JP2512312Y2 - ロ―ルスリッタ― - Google Patents

ロ―ルスリッタ―

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JP2512312Y2
JP2512312Y2 JP1989054028U JP5402889U JP2512312Y2 JP 2512312 Y2 JP2512312 Y2 JP 2512312Y2 JP 1989054028 U JP1989054028 U JP 1989054028U JP 5402889 U JP5402889 U JP 5402889U JP 2512312 Y2 JP2512312 Y2 JP 2512312Y2
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輝男 内田
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株式会社内田機械製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は鋼板を長さ方向に切断するロールスリッター
において、対をなす上下のスリッターロールの刃部の咬
合せを外した後、再度咬合せる場合に上下のスリッター
ロールの刃が当って双方の刃部が欠けるということのな
いようにしたロールスリッターに関する。
[従来技術] 鋼板を送ると同時に上下対をなすスリッターロールに
よって送り方向に切断するロールスリッターにおいて
は、上下スリッターロールの刃部の咬合せは上部スリッ
ターロールの昇降だけで行っており、切断位置又は切断
数によって使用するスリッターロールを変更できるよう
に二対のスリッターロールを設けたものがあったが、不
要のスリッターロールは上部スリッターロールを上げて
下部スリッターロールとの咬合せを外し、一方の対をな
すロールにより鋼板を切断するようになっていた。
[考案が解決しようとする課題] 上記のロールスリッターはスリッターを取替えなくて
も異る仕様に切断できるので、切替時の手間が省略でき
る利点はあるが上部スリッターロールの昇降のみによっ
て刃を咬合せたり、外したりするようになっており、咬
合せを外したスリッターロールを次に使用するために、
再び下部スリッターロール上に降下させて上下の刃を咬
合せる場合に、通常ウス板鋼板の切断が確実に行われる
ように極めて接近した状態とする必要があるので、上下
の刃の位置の少しの触れによっても衝突し易く、刃が欠
けることが多く、そのため鋼板の切断箇所が荒れたり、
切れが悪くなるため取替えなければならない等の問題点
があった。
本考案は上記の問題点を一掃しロールスリッターにお
ける刃の咬合せが容易で、刃を傷めることがないように
したロールスリッターの提供を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案に係るロールスリッターは上記の目的を達成す
るために第一のスリッターロール1、2と、第二のスリ
ッターロール1′、2′とを有し、鋼板などを送り方向
に向けて切断するロールスリッターであって、 該ロールスリッターにおける前記第一のスリッターロ
ール1、2を、前記第二のスリッターロール1′、2′
の側から離れる向きに移動可能に軸架してあると共に、
該第一のスリッターロール1、2を、該第一のスリッタ
ーロール1、2の軸線方向に移動可能としてあり、 前記第一のスリッターロール1、2が、該第一のスリ
ッターロール1、2の刃部1a、2aと、第二のスリッター
ロール1′、2′の刃部1′a、2′aとが引離された
位置から、該第一のスリッターロール1、2の刃部1a、
2aが前記第2のスリッターロール1′、2′の刃部1′
a、2′aに接近する位置まで軸方向に移動され、前記
第一のスリッターロール1、2の刃部1a、2aと第2のス
リッターロール1′、2′の刃部1′a、2′aとの位
置決めがなされる構成としてある。
[作用] 上記のように構成されているロールスリッターは、上
方へ移動させて咬合を外してある第一のスリッターロー
ル1、2を使用する場合に、第一のスリッターロール
1、2を先ずその刃部1a、2aが第二のスリッターロール
1′、2′の刃部1′a、2′aに当らない位置で第二
のスリッターロール1′、2′上の咬合せ可能の高さ、
即ち第一、第二のスリッターロール1、2、1′、2′
の刃部1a、2a、1′a、2′aが軸線方向で切断される
鋼板の略厚味分だけ重る位置迄第二のスリッターロール
1′、2′の刃部1′a、2′aへ接近させて咬合せ状
