JP2510841Y2 - 電磁石 - Google Patents

電磁石

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JP2510841Y2
JP2510841Y2 JP5810190U JP5810190U JP2510841Y2 JP 2510841 Y2 JP2510841 Y2 JP 2510841Y2 JP 5810190 U JP5810190 U JP 5810190U JP 5810190 U JP5810190 U JP 5810190U JP 2510841 Y2 JP2510841 Y2 JP 2510841Y2
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coil
coil bobbin
exciting coil
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bobbin
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悦司 小嶋
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Toyooki Kogyo Co Ltd
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Toyooki Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、油圧、空圧などの流体制御弁に具備して使
用する電磁石に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の電磁石は第5図および第6図に示す如
き構成から成り、流体制御弁の弁本体へ取付け自在に設
けた固定鉄心1に軸方向の両端につば部2B、2Cを有して
筒状に形成したコイルボビン2を外嵌して配置し、コイ
ルボビン2の両つば部2B、2C間に励磁コイル3を巻回形
成して設け、励磁コイル3の巻始め部分3Aと巻終り部分
3Bとをそれぞれコイルボビン2のつば部2Aに径方向へ突
設の保持部2Aに水平同位置で間隔を有し平行配置した2
個の接続部材4A、4Bに半田付けにより電気接続して設
け、励磁コイル3を接続部材4A、4Bを介し電源側と通電
可能に有し、励磁コイル3の外部に磁路を形成するヨー
ク5を第5図で上方向にコイルボビン2のつば部2Bに有
した保持部2Aを挿通可能に形成した開口を有する筒状ヨ
ーク5Aと側ヨーク5B、5Cとより構成して設け、励磁コイ
ル3とヨーク5とは樹脂モールド6により一体的に構成
して固定鉄心1に有する円筒部材7端に螺合のナット8
によって固定鉄心1と一体に設けている。そして、接続
部材4A、4Bを介して励磁コイル3への通電によって磁束
がヨーク5、円筒部材7内へ配置の可動鉄心9、固定鉄
心1間を流れることにより、固定鉄心1に可動鉄心9が
吸引作動されてその吸引力を押圧部材10を介し出力でき
るよう設けている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、この構成では、コイルボビン2の筒状部に
巻回形成する励磁コイル3の巻始め部分3Aをつば部2Bに
形成するコイル引出し溝2Dを介しそのコイル引出し溝2D
が開口するつば部外周面上の位置に配置の接続部材4Aに
電気接続しているため、励磁コイル3の巻始め部分3Aは
筒状ヨーク5の開口端部近傍を配線されてわずかな弛み
で筒状ヨーク5Aと接触して漏電する危険があった。この
ため、巻始め部分3Aを弛ませないよう注意深く励磁コイ
ル3をコイルボビン2に巻回形成しなければならず、電
磁石の製作に手間を要し生産性が悪い問題点があった。
本考案は、かかる問題点を解決するもので、励磁コイ
ルの巻始め部分がわずかな弛みではヨークに接触するこ
となくし、製作を簡単にし得るようにした電磁石を提供
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案筒状に形成して軸方向の両端につば
部を有したコイルボビンに両つば部間へ励磁コイルを巻
回形成して設け、コイルボビンの内部に固定鉄心および
可動鉄心を収納して設けると共に、コイルボビンのコイ
ル引出し溝を形成のつば部より径方向へ突設して有する
保持部に外部の電源側へ電気接続する2個の接続部材を
水平同位置で間隔を有し平行配置して設け、コイルボビ
ンへ巻回形成の励磁コイルを囲んで磁路を形成するヨー
クをコイルボビンのつば部に有した保持部を外方へ挿通
可能に形成して設け、コイルボビンのつば部に有するコ
イル引出し溝はつば部の励磁コイルが巻回形成される内
側面と接続部材の一方が位置される外周面とに開口して
形成し、励磁コイルの巻始め部分をコイル引出し溝より
コイル引出し溝が開口しない側に配置の他方の接続部材
に電気接続するよう固着して設けると共に、励磁コイル
の巻終り部分を巻回形成の外周よりコイル引出し溝が開
口する側に配置の一方の接続部材に電気接続するよう固
着して設け、保持部を突設するつば部の保持部突設個所
