JP2512314Y2 - 豆粒清浄装置における清浄槽 - Google Patents

豆粒清浄装置における清浄槽

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JP2512314Y2 JP1989068737U JP6873789U JP2512314Y2 JP 2512314 Y2 JP2512314 Y2 JP 2512314Y2 JP 1989068737 U JP1989068737 U JP 1989068737U JP 6873789 U JP6873789 U JP 6873789U JP 2512314 Y2 JP2512314 Y2 JP 2512314Y2
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  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、収穫して脱穀処理した豆粒から、それの表
面に脱穀処理の際に付着した泥土を拭い落して、表面が
きれいな豆粒に仕上げる豆粒清浄装置において、対象粒
を受入れてそれの表面からの泥土の払拭を行なう清浄槽
についての改良に関する。
[従来の技術] 本考案において対象とする豆粒清浄装置は、豆粒の表
面に付着している泥土を払拭するための清浄槽を、ドラ
ム状に形成して軸線方向が横方向となる姿勢として機枠
に装架し、その清浄槽内に、同軸で回転する撹拌翼を軸
架し、その清浄槽の胴周壁の内面に、そのドラム状の清
浄槽内に投入した豆粒の表面に摺擦するやすりを張設し
て構成する形態の豆粒清浄装置である。
[考案が解決しようとする課題] 上述の形態の豆粒清浄装置は、豆粒の表面から泥土を
拭い取るように清浄槽の内面に張設するやすりが、摩耗
・破損することで、豆粒の表面から泥土を拭い落す機能
を損なうようになることから、随時、清浄槽の内面のや
すりの状態を点検し、摩耗・破損が生じたときに、それ
を補修することが必要となる。
しかし、この清浄槽の胴周壁の内面に張設しておくや
すりが摩耗・破損したときに対応して行なうメンテナン
スは、清浄槽がドラム状に形成してあって、それの内部
に同軸で回転する撹拌翼が軸架してあることから甚だむ
づかしい作業となり、しかも、摩耗・破損が生じたやす
りを交換する際の作業が面倒になる問題がある。
本考案は、これらの問題を解消せしめるためになされ
たものであって、豆粒の表面に付着している泥土を擦り
落すようにするために、ドラム状に形成した清浄槽の胴
周壁の内面に設けるやすりの点検およびそれの着脱交換
が容易に行なえるようにする新たな手段を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] そして、本考案においては、この目的を達成するため
の手段として、ドラム状に形成する清浄槽2の、円盤状
に形成した前後の端壁20・20を、それらの軸心線を揃え
て一対に対向させて、それら前後の端壁20・20の上縁部
間には、前後に長く形成した剛体の口枠21を前記軸心線
に沿わせて渡架装着する。
その前後の端壁20・20の下縁部間には、前後に長く形
成した支軸22・22を、前記端壁20・20の各外面側に設け
たブラケット26・26によりその端壁20・20の外周面との
間に間隔を置いて一対に渡架装着する。
ドラム状に形成する清浄槽2の胴周壁23は、左右一対
の分割周壁230・230に2分して、それぞれの各分割周壁
230・230の各下端縁を前記一対の支軸22・22にそれぞれ
回動自在に軸支し、それら左右の分割周壁230・230のそ
れぞれの上端縁部には、前記口枠21の前後の両端部位に
設けた係止具25と係脱自在に係合する係止具24をそれぞ
れ設けておく。それら係止具24・25の係合によりドラム
状に組立てるようにしておく。
そして、これら左右の分割周壁230・230の内面には、
前記前後の端壁20・20間に渡る巾でその端壁20・20の外
周面の円周に対応する長さに形成した別体の布状または
網状のやすりを装脱自在に敷き込み、それら各分割周壁
230・230をドラム状に閉じ合わせて前記係止具24・25の
係合により該分割周壁230・230の前後の周縁部と前記前
後の端壁20・20の外周面との間に布状または網状のやす
りの周縁部を緊縛挾持せしめて豆粒清浄装置における清
浄槽を構成する手段を提起するものである。
[作用] このように構成する本発明手段は、ドラム状の胴周壁
23の左右の分割周壁230・230を、それの上端縁の係止具
