JP2512526Y2 - 携帯用芳香器 - Google Patents
携帯用芳香器Info
- Publication number
- JP2512526Y2 JP2512526Y2 JP1991086914U JP8691491U JP2512526Y2 JP 2512526 Y2 JP2512526 Y2 JP 2512526Y2 JP 1991086914 U JP1991086914 U JP 1991086914U JP 8691491 U JP8691491 U JP 8691491U JP 2512526 Y2 JP2512526 Y2 JP 2512526Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- discharge port
- cap
- opening
- fragrance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【産業上の利用分野】この考案は、覚醒(以下、この用
語は主に眠気醒ましを主たる効果とするものとして用い
る)または鎮静作用を有する芳香気体を、容器を押圧し
て吐出し随時に使用者が嗅ぐことができる携帯用芳香器
に関する。
語は主に眠気醒ましを主たる効果とするものとして用い
る)または鎮静作用を有する芳香気体を、容器を押圧し
て吐出し随時に使用者が嗅ぐことができる携帯用芳香器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、芳香成分を基材に吸着させてお
き、徐々に揮散させる芳香器には、種々構成のものが提
案されているが、これらはいずれも、芳香器が載置され
た位置でその周囲の雰囲気に芳香成分を揮散させるもの
で、直接に使用者に嗅がせることを目的としていなかっ
た。一方、人を覚醒(眠気醒まし等)したり鎮静するた
めの作用を有する香料は種々のものが知られているが、
これらを、固定された位置で揮散する上記芳香器の香料
として使用しても、速効性がなく有効に作用させること
ができない。そこで、この考案者らは、使用者が携帯で
きて、必要時に随時、覚醒または鎮静作用を有する芳香
気体を吸入することができる新たな用途の芳香器の開発
を行ない、この考案を完成するに至った。
き、徐々に揮散させる芳香器には、種々構成のものが提
案されているが、これらはいずれも、芳香器が載置され
た位置でその周囲の雰囲気に芳香成分を揮散させるもの
で、直接に使用者に嗅がせることを目的としていなかっ
た。一方、人を覚醒(眠気醒まし等)したり鎮静するた
めの作用を有する香料は種々のものが知られているが、
これらを、固定された位置で揮散する上記芳香器の香料
として使用しても、速効性がなく有効に作用させること
ができない。そこで、この考案者らは、使用者が携帯で
きて、必要時に随時、覚醒または鎮静作用を有する芳香
気体を吸入することができる新たな用途の芳香器の開発
を行ない、この考案を完成するに至った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案は上記事情に
鑑みて創案されたものであって、容器を押圧し、容器内
に収納されている覚醒または鎮静作用を有する芳香気体
を、使用者の鼻の近くで吐出して、使用者に覚醒または
鎮静作用を働かせる携帯用芳香器を提供することにあ
る。
鑑みて創案されたものであって、容器を押圧し、容器内
に収納されている覚醒または鎮静作用を有する芳香気体
を、使用者の鼻の近くで吐出して、使用者に覚醒または
鎮静作用を働かせる携帯用芳香器を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記課題を解
決するため、周壁が圧搾可能な可撓性および弾性を有す
る密閉状の容器と、該容器の中空部と連通する吐出口
と、該吐出口を開閉すべく上記容器に一体的に取り付け
られた開閉手段と、容器の中空部内に収納されて、覚醒
または鎮静作用を有する香料を含浸吸収すると共に徐放
可能な基材とからなる携帯用芳香器において、容器本体
が上方を平面とする上壁部を形成すると共に、中途位置
に吐出口が開口されており、容器本体の外周に沿って連
接し上部を覆うようにキャップが固着されてなる、該キ
ャップに側方で対向する位置に一対の孔が形成され、該
孔に貫挿されて一端がキャップから外方へ突出し、一方
で開口する吐出路を有するスライドノズル部が摺動自在
に設けられる、該スライドノズル部が、直線状に延びる
吐出路が形成された本体管部の中途位置で連通可能に垂
下して、前記吐出口と連通可能な導入路を有する連通管
部を突設してなる、該連通管部が上記上壁部で開口が閉
止した状態でスライドノズル部を摺動し、吐出口で合致
整合するように設定されてなる、という技術的手段を講
じている。
決するため、周壁が圧搾可能な可撓性および弾性を有す
