JP2510665B2 - 多糖エステルの合成法 - Google Patents

多糖エステルの合成法

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JP2510665B2 JP7747388A JP7747388A JP2510665B2 JP 2510665 B2 JP2510665 B2 JP 2510665B2 JP 7747388 A JP7747388 A JP 7747388A JP 7747388 A JP7747388 A JP 7747388A JP 2510665 B2 JP2510665 B2 JP 2510665B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はセルロース及びその他の多糖の新規なエステ
ル化法に係わる。特に本発明はセルロースを有機酸又は
その安定な塩によって直接効率的にエステル化してセル
ロースエステルを合成する方法を提供するものである。
〔従来の技術〕
セルロース及び他の多糖類のエステルは通常酸又はア
ルカリ触媒の存在下に酸無水物によって行われる。又酸
無水物の他に酸塩化物のような活性アシル化剤によって
もエステル化が行われる。しかし有機酸そのものは不活
性で一部の例外を除き如何なる触媒存在下でも反応した
報告はない。一部の例外は本発明者によって報告された
BF3・有機酸錯体による反応であるが、この場合も酸無
水物のような脱水剤を必要とした。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者等はセルロースエステルを合成するに当っ
て、セルロースに対し直接有機酸を反応させてエステル
化することに着目し、検討を続けてきた。
有機酸をエステル化剤に用いることは従来の酸無水物
に比べ安価となり、またアミノ酸等の特殊な酸のエステ
ルを容易に合成し得ることを意味し、ファインケミカル
の上で非常に有意義である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等はスルフォニルクロライド及び有機溶媒共
存下にアシル源として有機酸又はその安定な塩のみを用
い、セルロース及び他の多糖類を極めて効率的にエステ
ル化し得ることを見出した。
即ち本発明は、レーヨン、木材パルプ、リンター等の
各種セルロース繊維或いはキチン、キトサン、でん粉等
の多糖類をトシルクロライド、メシルクロライドの様な
スルフォニルクロライドと、ピリジン、ジメチルフォル
ムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMAc)の様
な塩基性有機溶媒の存在下に、脂肪酸、芳香族酸、アミ
ノ酸等の有機酸又は有機酸塩と反応させてエステル化す
ることを特徴とする多糖エステルの合成法である。
本発明の実施に当っては原料のセルロース、又はその
他の多糖は原料により適当な前処理を行うことが望まし
い。水前処理と溶媒置換は最も一般的に用いられている
が、本発明に於いても採用し得る。
本発明ではトシルクロライド、ピリジンを用いる系で
もセルローストシレートは全く生成していない。更にセ
ルローストシレートは本発明の方法の条件を含む種々の
条件下で有機酸とのエステル交換を行わない。
従って本発明の反応はセルローストシレートを経由す
るものではなく、トシルクロライドは反応浴中でアシル
カチオンを生成するための錯体形成に寄与していると考
えられる。本発明のエステル化反応後、トシルクロライ
ドはp−トルエンスルフォン酸となるが、これは塩素化
で容易にトシルクロライドを再生できる。
本発明により有機酸をエステル化剤に用い得ること
は、従来の酸無水物に比べ安価となり、またアミノ酸等
の特殊な酸のエステルを容易に合成し得ることを意味
し、ファインケミカルの上で非常に有意義である。
