JP2513369Y2 - ショ―ケ―ス - Google Patents
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- JP2513369Y2 JP2513369Y2 JP402994U JP402994U JP2513369Y2 JP 2513369 Y2 JP2513369 Y2 JP 2513369Y2 JP 402994 U JP402994 U JP 402994U JP 402994 U JP402994 U JP 402994U JP 2513369 Y2 JP2513369 Y2 JP 2513369Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はショーケースの商品載置
棚の構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、図5及び図6に示すように、オー
プンショーケース本体10の前面に商品取出し口11を
設けるとともに、ケース本体10の内箱12の内側に棚
受13で支持された商品載置棚14〜17を複数段設け
たオープンショーケースが知られている。このオープン
ショーケースにおいて、商品載置棚14〜17の先端1
4a〜17aは直角下方向に折り曲げられ、その先端1
4a〜17aの前面にシェルフガード14b〜17bを
保持する棚モール14c〜17cを設けている。また、
商品載置板14〜17の先端寄りの下面には、図6に示
すように、照明器具60をホルダ70を介して照明カバ
ー兼用取付け部材80aに取付け、更に、この照明カバ
ー兼用取付け部材80aを各商品載置棚14〜17の下
面に固定している。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のオープンショーケスでは、商品載置棚14〜17に
載置された複数の商品収容パック18の側部は上方に向
かうに従って開口幅を大きく形成している場合におい
て、この商品載置棚の上面の先端側に商品収容パック1
8の底部とシェルフガード14b〜17bとの間にデッ
ドスペースAが形成され、商品の収容容量が小さくなる
という問題点と、そして、商品収容パック18の上縁周
囲部がシェルフガード14b〜17bと当接するため
に、商品載置棚14〜17の商品が棚奧上方寄りに載置
され、商品全体が顧客から遠ざかってしまい、商品が目
につきにくくなるという問題点とを有していた。 【0004】また、前述の如く商品載置棚14〜17の
先端14a〜17aを商品載置棚14〜17の上面に対
して直角下方向に折り曲げ、この折り曲げ部分の下部に
棚モール14c〜17cを設けていることから、各商品
載置棚14〜17の下側にある商品収容パック18の視
認範囲が棚モール14c〜17cの下端により決定され
下側の商品収容パック18の視認範囲を狭くしていた。
即ち、図5の2点鎖線に示すように、上から2段目及び
3段目の商品載置載置棚15、16では、これ前記各商
品載置棚の先端には前記各商品載置棚の上面に対して鋭
角に屈曲し内箱の背面側に向かって斜め下方に延設した
第1の保持片を形成するとともに、前記照明カバー兼用
取り付け部材には前記照明器具の上面及び両側面を覆う
カバー片の下端から該第1の保持片の前面側に間隔をお
いて斜め上方に延設した第2の保持片を形成し、該第1
の保持片と該第2の保持片間に前記シェルフガードを挿
入嵌着したことを特徴とする。 【0005】更に、従来のオープンショーケースでは、
シェルフガード14bを固定する際に、このシェルフガ
ード14bを固定する棚モール14c〜17cが別個に
必要になるし、また、この棚モール14c〜17cがな
いタイプのショーケースではシェルフガード14b専用
の取付け部材が必要となり部品点数の増大をもたらすと
いう問題点を有していた。 【0006】本考案の目的は前記従来の課題に鑑み、シ
ェルフガードの取付け構造が簡単で、また、ケース本体
内の商品の視認範囲が広くし、かつ、多数の商品を収容
できるショーケースを提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本考案は前記課題を解決
するため、前面から視認可能なケース本体内に商品載置
棚が複数段に配置された前面開口の内箱を設置するとと
もに、該各商品載置棚の先端には横方向に延びる面一の
シェルフガードを、該各商品載置棚の先端寄りの下面に
は照明器具の光を下方に向かって反射する照明カバー兼
用取付け部材をそれぞれ設けたショーケースにおいて、
