JP2510321B2 - 小屋裏屋根ユニットの製造方法 - Google Patents
小屋裏屋根ユニットの製造方法Info
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Description
根ユニットの製造方法に係り、特にユニット住宅の小屋
裏居室に利用できる。
間を短縮できるため、近年広く利用されている。このユ
ニット住宅では、複数のボックスユニットを組み合わせ
て居室部を形成し、この居室部の上に複数の屋根ユニッ
トを配置することで屋根の施工が行われる。
や住宅空間の有効利用を図るために、通常の居室部以外
に小屋裏を居住スペースや物入れ用のスペースとして利
用することがある。
根や、小屋裏居室への採光を行うためのトップライト仕
様の屋根が設けられていた。
には、屋根材を支持する垂木等を設ける必要があるのに
対し、トップライト仕様の屋根を設ける場合には、垂木
等を設けずにガラスを嵌め込む必要がある。このため、
各仕様毎に屋根部分の構成が異なるユニットを用いる必
要があった。
となり、さらにユニットの製造作業が複雑となってコス
トも高くなるという問題があった。
管理を容易にでき、かつユニットの製造作業も容易とな
ってコストを低減できる小屋裏屋根ユニットの製造方法
を提供することにある。
びこの棟梁の斜め下方に棟梁に平行配置された母屋の両
端間を登り梁で連結してユニットフレームを形成し、こ
のユニットフレームに、複数の垂木が組み合わされた垂
木パネルと、枠にガラスが嵌め込まれたガラスパネルと
のうちから選択された一方のパネルからなる内側パネル
を取付けることを特徴とするものである。
ムに内側パネルとして垂木パネルを嵌め込み、さらに屋
根材を取付けることでこの小屋裏屋根ユニットは通常の
屋根仕様となる。
ネルを嵌め込むことで、この小屋裏屋根ユニットはトッ
プライト仕様となる。
様の屋根ユニットとトップライト仕様の屋根ユニットと
を構成することが可能となり、ユニットフレームの種類
が少なくなってその管理が容易となり、かつユニットの
製造作業も容易となってコストが低減される。
ト1と小屋裏屋根ユニット2とが示され、第2図には小
屋裏居室を備えるユニット住宅の全体が示されている。
ット11が複数配置され、これらのユニット11の上には複
数の2階用ボックスユニット12が配置されている。各ボ
ックスユニット11,12は、第3図にも示すように、その
高さ寸法が道路交通法上の輸送制限高さ寸法H以下とな
るように形成されている。
すように、小屋裏居室ユニット1および小屋裏屋根ユニ
ット2で構成される小屋裏居室が配置される。また、小
屋裏居室ユニット1の両側にはそれぞれ小屋裏屋根ユニ
ット2に連続した傾斜面を有する側部屋根ユニット3が
配置される。
の柱14と、この柱14の下端間を連結する下梁15とを備え
て構成され、柱14の高さ寸法は、輸送制限高さ寸法H以
下に形成されている。この柱14の上端には、プレート状
の連結金具16が斜め上方に傾斜した状態で取付けられて
いる。
にも示すように、角型鋼管よりなる棟梁20と、この棟梁
20の両端から斜め下方に向かって傾斜固定された登り梁
21と、棟梁20に平行に配置されて登り梁21の下端間を連
結する母屋22とで構成されるユニットフレーム23を備え
ている。
パネル30あるいはガラスパネル40が適宜選択されて取付
けられて小屋裏屋根ユニット2が構成される。すなわ
ち、屋根ユニット2の屋根材として通常の板材等からな
る屋根葺き材を用いる場合には、内側パネルとして屋根
葺き材を支持する垂木が必要なため複数の垂木31をパネ
ル状に組んだ垂木パネル30が取付けられる。
フレーム23に溶接固定された断面L字形のブラケット33
にボルト34およびナット35により固定される。なお、垂
木パネル30を固定するユニットフレーム23には、登り梁
21にプレート36を介してボルト止めされたブレース用の
ターンバックルボルト37を取付けて補強がなされてい
る。
ットフレーム23には内側パネルとして垂木パネル30の代
わりに枠にガラスが嵌め込まれたガラスパネル40が取付
けられる。本実施例においては、第2図に示すように、
妻側中央部に配置された3つの小屋裏屋根ユニット2の
うち、中央に配置された屋根ユニット2はガラスパネル
40が取付けられてトップライト仕様とされ、その両側に
配置された2つの屋根ユニット2は垂木パネル30が取付
けられて通常の屋根仕様とされている。
接配置された2つの屋根ユニット2の各登り梁21を接続
プレート45を介してボルト止めすることで連結される。
下梁51に立設された柱52と、この柱52の頂部および下梁
51間に傾斜配置された傾斜パネルフレーム52とを備えて
構成されている。この側部屋根ユニット3は、第3図に
示すように、前記小屋裏居室ユニット1の両側に配置さ
れ、必要に応じて小屋裏居室空間の一部として利用され
る。
屋根ユニット2、側部屋根ユニット3を製造し、これら
を現場に搬送する。この際、屋根ユニット2は、必要に
応じて垂木パネル30を取付け、さらに屋根葺き材を固定
した通常の屋根仕様の屋根ユニット2と、ガラスパネル
40を取付けたトップライト仕様の屋根ユニット2とを製
造する。
別々に搬送する場合には、居室ユニット1の上面および
屋根ユニット2の下面にそれぞれ輸送用の仮梁あるいは
パネル等を取付けて搬送する。
1の上に複数の1階用ボクスユニット11をクレーン等で
配置し、これらのユニット11の上に複数の2階用ボック
スユニット12を配置する。
ニット1を配置した後、小屋裏屋根ユニット2をユニッ
ト1の各柱13の頂部の接続金具16にボルト等で固定する
とともに、各屋根ユニット2間を接続プレート45を介し
てボルト止めする。
れ側部屋根ユニット3を配置し固定することで第2図に
示すユニット住宅が建てられ、その屋根部分には小屋裏
居室ユニット1および小屋裏屋根ユニット2により小屋
裏居室が形成される。
垂木パネル30またはガラスパネル40を選択的に取付ける
ことで、通常の屋根仕様の小屋裏屋根ユニット2と、ト
ップライト仕様の小屋裏屋根ユニット2とを容易に形成
することができる。このため、基本となるユニットフレ
ーム23は共通のものが利用できて生産コストが低減で
き、かつ種類も少なくなるのでその管理を容易にでき
る。
