JP2512718Y2 - 創傷治療セツト - Google Patents

創傷治療セツト

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JP2512718Y2
JP2512718Y2 JP3161990U JP3161990U JP2512718Y2 JP 2512718 Y2 JP2512718 Y2 JP 2512718Y2 JP 3161990 U JP3161990 U JP 3161990U JP 3161990 U JP3161990 U JP 3161990U JP 2512718 Y2 JP2512718 Y2 JP 2512718Y2
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JP
Japan
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wound treatment
pus
tray
wound
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JP3161990U
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忠昌 松本
浩 柳川
正利 小林
正義 泥谷
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Nichiban Co Ltd
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Nichiban Co Ltd
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  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Finger-Pressure Massage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、治療時に使用済の包帯等の汚物を入れる膿
盆と、ガーゼ、絆創膏、ピンセット、綿球、消毒薬等の
創傷治療用具とを一体的に取り扱い可能に組み合わせた
創傷治療セットに関する。
(従来の技術) 従来より、創傷治療には、膿盆、ピンセット、綿球、
消毒薬等多くの用具が必要である。
中でも膿盆は、実開昭55−2310号公報に示されている
ように、そら豆形をなし、金属製、プラスチック製、使
い捨ての紙製のもの等大きさや深さも数種類あり、廃棄
治療用具等の汚物を入れるために使用されている。
(考案が解決しようとする課題) 従来の膿盆や治療用具は、それぞれの用途に応じて使
用されるものであったので、一体的に取り扱うことがで
きず、治療に必要な用具や膿盆をそれぞれ別個に用意す
ることが必要であった。
また、治療用具は、使用前には極めて衛生的に取り扱
われなければならないものであり、衛生状態を保ちなが
ら多くの用具を一度にそろえ更に運ぶには、衛生的な運
搬具等をさらに用意することが必要であると共にその取
扱いに慣れた者が扱うことが必要であった。
更に、使用した治療用具は、他の者への感染を防止す
ること等のため一括して廃棄することが最も安全である
が、用具の数が多くなると使用した用具が全てそろって
いるか否かを確認した上で廃棄しなければならず、極め
て煩わしいものであった。
本考案の目的は、膿盆と使い捨て治療用具とを一組の
器具として取り扱うことができるようにして、持ち運び
等の取扱いを容易かつ衛生的にすることができる創傷治
療セットを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案の創傷治療セットは、膿盆内に治療用具を衛生
的に収納すると共に一体的に取り扱いかつ廃棄すること
ができるように構成されている。
即ち、この創傷治療セットは、膿盆本体と、この膿盆
本体内に収納される用具載置皿と、この用具載置皿上に
載置される創傷治療用具と、用具載置皿の開口部に取り
付けられかつ滅菌された創傷治療用具の一部を用具載置
皿内に密封する滅菌シートと、創傷治療用具が載置され
た用具載置皿が収納された膿盆本体の全体を覆う被覆部
材と、から構成されている。
(作用) 本考案の創傷治療セットにおいては、膿盆本体内に用
具載置皿と創傷治療用具が収納され、被覆部材により包
まれているので、一体的に取り扱うことが可能である。
また、創傷治療用具と用具載置皿も一体として取り扱
うことができ、特に衛生的に取り扱うことが必要なもの
は滅菌シートにより用具載置皿内に密封されているた
め、特に慎重な取扱いを必要としないものである。
(実施例) 以下図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る創傷治療セットを示
す分解斜視図、第2図は第1図に示す創傷治療セットの
平面図、第3図は第2図のA−A断面図である。尚、第
3図においては用具載置皿の形状を明確に図示するた
め、創傷治療用具を省略している。
膿盆本体1は、プラスチック、紙等からなるもので、
平面形状がそら豆形をした有底の容器であり、その上方
には開口部1aが設けられている。
用具載置皿2はプラスチック、紙等からなるものであ
り、底部2aと、この底部2aの外周から立ち上がり外方に
突出するフランジ部2bと、底部2aより立ち上がり用具載
置皿2内を2つの領域に分割する隔壁部2cとを有するも
