動板2の上方には、機枠14
に螺合した螺子杆15でロードル12を支持する。この
ロードセル12の下端には、試料保持部材7の支持片
9,9の間に位置して試料pの上面に当接する試料押圧
端13が設けられている。
【0009】上述の構成にあって、試料pを試料保持部
材7の支持片9,9上に乗載して、該試料pの下面を二
点支持し、螺子杆15を手動により回動昇降させて、該
螺子杆15を適正位置まで下降して、該支持片9,9間
で試料p上に押圧端13を当接し、三点支持する。この
時、螺子杆15が適正位置よりも僅かに降下し過ぎた場
合には、基台1の下面に配した弾性支持材17が圧縮
し、振動体2,基台1が下方に変位するので、試料pは
折損することなく、常に一定の押圧力で保持される。而
て後に、電歪素子層5a,5bに電源発生装置15から
所定共振周波数の交番電圧を印加する。
【0010】これにより、電歪素子層5a,5bに歪を
生じ、かつその他片を重錘6の慣性力によって保持され
て、湾曲振動を生ずる。そして、該湾曲振動に伴う支持
片9,9の昇降移動によって、試料pはその両側を下方
から押付けられ、押圧端13を中心として湾曲歪を周期
的に付与される。そしてこの動荷重により疲労して、遂
には破損に至ることとなり、この破損に至る時間,印加
電圧,湾曲繰返し回数等を計測することにより、該試料
pの抗折力等の強度を計測することが可能となる。
【0011】かかる構成にあって、試料pは図7のイの
位置から図7のロのように湾曲する歪作動を繰り返し、
同図矢線のように試料pの下面に伸縮を生ずる。このた
め、前記杆状支持片9,9の上縁は該試料pに強い力で
圧接しており、かつ緩衝ゴム11の弾性によって該杆状
支持片9,9は幅方向への微移動を許容されている。こ
のため、杆状支持片9,9は試料pとの接触点を維持し
ながら、試料pの伸縮に追従することとなる。従って、
杆状支持片9,9の上縁と試料pとの間で摩擦を生ぜ
ず、従って試料pの径時使用による摩耗が著減される。
【0012】本考案の試料保持部材7は、その他種々の
構成が提案され、その実施例につき図3〜図6で説明す
る。
【0013】図3,4は他の構成の試料保持部材7aを
示し、支持基板8aを断面コ字状とし、その両側の側壁
の上縁に夫々幅方向で対応する各二箇所の溝状の保持孔
部10a,10a、10a,10aを形成し、各保持孔
部10a,10a…にシリコンゴム等の緩衝ゴム11を
充填し、さらに各一対の保持孔部10a,10a…に杆
状支持片9a,9aの端部を夫々埋入して、該杆状支持
片9a,9aを緩衝ゴム11で囲繞して構成される。そ
して図4で示すように支持片9a,9a上に試料pを乗
載して保持する。
【0014】また図5,6は同様に断面コ字状の支持基
板8bを備える試料保持部材7bを示し、両側の側壁に
長孔状の各二箇所の保持孔部10b,10b、10b,
10bを形成し、各保持孔部10b,10b…にシリコ
ンゴム等の緩衝ゴム11を充填し、杆状支持片9b,9
bの端部を夫々挿入して構成される。この構成にあって
は、図6で示すように前記両側壁間で杆状支持片9b,
9b上に試料pを乗載して保持する。
【0015】さらに前記保持孔部10bを、杆状支持片
9bよりも径大な円孔により構成するようにしても良
い。
【0016】その他、本考案は駆動源としてピストン,
シリンダー等の機械的直線往復駆動機構を用いたものに
も本考案は適用可能となる。さらには、上述の実施例は
三点曲げ試験に対応する構造であるが、ロードセル12
の下端に試料pの中央部に当接する二つの試料押圧端を
設けて、四点曲げ試験に用いることもできる。
【0017】
【考案の効果】本考案は、支持基板8,8a,8bに保
持孔部10,10a,10bを形成し、保持孔部10,
10a,10bに緩衝ゴム11を充填して支持片9,9
a,9bを埋入することにより、緩衝ゴム11によって
支持片9,9a,9bを幅方向への微移動を可能として
試料保持部材7,7a,7bを構成し、ロードセル12
とで試験片pを支持するようにしたから、試料pが湾曲
した場合にあって試料pの伸縮に支持片9,9a,9b
が追従して幅方向移動することとなり、該支持片9,9
a,9bと試料pとの間の摩擦が大幅に緩和されること
となり、このため支持杆9,9a,9bの上縁の摩耗が
低減され、常に安定した試験結果を得ることが可能とな
る等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は一部切欠正面図である。
【図2】試料pの保持部の拡大縦断側面図である。
【図3】他の実施例の試料保持部材7aの斜視図であ
る。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】他の実施例の試料保持部材7bの斜視図であ
る。
【図6】図5のB−B断面図である。
【図7】試料pの湾曲作動を示す概念図である。
【図8】従来構成の保持部の正面図である。
【符号の説明】
1 基板 3 振動板 4 湾曲板 5a,5b 電歪素子層 7,7a,7b 試料保持部材 8,8a,8b 支持基板 9,9a,9b 支持片 10,10a,10b 保持孔部 11 緩衝ゴム 12 ロードセル p 試料

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料の片面を二点で保持する試料保持部
    材を取付け、試料保持部材上に、試料の中央を一点ある
    いは二点で当接して前記試料保持部材とで試験片を挟持
    するロードセルを備え、試料保持部材と、ロードセルと
    の相対的離近運動により試料に湾曲歪を与える繰返し疲
    労試験装置において、 前記試料保持部材を、支持基板に複数の保持孔部を形成
    し、該保持孔部に緩衝ゴムを充填し、さらに保持孔部内
    に二本の支持片を夫々挿着して緩衝ゴムを介して保持
    し、両支持片の上縁で試料の下面を二点支持するように
    して構成したことを特徴とする繰返し疲労試験装置。
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