JP2511832B2 - 曳航用ケ―ブル - Google Patents

曳航用ケ―ブル

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JP2511832B2
JP2511832B2 JP1210673A JP21067389A JP2511832B2 JP 2511832 B2 JP2511832 B2 JP 2511832B2 JP 1210673 A JP1210673 A JP 1210673A JP 21067389 A JP21067389 A JP 21067389A JP 2511832 B2 JP2511832 B2 JP 2511832B2
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斌 森田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は海底の地質構造や、海中の様子等を観察す
る装置であるテレビカメラや水中ロボットと船上の制御
装置を接続する際に、好適な曳航ケーブルに関するもの
である。
〔発明の概要〕
本発明の曳航ケーブルは、光フアイバや同軸ケーブル
等を伝送ラインとするようなケーブルに対して坑張力線
により坑張力を付与する際に、ケーブルコアに対して少
なくとも3層の坑張力線を撚り合わせ、ケーブルコアに
近い内側の2層の坑張力線をS巻きとするときは、その
外側に位置する第3層の坑張力線をZ巻きとしたもので
ある。
そのため、ケーブルに引張力が作用したときでもケー
ブルが回転して捻られることが少なくなると同時に,ケ
ーブルの柔軟性を維持することができ、小さなドラムに
巻いて使用することを可能にするものである。
〔従来の技術〕
海洋調査船等において、テレビカメラや各種のセン
サ、ロボット等を曳航し、信号を伝送するケーブルの場
合は、曳航または重力に対して十分に耐えることができ
る坑張力と同時に、ケーブルが曳航されたときにケーブ
ル自体が回転しないようにすることが要請される。
従来、このような用途に使用されるケーブルにはケー
ブルコアの外周に2層の坑張力線を撚り合わせ、1層の
坑張力線が時計方向に撚り合わせられてるときは、2層
目の坑張力線は反時計方向に撚り合わせる、いわゆる、
交互2重撚ケーブルが使用されている。
第2図はこのような交互撚り2重ケーブルの一例を示
す断面図であって、1は光フイバア心線、または同軸ケ
ーブルまたは制御線等を集合したケーブルコアである。
このケーブルコアの外周には、硬鋼線またはFRP等か
らなる線径が3.5mm,本数が14の第1の坑張力線2が撚り
会わされており、更にその外側には、線径が2.0mm,本数
が32本の第2の坑張力線3が撚り会わされている。
そして、第1の坑張力線2がS撚りのときは、第2の
坑張力線3はZ撚りとなるように相互に反対方向に撚ら
れている。
4は例えばポリエチレン、またはポリプロピレン等か
らなる外部シースを示しているが、この外部シース4は
省略することができる。
従来のこのような交互2重撚りケーブルは、曳航等に
よってケーブルに張力が引加されたときには、第1の坑
張力線2と第2の坑張力線3は互いに逆方向に回転する
ようにトルクを発生するため、第1、及び第2の坑張力
線2、3の線径、本数等を適当に定めると原理的にケー
ブルの撚り戻しが発生しない様にすることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記したように逆方向のトルクによっ
て回転が発生しない条件は、例えば、第1の坑張力線2
を構成している鋼線の本数をN1、その線径をd1,巻線径D
1,撚りピッチ角をθとし、同様に第2の坑張力線3を
構成する鋼線の本数をN2、その線径をd2,巻線径D2,撚り
ピッチ角をθとしたとき となるように設計する必要がある。
ところが第2図を見られば容易に理解できるように、
D1<D2であるから、上記(1)式を満足するためには、
通常N1<N2となり、第1、および第2の坑張力線のピッ
チ角を等しくすると、所望の坑張力を得るためには図示
されているように、第1の坑張力線2の線径d1が第2の
坑張力線3の線径d2より太くする必要がある。
このように坑張力線が太くなるとケーブルの硬直性が
顕著になり、例えば、小さなドラムに曳航用のケーブル
を巻き取ることが困難になる。
また、坑張力線2と坑張力線3のピッチ角θを異なる
ように設計すると、ケーブルの破断強度が低下するとい
う問題が発生する。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、かかる問題点を解消することを目的にとし
て成されたもので、ケーブルコアの外周に第1の方向に
撚り合わせた2層の第1の坑張力線と、前記第1の方向
と異なる方向に撚り合わせた1層の第2の坑張力線とを
順次層状に巻回したものである。
〔作用〕
第1の坑張力線が発生する回線トルクと、第2の坑張
