JP2513368B2 - バッテリ式フォ―クリフトの電動パワ―ステアリング装置 - Google Patents

バッテリ式フォ―クリフトの電動パワ―ステアリング装置

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JP2513368B2
JP2513368B2 JP5252691A JP5252691A JP2513368B2 JP 2513368 B2 JP2513368 B2 JP 2513368B2 JP 5252691 A JP5252691 A JP 5252691A JP 5252691 A JP5252691 A JP 5252691A JP 2513368 B2 JP2513368 B2 JP 2513368B2
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electric power
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浩光 吉山
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリ式フォークリ
フトにおける電動パワーステアリング装置に関し、特
に、ハンドルを操舵したままの状態で機台を放置した場
合の電力浪費等を防止する手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バッテリ式フォークリフトにおける電動
パワーステアリング装置は、ハンドルを操舵する際の操
舵力を軽減するために、電動モータの駆動力を利用する
ものである。ハンドルを操舵した場合、その操舵トルク
及び操舵方向がトルクセンサにより検出され、それに対
応する検出信号がマイクロコンピュータに出力される。
マイクロコンピュータは、トルクセンサの出力に応じた
デューティ値を演算してモータ駆動回路に出力し、この
モータ駆動回路からの出力により、モータが適宜チョッ
パ駆動されるのである。
【0003】このような電動パワーステアリング装置に
おいては、ハンドルの中立状態への戻りが悪くなると、
タイヤ及び路面の間の摩擦力とモータの駆動力とが釣り
合う位置でハンドルが保持され、中立位置に復帰しない
ことがある。かかる場合、トルクセンサの出力は出たま
まとなり、モータ駆動回路からは、その操舵量における
最大の駆動電流がモータに出力し続ける。この状態で運
転者がキースイッチを入れたまま機台から長時間離れる
と、電動パワーステアリング装置がオーバーヒートを起
こす可能性がある。
【0004】そこで、従来では、最大駆動電流に達して
いる時間を測定し、設定時間以上であれば、その電流値
を下げるという方法が提案されている(特開平1−19
7169号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような電流を見る方法では、ハンドルの引っ掛かりの
ような操舵量が極めて小さい場合には、モータ駆動回路
からの駆動電流は小電流となり、検出できない恐れがあ
る。また、モータ駆動回路は停止されるわけではないの
で、モータ及びモータ駆動回路に電流が流れ続け、電力
浪費等の問題は依然として残っている。
【0006】そこで、本発明の目的は、かかる従来にお
ける技術的課題を解決することのできるバッテリ式フォ
ークリフトの電動パワーステアリング装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ハンド
ルに補助操舵力を与えるモータと、前記ハンドルの操舵
トルク及び操舵方向を検出してその検出信号を出力する
トルク検出手段と、前記トルク検出手段からの検出信号
に応じたデューティ値を出力する制御回路と、前記制御
回路からのデューティ値に基づいて前記モータを駆動す
るモータ駆動回路とを備えているバッテリ式フォークリ
フトの電動パワーステアリング装置において、走行操作
がされているか否かを検出する走行操作検出手段と、荷
役操作がされているか否かを検出する荷役操作検出手段
とを、前記制御回路に接続し、前記制御回路が、前記ト
ルク検出手段、前記走行操作検出手段及び前記荷役操作
検出手段からの検出信号に基づき、所定時間以上、ハン
ドル操舵状態で保持され且つ走行操作及び荷役操作がさ
れていないと判断した場合に、前記モータの駆動を停止
すべく前記モータ駆動回路に停止信号を発するようにし
たことを特徴としている。
【0008】
【作用】このような構成においては、機台が走行操作も
荷役操作もされていない状態で、しかもハンドルが操舵
状態にある場合には、ハンドルが中立位置に復帰できな
いまま放置されているとみなし、モータ駆動回路は自動
的に停止され、モータ駆動回路及びモータへの通電が遮
断される。
【0009】
【実施例】以下、図面と共に本発明による好適な実施例
について説明する。
【0010】図1は、本発明が適用されるフォークリフ
トの電動パワーステアリング装置を示しており、図中、
1はハンドル2の操舵トルク及び操舵方向を検出するト