また、本発明によれば有機溶媒としてジメチルフォル
ムアミド(DMF)等を用いる系では、有機酸の代わり
に、例えば酢酸の安定な塩である酢酸ナトリウム、酢酸
カリウムによっても容易にセルロースの三置換体が得ら
れる。これら安定な有機酸塩を用いれば、原料の回収が
極めて容易で、製造コストを大幅に減少させ得る。
本発明に於いて有機溶媒としてピリジンを用いた系で
は、反応浴は時間と共に茶から黒褐色になり、生成物に
も着色が見られるが、セルロースとして反応中反応浴に
完全に溶解してしまうレーヨンを用いた場合は、水析出
で得られるエステル化生成物には着色がない。また、ピ
リジン以外の有機溶媒を用いた系では反応浴の着色もな
く、生成物はいずれも着色がなかった。
本発明の反応に於いてスルフォニルクロライドと有機
酸のモル比と反応性との間には相関性があり、等モルの
時に最大の反応速度を示すことがわかった。このことは
これらの間に錯体形成があり、これによって活性アシリ
ニウムイオンが生成しエステル化を行うことが示唆され
る。また塩基性有機溶媒もこの錯体形成に関与している
と推定される実験事実が得られている。
本発明の反応は30〜70℃で行われるが、50℃程度が最
適である。三置換体に達する反応時間は原料と反応試薬
の種類により異なるが、50℃で2〜20時間である。原
料、反応条件により原料は反応中膨潤状態を保つか、又
は反応浴に溶解する。
反応後水で析出又は脱膨潤することによりエステル化
生成物を回収し得る。
有機酸としては、酢酸、プロピオン酸及び高級脂肪
酸、安息香酸及びその誘導体、アミノ酸等各種のものを
利用でき、容易にセルロース等の多糖の高置換度エステ
ルが得られる。
得られたエステル中にはトシル基、塩素基は全く含ま
れていない。本発明の反応がトシル化後のエステル交換
ではないことは、別途調整したトシルセルロースをピリ
ジン、酢酸の浴で反応させても全く変化がなく、またこ
れをピリジン、トシルクロライド、酢酸の浴、即ち本発
明における反応浴で反応させると、トシルセルロース中
の未反応水酸基の酢化のみが行われ、トシル基の脱離は
全く起こらないことから証明される。従って本発明のエ
ステル化は全く新規の反応であると言える。
この反応の新規性は酢酸ナトリウム、酢酸カリウムの
様な安定な塩とスルフォニルクロライド、塩基性有機溶
媒の系でも酢化が進行することからもうかがえる。有機
溶媒としてはDMFが最も反応性が高く容易に三置換体が
得られるが、他の溶媒においてもエステル化反応は進行
し目的物が得られる。
これら安定な有機酸塩をエステル化に用い得ること
は、薬品の分離回収が非常に容易になり、工業的に大き
な利益がある。
〔実 施 例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例 1 レーヨン、パルプ、マーセル化パルプ、リンター及び
マーセル化リンターを夫々40%酢酸カリウム水溶液に室
温で浸漬後、圧搾し、80℃で2時間乾燥した後、ピリジ
ンで洗滌し、酢酸カリウムを除去した。この前処理後、
絶乾セルロース1g当り、酢酸4g、ピリジン15g(前処理
後繊維に付着しているピリジンの分を含む)、トシルク
ロライド7gの溶液を用い、50℃で反応させた。反応の進
行と共にレーヨンは溶解するが、他のセルロースは高膨
潤状態のままで溶解しなかった。反応浴は初期は茶色で
あるが、反応時間の経過と共に黒褐色に変わる。所定時
間反応後水中に投じ、生成物を析出又は脱膨潤し、濾別
した。十分水洗後メタノールで6時間ソックスレー抽出
を行い、その後風乾した。得られた試料1gを0.5N NaOH
水溶液50ml中に室温で24時間ケン化し、遊離した酸によ
り中和されたアルカリ量を滴定で求め、エステル化度を
算出した。その結果、即ち反応時間に対するエステル化
度の変化を第1図に示す。また、元素分析の結果、いず
れの試料中にもS及びClは検出されなかった。
