JP2510894B2 - 追尾装置 - Google Patents

追尾装置

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JP2510894B2
JP2510894B2 JP3018213A JP1821391A JP2510894B2 JP 2510894 B2 JP2510894 B2 JP 2510894B2 JP 3018213 A JP3018213 A JP 3018213A JP 1821391 A JP1821391 A JP 1821391A JP 2510894 B2 JP2510894 B2 JP 2510894B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホールや会議場などの
各種会場での椅子と一体になった机などの備品を無人で
搬入あるいは搬出する無人搬送車の移動状況を表示手段
に表示しながら追尾できるようにした追尾装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プレゼンテーションルームや、多
目的スペース、大会議場などの会場では、催物ごとに備
品の配置替えが行なわれる。特に、大会議場などにおい
ては、椅子と一体形の机などを配置替えする場合に、人
的作業によると、その重量から多大の労力と人数を要す
ることになる。
【0003】そこで、省力化を行なうために椅子と一体
の机などの備品をフォークリフトのような無人搬送車で
会議場に搬入する際に無人搬送車の走行状況を超広角レ
ンズを装着した1台のテレビカメラで撮影しながら、モ
ニタ装置で監視するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1台の
テレビカメラで大会議場全体を撮影するためには、会議
場全体を1台のテレビカメラの視野内に収めるため、必
然的に上述のように、超広角レンズで撮影しなければな
らなくなる。この超広角レンズはその性質上、周辺光量
が落ちることと、周辺にひずみが生じ、正確な撮影が行
ない難く、従ってモニタ装置で監視する場合に、会場の
周辺での無人搬送車の走行状況の確認に誤差を生じるこ
とになる。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解消するた
めになされたもので、無人搬送車を追尾して表示手段で
無人搬送車の走行状況を正確に確認できる追尾装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の追尾装置は、全体を複数のエリアに分割した
会場内を走行して、備品の搬入及び搬出作業を行なう無
人搬送車と、上記各エリアごとに設けられ、自エリア及
び自エリアに隣接するエリアの一部を重複して撮像する
複数の撮像装置と、これら複数の撮像装置から出力され
る映像信号のうち所定数の撮像装置からの映像信号を選
択して出力する切換回路と、上記切換回路にて選択、出
力された所定数の撮像装置からの映像信号を記憶する画
像フレームメモリと、上記映像信号に対して所定の処理
を行なって、上記無人搬送車乃至該無人搬送車に載荷さ
れた備品の位置を認識する画像処理装置と、この画像処
理装置の認識結果に基づいて、上記無人搬送車乃至該無
人搬送車に載荷された上記備品が存在するエリアと該エ
リアに隣接するエリアとを撮像した所定数の撮像装置か
らの映像信号を選択するように指示する信号を上記切換
回路に対して出力し、且つ上記無人搬送車乃至該無人搬
送車に載荷された上記備品がその移動に伴って、上記切
換回路により選択、出力された所定数の撮像装置からの
映像信号における各エリア内の隣接エリアとの重複領域
に差し掛かったときには、該重複領域を含む隣接エリア
を撮像した撮像装置からの映像信号を切換選択するよう
に指示する信号を上記切換回路に対して出力する制御回
路と、上記画像フレームメモリに記憶された映像信号を
表示する表示手段とから構成したものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の追尾装置の実施例について図
面に基づき説明する。図1はその一実施例の全体の構成
説明図である。この図1における1は会議場プレゼンテ