に励磁コイルの巻始め部分と巻終り部分とが接触しない
よう壁部を形成して成る。
〔作用〕
かかる本考案の構成において、コイルボビンの保持部
に水平同位置で間隔を有し平行配置した2個の接続部材
に励磁コイルの巻始め部分と巻終り部分とを交差するよ
う配線して電気接続し、巻始め部分を保持部が挿通する
ヨークの開口端部より引き離すよう設けているため、励
磁コイルの巻始め部分のわずかな弛みでは巻始め部分が
ヨークに接触することなくでき、励磁コイルの巻回形成
の作業が簡素化されて電磁石の製作を容易にすることが
できる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案にかかる油浸形電磁石を流体制御弁
に具備した状態を示し、11は固定鉄心で、一端外周にね
じ溝12を形成し流体制御弁の弁本体13へ螺着自在に有し
ていると共に、他端には非磁性体の円筒部材14を介しス
トッパ部材15を設けている。16は可動鉄心で、軸方向両
端に開口連通して切欠き17を設け円筒部材14内に軸方向
へ作動自在に有している。18は棒状の押圧部材で、固定
鉄心11に嵌挿し可動鉄心16に生ずる吸引力を受けて弁本
体13に内蔵の弁体19を作動操作するよう設けている。20
は手動ピン部材で、ストッパ部材15の軸心部に嵌挿して
停電時や作動確認時等に可動鉄心16を外部より手動操作
できるよう設けている。21は合成樹脂から成るコイルボ
ビンで、筒状に形成して軸方向の両端に径方向へ突設し
つば部21A、21Bを有し、固定鉄心11と円筒部材14との外
周にわたって外嵌配置している。22は励磁コイルで、コ
イルボビン21の両つば部21A、21B間に巻回形成して設け
ている。23は励磁コイル22を四方向より囲んで磁路を形
成するヨークで、薄い硅素鋼板を多層し両端部に鋼板を
配置して第2図に示す如く4個のリベット部材23Aによ
り固定して設け、固定鉄心11、円筒部材14を嵌挿する貫
通孔23Bを穿設していると共に、第1図で上部と下部と
に開口を有している。21Cはコイルボビン21のつば部21A
に形成したコイル引出し溝で、第2図ないし第4図に詳
細に示す如き、つば部21Aの励磁コイル22が巻回形成さ
れる内側面に開口する内方開口28Aと、第4図で内方開
口28Aの左側に位置しつば部21Aの内側面を窪ませて形成
した窪み部28Bと、内方開口28Aに連なって第3図で上方
向に向けて順次拡大傾斜しつば部21Aの外周面に開口す
る溝部28Cとより構成し、つば部21Aに突設して有する保
持部21Dの中央より第3図および第4図で左方側に位置
している。24A、24Bは図示しない外部の電源側へ電気接
続する2個の接続部材で、第2図ないし第4図に詳細に
示す如き、保持部21Dに水平同位置で保持部21Dの中央よ
り左右方向へ等間隔を有し平行配置して設け、樹脂モー
ルド20によりコイルボビン21、励磁コイル22、ヨーク23
を一体成型した本体より先端部を外方に突出している。
22Aは励磁コイル22の巻始め部分で、コイル引出し溝21C
より引出すことでヨーク23の上部開口を通り保持部21D
の第3図および第4図で右方側に配置の接続部材24Bに
半田付けで電気接続している。22Bは励磁コイルの巻終
り部分で、コイルボビン21に巻回形成の外周より保持部
21Dの第3図および第4図で左方側に配置の接続部材24A
に半田付けで電気接続している。21Eはコイルボビン21
に有する壁部で、つば部21Aの保持部21D突設個所に第3
図および第4図でつば部21Aを上方向へ延在して形成
し、接続部材24A、24Bに電気接続する励磁コイル22の巻
始め部分22Aと巻終り部分22Bとが接触しないようしてい
る。21Fは保持部21Dをつば部21Aより第1図および第2
図で左方に位置するための延在部である。25はストッパ
部材15に螺合のナット部材で、樹脂モールド20により一
体成型した本体を固定鉄心11、円筒部材14へ外嵌して固
定鉄心1と一体的に固着させるためのものである。26は
弁体19作動戻し用のばね、27は弁本体13の上面に載置し
た電装箱で、接続部材24A、24Bの突出部を受入れして図
示しない外部配線と結線するようにしている。
次にかかる構成の作動を説明する。
励磁コイル22を2個の接続部材24A、24Bを介し外部の
電源側へ通電すると、磁束がヨーク23、可動鉄心16、固
定鉄心11間を流れ、可動鉄心16は固定鉄心11に吸引され
てその吸引力が押圧部材18を介し弁体19に伝達される。
そして、励磁コイル22への通電を断つと、可動鉄心16は
弁体19に係装の戻しばね力を押圧部材18を介して受け第
1図右方向へ戻し作動される。
この作動で、コイルボビン21の保持部21Dに水平同位
置で間隔を有し平行配置した2個の接続部材24A、24Bの
うち、第3図および第4図で右方側に位置する接続部材
24Bにつば部21Aに形成のコイル引出し溝21Cより励磁コ
イル22の巻始め部分22Aを半田付けで電気接続すると共
に、同図で左方側に位置する接続部材24Aに励磁コイル2
2の巻回形成の外周より巻終り部分22Bを半田付けで電気