る密閉状の容器と、該容器の中空部と連通する吐出口
と、該吐出口を開閉すべく上記容器に一体的に取り付け
られた開閉手段と、容器の中空部内に収納されて、覚醒
または鎮静作用を有する香料を含浸吸収すると共に徐放
可能な基材とからなる携帯用芳香器において、容器本体
が上方を平面とする上壁部を形成すると共に、中途位置
に吐出口が開口されており、容器本体の外周に沿って連
接し上部を覆うようにキャップが固着されてなる、該キ
ャップに側方で対向する位置に一対の孔が形成され、該
孔に貫挿されて一端がキャップから外方へ突出し、一方
で開口する吐出路を有するスライドノズル部が摺動自在
に設けられる、該スライドノズル部が、直線状に延びる
吐出路が形成された本体管部の中途位置で連通可能に垂
下して、前記吐出口と連通可能な導入路を有する連通管
部を突設してなる、該連通管部が上記上壁部で開口が閉
止した状態でスライドノズル部を摺動し、吐出口で合致
整合するように設定されてなる、という技術的手段を講
じている。
【0005】
【作用】上記構成からなっているので、密閉された容器
内で、基材に含浸吸収された覚醒または鎮静作用を有す
る香料が徐々に揮散され、その芳香気体(蒸気またはミ
スト)が容器の中空部に充満する。使用者は、使用時に
この容器を鼻の近くで持ち、開閉手段を操作して吐出口
を開き、容器の周壁を内側へ押圧して中空部内に充満す
る上記芳香気体を加圧し、吐出口から吐出させる。吐出
された芳香気体は、鼻に吸入され、覚醒または鎮静作用
が働く。一方、容器は、その周壁が内側へ押圧されなく
なると、周壁は弾性で復帰する。そして開閉手段を操作
して吐出口を閉じて容器内を密封する。これにより、基
材から揮散される上記芳香気体は再び容器内部に充満
し、次の使用に備える。ここで、この考案で、覚醒作用
を有する香料の一例としては、ペパーミント油、バジル
油、グローブ(丁字)油、イラン・イラン油、ローズ
油、ゼラニウム油、ジャスミン油等が挙げられる。鎮静
作用を有する香料の一例としては、サンダルウッド(白
檀)油、レモン油、カモミール油、ラベンダー油等が挙
げられる。また、基材としては、無機物でも有機物でも
よく、無機物では、珪酸カルシウムや多孔質セラミック
ス等が挙げられ、有機物では、天然または合成繊維から
なる不織布、その繊維素材(ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−酢酸ビニルの共重合体等)を挙げるこ
とができる。
内で、基材に含浸吸収された覚醒または鎮静作用を有す
る香料が徐々に揮散され、その芳香気体(蒸気またはミ
スト)が容器の中空部に充満する。使用者は、使用時に
この容器を鼻の近くで持ち、開閉手段を操作して吐出口
を開き、容器の周壁を内側へ押圧して中空部内に充満す
る上記芳香気体を加圧し、吐出口から吐出させる。吐出
された芳香気体は、鼻に吸入され、覚醒または鎮静作用
が働く。一方、容器は、その周壁が内側へ押圧されなく
なると、周壁は弾性で復帰する。そして開閉手段を操作
して吐出口を閉じて容器内を密封する。これにより、基
材から揮散される上記芳香気体は再び容器内部に充満
し、次の使用に備える。ここで、この考案で、覚醒作用
を有する香料の一例としては、ペパーミント油、バジル
油、グローブ(丁字)油、イラン・イラン油、ローズ
油、ゼラニウム油、ジャスミン油等が挙げられる。鎮静
作用を有する香料の一例としては、サンダルウッド(白
檀)油、レモン油、カモミール油、ラベンダー油等が挙
げられる。また、基材としては、無機物でも有機物でも
よく、無機物では、珪酸カルシウムや多孔質セラミック
ス等が挙げられ、有機物では、天然または合成繊維から
なる不織布、その繊維素材(ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−酢酸ビニルの共重合体等)を挙げるこ
とができる。
【0006】
【実施例】以下にこの考案の携帯用芳香器の好適実施例
を図面を参照して説明する。図1および図2に示す第1
実施例の芳香装置1は、キャップ2と容器本体3とから
なる容器4と、該容器4の中空部5と連通する吐出口6
と、該吐出口6と連通可能で、吐出口6を開閉するスラ
イドノズル部7と、上記容器4の中空部5内に載置され
た基材8と、該基材8に含浸吸収された香料9とからな
っている。
を図面を参照して説明する。図1および図2に示す第1
実施例の芳香装置1は、キャップ2と容器本体3とから
なる容器4と、該容器4の中空部5と連通する吐出口6
と、該吐出口6と連通可能で、吐出口6を開閉するスラ
イドノズル部7と、上記容器4の中空部5内に載置され
た基材8と、該基材8に含浸吸収された香料9とからな
っている。
【0007】即ち、容器4は、上方に向かって漸次小径
となり対向する一対の面がやや偏平に形成されると共に