ーションルーム、多目的スペースなどの大ホールであ
り、以下の説明では会議場などの会場として説明を進め
ることにする。
【0008】この会場1には、催事の種類や規模に応じ
て机などの備品が所定のあらかじめ設定された配置パタ
ーン通りに配置されるようになっており、この備品の配
置を無人搬送車2により備品を搬入して無人で配置する
ようになっている。この無人搬送車2の走行状況、即ち
設定された配置パターン通りに備品を設置するための方
向に向って走行しているか否かを追尾監視するために会
場1に撮像装置としてのテレビカメラ3が設置されてい
る。このテレビカメラ3は図1では、1台代表して設置
されていることを示しているが、実際には会場1を複数
のエリアに区分し、各エリアごとに設けられている。
【0009】この無人搬送車2は会場1内を無軌条で全
方向に移動自在になっているとともに、会場1内の出し
入れも自在になっている。このエリアの区分は間柱や間
仕切りなどを設けることなく所定の面積ごとに仮想的に
区分されており、説明の都合上12エリアに区分した場
合について説明を進める。
【0010】各エリアのテレビカメラ3は無人搬送車2
に載荷されてくる備品として、椅子4aと一体の机4を
撮影することにより、無人搬送車2の会場1内での所在
を監視するものであり、各テレビカメラ3は会場1の天
井もしくは、天井近傍に設置され、テレビカメラ3が設
置された各エリア内と、該エリアの前後左右に隣接する
エリアの一部、即ち重複領域とを撮影できるようになっ
ている。しかし、テレビカメラ3は自己の分担する各エ
リアと重複領域を撮影するのみでよいから、装着レンズ
は超広角レンズを使用する必要がなく、所定の焦点距離
範囲内のズームレンズ、或いは単焦点レンズで済ませる
ことができる。
【0011】各テレビカメラ3は図1では、1台を代表
して符号3が付されているが、図2に示すように各エリ
アごとに設けられたテレビカメラ3a〜3lはそれぞれ
上述のように自己の分担エリアと隣接する重複エリアを
撮影し、机4の撮影と机4の向きの確認を容易にするた
めに方形状をなす机4の上面において、4隅角部のうち
例えば、3隅は角部の近傍に発光体(後述する)が設け
られている。即ち、一つの机3に対して3個の発光体が
設けられている。この発光体は液晶発光ダイオード、電
球、蛍光体などの任意のものでよく、周辺光量より高輝
度となる光を発光することにより、テレビカメラ3a〜
3lで撮影した映像信号の出力が後述する画像処理装置
で容易に識別できるものであればよい。
【0012】このように一つの机3に対して3個の発光
体を設け、そのうちの2個の発光位置をテレビカメラ3
a〜3lで撮像することにより各エリア及び重複領域に
無人搬送車2により搬入されてきた机4の位置と指向方
向(3個の発光体のうち2個ある方を前とし、その反対
側を後方とすることにより方向の識別が可能)の判別
が、後述する画像処理装置において、容易に行なえるよ
うになっている。
【0013】図2は各エリアごとに設けられた12個の
テレビカメラ3a〜3lの出力の処理系のブロック図で
ある。この図2に示すように各テレビカメラ3a〜3l
の映像信号出力はそれぞれ画像処理装置5a〜5lに入
力されるようになっている。各画像処理装置5a〜5l
では、テレビカメラ3a〜3lからの映像信号を入力
し、この各映像信号が所定の基準コントラスト、即ち、
机4が撮像されていないときの会場1の各エリアの周辺
光量に相当する輝度を基準とした基準信号と、テレビカ
メラ3a〜3lが机4の発光体を撮影して輝度の高い映
像信号とを比較し、この映像信号が基準値より大きいと
きに各画像処理装置5a〜5lから制御回路6に出力さ
れ、制御回路6により切換回路7a〜7dを切り換える
ようになっている。切換回路7a〜7dは12のエリア
のうち4エリア分の画像処理装置5a〜5lの出力信号
を切り換えて出力するものであり、ここで会場1の12
エリアとテレビカメラ3a〜3l、画像処理装置5a〜
5l、切換回路7a〜7dとの関係を明白にするため
に、図3によりさらに詳述する。
【0014】図3(a),図3(b)はそれぞれ会場1
を分割したエリアの例を示すものであり、このうち図3
(a)は12のエリアA1〜A12をマトリクス状に分
