JP2512782Y2 - カウンタ―の零復帰装置 - Google Patents
カウンタ―の零復帰装置Info
- Publication number
- JP2512782Y2 JP2512782Y2 JP6907390U JP6907390U JP2512782Y2 JP 2512782 Y2 JP2512782 Y2 JP 2512782Y2 JP 6907390 U JP6907390 U JP 6907390U JP 6907390 U JP6907390 U JP 6907390U JP 2512782 Y2 JP2512782 Y2 JP 2512782Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zero
- rotator
- rotor
- iron core
- return
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野」 本考案は、テープレコーダや自動車のトリップメータ
ー等に用いられるカウンターの零復帰装置に関する。
ー等に用いられるカウンターの零復帰装置に関する。
この種の帰零装置付きカウンターは手動操作式である
ためその操作者から離れた位置に設置された場合等、帰
零操作が不便であり、そのような不都合を解消すべく遠
隔操作を可能ならしめた電磁式零復帰装置を本出願人は
既に提案している。第4図はかかる従来の電磁式零復帰
装置を示しているが、図中、1はフレーム、2は支軸、
3,4,5,6は夫々帰零のためのハートカーム3a,4a,5a,6aを
有する数字輪、7,8,9,10は各数字輪3,4,5,6を連結する
ように支軸11に支持された桁上げ用のピニオンギア、12
は先端に支軸11を横架せしめ零戻し操作軸13を介してフ
レーム1に枢着されている零戻し爪支持体である。この
零戻し爪支持体12には図示を省略したが上記ハートカム
3a,4a,5a,6aと係合することにより各数字輪3,4,5,6を一
斉に帰零せしめるための零戻し爪が設けられている。そ
して14は電磁駆動部であるが、この電磁駆動部14には零
戻し操作軸13の一端に軸着された第5図に示される回動
子15が設けられている。
ためその操作者から離れた位置に設置された場合等、帰
零操作が不便であり、そのような不都合を解消すべく遠
隔操作を可能ならしめた電磁式零復帰装置を本出願人は
既に提案している。第4図はかかる従来の電磁式零復帰
装置を示しているが、図中、1はフレーム、2は支軸、
3,4,5,6は夫々帰零のためのハートカーム3a,4a,5a,6aを
有する数字輪、7,8,9,10は各数字輪3,4,5,6を連結する
ように支軸11に支持された桁上げ用のピニオンギア、12
は先端に支軸11を横架せしめ零戻し操作軸13を介してフ
レーム1に枢着されている零戻し爪支持体である。この
零戻し爪支持体12には図示を省略したが上記ハートカム
3a,4a,5a,6aと係合することにより各数字輪3,4,5,6を一
斉に帰零せしめるための零戻し爪が設けられている。そ
して14は電磁駆動部であるが、この電磁駆動部14には零
戻し操作軸13の一端に軸着された第5図に示される回動
子15が設けられている。
従って、電磁駆動部14において、回動子15に適宜電磁
力を作用させることによって該回動子15を零戻し操作軸
13の周りに回動せしめることにより、零戻し爪支持体12
を介して零戻し爪によって各数字輪3,4,5,6を帰零せし
めることができる。
力を作用させることによって該回動子15を零戻し操作軸
13の周りに回動せしめることにより、零戻し爪支持体12
を介して零戻し爪によって各数字輪3,4,5,6を帰零せし
めることができる。
しかしながら、従来の零復帰装置では、回動子15に十
分な大きさの回動トルクが発生して安定した帰零動作が
行われるために電磁駆動部14を大型化する等の方法をと
らざるを得なかったが、スペース上の制約等の理由でか
かる安定動作を簡単に実現するのは困難であった。
分な大きさの回動トルクが発生して安定した帰零動作が
行われるために電磁駆動部14を大型化する等の方法をと
らざるを得なかったが、スペース上の制約等の理由でか
かる安定動作を簡単に実現するのは困難であった。
本発明はかかる実情に鑑み、回動子に発生すべき回動
トルクを有効に増大せしめて安定動作を保証するように
したカウンターの零復帰装置を提供することを目的とす
る。
トルクを有効に増大せしめて安定動作を保証するように
したカウンターの零復帰装置を提供することを目的とす
る。
本考案によるカウンターの零復帰装置は、複数の数字
輪を帰零させるための零戻し操作軸に回動子を付設し
て、該回動子に電磁力を作用させることにより該零戻し
操作軸を回動せしめるように構成されているが、電磁力
を作用させるための鉄芯に吸着又は反発されるべき回動
子の端面を凹状又は凸状に形成すると共に、該回動子の
端面に対応する上記鉄芯の端面を凸状又は凹状に形成し
てある。
輪を帰零させるための零戻し操作軸に回動子を付設し
て、該回動子に電磁力を作用させることにより該零戻し
操作軸を回動せしめるように構成されているが、電磁力
を作用させるための鉄芯に吸着又は反発されるべき回動
子の端面を凹状又は凸状に形成すると共に、該回動子の
端面に対応する上記鉄芯の端面を凸状又は凹状に形成し
てある。
本考案によれば、回動子が鉄芯に対して吸着され又は
反発する際に、両者の端面が磁力的に作用することによ
り、回動子はより早いタイミングで吸引され始め又はよ
り遅くまで反発作用を受け続け、これにより回動子対し
て鉄芯の磁力を有効に作用させることができ、従って装
置を大型化することなく、回動子に発生すべき回動トル
