JP2513276Y2 - フィラボウル内の製品液攪拌装置 - Google Patents

フィラボウル内の製品液攪拌装置

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JP2513276Y2
JP2513276Y2 JP2682390U JP2682390U JP2513276Y2 JP 2513276 Y2 JP2513276 Y2 JP 2513276Y2 JP 2682390 U JP2682390 U JP 2682390U JP 2682390 U JP2682390 U JP 2682390U JP 2513276 Y2 JP2513276 Y2 JP 2513276Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、柑橘類の果粒と果汁など、固形物
と液体とが混合された被充填物をビン、缶などの容器内
に充填する場合に用いるドーナツ形のフィラボウルを有
する充填機の攪拌装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の充填機のフィラボウル内で固形物と液
体とが分離しないように混合するため、フィラボウル内
に攪拌用邪魔板を設けた充填機は、従来から知られてい
る。(実公昭59−23755号公報参照)また、充填機のタ
ンク洗浄装置として送液配管から送られた洗浄液をリン
グ状のタンクの中央側部へ入れ、そして、リング状のタ
ンクの上部と下部から、数等分して排出配管を設け、こ
の上部と下部からの排出液を回収タンクへ戻すタンク洗
浄装置も従来から知られている。(実公昭63−164498号
公報参照) (本考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記の従来技術においては、ドーナツ
形のフィラボウルを備えた充填機で固形物(沈殿物)を
含む液体を充填する場合、フィラボウルの蓋を開けて、
固定の攪拌用邪魔板を入れて、フィラボウルが回転する
ことにより攪拌していたが、攪拌用邪魔板を設けると同
時に、該攪拌用邪魔板の取付機構が必要であり、しか
も、構造が複雑であると共にコストが高くつく、また、
フィラボウルの蓋が開いているため、塵が入る等、不衛
生である。さらに、ホット充填では、湯気が出て充填室
内の環境を悪化する等の問題点があった。
さらに、リング状タンクを備えた充填機のタンク洗浄
装置として、リング状タンクの中央側部へ送液配管を複
数取付け、該リング状タンクの上部と下部から排液回収
タンクに接続する排液配管を設け、送液配管からの送液
を充満させて、オーバーフローするように、上下部の排
液配管から排液を排出させ回収することによってフィラ
ボウル(リング状タンク)の洗浄を行なうものである
が、これは、あくまでも洗浄のために送液配管と排液配
管を備えることによって送液圧で出口である排液配管へ
洗浄液を流通させて、フィラボウルの洗浄を行なうもの
で、攪拌をして固形物と液体の混合製品液の固形物の沈
殿を防止することは一切考慮されていないものであっ
た。
本考案は、この点に鑑み、簡単な構成によりフィラボ
ウルの蓋を閉めたままで攪拌効果を得られ、衛生的であ
り、環境を悪化することもなく、しかも、循環ポンプ
と、交互に配設した数等分した給、排用パイプでフィラ
ボウル内で渦巻流を起こして、沈殿物が無くなるよう混
合できるフィラボウル内の製品液攪拌装置を提供するこ
とを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、円軌道上を回転し、充填機構を持つドーナ
ツ形のフィラボウルを備えた充填機において、固形物と
液体の混合製品液を容器に充填する場合、固形物がどう
しても沈殿して均一に液体と混合されない。これを均一
に混合するために、循環ポンプと給液分岐管と戻り分岐
管との組合せによって、前記の課題の解決を図った。さ
らに、具体化したものとして、回転可能に支持され、平
面形状がリング状で、断面が円形、角形等の形状をなす
ドーナツ形のフィラボウルと、該フィラボウルに接続す
る給液分岐管と戻り分岐管を交互に数等分して設け、該
戻り分岐管は、ロータリージョイントを介してリターン
