JP2510402B2 - 大径ナットの着脱用治具 - Google Patents

大径ナットの着脱用治具

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JP2510402B2
JP2510402B2 JP1563694A JP1563694A JP2510402B2 JP 2510402 B2 JP2510402 B2 JP 2510402B2 JP 1563694 A JP1563694 A JP 1563694A JP 1563694 A JP1563694 A JP 1563694A JP 2510402 B2 JP2510402 B2 JP 2510402B2
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nut
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば直径が100
mmを越えるような大径ボルトのねじ部に締結する大径
ナットを着脱するための大径ナットの着脱用治具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近時、機器装置の大型化に伴い、部品を
締結するボルトも大型化している。締結ボルトの締付ト
ルクの強度化に対応して、材質的にもSCM鋼やステン
レス鋼等と高強度のものが普及している。
【0003】ナットの着脱は、ナットの平径(六角形の
一辺の長さ)が50mmくらいまではスパナやモンキー
スパナが用いられる。しかしながら、平径が50mmを
越えると、スパナやモンキースパナでは間にあわず、特
製のソケットが用いられる。そして、このような大径ナ
ットには機器装置の環境の安全性を考慮して高度の締付
トルクが要求されることはいうまでもない。
【0004】そのため、従来では、図5に示すように、
ソケット30に大径ナット31を入れ、ソケット30の
角穴32に挿入する係合部33を有するソケットレンチ
又はラチェットレンチ34を介して回動することによ
り、大径ナット31の所定締付トルクを得る。若しく
は、ソケット又はラチェットレンチ34に長柄のレバー
を継ぎ足して回動することにより大径ナットの所定締付
トルクを得ることとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ソケッ
ト30に大径ナット31を収容したとき、大径ナット3
1はソケット30内の緩みで自由に上下動し、収容され
ている大径ナット31のねじの切口の位置が隠れて見え
なくなるために確認できない。したがって、大径ボルト
のねじの切口と大径ナットのねじの切口との合わせ操作
が不確実となるという取り扱い上の支障が生じる。
【0006】また、ソケットレンチやラチェットレンチ
34は、大径ナット31の所定締付トルクの要求を果す
ため、長柄の重量のあるレバーが継ぎ足し使用されるこ
とがあるので、そのレバー先の大径ナット31の合わせ
は、そのレバーの重量をも支えなければならないため
に、かなりの労力を要する作業となる。
【0007】さらに、ソケットレンチやラチェットレン
チ34は、難度の高い機械加工をして製作するために、
材質の高級化と相俟って非常にコスト高となり、その様
式、規格等に合わせて、大径ボルト及びナットの需要先
で特製して解決しているのが現状である。
【0008】そこで、この発明は構造簡単にしてコスト
安価であるとともに、取り扱いに簡便で効果的な大径ナ
ットの着脱用治具を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる大径ナ
ットの着脱用治具は、大径ナットの対辺に当接して挟持
する脚部を設けた門型枠状の本体に、該本体を回転操作
するためのレバーハンドルを設けるとともに、前記脚部
間で相対向して大径ナットの隣接する各辺がそれぞれ当
接する一対の側板を連結し、かつ、ソケット又はラチェ
ットレンチを装着する角穴を穿設してなることを特徴と
する。
【0010】
【作用】本体と一対の側板で形成される六角穴に、大径
ナットを嵌着してレバーハンドルで手持ちして大径ボル
トのねじ頭に冠し、六角穴からねじの切口を確認しなが
らレバーハンドルを回転させて螺送する。そして、大径
ナットの本締めは、角穴にソケット又はラチェットレン
チを装着して行う。
【0011】
【実施例】以下この発明を図に基づき説明する。図1に
示すように、大径ボルト1のねじ部2に締結すべき大径
ナット3を嵌合する着脱用治具4が形成される。この着
脱用治具4は、門形枠体とした特殊鋼製の本体5と、本
体5の上部5aに穿設されてレンチを装着するための角
穴6と、肩部5bに連結されて本体5を回転させるため
のレバーハンドル7と、脚部5cの一方に外部から螺入
貫通して大径ナット3を締め付けるセットボルト8と、
脚部5c間を閉鎖して大径ナット3を包囲するための一
対のバネ鋼板からなる側板9と、側板9を本体5に連結
する複数の小径ボルト10、押え板11、リング12、
ワッシャー13及び小径ナット14とからなる。
【0012】本体5の脚部5c間の寸法Dは大径ナット
3の一辺3aとそれに直径方向で相対向する側の対辺間
の寸法dと、また、脚部5cの幅寸法Wは大径ナット3
の一辺3aの長さwとそれぞれほぼ同じであり、さら
に、脚部5cの高さHは大径ナット3の高さhよりも大
である。
【0013】角穴6はソケット又はラチェットレンチ1
5を装着して本締めするために穿設されており、大径ナ
ット3の大きさにしたがって穴径が大きくなり、連携す
る長柄のレンチよりも強大化する。すなわち、大径ナッ
ト3の大中小の規格に合わせて着脱用治具4も大中小の