前記各商品載置棚の先端には鋭角に屈曲し内箱の背面側
に向かって斜め下方に延設した第1の保持片を形成する
とともに、前記照明カバー兼用取付け部材には前記照明
器具の上面及び両側面を覆うカバー片の下端から該第1
の保持片の前面側に間隔をおいて斜め上方に延設した第
2の保持片を形成し、該第1の保持片と該第2の保持片
間に前記シェルフガードを挿入嵌着したことを特徴とす
る。 【0008】 【作用】本考案によれば、商品載置棚の先端から商品載
置棚の上面に対して鋭角に屈曲し内箱の背面側に向かっ
て斜め下方に延設した第1の保持片と、照明カバー兼用
取り付け部材で斜め上方に延設した第2の保持片との間
に平面状のシェルフガードの下部側を挿入嵌着してるた
め、このシェルフガードと商品載置棚の上面とのなす角
度がシェルフガードの上部側では鈍角に、シェルフガー
ドの下部側では鋭角になる。 【0009】これにより、商品収容パックの側部が上方
に向かって広がるよう形成されている場合においても、
この商品載置棚の上面の先端側にデッドスペースが形成
されないか、或いは、形成されたとしてもそのデッドス
ペースが小さくなる。また、このようなスペース効率の
向上により、商品収容パックの載置容量が増加し、さら
には商品収容パックの上側に位置する各商品載置棚によ
り隠蔽される商品収容パックが少なくなる。更にまた、
各商品載置棚の下方に位置する商品収容パックの視認範
囲が前述のデッドスペースの除去或いは減少と相俟って
より広くなる。 【0010】更に、シェルフガードを保持する各保持片
が商品載置棚及び照明カバー兼用取付け部材となってお
り、このシェルフガード専用の取付け部材を必要としな
い。 【0011】 【実施例】図1乃至図4は本考案に係るショーケースの
一実施例を示すもので、従来例と同一構成部分は同一符
号をもって表わす。即ち、10は前面を開口し商品取出
し口11を設けたオープンショーケース本体、12は該
ケース本体10の内側に設置された内箱、13a〜13
dは棚受で、先端をやや斜め下方に受け、該内箱12の
上下方向に所定間隔をおいて複数取付けられている。1
9はケース本体10の内側下部に配設された敷板、18
は該敷板19及び後述する商品載置棚20〜50に載置
した商品収容パックである。この商品収容パック18
は、収容皿18aに魚や肉等を収容し、この収容皿18
aの上部開口をポリエチレンフイルム製のカバー部18
bで覆っており、その収容皿18aの側部18cは上方
に向かうに従って広がるよう傾斜して形成されている。 【0012】20〜50は前記各棚受13a〜13dに
取付けられた商品載置棚で、内箱12内に複数段に配置
されている。この商品載置棚20はその先端を内箱12
の背面側に向かって斜め下方に屈曲するよう形成し、こ
の屈曲して延びる部分を後述するシェルフガード90の
第1の保持片20aとして構成している。 【0013】60は商品載置棚20の先端寄りの下面に
設置された照明器具、70は該照明器具60を保持する
ホルダ、80は照明器具60を商品載置棚20に取り付
ける照明カバー兼用取り付け部材である。この照明カバ
ー兼用取り付け部材80は商品載置棚20から下方向に
延びる取り付け片81と、該取り付け片81の下端から
照明器具60の上面及び両側面を覆うように屈曲したカ
バー片82と、該カバー片82の第1の保持片20a側
の下端から上方に屈曲した第2の保持片83とから構成
されており、取り付け片81及びカバー片82の上部を
商品載置棚20に接着し、この照明カバー兼用取り付け
部材80を商品載置棚20の下面に固定している。ま
た、カバー片82の一部にはリベット84にてホルダ7
0が固定され、このホルダ70を介して照明器具60を
照明カバー兼用取り付け部材80に固定している。更
に、第2の保持片83は第1の保持片20aと所定間隔
をおいて対向しており、この傾斜した間隙にシェルフガ
ード70が挿入されるようになっている。 【0014】90は透明性部材にて形成した平面状のシ
ェルフガードで、横長板状に形成し、幅方向の中央から
下部を前記照明カバー兼用取り付け部材80の第2の保
持片83と前記商品載置棚20に取り付けらた第1の保
持片20aとの間の間隙に挿入嵌着している。これによ
り、シェルフガード90の上部側は商品載置棚20の上
面に対して鈍角になるようケース本休10の前面側に向
かって斜め上方に延設され、また、シェルフガード90
の下部側は商品載置棚20の上面に対して鋭角になるよ
う内箱12の背面側に向かって斜め下方向に延設される
状態に保持されている。ここで、このシェルフガード9