接続し、そして、壁部21Eにより巻始め部分22Aと巻終り
部分22Bとが接触しないようにしているため、コイル引
出し溝21Cの近傍に位置するヨーク23の上部開口端部よ
り巻始め部分22Aを引き離すことができるから、巻始め
部分22Aのわずかな弛みでは巻始め部分22Aがヨーク23に
接触することなくでき、励磁コイル22の巻回形成の作業
が簡素化されて電磁石の製作を容易に行うことができ
る。また、励磁コイル22の巻始め部分22Aの接触防止
を、コイルボビン21の一部形状変更と、励磁コイル22の
巻始め部分22Aと巻終り部分22Bとを2個の接続部材24
A、24Bへ電気接続する位置変更とで得ているため、従来
の電磁石より部品点数を増加することなくでき、製作の
容易性と相俟って、量産化し易くコスト低減を良好に図
ることができる効果を有する。
なお、一実施例では、コイルボビン21のつば部21Aに
有する保持部21Dをつば部21Aより延在部21Eを介し径方
向に突設したが、つば部と同位置で径方向に突設するよ
うにしても良いことは勿論である。
〔考案の効果〕
このように、本考案は、筒状に形成して軸方向の両端
につば部を有したコイルボビンに両つば部間へ励磁コイ
ルを巻回形成して設け、コイルボビンの内部に固定鉄心
および可動鉄心を収納して設けると共に、コイルボビン
のコイル引出し溝を形成のつば部より径方向へ突設して
有する保持部に外部の電源側へ電気接続する2個の接続
部材を水平同位置で間隔を有し平行配置して設け、コイ
ルボビンへ巻回形成の励磁コイルを囲んで磁路を形成す
るヨークをコイルボビンのつば部に有した保持部を外方
へ挿通可能に形成して設け、コイルボビンのつば部に有
するコイル引出し溝はつば部の励磁コイルが巻回形成さ
れる内側面と接続部材の一方が位置される外周面とに開
口して形成し、励磁コイルの巻始め部分をコイル引出し
溝よりコイル引出し溝が開口しない側に配置の他方の接
続部材に電気接続するよう固着して設けると共に、励磁
コイルの巻終り部分を巻回形成の外周よりコイル引出し
溝が開口する側に配置の一方の接続部材に電気接続する
よう固着して設け、保持部を突設するつば部の保持部突
設個所に励磁コイルの巻始め部分と巻終り部分とが接触
しないよう壁部を形成して成ることにより、励磁コイル
の巻始め部分のわずかな弛みでは巻始め部分がヨークに
接触することなくでき、励磁コイルの巻回形成の作業が
簡素化されて電磁石の製作を容易に行うことができる。
また、励磁コイルの巻始め部分の接触防止を、コイル
ボビンの一部形状変更と、励磁コイルの巻始め巻終り両
部分を2個の接続部材へ電気接続する位置変更とで得て
いるため、従来の電磁石より部品点数を増加することな
くでき、製作の容易性と相俟って、量産化し易くコスト
低減を良好に図ることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示し、第1図
はコイルボビンの上半分を断面することなくした油浸形
電磁石の縦断面図、第2図はコイルボビンとヨークとを
組み合せた状態の平面図、第3図は第2図の線III−III
に沿った断面図、第4図は第2図の線IV−IVに沿った断
面図、第5図および第6図は従来例を示し、第5図はコ
イルボビンの上半分を断面することなくした油浸形電磁
石の縦断面図、第6図はコイルボビンとヨークとを組み
合せた状態の平面図である。 21…コイルボビン、21A、21B…つば部、21C…コイル引
出し溝、21D…保持部、21E…壁部、22…励磁コイル、22
A…巻始め部分、22B…巻終り部分、23…ヨーク、24A、2
4B…接続部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状に形成して軸方向の両端につば部を有
    したコイルボビンに両つば部間へ励磁コイルを巻回形成
    して設け、コイルボビンの内部に固定鉄心および可動鉄
    心を収納して設けると共に、コイルボビンのコイル引出
    し溝を形成のつば部より径方向へ突設して有する保持部
    に外部の電源側へ電気接続する2個の接続部材を水平同
    位置で間隔を有し平行配置して設け、コイルボビンへ巻
    回形成の励磁コイルを囲んで磁路を形成するヨークをコ
    イルボビンのつば部に有した保持部を外方へ挿通可能に
    形成して設け、コイルボビンのつば部に有するコイル引
    出し溝はつば部の励磁コイルが巻回形成される内側面と
    接続部材の一方が位置される外周面とに開口して形成
    し、励磁コイルの巻始め部分をコイル引出し溝よりコイ
    ル引出し溝が開口しない側に配置の他方の接続部材に電
    気接続するよう固着して設けると共に、励磁コイルの巻
    終り部分を巻回形成の外周よりコイル引出し溝が開口す
    る側に配置の一方の接続部材に電気接続するよう固着し
    て設け、保持部を突設するつば部の保持部突設個所に励
    磁コイルの巻始め部分と巻終り部分とが接触しないよう
    壁部を形成して成る電磁石。
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