割した場合を示し、図3(b)は会場1の中央部を3つ
のエリアA1〜A3に分割し、その両側に隣接するエリ
アA4とA5,A6とA7の計7エリアに分割した例を
示す。ここでは説明の簡略化と理解を容易にするために
図3(a)の場合を例にとって説明し、図3(b)の場
合の説明を省略することにする。
【0015】この各エリアA1〜A12の上方に図2で
示すようにテレビカメラ3a〜3lがそれぞれ設置さ
れ、このテレビカメラ3a〜3lがそれぞれエリアA1
〜A12を分担して撮影するようになっている。しか
し、左右前後の隣接するエリアの未撮影を防止するため
に隣接する部分は図3(a)の破線で示す部分を中心に
した重複領域Bが隣接するエリアのテレビカメラ3a〜
3lでそれぞれ二重に撮影し、机4ひいては無人搬送車
2の走行状況の把握の正確さを期するようになってい
る。
【0016】このような12エリアA1〜A12を分担
して撮影するテレビカメラ3a〜3lの映像信号の出力
をそれぞれ個別に上記のように画像処理装置5a〜5l
が画像処理するわけであるが、このエリアA1〜A12
のうち4エリアごと、例えば図4(a)に示すようにエ
リアA2,A3,A5,A6をそれぞれ分担する画像処
理装置5b,5c,5e,5fの出力を1単位として、
切換回路7a〜7dが分担して切り換えるようになって
いる。つまり、エリアA2の分担する画像処理装置5b
の出力を切換回路7aで切り換えて出力し、以下同様に
してエリアA3の画像処理装置5cの出力を切換回路7
bで切り換え、エリアA5の画像処理装置5eの出力を
切換回路7cで切り換え、エリアA6の画像処理装置5
fの出力を切換回路7dで切り換えるようになってい
る。
【0017】これらの切換回路7a〜7dで切り換えら
れた画像処理装置5b,5c,5e,5fの出力はアナ
ログ/ディジタル(以下、A/Dという)変換器8に出
力され、ここでディジタル信号に変換するようになって
いる。このA/D変換器8の出力は画像フレームメモリ
9に出力されるようなっている。この画像フレームメモ
リ9は書き込み、消去が可能なメモリであり、その記憶
容量は上記4エリア分の画像処理装置の出力を記憶する
ようになっている。この画像フレームメモリ9の出力は
CRTなどの表示装置10に出力され、そこで表示され
るようになっている。
【0018】従って、画像フレームメモリ9の記憶内容
全体が表示装置10の全面に表示されることになる。換
言すれば表示装置10の表示画面に表示される1表示単
位は4エリア分であり、上記の説明の例では図4(a)
で示したエリアA2,A3,A5,A6をテレビカメラ
3b,3c,3e,3fで撮影された領域、即ち、画像
処理装置5b,5c,5e,5fの出力が画像フレーム
メモリ9に記憶され、且つ表示装置10に表示されるよ
うになっている。
【0019】次に無人搬送車2の追尾動作について説明
する。テレビカメラ3a〜3lのうち、図4(a)に示
すように、エリアA1〜A12のうちのエリアA2とA
5を分担するテレビカメラ3bと3eにより机4を撮像
する場合について述べる。この図4(a)は図3(a)
で示すエリアA1〜A12のうちエリアA2,A3,A
5,A6の部分を取り出して拡大して示したものであ
る。この図4(a)から明らかなように机4を載荷した
無人搬送車2がエリアA2とA5及びこの両エリアA2
とA5の隣接する重複領域B25に亘って進入し、しか
も図示のごとくに斜めに指向して進入してきたとする。
この机4の3隅角部には、発光体4b1〜4b3が設け
られ発光している。これらの発光体4b1〜4b3のう
ち、発光体4b1は机4の配置された位置と指向方向か
らエリアA2内に位置し、発光体4b2もエリアA2に
位置し、更に、発光体4b3は重複領域B25に位置し
ている。
【0020】一方、テレビカメラ3bの撮影領域はエリ
アA2と重複領域B25であり、テレビカメラ3eの撮
影領域はエリアA5と重複領域B25である。従って、
発光体4b1はテレビカメラ3bで撮影され、発光体3
bはテレビカメラ3bで撮影され、発光体4b3はテレ
ビカメラ3bと3eで同時に撮影される。このようにし
て、他の領域に進入された無人搬送車2に載荷された机
4も同様にそれぞれの分担するエリアのテレビカメラで
撮影されることになる。