態とすることができる。従って上下の刃部は側面で最終
的な咬合せ状態に調整することができるので刃部を傷め
ることがない。
[実施例] 以下本考案の一実施例について図面により説明する。
第1、2図は二対のスリッターロール1、1′及び
2、2′を有するロールスリッターの全体を示すもので
あって、ガイド3を介して送りロール4、4′により送
り込まれる鋼板は計尺ロール5、5′により計尺され、
次のカッター6により所定の長さに切断されてスリッタ
ーロール1、1′、2、2′を通り、送り出しロール
7、7′に送り出されて巻取りドラム8に巻取られるよ
うになっており、この間にスリッターロール1、1′或
は2、2′を作用させてロールに取付けたロールより、
大径の円板状の刃部1a、1′a或は2a、2′aにより鋼
板を送り方向に切断するものである。
スリッターロール1、1′と2、2′の装着は同様な
構成となっているものであり、スリッターロール1、
1′について次に説明する。
9、9′は台両側のフレームであって、第二のスリッ
ターロールとしての下部スリッターロール1′はこのフ
レーム9、9′に設けられている上下方向の切割10、1
0′内に両側に設けた溝部を嵌入させた軸受11、11′に
より両端を支承され、一端に取付けられたベルト駆動さ
れるプーリー12により駆動されて回転するようになって
いる。
14は両側に設けた溝を一方のフレーム9の切割10に係
入させて昇降自在とされたボックスであって、このボッ
クス14は他方のフレーム9′に対向する側が開口してお
り、この開口側から第一のスリッターロールである上部
スリッターロール1の一端の支軸を支承する軸受13がこ
のロール1の軸線方向に摺動自在に嵌入されている。又
この上部スリッターロール1の他端の支軸を摺動自在に
支承する軸受メタル15もその両側の溝を係入させて他方
のフレーム9′の切割10′内に昇降自在とされている。
28はカラーであり、止ねじによりスリッターロール1
の支軸に固定されている。
更に前記軸受13のケース13′には軸方向の雌ねじ穴16
aを有する筒部16がスリッターロール1と反対側の面の
中心に突設形成されており、前記筒部16と対応するボッ
クス14の壁面に外方へ向けて突設された筒部14aに、軸1
7がボックス14の壁面を貫通して挿入され、この軸17の
一端部に設けられた雄ねじ部17aが前記筒部16の雌ねじ
穴16aに螺入している。
又、軸17はボックス14の内側に軸17と一体に設けられ
た鍔17bを有し、筒部16の外側端付近から他方の端部に
掛けて段差を有する小径部17cとなっており、大径部の
段差側端部には雄ねじ部が設けられ、この雄ねじ部に廻
り止めの菊形座金18′を伴った溝付ナット18が装着さ
れ、前記鍔17bとナット18とにより軸17が筒部16内を軸
線方向に移動しないようにしている。
17dは軸17に設けた菊形座金18′の突部が係入する廻
り止めの溝である。
小径部17cの先端部にはハンドル19が嵌着され、軸17
と一体に回転するようになっている。
又、軸受13はラジアル軸受とスラスト軸受とを兼ねた
ものとされ、且つスリッターロール1の軸端に止ねじ13
aにより取付けられたカラー13bにより抜け出さないよう
に固定されている。
従ってハンドル19により軸17を回転させると軸17の雄
ねじ部17aに螺合したケース13′が引込まれ、或は送り
出されて移動し、このケース13′内に嵌装された軸受13
に固定されているスリッターロール1は軸受13と共に軸
線方向に移動する。
又、フレーム9、9′の切割10、10′の上端には夫々
ギヤーボックス20、20が設けられ、両ギヤボックス20、
20を貫通して両フレーム9、9′間に軸21が回転自在に
装架され、又、ギヤーボックス20より突出する一端にハ
ンドル22が設けられて、このハンドル22により軸21を回
転させるようになっている。
ギヤーボックス20内の軸21にはウォーム23が取付けら
れ、このウォーム23はギヤーボックス20の底壁を貫通し
て軸受24により支承された短軸25の上端部に取付けたウ
ォームホイール26と咬合っており、軸21が回転すること
により短軸25が回転するようになっている。又、短軸25
の下端突出部には雄ねじ部25aが設けられていると共
に、前記上部スリッターロール1の両端が支承されてい
る軸受13の嵌入されているボックス14及び軸受15の上面
には上端部内面に雌ねじ部27aが設けられた筒部27が立
設されて、この雌ねじ部27aに前記短軸25の雄ねじ部25a
が螺入している。
従ってハンドル22により軸21を何れかの方向に回転さ