0の下端面は照明カバー兼用取り付け部材80のカバー
片82に支持される一方、シェルフガード90の下部寄
りの両側面が各保持片20a、83で保持され、商品載
置棚20及び照明カバー兼用取り付け部材80がシェル
フガード90の保持具としても機能していることにな
る。 【0015】尚、前記各商品載置棚30〜50について
も前記照明器具60、前記ホルダ70、前記照明カバー
兼用取付け部材80及び前記シェルフガード90が同様
の構成で設けられている。 【0016】本実施例は前述の如く、シェルフガード9
0の上部側が各商品載置棚20〜50の上面に対して鈍
角になるようケース本体10の前面側に向かって斜め上
方向に延設されているから、商品収容パック18の側部
18cが上方に向かって広がるよう形成されている場合
においても、この商品載置棚20〜50の上面の先端側
にデッドスペースが形成されないか、或いは、形成され
たとしてもそのデッドスペースが小さくなる。また、こ
のようなスペース効率の向上により、商品収容パック1
8の載置容量が増加し、さらには商品収容パック18の
上側に位置する各商品載置棚20〜50により隠蔽され
る商品収容パック18が少なくなる。 【0017】また、シェルフガード90の下部側が商品
載置棚20〜50の上面に対して鋭角になるよう内箱1
2の背面側に向かって斜め下方向に延設されているか
ら、各商品載置棚20〜50の下方に位置する商品収容
パック18の視認範囲が前述のデッドスペースの除去或
いは減少と相俟ってより広くなる。 【0018】従って、図1の2点鎖線に示すように、第
2段目の前記商品載置棚30の前記パック18は4個中
内箱12の背面側の1個の一部が、第3段目は内箱12
の背面側1個のみが、第4段目は内箱12の背面側の2
個の全部又は一部が、敷板19は内箱12の背面側の3
個の全部又は一部がそれぞれ隠蔽されるにすぎず、従来
のオープンショーケースより視認範囲が広くなる。 【0019】また、前記実施例では各商品載置棚20〜
50が前下がりに傾斜しているが、この各商品載置棚2
0〜50を水平に形成するものにおいても、スペース効
率の向上という点において何等変わるところがないこと
は勿論である。 【0020】更に、シェルフガード90が透明性部材で
形成されているため、図4の2点鎖線Aに示すように、
このシェルフガード90を通じて商品載置棚20〜50
に載置された最前列の商品収容パック18が視認でき、
視認範囲が広くなる。 【0021】更にまた、図4の1点鎖線矢印に示すよう
に、照明器具60から照射された光の一部が下方に載置
された商品収容パック18のカバー部18bの樹脂フィ
ルムで反射し、この反射した光がシェルフガード90に
照射される。従って、照明器具60の光が下方の商品収
容パック18に照射されると同時に、この照明器具60
が設置された商品載置棚20〜50のシェルフガード9
0にも照射され、これにより、透明のシェルフガード9
0がこの反射光により照らされ、この照らされたシェル
フガード90が顧客の目に入り、ケース本体10内全体
が明るく見えるようになる。 【0022】更にまた、シェルフガード90が商品載置
棚20〜50の先端の第1の保持片20aと照明カバー
兼用取付け部材80の第2の保持片83により保持さ
れ、シェルフガード90専用の保持部材が不要となって
おり、部品点数を少なくできる。 【0023】尚、図3は商品載置棚20〜50の先端と
視線とのなす角度を示すもので、最上段の商品載置棚2
0の高さを1540mmとし、各商品載置棚20〜50を
所定の角度で傾け、且、所定間隔で配置するときは、平
均身長を有する女性(目の高さが1430mm)が前記ケ
ース本体10の前方300mmに立って該ケース本体10
を見るとき、最上段の商品載置棚20の先端と視線との
なす角度が150°、商品載置棚30が138°、商品
載置棚40が128°、商品載置棚50が122°とな
り、該各シェルフガード90を150°〜120°に設
定したとき最も視認範囲が大きくなることがわかる。 【0024】 【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
各商品載置棚に載置される商品収容パックの側部が上方
に向かって広がるよう形成されている場合においても、
この商品載置棚の上面の先端側にデッドスペースが形成
されないか、或いは、形成されたとしてもそのデッドス
ペースが小さくなる。また、これによって商品収容パッ
クが商品載置棚の先端部により近く載置できる。さらに
は顧客側から見て商品収容パックの上側に位置する各商