【0021】各エリアA1〜A12の分担するテレビカ
メラ3a〜3lの撮影出力はそれぞれ画像処理装置5a
〜5lに入力されるが、今は図4(a)に示すようにエ
リアA2とA5に進入した無人搬送車2に載荷された机
4を撮像しており、発光体4b1〜4b3の発光によ
り、周辺よりもコントラストが高くなっている。このエ
リアA2とA5及びその隣接する重複領域B25を撮影
するテレビカメラ3b,3eの映像出力が他のテレビカ
メラの映像出力よりもレベルが大きく、画像処理装置5
b,5eでテレビカメラ3b,3eの出力が基準値より
大きいと判別される。これと同時に発光体4b2と4b
3との二つの発光体が一台のテレビカメラ3bで同時撮
影されるため、机4の向きがエリアA2側が前でその反
対側が後であることも判別できる。即ち、無人搬送車2
の進行方向も判別できる。
【0022】画像処理装置5bと5eにおいてテレビカ
メラ3bと3eの映像出力が他のテレビカメラの映像出
力よりもレベルが大きいことから、画像処理装置5b,
5eを主体にして、エリアA2とA5に隣接するエリア
A3とA6に対応する画像処理を分担する画像処理装置
5c,5fの出力も切り換えるべく制御回路6が切換回
路7a〜7dの切換制御を行なう。切換回路7aで切り
換えられた画像処理装置の出力は画像フレームメモリ9
の左上、切換回路7bで切り換えられた画像処理装置の
出力は画像フレームメモリ9の右上、切換回路7cで切
り換えられた画像処理装置の出力は画像フレームメモリ
9の左下、切換回路7dで切り換えられた画像処理装置
の出力は画像フレームメモリ9の右下の各記憶領域にな
るように切換回路7a〜7dが制御回路6で切換制御さ
れるようになっている。
【0023】従って、今は図4(a)に示すエリアA
2,A3,A5,A6の画像処理を担当する画像処理装
置5b,5c,5e,5fの出力が、切換回路7a〜7
dで切り換えられて出力される。この画像処理装置5
b,5c,5e,5fの出力はそれぞれA/D変換器8
でディジタル化され、画像フレームメモリ9に記憶され
る。この画像フレームメモリ9には、左上には画像処理
装置5b、左下には画像処理装置5e、右上には画像処
理装置5c、右下には画像処理装置5fの各出力が記憶
され、この画像フレームメモリ9の記憶内容は表示装置
10に表示される。
【0024】この表示装置10の表示内容は画像フレー
ムメモリ9の記憶内容をそのまま表示するから、図4
(a)に示すようなテレビカメラ3b,3c,3e,3
fの撮影出力、即ち、机4ひいては無人搬送車2がエリ
アA2とA3に亘って進入し、しかも重複領域B25を
斜めにまたぐように進入している状況が表示されること
になる。無人搬送車2は上述のように机4の設定された
配置パターンに沿って机4を配置すべく移動するから、
逐次無人搬送車2は会場1内を移動しており、例えば、
図4(a)の状態から図5に示すようにエリアA4,A
5,A8にまたがるように移動して、机4の発光体4b
1がエリアA4、発光体4b2がエリアA4とA5の重
複領域B45、発光体4b3がエリアA5とA8の重複
領域B58に位置したとすると、発光体4b1〜4b3
の発光により、今度はエリアA4、重複領域B45,B
58のコントラストが高くなる。
【0025】従って、今度はテレビカメラ3d,3e,
3hの映像出力のレベルが高くなり、画像処理装置5
d,5e,5hでテレビカメラ3d,3e,3hの出力
が基準値以上であることを判別し、制御回路6はこれら
の画像処理5d,5e,5hを含むとともに、これらの
画像処理装置に対応するエリアA4,A5,A8に隣接
するエリアA7を分担する画像処理装置5gの出力を切
り換えるべく、切換回路7a〜7dの切換制御を行な
う。この結果、図5に示すように上記4エリアA2,A
3,A5,A6に代わって4エリアA4,A5,A7,
A8に対応する画像処理装置5d,5f,5g,5hの
出力がA/D変換器8に送られ画像フレームメモリ9に
記憶される。
【0026】この時、前回の画像フレームメモリ9に記
憶された内容が消去され、今回の切換回路7a〜7dで
切り換えられた画像処理装置5dの出力が画像フレーム
メモリ9の左上、画像処理装置5fの出力が画像フレー
ムメモリ9の右上、画像処理装置5gの出力が画像フレ