せることにより、短軸25が回転して雄ねじ部25aが雌ね
じ部27a、即ち筒部27を引寄せ、或は送り出して、軸受1
3及び15を同時に上昇或は下降させる。
又、上下のスリッターロール1、1′にはロールより
大径の円板状の刃部1a、1′aがロールに同心状に取付
けられ、刃部1aと1′aとがその板面を接触する直前ま
で接近させて稍重り合う状態とされて上下の刃部1a、
1′a間を走行する鋼板を切断するものである。そこで
上、下に離れた状態の刃部1a、1′aを切断可能な状態
とする場合に上下の刃部1a、1′aが夫々のスリッター
ロール1、1′の軸線方向で離れる状態に10mm程度移動
した後、上部スリッターロール1を刃部1aと1′aの板
面が軸線方向において所定の重り合いとなる位置まで下
降させ、次に刃部1a、1′aを軸線方向に接近させて咬
合せ状態とすることができる。調整が終了した時点で軸
受15側のカラー28を軸受15に密着させて止ねじで軸端に
固定して上部スリッターロール1が軸線方向にガタがな
いようにする。
[効果] 本考案にかかるロールスリッターは上記のように、上
下対をなすスリッターロールを有し、鋼板を送り方向に
向けて切断するものであって、前記スリッターロールの
第一のスリッターロールが軸支位置から第二のスリッタ
ーロールから引き離される側に向けて移動可能に架装さ
れていると共に、この架装されているスリッターロール
が該ロールの軸線方向へ移動可能とされているので、前
記のスリッターロールに固定されている刃部を第二のス
リッターロールの刃部と軸線方向に離した状態とし、第
一と第二のスリッターロールの刃部の板面が少々重る位
置まで第一のスリッターロールを下降させてから夫々の
スリッターロールの刃部を接近させて咬合せ状態に調整
することができるので、従来のように第一のスリッター
ロールの昇降のみで咬合せ状態とする場合に、夫々のス
リッターロールの刃部の周面の側縁が下降時のズレによ
って衝突する危険があるのに比較して、最終的に軸線方
向において夫々のスリッターロールの刃部を双方の板面
で接近させるので、夫々のスリッターロールの刃が衝突
することがなく安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るロールスリッターの一実施例の正
面図、第2図は同平面図、第3図はスリッターロール駆
動部の要部構成図、第4図はスリッターロール装着部の
要部側面図、第5図は第一のスリッターロールの摺動部
の横断面図、第6図は同A−A視正面図、第7図は第一
のスリッターの昇降部の縦断面図、第8図は同B−B視
断面図である。 1、1′、2、2′……スリッターロール、1a、1′a
……刃部、9……フレーム、10……切割、11、11′……
軸受、12……プーリー、13……軸受、13′……ケース、
14……ボックス、15……軸受、16……筒部、16a……雌
ねじ部、17……軸、17a……雄ねじ部、17b……鍔部、18
……ナット、19……ハンドル、20……ギヤーボックス、
21……軸、22……ハンドル、23……ウォーム、24……軸
受、25……端軸、25a……雄ねじ部、26……ウォームホ
イール、27……筒部、27a……雌ねじ部、28……カラ
ー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一のスリッターロールと第二のスリッタ
    ーロールとを有し、鋼板などの送り方向に向けて切断す
    るロールスリッターであって、 該ロールスリッターにおける前記第一のスリッターロー
    ルを前記第二のスリッターロールの側から離れる向きに
    移動可能に軸架してあると共に、該第一のスリッターロ
    ールを、該第一のスリッターロールの軸線方向に移動可
    能としてあり、 前記第一のスリッターロールが、該第一のスリッターロ
    ールの刃部と、第二のスリッターロールの刃部とが引離
    された位置から、該第一のスリッターロールの刃部が前
    記第2のスリッターロールの刃部に接近する位置まで軸
    方向に移動され、前記第一のスリッターロールの刃部と
    第2のスリッターロールの刃部とが位置決めがなされる
    ことを特徴とするロールスリッター。
JP1989054028U 1989-05-12 1989-05-12 ロ―ルスリッタ― Expired - Fee Related JP2512312Y2 (ja)

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