段階的に作成されるが、その場合、その段階毎で角穴の
径が異なるというものである。
【0014】また、この角穴6には、六角ソケット又は
ラチェットレンチ15を連携するためのアタッチメント
16を装着してもよい。このアタッチメント16は、図
4に示すように、角穴6に嵌合する挿入部17と、本体
5の上部5aに当接する段部18と、ラチェットレンチ
15aが係合する六角頭部19とを一体形成してなり、
挿入部17には溝20が形成されている。挿入部17を
上部5aの上方から角穴6に挿入し、上部5aの下面側
にスペーサー21を嵌挿するとともに、溝20にCリン
グ22を嵌着して連結する。
【0015】レバーハンドル7は適宜の長さであって、
上部5aと一直線になるように固定され、これを手持ち
して着脱用治具4を運搬又は取り扱い、大径ナット3を
嵌着し、さらに、大径ボルト1のねじ部2に冠着すると
きに使用する。
【0016】側板9は中央部がく字型に曲げ形成されて
両端部付近が同一平面にあり、中央部から両端部付近
(本体5の脚部5c付近)までの長さを大径ナット3の
一辺3aと同じ長さとした板材であって、その高さH1
は大径ナット3の高さhとほぼ同じである。中央部の内
面側には大径ナット3の角部が当接し、その左右に大径
ナット3の隣接する2辺が当接する。
【0017】押え板11は側板9の両端部付近の曲げ部
にまで延伸させたから、一側端部内面側に側板9と接触
するための傾斜面11aを設けてある。この傾斜面11
aは、大径ナット3を本締めするときに、大径ナット3
の角部が側板9に当接して加える力に対する側板9の補
強となる。
【0018】かくして、着脱用治具4内には、図2に示
すように、脚部5cと側板9で形成される六角穴23が
形成されとともに、図3に示すように、上部5aと側板
9との間は透けていて窓孔24が形成される。
【0019】そこで上記実施例の作用に付き説明する。
大径ボルト1に大径ナット3を締結するため、大径ナッ
ト3を嵌着するときは、大径ナット3の上部から着脱用
治具4を下降させて大径ナット3を六角穴23内に収容
するとともに、セットボルト8を適宜のスパナ等にて大
径ナット3に向けて押し込み、着脱用治具4に大径ナッ
ト3を固定すると、図2,3に示すように、大径ナット
3は着脱用治具4内に完全に収まり、大径ナット3の各
辺は脚部5cの内面と、側板9の内面に当接して動くこ
とはできなくなる。
【0020】そして、レバーハンドル7を手持ちして大
径ボルト1のねじ部2の頭部に大径ナット3を冠し、大
径ボルト1と大径ナット3のそれぞれのねじの切口を確
認しながらねじとねじ穴を合わせる。ねじの切口の確認
は、側板9と上部5aとの間に形成される窓孔24か
ら、大径ナット3のねじ穴内を目で見て行うことができ
る。
【0021】ついで、レバーハンドル7を回転操作する
と、大径ナット3はねじ部2に螺合していく。レバーハ
ンドル7の回転が手動ではできなくなった段階で、角穴
6内にソケット又はラチェットレンチ15を装着してそ
の長柄のレバーを回動して本締めを行う。
【0022】なお、ソケット又はラチェットレンチ23
が六角ソケットであれば、前記アタッチメント16を上
部5aに装着したのち、六角頭部19に六角ソケット又
はラチェットレンチ15aを装着して行えばよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、全体と
して簡単な構成であって、ねじの切口を確認できる窓孔
が形成されており、ナットを嵌合してセットボルトで締
め付けるとナットが着脱用治具から外れることはなく、
そこで、レバーハンドルを手持ちしてねじ合わせと螺送
をした上、角穴にソケット又はラチェットレンチを装着
して本締めできるから、コスト安価にして大径ナットの
締結が簡便迅速かつ容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す分解斜視図
【図2】平面図
【図3】正面図
【図4】この発明の他の例を示す分解斜視図
【図5】従来例の分解斜視図
【符号の説明】
1…大径ボルト 2…ねじ部 3…大径ナット 4…着脱用治具 5…本体 6…角穴 7…レバーハンドル 8…セットボルト 9…側板 10…小径ボルト 11…押え板 15,15a…ソケット又はラチェットレンチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径ナットの対辺に当接して挟持する脚
    部を設けた門型枠状の本体に、該本体を回転操作するた
    めのレバーハンドルを設けるとともに、前記脚部間で相
    対向して大径ナットの隣接する各辺がそれぞれ当接する
    一対の側板を連結し、かつ、ソケット又はラチェットレ
    ンチを装着する角穴を穿設してなることを特徴とする大
    径ナットの着脱用治具。
  2. 【請求項2】 門形枠体とした特殊鋼製の本体と、本体
    の上部に穿設されてレンチを装着するための角穴と、肩
    部に連結されて本体を回転させるためのレバーハンドル
    と、脚部の一方に外部から螺入貫通して大径ナットを締
    め付けるセットボルトと、脚部間を閉鎖して大径ナット
    を包囲するための一対のバネ鋼板からなる側板と、側板
    を本体に連結する複数の締結具とからなることを特徴と
    する大径ナットの着脱用治具。
JP1563694A 1994-02-10 1994-02-10 大径ナットの着脱用治具 Expired - Lifetime JP2510402B2 (ja)

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