コーナー部が湾曲形成された断面略二等辺三角形状から
なっている。この容器4は、断面略梯形状の容器本体3
と、その上方に一体に連接される断面略三角形状のキャ
ップ部2とからなっている。そして、容器本体3には、
その上方を平面とする上壁部3Aを形成すると共に、中
途位置に吐出口6が開口されている。
となり対向する一対の面がやや偏平に形成されると共に
コーナー部が湾曲形成された断面略二等辺三角形状から
なっている。この容器4は、断面略梯形状の容器本体3
と、その上方に一体に連接される断面略三角形状のキャ
ップ部2とからなっている。そして、容器本体3には、
その上方を平面とする上壁部3Aを形成すると共に、中
途位置に吐出口6が開口されている。
【0008】また、キャップ部2は、その高さ方向の中
途位置に、同一高さで対向する一対の孔が形成され、該
孔にスライドノズル部7が摺接可能に嵌挿されている。
このスライドノズル部7は、図3及び図4に一層明瞭な
ように、本体管部7Aに一方で開口して水平に延びる吐
出路7aを有すると共に、その中途位置で垂下して吐出
口6と連通する導入路7bを有する連通管部7Bを突設
した構成からなっており、本体管部7Aの閉塞側の端部
がキャップ2の孔から外方へ突出するようキャップ2の
上記一対の孔間の長さより長く設定されている。
途位置に、同一高さで対向する一対の孔が形成され、該
孔にスライドノズル部7が摺接可能に嵌挿されている。
このスライドノズル部7は、図3及び図4に一層明瞭な
ように、本体管部7Aに一方で開口して水平に延びる吐
出路7aを有すると共に、その中途位置で垂下して吐出
口6と連通する導入路7bを有する連通管部7Bを突設
した構成からなっており、本体管部7Aの閉塞側の端部
がキャップ2の孔から外方へ突出するようキャップ2の
上記一対の孔間の長さより長く設定されている。
【0009】そして、図2の閉止位置から上記本体管部
7Aの閉塞側を前方へ押すと、該連通管部7Bの下端開
口は、上壁部3Aと衝合して開口が閉止した状態で摺動
し、本体管部7Aの端部がキャップ2の外壁と同一面に
なる位置で吐出口6と合致整合し、連通する開通位置に
変位する。この位置から、逆に本体管部7Aの開口側を
後方へ押すと、該連通管部7Bの下端開口は吐出口6か
ら外れ、上壁部3Aと衝合して開口が閉止した状態で図
2の閉止位置まで摺動する。次に、基材8は、本実施例
ではエチレン−酢酸ビニルのコーポリマーの合成繊維か
らなる不織布が用いられている。
7Aの閉塞側を前方へ押すと、該連通管部7Bの下端開
口は、上壁部3Aと衝合して開口が閉止した状態で摺動
し、本体管部7Aの端部がキャップ2の外壁と同一面に
なる位置で吐出口6と合致整合し、連通する開通位置に
変位する。この位置から、逆に本体管部7Aの開口側を
後方へ押すと、該連通管部7Bの下端開口は吐出口6か
ら外れ、上壁部3Aと衝合して開口が閉止した状態で図
2の閉止位置まで摺動する。次に、基材8は、本実施例
ではエチレン−酢酸ビニルのコーポリマーの合成繊維か
らなる不織布が用いられている。
【0010】この基材8には香料の一例として示す下記
の各処方の香料の1つが選択され、含浸吸収される。 (a).覚醒作用を有する香料処方例1 dl−カンファー 15重量% l−メントール 20重量% ユーカリ油 20重量% ペパーミント油 35重量% 丁字油 5重量% サリチル酸メチル 5重量%
の各処方の香料の1つが選択され、含浸吸収される。 (a).覚醒作用を有する香料処方例1 dl−カンファー 15重量% l−メントール 20重量% ユーカリ油 20重量% ペパーミント油 35重量% 丁字油 5重量% サリチル酸メチル 5重量%
【0011】 (b).覚醒作用を有する香料処方例2 dl−カンファー 20重量% l−メントール 10重量% ユーカリ油 30重量% ペパーミント油 10重量% 丁字油 2重量% 酢酸ボルニル 25重量% サリチル酸メチル 3重量%
【0012】 (c).鎮静作用を有する香料処方例1 白檀油 30重量% イソボルニルシクロヘキサノール 30重量% ボルネオール 5重量% 酢酸ボルニル 22重量% 丁字油 3重量% ラベンダー油 10重量%
【0013】 (d).鎮静作用を有する香料処方例2 レモン油 40重量% レモングラス油 7重量% タイム油 1重量% サンダルウッド油 2重量% フェニルエチルアルコール 40重量% デシルアルコール 10重量%
【0014】次に、この携帯用芳香器1の作用を説明す
る。容器4内の基材8から香料9が除々に揮散され芳香
気体(蒸気またはミスト)10となって容器4の中空部
5内に充満する。使用者は、使用時に、スライドノズル
部7の突出する後端を押し、導入路7bを吐出口6と連
通させると共に、突出したスライドノズル部7の吐出路
7aの先端開口を鼻の近くに持っていき、容器本体3の