管に接続され、さらに、循環ポンプを経て貯蔵タンクか
らの製品液を適宜量送液する給液ポンプの吐出側に接続
された給液管に接続し、該給液管にロータリージョイン
トを介して給液分岐管を接続してなるフィラボウル内の
製品液攪拌装置が挙げられる。
(作用) 本考案は、以上の構成を採用することにより、簡単な
構成で、前記の固形物と液体の製品液を均一に混合でき
るもので、最初貯蔵タンク等からの製品液を給液ポンプ
によりフィラボウル内に送液して、適宜量になると、後
は容器への充填に見合った量を給液ポンプから送液する
と同時に、循環ポンプを駆動させフィラボウル内の製品
液を交互に数等分して配管した給液分岐管と戻り分岐管
を介して循環させることにより、渦巻流を発生させ、沈
殿しようとする固形物を浮動させて液体と固形物を均一
に混合させることを可能とした。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面で詳細に説明する。
第1図〜第3図に示すように(1)はドーナツ形のフ
ィラボウル、(2)は製品液の給液ポンプ、(3)は給
液管、(4)は下部ロータリージョイント、(5)は給
液分岐管、(6)は戻り分岐管、(7)は上部ロータリ
ージョイント、(8)はリターン管、(9)は循環ポン
プ、(10)は充填機構である。
ドーナツ形のフィラボウル(1)は、平面形状がリン
グ状で、断面が円形、角形等の形状をなすタンクで、該
ドーナツ形のフィラボウル(1)のリング状の中心に給
液ポンプ(2)から、給液管(3)を介して下部ロータ
リージョイント(4)を配設し、この下部ロータリージ
ョイント(4)から放射状に等分した給液分岐管(5)
を上記ドーナツ形のフィラボウル(1)の内側の略中央
より下部の側部(これは通常充填する際のドーナツ形の
フィラボウル内の製品液のレベルに合わせて決定される
もので、常時製品液が存在している高さより低い位置に
するものである)に溶接等で開口接続固定される。さら
に、上記給液分岐管(5)のドーナツ形のフィラボウル
(1)に接続固定した高さと略同高さから、各給液分岐
管(5)の中間から、それぞれ交互になるように、複数
の戻り分岐管(6)を同様に溶接等で開口接続固定し、
この各戻り分岐管(6)をドーナツ形のフィラボウル
(1)のリング状の中心の上部に設けた上部ロータリー
ジョイント(7)に接続配管し、この上部ロータリージ
ョイント(7)を介してリターン管(8)を配設して、
さらに、循環ポンプ(9)に接続し、この循環ポンプ
(9)から給液ポンプ(2)の吐出側の給液管(3)に
接続する。
なお、各配管は図示しない充填機本体フレームの適宜
個所に支持されていることはいうまでもなく、さらに、
配管はドーナツ形のフィラボウルの内側の略中央側部に
直接溶接して接続するか、パッキンを介することにより
密閉を良くしながら管継手を介して接続するなど適宜選
択できる。また、第1図で示す(14)は充填機の洗浄を
行なう時に使用するオーバフローバルブである。なお、
自動的に給液充填するために各種のバルブで自動コント
ロールすることは、従来の充填装置で行なっている通り
である。
以上のような構成によりなるドーナツ形のフィラボウ
ル内製品液攪拌装置は、まず、充填する固形物と液体の
混合された製品液を貯蔵タンク等から、給液ポンプ
(2)により給液管(3)を介して、下部ロータリージ
ョイント(4)を経て複数に等分された給液分岐管
(5)を通してドーナツ形のフィラボウル(1)に充填
送入される、そして、ある一定量まで充填送入される
と、循環ポンプ(9)を駆動し、ドーナツ形のフィラボ
ウル(1)に接続されて各給液分岐管(5)の中間に交
互に接続した戻り分岐管(6)を通して、上部ロータリ
ージョイント(7)を介してリターン管(8)を経て吸
引吐出させ、給液ポンプ(2)の吐出側の給液管(3)
に連結接続され製品液は循環する。
これは、給液分岐管(5)と戻り分岐管(6)とは交
互に配設されているので、第2図に示すように、給液分
岐管(5)から吐出される製品液と、戻り分岐管(6)
に吸引される製品液とで渦巻流のような現象が発生し、
固形物が浮動して、沈殿するのを防止する。この結果と
して固形物と液体が略均一に混合された状態になるもの
である。
次に、他の実施例について説明する。第4図に示すよ