24・24と口枠21の設けた係止具25・25との係合を外し
て、支軸22・22中心に開放回動させれば、胴周壁23の内
側に設けたやすり2aが、開放回動した左右の分割周壁23
0・230の上面に沿って、そっくり露出してき、かつ、前
記支軸22・22と前後の端壁20・20の外周面との間に形成
した間隔を介して、自由に出入させ得る状態となるの
で、このドラム状に形成した清浄槽の胴周壁の内面に設
けるやすりの点検およびそれの脱着交換が容易に行なえ
るようになる。
[実施例] 次に実施例を図面に従い詳述する。
第1図は本考案による清浄槽を組込んだ豆粒清浄装置
Aの縦断側面図、第2図は同上装置の縦断正面図で、同
図において1は機体、2はドラム状に形成した清浄槽、
2aはその清浄槽2の内周面に内張りするように設けたや
すり、3は清浄槽2を軸支する支軸、4は清浄槽2内に
前記支軸3と同軸の回転軸で回転するよう設けた撹拌
翼、5は被清浄豆粒を供給する揚穀機、6は取出樋、7
はブロワーを示す。
機体1は四周を外板で囲った箱状に形成してあって、
それの天板10には、揚穀機5から放出される豆粒を受入
れる投入口11が開口し、また、天板10の下面側には、前
記投入口11と接続するガイド枠12が、前後方向(第1図
で左右方向)に長いスリット状に形成して垂設してあ
り、そのガイド枠12の下端にはゴム等の柔軟な資材より
なるシール部材13が接続してある。また、該機体1の底
部には移動用の車輪16が設けてある。そして、左右の機
壁の上半側17・17は、機体1の左右の上端部に設けた吊
杆18・18に懸架されて適宜のロック装置によりロックさ
れることで、装脱自在に組付けられる。
清浄槽2は、第1図および第3図に示しているように
円盤状に形成した前後の端壁20・20と、前後に長いスリ
ット状の囲い枠に形成して前記前後の端壁20・20の上縁
部間に渡架装着する剛体の口枠21と、前後に長い軸杆状
に形成して前記前後の端壁20・20の下縁部間に渡架装着
する支軸22・22と、その支軸22・22にそれぞれ回動自在
に軸支される左右の分割周壁230・230よりなる胴周壁23
と、別体に形成して周縁部を前記分割周壁230・230と前
後の端壁20・20の外周面との間に挾持せしめる布状また
は網状のやすり2aとよりなる。
前記清浄槽2は、前述の前後の端壁20・20と口枠21と
支軸22・22とにより、まず、籠状のフレームに組立て、
それの支軸22・22に軸支した胴周壁23の分割周壁230・2
30を、支軸22・22中心に回動させて閉じ合わせ、それら
分割周壁230・230の各回動端部となる上端縁部に設けた
係止具24・24を、前述の口枠21の前後の両端部位に設け
た係止具25・25に係合させて、緊縛状態とすることで、
第3図に示している如くドラム状に組立てられるように
してあるが、その分割周壁23・23の下端縁を軸支する前
述の支軸22は、前後の端壁20・20の各外面に取付けるブ
ラケット26・26に軸端部を支持さすことで、前後の端壁
20・20の外周面との間に、やすり2aの周縁部が挿入され
る間隔を形成するようにしてある。また、前後の端壁20
・20の間における支軸22・22の上面側には、上面が端壁
20・20の外周面の下縁に揃う前述のブラケット26・26に
渡架するように棚板27が設けてあり、その棚板27には釦
状の押え金具28…の差込孔が設けてある。
また、前記やすり2aは、細いワイヤーのやすりを布状
に編成したメッシュのやすりであり、前述した如く篭状
に形成されたフレームの周面に巻き付ける広さに形成し
ておいて、第4図および第5図にあるよう開放回動させ
た状態の左右の分割周壁230・230の上面側に敷き込み、
釦状の押え金具28…により中央部位を棚板27に止め、そ
の状態で、左右の分割周壁230・230を閉じ合わせるよう
回動させ、係止具24・24により閉じ合わせた状態に緊縛
することで、該やすり2aの周縁部が、閉じあわされた分
割周壁230・230と前後の端壁20・20の外周面との接合部
位に挾持されて、組立てられる清浄槽2の内面に組付け
られるようにしてある。なお、このやすり2aは、布状の
基版に金剛砂を塗着した研磨布を用いる場合がある。
しかして、清浄槽2は、それの前後の端壁20・20の各
外面側の軸心部位に設けた軸筒部30・30を、機体1の前
後(第2図において左右)の機壁14・14に設けた軸筒状
の支軸3・3の外周に嵌挿して軸支することで、その支
軸3・3中心に自在に回転するよう、機体1内の上部側