クを増大すことができる。
反発する際に、両者の端面が磁力的に作用することによ
り、回動子はより早いタイミングで吸引され始め又はよ
り遅くまで反発作用を受け続け、これにより回動子対し
て鉄芯の磁力を有効に作用させることができ、従って装
置を大型化することなく、回動子に発生すべき回動トル
クを増大すことができる。
以下、第1図乃至第3図に基づき、従来例と同一の部
材には同一の符号を用いて本考案のカウンターの零復帰
装置の一実施例を説明する。図において、14′はフレー
ム1の側部に設けられた電磁駆動部、15は零戻し操作軸
13の一端に軸着されていて上記電磁駆動部14′内で回動
し得るようになっている例えばフェライトマグネット等
を素材として形成される回動子、16は励磁コイル17が巻
回されていてその両端に磁極部16a,16a′が形成される
ようになっている例えば鈍鉄、電磁軟鉄等で成る鉄芯で
ある。回動子15の回動方向の両側端面には第3図に明示
したように突出部15a,15a′が形成され、一方、鉄芯16
の磁極部16a,16a′に突出部15a,15a′に対応して夫々凹
部16b,16b′が形成されている。尚、回動子15の突出部1
5a及び15a′は同じ極性で磁化されている。
材には同一の符号を用いて本考案のカウンターの零復帰
装置の一実施例を説明する。図において、14′はフレー
ム1の側部に設けられた電磁駆動部、15は零戻し操作軸
13の一端に軸着されていて上記電磁駆動部14′内で回動
し得るようになっている例えばフェライトマグネット等
を素材として形成される回動子、16は励磁コイル17が巻
回されていてその両端に磁極部16a,16a′が形成される
ようになっている例えば鈍鉄、電磁軟鉄等で成る鉄芯で
ある。回動子15の回動方向の両側端面には第3図に明示
したように突出部15a,15a′が形成され、一方、鉄芯16
の磁極部16a,16a′に突出部15a,15a′に対応して夫々凹
部16b,16b′が形成されている。尚、回動子15の突出部1
5a及び15a′は同じ極性で磁化されている。
本考案によるカウンターの零復帰装置は上記のように
構成されているから、励磁コイル17に励磁電流を流すこ
とにより例えば磁極部16a及び突出部15a間に反発力が、
又磁極部16a′及び突出部15a′間に吸引力が夫々生じる
と、回動子15は第1図において右旋し始める。そして回
動開始時は回動子15aの回動トルクは主として磁極部16a
との反発力によって与えられるが、この反発力は磁極部
16a及び突出部15aの離間距離の2乗に反比例して回動子
15の右旋と共に減少する。しかしながら、磁極部16a及
び突出部15aが離隔し始めても、回動子15が一定の回動
量に達するまでの間、突出部15aが凹部16bの内部に一定
の間隙を保持した状態で嵌入しているので、回動子15に
作用する磁気的反発力は弱まることなく継続して回動子
15を回動せしめる。回動子15が右旋せしめられることに
より突出部15aは鉄芯16の凹部16bから離脱するが、一
方、突出部15aとは反対側の突出部15a′は鉄芯16の磁極
部16a′に接近し且つそれにより該磁極部16a′の突出部
15a′に対する磁気的吸引力が次第に増大する。この場
合、突出部15a′は回動子15の端面において凸状に形成
されているので、磁極部16a′により早いタイミングで
吸引作用を受け、これにより、右旋と共に弱まりつつあ
る突出部15aに作用する磁極部16aの磁気的反発力の減少
を十分にカバーすることができる。このように回動子15
が右旋する場合には、磁極部16aの反発力を持続せしめ
且つ磁極部16a′の吸引力を早く作用せしめるようにし
たことにより、回動子15に発生する回動トルクは増大
し、これにより該回動子15の確実で且つ安定した動作が
実現する。ちなみに従来例の場合と比べて回動子15の回
動トルクは10〜20%向上することができた。そして上述
した右旋動作(第1図)の場合とは反対に、励磁コイル
17に逆の励磁電流を流すことにより、回動子15を左旋さ
せる場合にもその回動トルクを向上し得ることは勿論で
ある。
構成されているから、励磁コイル17に励磁電流を流すこ
とにより例えば磁極部16a及び突出部15a間に反発力が、
又磁極部16a′及び突出部15a′間に吸引力が夫々生じる
と、回動子15は第1図において右旋し始める。そして回
動開始時は回動子15aの回動トルクは主として磁極部16a
との反発力によって与えられるが、この反発力は磁極部
16a及び突出部15aの離間距離の2乗に反比例して回動子
15の右旋と共に減少する。しかしながら、磁極部16a及
び突出部15aが離隔し始めても、回動子15が一定の回動
量に達するまでの間、突出部15aが凹部16bの内部に一定
の間隙を保持した状態で嵌入しているので、回動子15に
作用する磁気的反発力は弱まることなく継続して回動子
15を回動せしめる。回動子15が右旋せしめられることに
より突出部15aは鉄芯16の凹部16bから離脱するが、一
方、突出部15aとは反対側の突出部15a′は鉄芯16の磁極
部16a′に接近し且つそれにより該磁極部16a′の突出部
15a′に対する磁気的吸引力が次第に増大する。この場
合、突出部15a′は回動子15の端面において凸状に形成
されているので、磁極部16a′により早いタイミングで
吸引作用を受け、これにより、右旋と共に弱まりつつあ
る突出部15aに作用する磁極部16aの磁気的反発力の減少
を十分にカバーすることができる。このように回動子15
が右旋する場合には、磁極部16aの反発力を持続せしめ
且つ磁極部16a′の吸引力を早く作用せしめるようにし
たことにより、回動子15に発生する回動トルクは増大