周壁を押圧する。これによって、中空部5内が加圧さ
れ、芳香気体10が、吐出口6から導入路7bおよび吐
出路7aを通って外に吐出される。スライドノズル部7
により指向性が与えられた芳香気体は、鼻に確実に吸入
されて、覚醒または鎮静の作用が働く。
る。容器4内の基材8から香料9が除々に揮散され芳香
気体(蒸気またはミスト)10となって容器4の中空部
5内に充満する。使用者は、使用時に、スライドノズル
部7の突出する後端を押し、導入路7bを吐出口6と連
通させると共に、突出したスライドノズル部7の吐出路
7aの先端開口を鼻の近くに持っていき、容器本体3の
周壁を押圧する。これによって、中空部5内が加圧さ
れ、芳香気体10が、吐出口6から導入路7bおよび吐
出路7aを通って外に吐出される。スライドノズル部7
により指向性が与えられた芳香気体は、鼻に確実に吸入
されて、覚醒または鎮静の作用が働く。
【0015】使用後は、容器本体3の周壁は弾性で復帰
する。また、スライドノズル部7の突出する開口先端を
押し、元の位置に戻すと、連通管部7Bの下端が上壁部
3Aと衝合して、導入路7bの開口が閉止される。従っ
て、容器本体3の中空部5は密封され、基材8から揮散
される芳香気体10を再度充満させることができる。
する。また、スライドノズル部7の突出する開口先端を
押し、元の位置に戻すと、連通管部7Bの下端が上壁部
3Aと衝合して、導入路7bの開口が閉止される。従っ
て、容器本体3の中空部5は密封され、基材8から揮散
される芳香気体10を再度充満させることができる。
【0016】上記実施例では、容器内に形成される中空
部を1つとしたので、その内部に収納される香料も覚醒
作用または鎮静作用を有する香料のいずれか1つを用い
る構成を例示したが、容器内の中空部を複数(例えば2
つ)に仕切って、中空部を2つとし、各中空部にそれぞ
れ吐出口とその開閉手段を設けておき、各中空部内に覚
醒作用の香料と鎮静作用の香料をそれぞれ収納してお
き、2種類の異なる芳香気体をそれぞれ必要に応じて吐
出することができる構成としてもよい。その他、要する
に、この考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更し
うること勿論である。
部を1つとしたので、その内部に収納される香料も覚醒
作用または鎮静作用を有する香料のいずれか1つを用い
る構成を例示したが、容器内の中空部を複数(例えば2
つ)に仕切って、中空部を2つとし、各中空部にそれぞ
れ吐出口とその開閉手段を設けておき、各中空部内に覚
醒作用の香料と鎮静作用の香料をそれぞれ収納してお
き、2種類の異なる芳香気体をそれぞれ必要に応じて吐
出することができる構成としてもよい。その他、要する
に、この考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更し
うること勿論である。
【0022】
【考案の効果】以上詳述したように、この考案の携帯用
芳香器によれば、使用者は随時容器を取り出して吐出口
を開口し、鼻に近づけて容器を押圧するだけで芳香気体
を鼻に吐出することができ、覚醒作用(眠気醒まし等)
または鎮静作用を有する芳香気体を手軽に吸入すること
ができる。また、容器の中空部から吐出されるまでの通
路を直線状とし比較的長く設定すれば、吐出される芳香
気体の指向性を高めることができ、鼻への吐出を容易に
行なえる。このような覚醒および鎮静作用を有する芳香
気体を鼻へ向けて吐出しうることにより、例えば運転中
の居眠り防止や、休憩時のストレス解消等の用途に芳香
器を使用することができ、今までにない新たな需要を喚
起するので、産業上きわめて有益である。
芳香器によれば、使用者は随時容器を取り出して吐出口
を開口し、鼻に近づけて容器を押圧するだけで芳香気体
を鼻に吐出することができ、覚醒作用(眠気醒まし等)
または鎮静作用を有する芳香気体を手軽に吸入すること
ができる。また、容器の中空部から吐出されるまでの通
路を直線状とし比較的長く設定すれば、吐出される芳香
気体の指向性を高めることができ、鼻への吐出を容易に
行なえる。このような覚醒および鎮静作用を有する芳香
気体を鼻へ向けて吐出しうることにより、例えば運転中
の居眠り防止や、休憩時のストレス解消等の用途に芳香
器を使用することができ、今までにない新たな需要を喚
起するので、産業上きわめて有益である。
【図1】この考案の携帯用芳香器の第1実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】同じく側方から見た断面図である。
【図3】スライドノズル部の断面図である。
【図4】スライドノズル部の正面図である。