品載置棚により隠蔽される商品収容パックが少なくな
る。即ち各商品載置棚の下方に位置する商品収容パック
の視認範囲が前述のデッドスペースの除去或いは減少と
相俟ってより広くなる。それにより全ての棚の商品が全
て前方の顧客側に近づき、顧客からの商品可視範囲が広
がり、視野が広がるため顧客に豊富な商品の存在感を与
え、購買意欲を保進させることができる。 【0025】更に、シェルフガードを保持する部材が商
品載置棚及び照明カバー兼用取付け部材となっており、
このシェルフガード専用の取付け部材を必要としないた
め、部品点数が少なくなる。
棚の構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、図5及び図6に示すように、オー
プンショーケース本体10の前面に商品取出し口11を
設けるとともに、ケース本体10の内箱12の内側に棚
受13で支持された商品載置棚14〜17を複数段設け
たオープンショーケースが知られている。このオープン
ショーケースにおいて、商品載置棚14〜17の先端1
4a〜17aは直角下方向に折り曲げられ、その先端1
4a〜17aの前面にシェルフガード14b〜17bを
保持する棚モール14c〜17cを設けている。また、
商品載置板14〜17の先端寄りの下面には、図6に示
すように、照明器具60をホルダ70を介して照明カバ
ー兼用取付け部材80aに取付け、更に、この照明カバ
ー兼用取付け部材80aを各商品載置棚14〜17の下
面に固定している。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のオープンショーケスでは、商品載置棚14〜17に
載置された複数の商品収容パック18の側部は上方に向
かうに従って開口幅を大きく形成している場合におい
て、この商品載置棚の上面の先端側に商品収容パック1
8の底部とシェルフガード14b〜17bとの間にデッ
ドスペースAが形成され、商品の収容容量が小さくなる
という問題点と、そして、商品収容パック18の上縁周
囲部がシェルフガード14b〜17bと当接するため
に、商品載置棚14〜17の商品が棚奧上方寄りに載置
され、商品全体が顧客から遠ざかってしまい、商品が目
につきにくくなるという問題点とを有していた。 【0004】また、前述の如く商品載置棚14〜17の
先端14a〜17aを商品載置棚14〜17の上面に対
して直角下方向に折り曲げ、この折り曲げ部分の下部に
棚モール14c〜17cを設けていることから、各商品
載置棚14〜17の下側にある商品収容パック18の視
認範囲が棚モール14c〜17cの下端により決定され
下側の商品収容パック18の視認範囲を狭くしていた。
即ち、図5の2点鎖線に示すように、上から2段目及び
3段目の商品載置載置棚15、16では、これ前記各商
品載置棚の先端には前記各商品載置棚の上面に対して鋭
角に屈曲し内箱の背面側に向かって斜め下方に延設した
第1の保持片を形成するとともに、前記照明カバー兼用
取り付け部材には前記照明器具の上面及び両側面を覆う
カバー片の下端から該第1の保持片の前面側に間隔をお
いて斜め上方に延設した第2の保持片を形成し、該第1
の保持片と該第2の保持片間に前記シェルフガードを挿
入嵌着したことを特徴とする。 【0005】更に、従来のオープンショーケースでは、
シェルフガード14bを固定する際に、このシェルフガ
ード14bを固定する棚モール14c〜17cが別個に
必要になるし、また、この棚モール14c〜17cがな
いタイプのショーケースではシェルフガード14b専用
の取付け部材が必要となり部品点数の増大をもたらすと
いう問題点を有していた。 【0006】本考案の目的は前記従来の課題に鑑み、シ
ェルフガードの取付け構造が簡単で、また、ケース本体
内の商品の視認範囲が広くし、かつ、多数の商品を収容
できるショーケースを提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本考案は前記課題を解決
するため、前面から視認可能なケース本体内に商品載置
棚が複数段に配置された前面開口の内箱を設置するとと
もに、該各商品載置棚の先端には横方向に延びる面一の
シェルフガードを、該各商品載置棚の先端寄りの下面に
は照明器具の光を下方に向かって反射する照明カバー兼
用取付け部材をそれぞれ設けたショーケースにおいて、
前記各商品載置棚の先端には鋭角に屈曲し内箱の背面側
に向かって斜め下方に延設した第1の保持片を形成する
とともに、前記照明カバー兼用取付け部材には前記照明
器具の上面及び両側面を覆うカバー片の下端から該第1