に寄せた部位に装架してある。そして、前記軸筒部30・
30の一方には、伝導ギヤG1が一体に形設してあって、機
体1の前面側(第2図で右面側)の機壁14の外面に装架
せるモーターM1の出力軸に設けた伝導ギヤG2に噛合わせ
てあり、そのモーターM1の駆動の制御で、所望の角度量
だけ前述の支軸3・3中心に回動し、また、そのモータ
ーM1の駆動回路をオフとすることで、前記支軸3・3中
心とする回動が停止して、その回動位置に保定されるよ
うになっている。
そして、その停止位置の制御で、口枠21が第1図およ
び第2図にあるよう上方に位置する状態とすることで、
その口枠21が、前述の機体1の天板10の下面に垂設せる
ガイド枠12に、ゴム材等の弾性資材よりなる柔軟なシー
ル部材13を介して接合することで、機体1の天板10に設
けた投入口11に対し、口枠21の内腔を受入口として連通
する状態となるようにしてある。
撹拌翼4は、前述のドラム状の清浄槽2の軸心部位に
配位する鞘筒40の周面に、放射方向に突出する支持アー
ム41…を設けて、その支持アーム41…の先端部に取付板
42を介してゴム材等の弾性資材よりなるブレード43を取
付けることで、鞘筒40の回転により、その鞘筒40中心に
清浄槽2内を回動するように構成してある。そして、鞘
筒40には、それの内部に、前述のドラム状の清浄槽2の
前後の端壁20・20の軸心部位に装設してある軸筒部30・
30を貫通する回転軸44を挿通し、その回転軸44の軸端部
を、前述の軸筒部30・30を軸支してドラム状の清浄槽2
を回転自在に支える支軸3・3の軸心部にも、回転自在
に挿通して、機体1の前後の機壁14・14に固定装着して
ある軸受支持部材15・15に軸支し、さらに、その回転軸
44の一方の軸端部を、軸受支持部材15から突出させて、
その突出部を、機体1の内腔の底部に組付けたモーター
M2の出力軸に、スプロケット45および伝導チェン46なら
びにスプロケット47を介し伝導して、モーターM2の駆動
により該回転軸44がドラム状の清浄槽2と別に駆動回転
するようにしておき、この回転軸44を鞘筒40に回転方向
に連結することで、前記モーターM2の駆動により撹拌翼
4…の駆動回転が行なわれるようにしてある。
揚穀機5は、揚穀塔50内にバケットコンベアを張架し
た通常のバケットエレベーターであり、それの揚穀塔50
の下端部に設けてある受入口51には、供給ホッパー52の
下口が連続連通させてある。また、揚穀塔50の上端部に
設けた放出筒53の筒先は、前述した機体1の天板10に開
設せる投入口11に接続連通させてある。また、揚穀塔50
内に張架せるバケットコンベアの駆動軸が、機体1の内
腔底部に組付けてあるモーターM3の出力軸に、減速機構
54を介し伝導していて、そのモーターM3の作動により揚
穀作動を行なうようになっている。
取出樋6は、前記揚穀機5により清浄槽2内に投入さ
れた豆粒が、モーターM2の作動による撹拌翼4の回動作
動で、清浄槽2内を回動し、それにより、清浄槽2の胴
周壁23の内面に内張りしたやすり2aに摺擦して、表面の
泥土が除去された状態となったとき、その仕上げられた
豆粒を外部に取出すためのもので、第3図に示している
如く、機体1の内腔の清浄槽2の下方の空間を斜めに横
切るように装設してあって、それの傾斜下降端部は、精
粒の取出口60として機体1の側面に開放させてある。そ
して、一定時間の撹拌翼4…の回動作動後に、モーター
M1を作動させて、清浄槽2を180度回動させ、その清浄
槽2の上面側に位置している口枠21が下方に向う状態と
することで、その口枠21の内腔から豆粒が流出する状態
としたときに、その流通する豆粒を、該取出樋6の上面
側に受け止めて、機外に開放する取出口60に誘導するよ
う作用する。
吸引ブロワー7は、清浄槽2内に投入した豆粒を、回
転する撹拌翼4…により流動させて、やすり2aに摺擦さ
すことにより清浄作用を受けさせている間、清浄槽2内
に発生する泥土の粉粒を吸引除去するためのもので、機
体1内の前述の取出樋6の下面側の空間に配設してあ
り、それの吸引口7aは、前記取出樋6の傾斜上端側に連
続するよう機体1内に棚設した多孔板よりなる流穀板80
を介して、機体1内における清浄槽2の回りの空間wに
連通し、吐風口7bは、機体1の後面側の機壁14に設けた
吹出口70を介して機外に連通している。そして、それの
回転軸7cは、機体1内の底部に組込んだモーターM4の出
力軸に接続していて、そのモーターM4の作動により、排
塵作用を行なう。