実施例 2 木材パルプについて実施例1の場合と同様の酢酸カリ
ウム前処理を行い、ピリジン置換洗滌後、ピリジン、ト
シルクロライド、酢酸の混合浴中で50℃で各時間反応さ
せた。絶乾セルロース1g当りの薬品量は、ピリジンにつ
いて15g(置換洗滌後パルプが含むピリジン量を含
む)、トシルクロライドについて7gと一定にし、酢酸量
のみを1.1,2,3,4,6gと変えた。1gのセルロース当り7gの
トシルクロライドはセルロースのグルコース残基1モル
当り約6モルに相当し、従ってセルロースの水酸基1モ
ル当り約2モルに相当する。またトシルクロライド7gと
等モルの酢酸量は2.22gである。反応後、水洗し、実施
例1と同様にメタノール抽出によって精製後、エステル
化度を分析した。この反応結果を第2図に示した。Py/T
sCl/AcOHはピリジン/トシルクロライド/酢酸のグラム
比である。トシルクロライドと等モルに近い量の酢酸
量、即ち2g又は3gの酢酸を用いた時が最も反応性が良
く、酢酸量がこれ以上多くても少なくても反応性は低下
する。また、元素分析の結果、反応生成物中にはいずれ
もS及びClは検出されなかった。
実施例 3 木材パルプについて実施例1に示したと同じ酢酸カリ
ウム(AcOK)前処理を行ったものと、木材パルプを室温
の水中に4時間浸漬し圧搾して水前処理試料を、それぞ
れピリジンで置換洗滌した。
この両者について絶乾セルロース1g当り15gのピリジ
ン、7gのトシルクロライド、3又は4gの酢酸を用いて50
℃、各時間反応させた。反応後、実施例1と同様に水
洗、精製し、エステル置換度を分析した。その結果を第
3図に示した。
この結果、二つの前処理法の効果には殆ど差がないこ
とがわかった。生成物にはS及びClは検出されなかっ
た。
実施例 4 木材パルプについて実施例3で示したと同じ水前処理
を行った後ピリジンで置換し、絶乾セルロース1g当り15
gのピリジン、7gのトシルクロライド、3gの酢酸によっ
て30,50及び70℃で各時間反応させた。反応後、実施例
1と同じく水洗、精製後、エステル置換度を分析した。
結果を第4図に示した。
温度が高い方が反応速度は上昇するが、50℃以上では
あまり差がなくなることがわかる。
実施例 5 実施例3と同じ水前処理、ピリジン置換を行った木材
パルプを、絶乾セルロース1g当り15gのピリジンと7gの
トシルクロライド及び3gの酢酸の反応浴と、15gのピリ
ジン、4.2gのメシルクロライド及び3gの酢酸の反応浴
で、それぞれ50℃で各時間反応させた。メシルクロライ
ド4.2gは7gのトシルクロライドと等モルであり、セルロ
ースのOH基1モル当り2モルに相当する。反応終了後、
実施例1と同様、水洗、精製後エステル化度を測定し
た。この結果を第5図に示した。
トシルクロライド(TsCl)よりもメシルクロライド
(MsCl)の方がより反応性が高いことがわかる。また、
元素分析の結果からメシルクロライドの場合も、生成物
中にS及びClが含まれないことが確かめられた。
実施例 6 木材パルプについて実施例3と同じく、水前処理後、
圧搾し、ジメチルフォルムアミド(DMF)で置換した試
料を、DMF15g、トシルクロライド7g、酢酸2又は3gの反
応浴中で30又は50℃で各時間反応させた。反応後、実施
例1と同様に水洗、精製後、エステル化度を求めた。結
果を第6図に示す。
反応性はピリジンを用いた場合よりDMFを用いた方が
高く、50℃の反応では5時間でほぼ三置換体に達する。
元素分析の結果、この場合も生成物にS及びClは含まれ
ていなかった。
実施例 7 実施例6と同様、水前処理、DMF置換した木材パルプ
を、絶乾セルロース1g当り30gのDMFと、セルロースのOH
基当り2モルのトシルクロライド(セルロース1g当り約
7g)及び1,2,3又は4モルの酢酸で50℃各時間反応させ
た。実施例1と同様、水洗、精製後、エステル化度を測
定した。この結果を第7図に示す。