の保持片の前面側に間隔をおいて斜め上方に延設した第
2の保持片を形成し、該第1の保持片と該第2の保持片
間に前記シェルフガードを挿入嵌着したことを特徴とす
る。 【0008】 【作用】本考案によれば、商品載置棚の先端から商品載
置棚の上面に対して鋭角に屈曲し内箱の背面側に向かっ
て斜め下方に延設した第1の保持片と、照明カバー兼用
取り付け部材で斜め上方に延設した第2の保持片との間
に平面状のシェルフガードの下部側を挿入嵌着してるた
め、このシェルフガードと商品載置棚の上面とのなす角
度がシェルフガードの上部側では鈍角に、シェルフガー
ドの下部側では鋭角になる。 【0009】これにより、商品収容パックの側部が上方
に向かって広がるよう形成されている場合においても、
この商品載置棚の上面の先端側にデッドスペースが形成
されないか、或いは、形成されたとしてもそのデッドス
ペースが小さくなる。また、このようなスペース効率の
向上により、商品収容パックの載置容量が増加し、さら
には商品収容パックの上側に位置する各商品載置棚によ
り隠蔽される商品収容パックが少なくなる。更にまた、
各商品載置棚の下方に位置する商品収容パックの視認範
囲が前述のデッドスペースの除去或いは減少と相俟って
より広くなる。 【0010】更に、シェルフガードを保持する各保持片
が商品載置棚及び照明カバー兼用取付け部材となってお
り、このシェルフガード専用の取付け部材を必要としな
い。 【0011】 【実施例】図1乃至図4は本考案に係るショーケースの
一実施例を示すもので、従来例と同一構成部分は同一符
号をもって表わす。即ち、10は前面を開口し商品取出
し口11を設けたオープンショーケース本体、12は該
ケース本体10の内側に設置された内箱、13a〜13
dは棚受で、先端をやや斜め下方に受け、該内箱12の
上下方向に所定間隔をおいて複数取付けられている。1
9はケース本体10の内側下部に配設された敷板、18
は該敷板19及び後述する商品載置棚20〜50に載置
した商品収容パックである。この商品収容パック18
は、収容皿18aに魚や肉等を収容し、この収容皿18
aの上部開口をポリエチレンフイルム製のカバー部18
bで覆っており、その収容皿18aの側部18cは上方
に向かうに従って広がるよう傾斜して形成されている。 【0012】20〜50は前記各棚受13a〜13dに
取付けられた商品載置棚で、内箱12内に複数段に配置
されている。この商品載置棚20はその先端を内箱12
の背面側に向かって斜め下方に屈曲するよう形成し、こ
の屈曲して延びる部分を後述するシェルフガード90の
第1の保持片20aとして構成している。 【0013】60は商品載置棚20の先端寄りの下面に
設置された照明器具、70は該照明器具60を保持する
ホルダ、80は照明器具60を商品載置棚20に取り付
ける照明カバー兼用取り付け部材である。この照明カバ
ー兼用取り付け部材80は商品載置棚20から下方向に
延びる取り付け片81と、該取り付け片81の下端から
照明器具60の上面及び両側面を覆うように屈曲したカ
バー片82と、該カバー片82の第1の保持片20a側
の下端から上方に屈曲した第2の保持片83とから構成
されており、取り付け片81及びカバー片82の上部を
商品載置棚20に接着し、この照明カバー兼用取り付け
部材80を商品載置棚20の下面に固定している。ま
た、カバー片82の一部にはリベット84にてホルダ7
0が固定され、このホルダ70を介して照明器具60を
照明カバー兼用取り付け部材80に固定している。更
に、第2の保持片83は第1の保持片20aと所定間隔
をおいて対向しており、この傾斜した間隙にシェルフガ
ード70が挿入されるようになっている。 【0014】90は透明性部材にて形成した平面状のシ
ェルフガードで、横長板状に形成し、幅方向の中央から
下部を前記照明カバー兼用取り付け部材80の第2の保
持片83と前記商品載置棚20に取り付けらた第1の保
持片20aとの間の間隙に挿入嵌着している。これによ
り、シェルフガード90の上部側は商品載置棚20の上
面に対して鈍角になるようケース本休10の前面側に向
かって斜め上方に延設され、また、シェルフガード90
の下部側は商品載置棚20の上面に対して鋭角になるよ
う内箱12の背面側に向かって斜め下方向に延設される
状態に保持されている。ここで、このシェルフガード9
0の下端面は照明カバー兼用取り付け部材80のカバー
片82に支持される一方、シェルフガード90の下部寄
りの両側面が各保持片20a、83で保持され、商品載
置棚20及び照明カバー兼用取り付け部材80がシェル