力線が発生する回転トルクがほぼ等しくなるように設定
する際に、第1の坑張力線が2層構造にされているた
め、この領域の鋼線の本数を従来の場合よりも多くする
ことができ、結果的に第1の坑張力線の線径が小さくな
り、柔軟性を向上することができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の曳航用ケーブルの一実施例を断面図
で示したもので、11はケーブルコア、12はケーブルコア
11の外周に巻き回されている第1の坑張力線であって、
この第1の坑張力線は2層構造12A、12Bによって構成さ
れている。
また13は第1の坑張力線12のさらに外周に巻き回され
ている第2の坑張力線を示し、前述したように、第1の
坑張力線12と、第2の坑張力線13は相互に反対方向に撚
りを入れて巻かれている。
なお、14は外部シースであるが、この外部シース14は
ケーブルの種類によっては省略することもある。
本発明の実施例では、図示されているようにケーブル
コア11に近い層の坑張力線12Aの線径は1.5mm,本数は29
本とされており、その上の層12Bの坑張力線の線径が2.0
mm、本数が27本とされている。そして、張力が印加され
たときに、この第1の坑張力線12が発生する回転トルク
とほぼ等しい回転トルクを発生するように、第2の坑張
力線13は線径が2.0mmとし、その本数が32本となるよう
に設定されている。
本発明の実施例は、上記ように坑張力線の寸法を設定
し、双方の坑張力線を同一ピッチで相互に逆方向になる
ように巻き回すことにより、ケーブルに回転力を生じな
いための条件となる、次の式をほぼ満足するものであ
る。
(ただし、N,d,D,θは本数、線径、巻き線径、ピッチ角
を示し、添え字1、2、3は坑張力線12A、12B、13を示
す。) この実施例によるとケーブルに引張力が加わったと
き、回転トルクが第1層(12A、12B)と、第2層(13)
でキャンセルされ、ケーブルが捻れることが防止され
る。
また、ケーブルを構成する坑張力線の最大線径は2.0m
mであり、この線径のもので従来とほぼ同一の坑張力を
得ながら、より柔軟性が優れたケーブルとすることがで
きる。
なお、一般的に上式はd1〜d3、θ〜θの差を小さ
くすることことが可能になり、坑張力線の線径を細くす
ることができるから、ケーブルの外形及び破断強度を一
定とした場合、従来の構造のケーブルより柔軟性が優
れ、例えば、ドラム巻きする時に、従来のケーブルでは
ケーブル外径の50倍の径が必要とされたが、本発明の場
合はケーブル外径の40倍のドラムに巻き込むことが可能
になった。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の曳航用ケーブルは、坑
張力線を3層構造とし、ケーブルコアに近い方の2層の
坑張力線をS巻きにした時は、その上層にある第3層の
坑張力線をZ巻きにするようにしているため、高い強度
で張力が印加された時でも回転トルクの発生がなくな
り、加えて柔軟性が優れているという効果がある。
また、小さなケーブルドラムに巻き込むことを可能に
するため、特に、曳航用のケーブルとして取扱が容易に
なるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の曳航用ケーブルの一実施例を示す断面
図、第2図は従来の曳航用ケーブルの断面図である。 図中、11はケーブルコア、12A、12Bは2層の第1の坑張
力線、13は第2の坑張力線を示す。、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に信号を伝送する回線が収容されてい
    るケーブルコア(11)と 該ケーブルコアの外周に第1の方向に撚り合わせた2層
    構造の第1の抗張力線(12)と 該第1の抗張力線の外周に前記第1の方向と反対方向に
    撚り合わせた1層構造の第2の抗張力線(13)により曳
    航用のケーブルを形成し、 前記2層構造の第1の抗張力線のピッチと前記1層構造
    の第2の抗張力線のピッチをほぼ同一にすると共に、 少なくとも前記2層構造とされている第1の抗張力線の
    いずれかの線径が前記第2の抗張力線の線径より細くな
    るように設定し、かつ、前記ケーブルに張力が印加され
    たときに、前記2層構造の第1の抗張力線が発生する回
    転トルクと、前記1層構造の第2の抗張力線が発生する
    回転トルクがバランスするように前記各抗張力線の本
    数、及び層心径が設定されていることを特徴とする3層
    構造の曳航用ケーブル。
JP1210673A 1989-08-17 1989-08-17 曳航用ケ―ブル Expired - Lifetime JP2511832B2 (ja)

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