し、これにより該回動子15の確実で且つ安定した動作が
実現する。ちなみに従来例の場合と比べて回動子15の回
動トルクは10〜20%向上することができた。そして上述
した右旋動作(第1図)の場合とは反対に、励磁コイル
17に逆の励磁電流を流すことにより、回動子15を左旋さ
せる場合にもその回動トルクを向上し得ることは勿論で
ある。
かかる回動子15の作動制御に際して、操作者は遠隔操
作により行うが、十分な大きさの回動トルクを有してい
る回動子15に連結する零戻し操作軸13によって零戻し爪
支持体12を枢動せしめることにより数字輪3,4,5,6及び
桁上げ用のピニオンギヤ7,8,9,10の噛合を解除すると共
に零戻し爪によってハートカム3a,4a,5a,6aを押圧して
各数字輪3,4,5,6は適確に零復帰せしめられる。
作により行うが、十分な大きさの回動トルクを有してい
る回動子15に連結する零戻し操作軸13によって零戻し爪
支持体12を枢動せしめることにより数字輪3,4,5,6及び
桁上げ用のピニオンギヤ7,8,9,10の噛合を解除すると共
に零戻し爪によってハートカム3a,4a,5a,6aを押圧して
各数字輪3,4,5,6は適確に零復帰せしめられる。
尚、上記実施例における回動子15の突出部15a,15a′
及び鉄芯16の凹部16a,16a′の凹凸の関係は上記の場合
とは逆の関係、即ち回動子15側を凹状に、及び鉄芯16側
を凸状に夫々形成してもよい。
及び鉄芯16の凹部16a,16a′の凹凸の関係は上記の場合
とは逆の関係、即ち回動子15側を凹状に、及び鉄芯16側
を凸状に夫々形成してもよい。
上述のように本考案によれば、回動子に発生すべき回
動トルクを有効に増大することにより、装置を大型化す
ることなく十分な大きさの回動トルクを得ることがで
き、これにより、安定且つ確実な作動を保証する等の利
点がある。
動トルクを有効に増大することにより、装置を大型化す
ることなく十分な大きさの回動トルクを得ることがで
き、これにより、安定且つ確実な作動を保証する等の利
点がある。
第1図は本考案のカウンターの零復帰装置の一実施例に
よる電磁駆動部の正面図、第2図は第1図のII−II線に
沿う断面図、第3図は本考案に係る回動子の傾斜図、第
4図は従来のカウンターの正面図、第5図は従来のカウ
ンターにおける回動子の斜視図である。 1……フレーム、2,13……支軸、3,4,5,6……数字輪、
7,8,9,10……ピニオンギア、12……零戻し爪支持体、13
……零戻し操作軸、14……電磁駆動部、15……回動子、
16……鉄芯、17……励磁コイル。
よる電磁駆動部の正面図、第2図は第1図のII−II線に
沿う断面図、第3図は本考案に係る回動子の傾斜図、第
4図は従来のカウンターの正面図、第5図は従来のカウ
ンターにおける回動子の斜視図である。 1……フレーム、2,13……支軸、3,4,5,6……数字輪、
7,8,9,10……ピニオンギア、12……零戻し爪支持体、13
……零戻し操作軸、14……電磁駆動部、15……回動子、
16……鉄芯、17……励磁コイル。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の数字輪を帰零させるための零戻し操
作軸に回動子を付設して、該回動子に電磁力を作用させ
ることにより上記零戻し操作軸を回動せしめるように構
成されたカウンターの零復帰装置において、電磁力を作
用させるための鉄芯に吸着又は反発されるべき上記回動
子の端面を凹状又は凸状に形成すると共に、該回動子の
端面に対応する上記鉄芯の端面を凸状又は凹状に形成し
たことを特徴とするカウンターの零復帰装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6907390U JP2512782Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | カウンタ―の零復帰装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6907390U JP2512782Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | カウンタ―の零復帰装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0428360U JPH0428360U (ja) | 1992-03-06 |
JP2512782Y2 true JP2512782Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=31604063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6907390U Expired - Lifetime JP2512782Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | カウンタ―の零復帰装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512782Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-29 JP JP6907390U patent/JP2512782Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0428360U (ja) | 1992-03-06 |
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