なお、モーターM1の駆動回路は、それをオンとしたと
きに、第2図に示している状態にある清浄槽2が、その
状態位置から180度回動したところでオフとなり、ま
た、その状態から再び駆動回路をオンとすると、清浄槽
2が、前述の第2図の状態になったときにオフとなるよ
う、リミットスイッチ等の制御手段で制御されている。
また、モーターM3の駆動回路は、揚穀機5が、清浄槽
2の容量の略2分の1の量の豆粒を揚穀したときにオフ
となるように制御してある。
また、モーターM2の駆動回路は、それをオンとするこ
とで、約10分程度の一定時間だけ撹拌翼4…を回動させ
てオフとなるように制御されている。
このように構成せる実施例装置は次のように作用す
る。
揚穀機5により、清浄にしようとする汚粒を、清浄槽
2内に、それの容量の略半量のレベルに投入して、モー
ターM2の駆動により撹拌翼4…を回動させれば、汚粒
は、清浄槽2の胴周壁23の内面に内張りした状態のメッ
シュのやすり2aに接して摺擦を受けながら清浄槽2内を
流動し、これにより表面に付着していた汚泥が拭き取ら
れてきれいな豆粒となっていく。
このとき、吸引ブロワー7を作動させておけば、揚穀
機5の揚穀塔50から放出筒53を経て清浄槽2内に流入す
る外気が、その清浄槽2のメッシュのやすり2aおよび多
孔板よりなる胴周壁23を介して清浄槽2のまわりの機体
1内の空間wに吹き抜け、そこから、吸引ブロワー7の
吸引口7aに吸引されて、吹出口70より機体1の外部に吹
き出されるようになって、清浄槽2内において豆粒の表
面から剥落してくる泥土粉が、清浄槽2の外に吸引除去
されていくようになる。
そして、一定時間の撹拌翼4…の回動作動を終えたと
ころで、モーターM1を駆動して、清浄槽2を半回転させ
れば、それの豆粒の受入口である口枠21が下方に向う状
態となって、清浄槽2内の豆粒が取出樋6内に流出し、
取出口60から機外に取出されるようになる。
このようにして豆粒の清浄作業を行なっている間にお
ける清浄槽2の胴周壁23の内面に設けたやすり2aの点検
は、清浄槽2を半回転させて内部の豆粒を排出させた状
態において、機体1の左右の機壁の上半側17・17を外
し、それにより開放する機体1の側面から手を差込ん
で、胴周壁23の左右の分割周壁230・230に設けた係止具
24・24と、口枠21の前後の両端部位に設けた係止具25・
25との係合を解放して、左右の分割周壁230・230を支軸
22・22中心に開放側に回動させれば、第5図に示してい
る如く、やすり2aがそっくり外部に露出してくるので、
これにより、楽に、かつ、適確に行なえる。
そして、この点検により、やすり2aに摩耗・破損が生
じているときは、押え金具28を抜き取れば、やすり2aが
自由に抜き出せる状態となるので、抜き出して新たなや
すりと交換し、開放回動した分割周壁230・230を閉じ合
わせて、係止具24・24と係止具25・25とを連結すれば、
交換作業が完了するようになる。
次に第7図および第8図はべつの実施例を示してい
る。
この実施例は、清浄槽2の胴周壁23の内面に張設せる
やすり2aに、布状の基版に金剛砂を塗着した研磨布を用
いた例である。そして、この実施例では、やすり2aが研
磨布で通気性がないことから、清浄槽2の胴周壁23は盲
板でも良いものとなる。また、このことから、清浄槽2
内での豆粒の表面からの泥土の払拭作業中に清浄槽2内
に生じてくる泥土粉のブロワー7による吸引除去は、清
浄槽2の受入口となる口枠21に、無数の通気孔210…を
設けておいて、この通気孔210を介して清浄槽2内から
空気をブロワー7により吸引することで行なわれるよう
にしている。
そして、また、清浄槽2を半回転させて、清浄作業を
終えた豆粒を清浄槽2から取出樋6に流出させたとき
の、その豆粒と泥土粉との分離・風選が、取出樋6の全
面において効率的に行なわれるようにしてある。即ち、
取出樋6の全面に無数の透孔6a…を設け、かつ、その取
出樋6の下面側に、漏斗状のダクト61の上口を接合し、
そのダクト61の絞られた下口62を、ブロワー7の吸引口
7aに接続し、そのブロワー7の吐風口7bを機外に突出さ
せることで、ブロワー7の作動によりそれの吸引風が、
取出樋6の上面側を介して清浄槽2の外周に作用するよ
うにして、取出樋6の上面に清浄槽2内から豆粒と共に
泥土粉が放出されるようになっても、泥土粉の吸引除去
が効果的に行なわれるようにしてある。
なお、この取出樋6に無数の透孔6a…を設けて、その
取出樋6の下面側にダクト61を接続し、そのダクト61を