ルクセンサ(トルク検出手段)、3は制御装置、4はバ
ッテリ、5はモータである。モータ5は、その回転駆動
力により、ハンドル2を操舵する操舵力を補助する補助
力を与える。
【0011】また、制御装置3は、マイクロコンピュー
タ6と、トルクセンサ1からのアナログ信号をデジタル
信号に変換するA/D変換器7と、マイクロコンピュー
タ6からの出力信号に基づいてモータ5を駆動するモー
タ駆動回路8とから構成されている。マイクロコンピュ
ータ6は、特に図示しないが、入出力部と、演算処理部
と、記憶部とから構成されている。
【0012】更に、制御装置3内のマイクロコンピュー
タ6には、アクセルレバーが操作された際に「オン」と
なるアクセルスイッチ9と、リフトレバー等の荷役操作
レバーが操作された際に「オン」となる荷役スイッチ1
0とが接続されている。アクセルスイッチ9は、走行操
作の有無を検出するための走行操作検出手段であり、他
の手段、例えば車速センサ等に置き換えることもでき
る。また、荷役スイッチ10は、荷役操作の有無を検出
するための荷役操作検出手段であり、荷役操作レバーに
連動されるポテンショメータ等であっても良い。
【0013】前述したように、本発明では、制御回路で
あるマイクロコンピュータ6が、トルクセンサ1、アク
セルスイッチ9及び荷役スイッチ10からの信号に基づ
き、一定の場合にモータ駆動回路8に停止信号を発する
こととしている。その処理手順としては種々考えられる
であろうが、その一例を図2に沿って説明する。
【0014】マイクロコンピータ6は、ステップS1に
おいて、トルクセンサ1からの検出信号に応じたデュー
ティ値を演算する。
【0015】次に、ステップS2において、ステップS
1で得られたデューティ値と、前回のループにおいて算
出され記憶部に記憶されたデューティ値とを比較する。
このデューティ値に変化があれば、ステップS3に進
む。
【0016】このステップS3では、前回のループで駆
動停止信号が出ていた場合、即ちモータ駆動回路8へマ
イクロコンピュータ6が停止信号を出力し続けている場
合、停止信号をリセットし(ステップS4)、ステップ
S5に移行する。前回のループで駆動停止信号が出てい
ない場合には、ステップS5に直接移行する。
【0017】次いで、ステップS5において、タイマが
作動状態である時には、ステップS6でタイマをリセッ
トし、タイマが作動していない時には、そのまま、ステ
ップS14に進む。
【0018】一方、ステップS2において、デューティ
値に変化なしと判断した場合、ステップS7に進み、更
に、その際のデューティ値がゼロか否かを判断する。デ
ューティ値がゼロの場合、即ち、ハンドル2が中立位置
にある場合には、ステップS14に移行する。
【0019】ステップS7において、デューティ値がゼ
ロでないと判断した場合には、ステップS8、ステップ
S9へと移行する。
【0020】ステップS8及びステップS9では、それ
ぞれ、アクセルスイッチ9と荷役スイッチ10からの信
号により、アクセル操作の有無、荷役操作の有無が判断
され、そのいずれかの操作が行われている場合には、ス
テップS3に移行し、前記手順(ステップS3、S4、
S5、S6)に従って進む。
【0021】アクセル操作及び荷役操作が共に行われて
いない場合、ステップS10でタイマの作動を確認す
る。タイマが作動されていない時には、ステップS11
に移行してタイマを作動させ、ステップS14に移行す
る。また、タイマが作動状態である時には、ステップS
12に進み、タイマ作動時間が所定時間以上となってい
るか否かを判断する。所定時間以上であれば、ステップ
S13に進み、所定時間以内であれば、ステップS14
に進む。尚、この所定時間は、フォークリフトが放置さ
れたとみなされる時間(数十秒)に設定される。
【0022】ステップS13においては、駆動停止信号
をモータ駆動回路8に出力し、その後、ステップS14
に進む。この駆動停止信号は、リセット命令(ステップ
S4)があるまで、モータ駆動回路8に出力され続け
る。
【0023】ステップS14では、ステップS1で得た
デューティ値を記憶部に記憶させると共に、そのデュー
ティ値に対応する信号をモータ駆動回路8に出力する。
そして、スタートに戻る。
【0024】このような構成において、本実施例の作用
について説明する。
【0025】まず、キースイッチ11を入れると、コン
タクタ12が閉じ、モータ駆動回路8やその他の電気機
器にバッテリ4が接続されると共に、電動パワーステア
リング装置の制御装置3に通電され、制御装置3のマイ
クロコンピュータ6で図2の処理がスタートする。この
状態では、記憶部に記憶されているデューティ値はゼロ
であり、タイマは作動していない。
【0026】ハンドル2が中立位置にある時には、その
際のデューティ値はゼロであるため、ステップS1、ス
テップS2、ステップS7及びステップS14を経て、
スタートに戻る。
【0027】ここで、ハンドル2を動かすと、デューテ
ィ値が変化して、ステップS2からステップS3へと処