ームメモリ9の左下、画像処理装置5hの出力が画像フ
レームメモリ9の右下に記憶される。この画像フレーム
メモリ9の記憶内容は表示装置10に表示され、図5に
示すように、机4がエリアA4,A5,A8にまたがっ
ている状態で表示される。このようにして、12エリア
A1〜A12内を逐次移動する無人搬送車2の進行状況
が12台のテレビカメラ3a〜3lで逐一追尾されるこ
とになり、無人搬送車2の移動の適否の状況をリアルタ
イムで処理できることになる。
【0027】尚、上記実施例では、テレビカメラ3a〜
3lが机4上の3隅角部に設けられた発光体4b1〜4
b3の撮影により、設置された机4を認識する場合につ
いて例示したが、図4(b)に示すように机4の上面を
光の反射率の高い白色などにして周辺の輝度と異ならせ
ることにより机4の形状の認識により、画像処理装置5
a〜5l以降上記と同様にして無人搬送車の移動を追尾
するようにしてもよく、また上記無人搬送車2の上面に
発光体を設けることにより無人搬送車2そのものを認識
できるようにしてもよい。更に、無人搬送車2は複数台
使用してもよい。また、机4の検出は机4のコーナ自体
の検出や色による識別体を机4の所定個所に設けて、こ
れを撮影することにより無人搬送車2の移動状況の判別
をするようにしてもよい。更に、撮像装置としてテレビ
カメラ3a〜3lを各エリアA1〜A12ごとに設けた
場合を例示したが、電子スチールカメラなどの撮像装置
でもよいことは目明である。
【0028】また、本実施例では各テレビカメラ3a〜
3lからの映像信号を画像処理装置5a〜5lにて画像
処理して無人搬送車2乃至机4の位置認識を行なった後
に、その認識結果に基づいて制御回路6が切換回路7a
〜7dの切換選択動作を制御して12台のテレビカメラ
3a〜3lから4台を選択させ、該選択されたテレビカ
メラからの映像信号をA/D変換器8でA/D変換して
画像フレームメモリ9に記憶させ、その記憶内容を表示
装置10に表示させる構成としたが、例えば以下に示す
ような構成としてもよい。
【0029】つまり、各テレビカメラ3a〜3lからの
映像信号を直接切換回路7a〜7dに入力させて所定数
のテレビカメラからの映像信号を選択して出力させ、こ
れをA/D変換器8でA/D変換した後に画像フレーム
メモリ9に記憶させて表示装置10に表示させる一方、
画像フレームメモリ9に記憶された映像信号、即ち切換
回路7a〜7dにて選択された所定数の映像信号を画像
処理装置5にて画像処理して無人搬送車2乃至机4の会
場1内における位置を認識し、この認識結果を制御回路
6にフィードバックして該制御回路6により上記切換回
路7a〜7dの切換動作を制御させる、という構成であ
る。
【0030】この場合、上記切換回路7a〜7dの切換
の過程では、図5の重複領域B45に発光体4b1が差
し掛かったことを画像処理装置5が認識したときにこれ
が無人搬送車2乃至机4の移動の方向を判別してエリア
A5からエリアA4へ移動したと判別する。そこで制御
回路6が切換回路7a〜7dを制御して該切換回路7a
〜7dがエリアA4を撮像するテレビカメラ3dからの
映像信号を選択するように切り換えさせる。これにより
上記無人搬送車2乃至机4の映像が遅滞なく取り込まれ
て表示装置10に表示されるようにすることができると
共に、画像処理装置5の数を少なくしてコストを低減す
ることも可能となる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、会場を
所定数のエリアに分割し、その分割した各エリアごとに
撮像装置を設置して無人搬送車が進入してくる状況を撮
像し、全ての撮像出力の中から無人搬送車乃至これに載
荷された備品が撮像されたものを含む所定数の撮像出力
を切換回路で選択して画像フレームメモリに記憶し、そ
の記憶内容を表示装置に表示させると共に、上記無人搬
送車の移動を画像処理装置で認識してその認識結果に基
づいて制御回路が切換回路を制御して常に無人搬送車乃
至これに載荷された備品が撮像された撮像出力を選択切
り換えさせるように構成したので、無人搬送車の走行状
況をリアルタイムで追尾処理ができ、その走行状況を正
確に把握できる効果を奏する。また、エリアごとに撮像