ブロワー7の吸引口7aに接続する手段は、前述した第1
図、第2図に示している実施例に用いる場合がある。
なお、この実施例の上述の点を除いたその余の構成
は、前述の第1図乃至第6図に示した実施例と変わりな
いので、同効の構成部材に同一の符号を付して詳しい説
明は省略する。
この実施例は、清浄槽2内に生じた泥土粉の吸引除去
および清浄槽2から排出させた豆粒と泥土粉との風選分
別の形態が異なるだけで、前述の実施例と変わりなく作
用する。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案による豆粒清浄装置にお
ける清浄槽は、ドラム状の胴周壁23の左右の分割周壁23
0・230を、それの上端縁の係止具24・24と口枠21に設け
た係止具25・25との係合を外して、支軸22・22中心に開
放回動させれば、胴周壁23の内側に設けたやすり2aが、
開放回動した左右の分割周壁230・230の上面に沿って、
そっくり露出してき、かつ、前記支軸22・22と前後の端
壁20・20の外周面との間に形成した間隔を介して、自由
に出入させ得る状態となるので、このドラム状に形成し
た清浄槽の胴周壁の内面に設けるやすりの点検およびそ
れの脱着交換が容易に行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施せる豆粒清浄装置の縦断側面図、
第2図は同上の縦断正面図、第3図は同上の清浄槽の一
部破断した斜視図、第4図は同上の要部の分割周壁を開
放回動させた状態における斜視図断した斜視図、第5図
は同上清浄槽の同上状態の一部破断した正面図、第6図
は同上清浄槽の分割周壁を閉じ合わせた状態の一部破断
した正面図、第7図は別の実施例の縦断側面図、第8図
は同上の縦断正面図である。 図面符号の説明 A……豆粒清浄装置、w……空間、G1・G2……伝導ギヤ M1・M2・M3・M4……モーター、1……機体 10……天板、11……投入口、12……ガイド枠 13……シール部材、14……機壁、15……軸受支持部材 16……車輪、17……上半側、18……吊杆 2……清浄槽、2a……やすり、20……前後の端壁 21……口枠、22……支軸、23……胴周壁 24・25……係止具、26……ブラケット、27……棚板 28……押え金具、210……通気孔、230……分割周壁 3……支軸、30……軸筒部、4……撹拌翼 40……鞘筒、41……支持アーム、42……取付板 43……ブレード、44……回転軸、45……スプロケット 46……伝導チェン、47……スプロケット、5……揚穀機 50……揚穀塔、51……受入口、52……供給ホッパー 53……放出筒、54……減速機構、6……取出樋 6a……透孔、60……取出口、61……ダクト 62……下口、7……吸引ブロワー、7a……吸引口 7b……吐風口、7c……回転軸、70……吹出口 80……流穀板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円盤状に形成した前後の端壁20・20を、そ
    れらの軸心線を揃えて一対に対向させ、それら前後の端
    壁20・20の上縁部間に、前後に長く形成した剛体の口枠
    21を前記軸心線に沿わせて渡架装着し、その前後の端壁
    20・20の下縁部間には、前後に長く形成した支軸22・22
    を、前記端壁20・20の前後の各外面側に設けたブラケッ
    ト26・26によりその端壁20・20の外周面との間に間隔を
    おいて渡架装着し、その支軸22・22に、左右に2分した
    胴周壁23の各分割周壁230・230の下端縁を回動自在に軸
    支し、それら各分割周壁230・230を、それらの内面側に
    別体に形成した布状または網状のやすり2aを装脱自在に
    敷き込んでドラム状に閉じ合わせ、それら各分割周壁23
    0・230の上端縁部位に設けた係止具24・24と前記口枠21
    の前後の両端部位に設けた係止具25・25との係合により
    該分割周壁230・230の前後の周縁部を前記前後の端壁20
    ・20の外周面に緊縛し、該分割周壁230・230の周縁部と
    前記端壁20・20の外周面との接合部に、前記布状または
    網状のやすり2aの周縁部を挟持せしめて組立てたことを
    特徴とする豆粒清浄装置における清浄槽。
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