することを受け持つ骨組み部分であるユニットフレーム
23と、地震や風等の外力に対抗するための強度を受け持
つ垂木パネル30等の内側パネルとで構成しているので、
強度の異なる内側パネルを適宜選択することにより建物
の基本的骨組みであるユニットフレーム23を変更しなく
ても小屋裏屋根ユニット2の強度を変更することができ
る。従って、建築地域の条件の相違や建物の大きさに応
じて異なるフレーム構成等で小屋裏屋根ユニット2の強
度を変更する必要があっても、その条件に適合する構造
を容易に構築することができる。
ラケット33にボルト止めすることで取付けることができ
るので、その取付作業を容易にでき、作業性を向上でき
る。
ト1と断面山形の小屋裏屋根ユニット2との2つのユニ
ットで構成しているため、輸送時あるいは据付時に各ユ
ニット1,2を別々に搬送、据付することができ、輸送時
や据付時などの取扱いも容易にできる。
よび柱14で構成されており、天井梁が設けられていない
ため、小屋裏居室スペースを拡大するために複数のユニ
ット1を連設した場合でも、居室空間内に中間梁が配置
されることがないため、スペースをより有効に利用する
ことができる。
30およびガラスパネル40を用いていたが、例えば、開口
できるガラスサッシ等を備えたパネル等を用いてもよ
く、要するに内側パネルは小屋裏屋根の形状や機能に応
じて適宜選択すればよい。
面山形のものに限らず、本発明を適用する屋根の形状に
応じて適宜設定すればよい。
2と同じ勾配の傾斜部分を備えるものに限らず、勾配が
異なるものでもよい。さらに、屋根ユニット3の形状も
前記実施例のものに限らず、実施にあたって適宜設定す
ればよい。
付けられるものには、補強用のブレースを設けていた
が、垂木パネル30により十分な強度が確保できればブレ
ースを設けなくてもよい。さらに、ブレースをユニット
フレーム23ではなく垂木パネル30に設けてもよい。
に限らず、1階建や3階建等のものでもよい。
の製造方法によれば、ユニットを構成するユニットフレ
ームを共通化できるので、ユニットの種類を少なくでき
てその管理を容易にでき、かつユニットの製造作業も容
易となってコストを低減できるという効果を得られる。
裏居室ユニットおよび小屋裏屋根ユニットの骨組みを示
す斜視図、第2図は本発明を適用したユニット住宅を示
す斜視図、第3図は小屋裏居室ユニットおよび側部屋根
ユニットの配置を示す概略図、第4図は小屋裏屋根ユニ
ットの棟部分を示す断面図、第5図は小屋裏屋根ユニッ
トの接続部分を示す平面図、第6図は側部屋根ユニット
の骨組みを示す斜視図である。 1……小屋裏居室ユニット、2……小屋裏屋根ユニッ
ト、14……柱、15……下梁、20……棟梁、21……登り
梁、22……母屋、23……ユニットフレーム、30……内側
パネルである垂木パネル、31……垂木、40……内側パネ
ルであるガラスパネル。
Claims (1)
- 【請求項1】棟梁およびこの棟梁の斜め下方に棟梁に平
行配置された母屋の両端間を登り梁で連結してユニット
フレームを形成し、このユニットフレームに、複数の垂
木が組み合わされた垂木パネルと、枠にガラスが嵌め込
まれたガラスパネルとのうちから選択された一方のパネ
ルからなる内側パネルを取付けることを特徴とする小屋
裏屋根ユニットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2088744A JP2510321B2 (ja) | 1990-04-02 | 1990-04-02 | 小屋裏屋根ユニットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2088744A JP2510321B2 (ja) | 1990-04-02 | 1990-04-02 | 小屋裏屋根ユニットの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03286061A JPH03286061A (ja) | 1991-12-17 |
JP2510321B2 true JP2510321B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=13951425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2088744A Expired - Lifetime JP2510321B2 (ja) | 1990-04-02 | 1990-04-02 | 小屋裏屋根ユニットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510321B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102116777B1 (ko) * | 2018-10-23 | 2020-05-29 | 골드홈공업 주식회사 | 목조주택용 트러스 패널의 구조 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5854221A (ja) * | 1981-09-28 | 1983-03-31 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 5軸制御磁気軸受の軸方向位置ドリフト補償法 |
US4497498A (en) * | 1982-08-06 | 1985-02-05 | Buck James R | Expanding-contracting gripping device for workpiece |
JPS60192042A (ja) * | 1984-03-12 | 1985-09-30 | 堀江 光一 | 夏冬勾配切り替え式越屋根 |
JPS63127585U (ja) * | 1987-02-10 | 1988-08-22 |
-
1990
- 1990-04-02 JP JP2088744A patent/JP2510321B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03286061A (ja) | 1991-12-17 |
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