1 携帯用芳香器 2 キャップ 3 容器本体 4 容器 5 中空部 6 吐出口 6a、6b 吐出口 7 スライドノズル部 8 基材 9 香料 10 芳香気体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−143949(JP,U) 実開 昭59−159435(JP,U) 実開 昭58−46334(JP,U) 実開 昭52−103950(JP,U) 実公 昭12−2638(JP,Y1)
Claims (2)
- 【請求項1】 周壁が圧搾可能な可撓性および弾性を有
する密閉状の容器と、該容器の中空部と連通する吐出口
と、該吐出口を開閉すべく上記容器に一体的に取り付け
られた開閉手段と、容器の中空部内に収納されて、覚醒
または鎮静作用を有する香料を含浸吸収すると共に徐放
可能な基材とからなる携帯用芳香器において、 容器本体が上方を平面とする上壁部を形成すると共に、
中途位置に吐出口が開口されており、容器本体の外周に
沿って連接し上部を覆うようにキャップが固着されてお
り、 該キャップに側方で対向する位置に一対の孔が形成さ
れ、該孔に貫挿されて一端がキャップから外方へ突出
し、一方で開口する吐出路を有するスライドノズル部が
摺動自在に設けられ、 該スライドノズル部が、直線状に延びる吐出路が形成さ
れた本体管部の中途位置で連通可能に垂下して、前記吐
出口と連通可能な導入路を有する連通管部を突設してお
り、 該連通管部が上記上壁部で開口が閉止した状態でスライ
ドノズル部を摺動し、吐出口で合致整合するように設定
されてなることを特徴とする携帯用芳香器。 - 【請求項2】 容器が断面略二等辺三角形状からなって
いることを特徴とする請求項1に記載の携帯用芳香器。 【0001】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991086914U JP2512526Y2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 携帯用芳香器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991086914U JP2512526Y2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 携帯用芳香器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0541555U JPH0541555U (ja) | 1993-06-08 |
JP2512526Y2 true JP2512526Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=13900119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991086914U Expired - Lifetime JP2512526Y2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 携帯用芳香器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512526Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3160862U (ja) * | 2009-11-09 | 2010-07-15 | 滋 飯嶋 | 携帯型癒し美容吸引器 |
JP6279806B1 (ja) * | 2017-11-21 | 2018-02-14 | 東邦電子株式会社 | 携帯用薬剤容器およびその製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52103950U (ja) * | 1976-02-02 | 1977-08-08 | ||
JPS5915641Y2 (ja) * | 1981-09-21 | 1984-05-09 | 株式会社白元 | 芳香剤払散装置 |
JPS59159435U (ja) * | 1983-04-08 | 1984-10-25 | 日進化学株式会社 | 放香器のケ−ス |
JPH0198648U (ja) * | 1987-12-23 | 1989-06-30 | ||
JPH069678Y2 (ja) * | 1989-05-10 | 1994-03-16 | 伸晃化学株式会社 | 薬液噴霧容器 |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP1991086914U patent/JP2512526Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0541555U (ja) | 1993-06-08 |
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