フガード90の保持具としても機能していることにな
る。 【0015】尚、前記各商品載置棚30〜50について
も前記照明器具60、前記ホルダ70、前記照明カバー
兼用取付け部材80及び前記シェルフガード90が同様
の構成で設けられている。 【0016】本実施例は前述の如く、シェルフガード9
0の上部側が各商品載置棚20〜50の上面に対して鈍
角になるようケース本体10の前面側に向かって斜め上
方向に延設されているから、商品収容パック18の側部
18cが上方に向かって広がるよう形成されている場合
においても、この商品載置棚20〜50の上面の先端側
にデッドスペースが形成されないか、或いは、形成され
たとしてもそのデッドスペースが小さくなる。また、こ
のようなスペース効率の向上により、商品収容パック1
8の載置容量が増加し、さらには商品収容パック18の
上側に位置する各商品載置棚20〜50により隠蔽され
る商品収容パック18が少なくなる。 【0017】また、シェルフガード90の下部側が商品
載置棚20〜50の上面に対して鋭角になるよう内箱1
2の背面側に向かって斜め下方向に延設されているか
ら、各商品載置棚20〜50の下方に位置する商品収容
パック18の視認範囲が前述のデッドスペースの除去或
いは減少と相俟ってより広くなる。 【0018】従って、図1の2点鎖線に示すように、第
2段目の前記商品載置棚30の前記パック18は4個中
内箱12の背面側の1個の一部が、第3段目は内箱12
の背面側1個のみが、第4段目は内箱12の背面側の2
個の全部又は一部が、敷板19は内箱12の背面側の3
個の全部又は一部がそれぞれ隠蔽されるにすぎず、従来
のオープンショーケースより視認範囲が広くなる。 【0019】また、前記実施例では各商品載置棚20〜
50が前下がりに傾斜しているが、この各商品載置棚2
0〜50を水平に形成するものにおいても、スペース効
率の向上という点において何等変わるところがないこと
は勿論である。 【0020】更に、シェルフガード90が透明性部材で
形成されているため、図4の2点鎖線Aに示すように、
このシェルフガード90を通じて商品載置棚20〜50
に載置された最前列の商品収容パック18が視認でき、
視認範囲が広くなる。 【0021】更にまた、図4の1点鎖線矢印に示すよう
に、照明器具60から照射された光の一部が下方に載置
された商品収容パック18のカバー部18bの樹脂フィ
ルムで反射し、この反射した光がシェルフガード90に
照射される。従って、照明器具60の光が下方の商品収
容パック18に照射されると同時に、この照明器具60
が設置された商品載置棚20〜50のシェルフガード9
0にも照射され、これにより、透明のシェルフガード9
0がこの反射光により照らされ、この照らされたシェル
フガード90が顧客の目に入り、ケース本体10内全体
が明るく見えるようになる。 【0022】更にまた、シェルフガード90が商品載置
棚20〜50の先端の第1の保持片20aと照明カバー
兼用取付け部材80の第2の保持片83により保持さ
れ、シェルフガード90専用の保持部材が不要となって
おり、部品点数を少なくできる。 【0023】尚、図3は商品載置棚20〜50の先端と
視線とのなす角度を示すもので、最上段の商品載置棚2
0の高さを1540mmとし、各商品載置棚20〜50を
所定の角度で傾け、且、所定間隔で配置するときは、平
均身長を有する女性(目の高さが1430mm)が前記ケ
ース本体10の前方300mmに立って該ケース本体10
を見るとき、最上段の商品載置棚20の先端と視線との
なす角度が150°、商品載置棚30が138°、商品
載置棚40が128°、商品載置棚50が122°とな
り、該各シェルフガード90を150°〜120°に設
定したとき最も視認範囲が大きくなることがわかる。 【0024】 【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
各商品載置棚に載置される商品収容パックの側部が上方
に向かって広がるよう形成されている場合においても、
この商品載置棚の上面の先端側にデッドスペースが形成
されないか、或いは、形成されたとしてもそのデッドス
ペースが小さくなる。また、これによって商品収容パッ
クが商品載置棚の先端部により近く載置できる。さらに
は顧客側から見て商品収容パックの上側に位置する各商
品載置棚により隠蔽される商品収容パックが少なくな
る。即ち各商品載置棚の下方に位置する商品収容パック
の視認範囲が前述のデッドスペースの除去或いは減少と
相俟ってより広くなる。それにより全ての棚の商品が全