理が移行する。この時はまだ、駆動停止信号は出力され
ておらず、タイマも作動していないので、ステップS3
からステップS5、ステップS14を経て、スタートに
戻る。
【0028】次に、ハンドル2を操舵状態のままで保持
すると、デューティ値はゼロではなく、その値に変化も
ないので、処理はステップS8へと移行する。アクセル
操作も荷役操作も行わない場合には、ステップS10に
移行してタイマの確認が行われる。この際、タイマは作
動していないので、ステップS11でタイマを作動させ
た後、ステップS14を経てスタートに戻る。この状態
のままにしておくと、処理は、タイマの作動開始から所
定時間が経過するまで、ステップS1、S2、S7、S
8、S9、S10、S12、S14を繰り返す。タイマ
の作動時間が所定時間以上となると、処理はステップS
12からステップS13に移行し、マイクロコンピュー
タ6はモータ駆動回路8に駆動停止信号を発し、モータ
駆動回路8及びモータ5を停止させる。この後は、ステ
ップS1、S2、S7、S8、S9、S10、S12、
S13、S14の処理が繰り返されることになり、モー
タ駆動回路8及びモータ5への通電が遮断された状態で
維持される。
【0029】次に、ハンドル2を動かすと、デューティ
値が変化するため、ステップS3に処理は移行する。ハ
ンドル操作を行わない場合であっても、アクセル操作を
行ってアクセルスイッチ9を閉じた場合、若しくは、荷
役操作を行って荷役スイッチ10を閉じた場合には、そ
れぞれ、ステップS8又はステップS9からステップS
3に移行する。この時、駆動停止信号が発せられている
ので、ステップS3からステップS4に進んで、駆動停
止信号の出力がリセットされる。更に、タイマの作動を
リセットすべく、ステップS5からステップS6に移行
し、ステップS14でモータ駆動回路8及びモータ5が
通常の作動状態に復帰し、そして、スタートに戻る。
【0030】上では、フォークリフトの運転操作の一態
様に沿って本実施例の作用を説明したが、実際の運転操
作の中では図2の処理が経路を適宜変えて実行されるこ
とは理解されよう。
【0031】尚、上記実施例では、制御回路としてマイ
クロコンピュータを用いることとしたが、これに限定さ
れるものではなく、他の電子回路を組み合わせて上記処
理を実行させることも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、例
えば、ハンドルを操舵した状態で運転者が機台から離れ
た場合には、その状態をトルク検出手段、走行操作検出
手段及び荷役操作検出手段から判断し、モータ駆動回路
及びモータを停止するようにした。従って、従来であれ
ば、モータ駆動回路及びモータで浪費されていた電力が
節約され、バッテリの早期消耗が防止される。また、モ
ータ駆動回路又はモータでのオーバーヒートの心配もな
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバッテリ式フォークリフトの電動
パワーステアリング装置の一実施例を示す回路図であ
る。
【図2】本発明による電動パワーステアリング装置内の
制御回路で実行される処理手順の一例を示す流れ図であ
る。
【符号の説明】
1 トルクセンサ(トルク検出手段) 2 ハンドル 3 制御装置 4 バッテリ 5 モータ 6 マイクロコンピュータ 7 A/D変換器 8 モータ駆動回路 9 アクセルスイッチ(走行操作検出手段) 10 荷役スイッチ(荷役操作検出手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルに補助操舵力を与えるモータ
    と、前記ハンドルの操舵トルク及び操舵方向を検出して
    その検出信号を出力するトルク検出手段と、前記トルク
    検出手段からの検出信号に応じたデューティ値を出力す
    る制御回路と、前記制御回路からのデューティ値に基づ
    いて前記モータを駆動するモータ駆動回路とを備えてい
    るバッテリ式フォークリフトの電動パワーステアリング
    装置において、走行操作がされているか否かを検出する
    走行操作検出手段と、荷役操作がされているか否かを検
    出する荷役操作検出手段とを、前記制御回路に接続し、
    前記制御回路が、前記トルク検出手段、前記走行操作検
    出手段及び前記荷役操作検出手段からの検出信号に基づ
    き、所定時間以上、ハンドル操舵状態で保持され且つ走
    行操作及び荷役操作がされていないと判断した場合に、
    前記モータの駆動を停止すべく前記モータ駆動回路に停
    止信号を発するようにしたことを特徴とするバッテリ式
    フォークリフトの電動パワーステアリング装置。
JP5252691A 1991-03-18 1991-03-18 バッテリ式フォ―クリフトの電動パワ―ステアリング装置 Expired - Lifetime JP2513368B2 (ja)

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