DMFの場合もピリジンの場合と同様に、トシルクロラ
イドと酢酸が等モル関係の時最も反応性が高い。しかし
DMF量がセルロース1g当り15gから30gに増すと反応性は
少し低下する。
実施例 8 実施例6と同様、水前処理、DMF置換した木材パルプ
を絶乾セルロース1g当り30gのDMFとセルロースのOH基当
り1,1.5は2モルのトシルクロライド及び1又は2モル
の酢酸を用いて50℃で反応させた。この結果を第8図に
示した。
トシルクロライドと酢酸が等モル関係にあり、且つ対
セルロースへの絶対量が多い時に最も反応性が良い。し
かし、等モル関係から著しくずれなければトシルクロラ
イドの絶対量の影響も大きい。
実施例 9 実施例3又は6と同様、水前処理後ピリジン又はDMF
で置換した木材パルプ及び全く前処理を行わない木材パ
ルプを絶乾セルロース1g当り30gのピリジン又はDMF、セ
ルロースOH基1モル当り2モルのトシルクロライド及び
2モルの酢酸で50℃で各時間反応させた。この結果を第
9図に示した。
ピリジンを用いた場合は、前処理なしに比べ水前処理
したものが良い結果を示すが、DMFを用いた場合、両者
の差はなく、前処理の必要性のないことを示した。これ
は工業的には大きな利益となる。
実施例 10 実施例3と同じ水前処理、DMF置換をした木材パルプ
を、絶乾セルロース1g当り30gのDMF、セルロースのOH基
1モル当り2モルのトシルクロライド及び2モルの酢酸
カリウム又は酢酸ナトリウムによって50℃で各時間反応
させた。反応後、実施例1と同様水洗精製後、エステル
化度を測定した。この結果を第1表に示した。
酢酸カリウムと酢酸ナトリウムのどちらの場合もよく
エステル化され、10時間でほぼ三置換体が得られ、酢酸
を用いた同一条件での反応よりむしろ高い反応性が得ら
れた。生成物中にS及びClは検出されなかった。
実施例 11 木材パルプについて実施例3と同様に水前処理、ピリ
ジン置換を行った試料について、絶乾セルロース1g当り
15gのピリジン、セルロースのOH基1モル当り2モルの
トシルクロライド及び2モルの吉草酸、オクタン酸、ラ
ウリン酸、ステアリン酸、安息香酸、p−アミノ安息香
酸又はグリシンで50℃、20時間反応させた。反応後、実
施例1と同様に水洗精製後、エステル化度を求めた。
置換度は吉草酸、オクタン酸、ラウリン酸、ステアン
リン酸、安息香酸、p−アミノ安息香酸及びグリシンに
ついてそれぞれ2.90,2.98,2.88,2.90,3.0,2.21及び3.0
であり、p−アミノ安息香酸以外は、いずれも三置換体
が得られた。基本的には如何なる有機酸についてもこの
方法でエステル化され得ることを示している。
実施例 12 市販バレイショでん粉及び精製キチン粉末を室温の水
に4時間浸漬後、DMFで水を置換し、絶乾1gの原料多糖
当り15gのDMF(試料に付着するDMFを含む)、多糖類のO
H基1モル当り2モルのトシルクロライド及び2モルの
酢酸によって50℃で20時間反応させた。反応後、水中で
析出又は脱膨潤させた後、水洗し、更にメタノールで4
時間ソックスレー抽出して精製した。実施例1に示した
と同様にしてエステル化度を求めた。でん粉の置換度は
2.61、キチンの置換度は1.26であった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は実施例に於ける反応時間とエステル化
度の測定結果を示すグラフ図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セルロース又はその他の多糖をスルフォニ
    ルクロライドの存在下に有機溶媒中で有機酸又は有機酸
    塩と反応させエステル化することを特徴とする多糖エス
    テルの合成法。
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