て前方の顧客側に近づき、顧客からの商品可視範囲が広
がり、視野が広がるため顧客に豊富な商品の存在感を与
え、購買意欲を保進させることができる。 【0025】更に、シェルフガードを保持する部材が商
品載置棚及び照明カバー兼用取付け部材となっており、
このシェルフガード専用の取付け部材を必要としないた
め、部品点数が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るオープンショーケースを示す断面
図 【図2】本考案の要部を示す一部省略断面図 【図3】本考案のシェルフガードの傾き状態を示す断面
図 【図4】本考案の作用を説明する視線及び光線の状態を
示す断面図 【図5】従来のオープンショーケースの断面図 【図6】従来のオープンショーケースの要部を示す一部
省略断面図 【符号の説明】 10…ケース本体、12…内箱、18…商品収容パッ
ク、18c…側部、20,30,40,50…商品載置
棚、20a…第1の保持片、83…第2の保持片、60
…照明器具、80…照明カバー兼用取付け部材、90…
シェルフガード。
図 【図2】本考案の要部を示す一部省略断面図 【図3】本考案のシェルフガードの傾き状態を示す断面
図 【図4】本考案の作用を説明する視線及び光線の状態を
示す断面図 【図5】従来のオープンショーケースの断面図 【図6】従来のオープンショーケースの要部を示す一部
省略断面図 【符号の説明】 10…ケース本体、12…内箱、18…商品収容パッ
ク、18c…側部、20,30,40,50…商品載置
棚、20a…第1の保持片、83…第2の保持片、60
…照明器具、80…照明カバー兼用取付け部材、90…
シェルフガード。
Claims (1)
- (57)【実用新案登録請求の範囲】1. 前面から視認可能なケース本体内に商品載置棚が複
数段に配置された前面開口の内箱を設置するとともに、
該各商品載置棚の先端には横方向に延びる平面状のシェ
ルフガードを、該各商品載置棚の先端寄りの下面には照
明器具の光を下方に向かって反射する照明カバー兼用取
り付け部材をそれぞれ設けたショーケースにおいて、 前記各商品載置棚の先端には前記各商品載置棚の上面に
対して鋭角に屈曲し内箱の背面側に向かって斜め下方に
延設した第1の保持片を形成するとともに、前記照明カ
バー兼用取り付け部材には前記照明器具の上面及び両側
面を覆うカバー片の下端から該第1の保持片の前面側に
間隔をおいて斜め上方に延設した第2の保持片を形成
し、該第1の保持片と該第2の保持片間に前記シェルフ
ガードを挿入嵌着したことを特徴とするショーケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP402994U JP2513369Y2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | ショ―ケ―ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP402994U JP2513369Y2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | ショ―ケ―ス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730812U JPH0730812U (ja) | 1995-06-13 |
JP2513369Y2 true JP2513369Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=18512749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP402994U Expired - Lifetime JP2513369Y2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | ショ―ケ―ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2513369Y2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-18 JP JP402994U patent/JP2513369Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0730812U (ja) | 1995-06-13 |
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