うに、ドーナツ形のフィラボウル(1)のリング状の中
心に給液ポンプ(2)から、給液管(3)を介して上部
ロータリージョイント(7)を配設し、この上部ロータ
リージョイント(7)から放射状に等分した給液分岐管
(5)を上記ドーナツ形のフィラボウル(1)の内側の
略中央より下部の側部(これは通常充填する際のドーナ
ツ形のフィラボウル内の製品液のレベルに合わせて決定
されるもので、常時製品液が存在している高さより低い
位置にするものである)に溶接等で開口接続固定され
る。さらに、上記給液分岐管(5)のドーナツ形のフィ
ラボウル(1)に接続固定した高さと略同高さから、各
給液分岐管(5)の中間から、それぞれ交互になるよう
に、複数の戻り分岐管(6)を同様に溶接等で開口接続
固定し、この各戻り分岐管(6)をドーナツ形のフィラ
ボウル(1)のリング状の中心の下部に設けた下部ロー
タリージョイント(4)に接続配管し、この下部ロータ
リージョイント(4)を介してリターン管(8)を配設
して、さらに、循環ポンプ(9)に接続し、この循環ポ
ンプ(9)から給液ポンプ(2)の吐出側の給液管
(3)に接続する。なお、この実施例と第1図で示した
先の実施例との違いは、給液分岐管(5)を上部ロータ
リージョイント(7)に、戻り分岐管(6)を下部ロー
タリージョイント(4)に接続した点である。
また、第5図は従来例で、ドーナツ形のフイラボウル
(11)の蓋(12)を開放して、攪拌邪魔板(13)を外部
から挿入して固定し、ドーナツ形のフィラボウル(11)
を回転することによって邪魔板に衝突した製品液が混合
されるものを示してある。
(考案の効果) 本考案は以上の構成に基づき次の効果を得ることがで
きる。
(1)フィラボウルの蓋を開放する必要がないので塵等
の入る恐れがなく衛生的である。
(2)ホット充填でも、フィラボウルの蓋が開放されて
いないので、湯気が出て充填室内の環境を悪化する問題
がなく、クリーンな状態を保てるものである。
(3)攪拌用邪魔板を必要としないので設備が簡単にな
り、コストの低減も図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例であるドーナツ形のフィラ
ボウルを備えた充填機のフィラボウル内製品液の攪拌シ
ステムを示すフロー図、第2図は本考案のフィラボウル
内製品液の給、排状態を示す平面図、第3図は本考案の
要部を示す概略斜視図、第4図は本考案の他の実施例で
あるドーナツ形のフィラボウルを備えた充填機のフィラ
ボウル内製品液の攪拌システムを示すフロー図、第5図
は従来の充填機の一部を示す概略断面図である。 (1)……ドーナツ形のフィラボウル,(2)……給液
ポンプ,(3)……給液管,(4)……下部ロータリー
ジョイント,(5)……給液分岐管,(6)……戻り分
岐管,(7)……上部ロータリージョイント,(8)…
…リターン管,(9)……循環ポンプ,(10)……充填
機構,

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能に支持され、平面形状がリング状
    で、断面が円形、角形等の形状をなすドーナツ形のフィ
    ラボウルと、該フィラボウルに接続する給液分岐管と戻
    り分岐管を交互に数等分して設け、該戻り分岐管は、ロ
    ータリージョイントを介してリターン管に接続され、さ
    らに、循環ポンプを経て貯蔵タンクからの製品液を適宜
    量送液する給液ポンプの吐出側に接続された給液管に接
    続し、該給液管にロータリージョイントを介して給液分
    岐管を接続してなるフィラボウル内の製品液攪拌装置。
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WO2004052771A1 (ja) * 2002-12-12 2004-06-24 Suntory Limited フィラタンク用攪拌部材、フィラタンク及び フィラタンク内の液体の攪拌方法
WO2004052770A1 (ja) * 2002-12-12 2004-06-24 Suntory Limited 液体充填方法及び装置
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