のである。
この用具載置皿2の外形は、膿盆本体1の開口部1aに
適合する形状及び寸法に設定されており、そのフランジ
部2aが膿盆本体1の開口部周縁に係止することにより位
置決めされると共に収納される。
また、この用具載置皿2の底部2aには、各種の治療用
具をより整理、収納し易くするための位置決め用の凹部
2d〜2lが設けられている。
3はガーゼ、4は救急絆創膏、4は蝶形のテープであ
り、用具載置皿2の凹部2d内に重ねて載置されている。
6はプラスチックからなるピンセットであり、用具載
置皿2の凹部2dよりも浅い凹部2e、2f、2g内に端部を載
置することにより凹部2d上を横切るように収納されてい
る。
7は綿球であり、本実施例においては2個ずつ凹部2
h、2i内に収納されている。
これらの創傷治療用具はいずれも傷に直接触れるもの
であって滅菌処理を必要とするものであり、本実施例に
おいては、隔壁部2cの図中左側の領域A1内に収納されて
いる。
8はテープ、9、10はそれぞれ小容器に注入されたポ
ビドンヨード液とクロルヘキシジングルコネート液から
なる消毒薬であり、用具載置皿2の凹部2j、2k、2l内に
それぞれ収納されている。
この創傷治療用具はいずれも傷に直接触れないもの或
いは薬品であって滅菌処理を必要としないものであり、
隔壁部2cの図中右側の領域A2内に収納されている。
滅菌シート11は透明、半透明あるいは一部が透明なフ
ィルム等からなり、用具載置皿2の領域A1周囲のフラン
ジ部2b上面と隔壁部2cの上面にヒートシール等により取
り付けられ、領域A1を密封するものである。
本実施例においては、用具載置皿2の領域A1内に前述
したピンセット等を収納し、この滅菌シート11で密封し
たのち、この用具載置皿2と膿盆本体1を滅菌処理し、
その後消毒薬9、10を用具載置皿2の領域A2内に収納し
ている。
被覆部材12は、上記のように全ての創傷治療用具と用
具載置皿2が収納された膿盆本体1の全体をティアシュ
リンク包装することにより膿盆本体1の外周に形成さ
れ、これを密封するものである。
本実施例においては、この被覆部材12も薄い透明なシ
ート材からなるものであるため、この被覆部材12及び滅
菌シート11を介して内部の創傷治療用具が見えるように
構成されている。
次に上記構成からなる創傷治療セットを用いて治療を
行なう際の手順を説明する。
はじめに、被覆部材12を破り、膿盆本体1を取り出
す。
次に、膿盆本体1から用具載置皿2を取り出して膿盆
本体1の外に置く。
ここで、滅菌シート11を用具載置皿2から剥がす。
その後、消毒薬9、10をあけて、凹部2h、2i内にある
綿球7にそれぞれ垂らし、綿球7に消毒薬を染み込ませ
る。
次に、この綿球7をピンセット6で摘み、傷口を洗浄
・消毒し、使用した綿球7を膿盆本体1の中に廃棄す
る。
ここで、傷の大きさやその程度により、ピンセット6
でガーゼ3を取り出し、傷口にあててガーゼ3をテープ
8でとめたり、救急絆創膏4を使用したり、あるいは傷
口が開かないようにスキンクロージャーとしてのテープ
5で傷口を直接とめる等の治療を行なう。
そして、使用したピンセット6等を膿盆本体1の中に
廃棄する。
このように廃棄された用具が入っている膿盆本体1
は、最終的に焼却することにより処分される。
(考案の効果) 本考案によれば、膿盆本体内に創傷治療用具が収納さ
れているので、創傷治療に必要な用具を一組の器具とし
て取り扱うことができる。
また、滅菌された創傷治療用具は、治療時に滅菌シー
トを剥がすまで無菌状態に保たれるので、持ち運びの際
などに特別な扱いを要することなく誰でも簡単かつ衛生
的に取り扱うことができる。
さらに、膿盆本体内に収納されている用具の種類や数
は予め決められているので、廃棄する際に用具の種類や
数を照合し易く、迅速かつ安全に廃棄することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る創傷治療セットを示す
分解斜視図、 第2図は第1図に示す創傷治療セットの平面図、 第3図は第2図のA−A断面図である。 1……膿盆本体、2……用具載置皿、3……ガーゼ、4
……救急絆創膏、5……テープ、6……ピンセット、7
……綿球、8……テープ、9、10……消毒薬、11……滅
菌シート、12……被覆部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 平5−43773(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】膿盆本体と、 該膿盆本体内に収納される用具載置皿と、 該用具載置皿上に載置される創傷治療用具と、 前記用具載置皿の開口部に取り付けられかつ滅菌された
    前記創傷治療用具の一部を前記用具載置皿内に密封する
    滅菌シートと、 前記創傷治療用具が載置された前記用具載置皿が収納さ
    れた膿盆本体の全体を覆う被覆部材と、 からなることを特徴とする創傷治療セット。
JP3161990U 1990-03-27 1990-03-27 創傷治療セツト Expired - Lifetime JP2512718Y2 (ja)

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JPH03122810U JPH03122810U (ja) 1991-12-13
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