装置が設置されているので、超広角レンズを使用する必
要がなくなり、周辺部分での監視精度が低下することが
なく、より一層の追尾の確かさを期することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の追尾装置の一実施例の構成説明図であ
る。
【図2】本発明の追尾装置の画像処理系の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】(a)は本発明の追尾装置に適用される会場の
エリアのパターンの説明図である。 (b)は本発明の追尾装置に適用される会場のエリアの
パターンの他の例を示す説明図である。
【図4】(a)は図3(a)のエリアの一部分における
発光体を有する机の認識の説明図である。 (b)は図3(a)のエリアの一部における机の形状認
識の説明図である。
【図5】本発明の追尾装置による無人搬送車の追尾状況
の説明図である。
【符号の説明】
1 会場 2 無人搬送車 3,3a〜3l テレビカメラ 4 机 4b1〜4b3 発光体 5a〜5l 画像処理装置 6 制御回路 7a〜7d 切換回路 8 A/D変換器 9 画像フレームメモリ 10 表示装置 A1〜A12 エリア B,B25,B45,B48 重複領域
フロントページの続き (72)発明者 滝本 隆 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目6番15号 株式会社フジタ内 (56)参考文献 特開 昭64−18081(JP,A) 特開 平2−123877(JP,A) 特開 平3−45898(JP,A) 特開 平3−199898(JP,A) 特開 平3−204783(JP,A) 特開 昭63−146678(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体を複数のエリアに分割した会場内を
    走行して、備品の搬入及び搬出作業を行なう無人搬送車
    と、上記各エリアごとに設けられ、自エリア及び自エリ
    アに隣接するエリアの一部を重複して撮像する複数の撮
    像装置と、これら複数の撮像装置から出力される映像信
    号のうち所定数の撮像装置からの映像信号を選択して出
    力する切換回路と、上記切換回路にて選択、出力された
    所定数の撮像装置からの映像信号を記憶する画像フレー
    ムメモリと、上記映像信号に対して所定の処理を行なっ
    て、上記無人搬送車乃至該無人搬送車に載荷された備品
    の位置を認識する画像処理装置と、この画像処理装置の
    認識結果に基づいて、上記無人搬送車乃至該無人搬送車
    に載荷された上記備品が存在するエリアと該エリアに隣
    接するエリアとを撮像した所定数の撮像装置からの映像
    信号を選択するように指示する信号を上記切換回路に対
    して出力し、且つ上記無人搬送車乃至該無人搬送車に載
    荷された上記備品がその移動に伴って、上記切換回路に
    より選択、出力された所定数の撮像装置からの映像信号
    における各エリア内の隣接エリアとの重複領域に差し掛
    かったときには、該重複領域を含む隣接エリアを撮像し
    た撮像装置からの映像信号を切換選択するように指示す
    る信号を上記切換回路に対して出力する制御回路と、上
    記画像フレームメモリに記憶された映像信号を表示する
    表示手段と、を備えたことを特徴とする追尾装置。
  2. 【請求項2】 上記画像処理装置は上記無人搬送車の上
    面に設けた発光体を認識して上記会場内における無人搬
    送車乃至備品の位置を認識することを特徴とする請求項
    1記載の追尾装置。
  3. 【請求項3】 上記画像処理装置は上記備品の上面に設
    けた発光体を認識して上記会場内における備品乃至無人
    搬送車の位置を認識することを特徴とする請求項1記載
    の追尾装置。
JP3018213A 1991-01-08 1991-01-08 追尾装置 Expired - Fee Related JP2510894B2 (ja)

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