JP2510321B2 - 小屋裏屋根ユニットの製造方法 - Google Patents

小屋裏屋根ユニットの製造方法

Info

Publication number
JP2510321B2
JP2510321B2 JP2088744A JP8874490A JP2510321B2 JP 2510321 B2 JP2510321 B2 JP 2510321B2 JP 2088744 A JP2088744 A JP 2088744A JP 8874490 A JP8874490 A JP 8874490A JP 2510321 B2 JP2510321 B2 JP 2510321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
roof
attic
panel
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2088744A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03286061A (ja
Inventor
奈保美 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP2088744A priority Critical patent/JP2510321B2/ja
Publication of JPH03286061A publication Critical patent/JPH03286061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2510321B2 publication Critical patent/JP2510321B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、小屋裏居室の屋根部材を形成する小屋裏屋
根ユニットの製造方法に係り、特にユニット住宅の小屋
裏居室に利用できる。
〔背景技術〕
従来より、ユニット住宅は、現場作業が少なく施工期
間を短縮できるため、近年広く利用されている。このユ
ニット住宅では、複数のボックスユニットを組み合わせ
て居室部を形成し、この居室部の上に複数の屋根ユニッ
トを配置することで屋根の施工が行われる。
ところで、近年、住宅に対する需要者の要求の多用化
や住宅空間の有効利用を図るために、通常の居室部以外
に小屋裏を居住スペースや物入れ用のスペースとして利
用することがある。
この小屋裏居室には、屋根葺き材で仕上げた通常の屋
根や、小屋裏居室への採光を行うためのトップライト仕
様の屋根が設けられていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、小屋裏居室に通常の屋根を設ける場合
には、屋根材を支持する垂木等を設ける必要があるのに
対し、トップライト仕様の屋根を設ける場合には、垂木
等を設けずにガラスを嵌め込む必要がある。このため、
各仕様毎に屋根部分の構成が異なるユニットを用いる必
要があった。
従って、ユニットの種類が多くなってその管理が煩雑
となり、さらにユニットの製造作業が複雑となってコス
トも高くなるという問題があった。
本発明の目的は、ユニットの種類を少なくできてその
管理を容易にでき、かつユニットの製造作業も容易とな
ってコストを低減できる小屋裏屋根ユニットの製造方法
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の小屋裏屋根ユニットの製造方法は、棟梁およ
びこの棟梁の斜め下方に棟梁に平行配置された母屋の両
端間を登り梁で連結してユニットフレームを形成し、こ
のユニットフレームに、複数の垂木が組み合わされた垂
木パネルと、枠にガラスが嵌め込まれたガラスパネルと
のうちから選択された一方のパネルからなる内側パネル
を取付けることを特徴とするものである。
〔作用〕
このような構成の本発明においては、ユニットフレー
ムに内側パネルとして垂木パネルを嵌め込み、さらに屋
根材を取付けることでこの小屋裏屋根ユニットは通常の
屋根仕様となる。
また、ユニットフレームに内側パネルとしてガラスパ
ネルを嵌め込むことで、この小屋裏屋根ユニットはトッ
プライト仕様となる。
従って、1種類のユニットフレームを用いて通常の仕
様の屋根ユニットとトップライト仕様の屋根ユニットと
を構成することが可能となり、ユニットフレームの種類
が少なくなってその管理が容易となり、かつユニットの
製造作業も容易となってコストが低減される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図には、小屋裏居室を構成する小屋裏居室ユニッ
ト1と小屋裏屋根ユニット2とが示され、第2図には小
屋裏居室を備えるユニット住宅の全体が示されている。
第2図において、基礎10の上には1階用ボックスユニ
ット11が複数配置され、これらのユニット11の上には複
数の2階用ボックスユニット12が配置されている。各ボ
ックスユニット11,12は、第3図にも示すように、その
高さ寸法が道路交通法上の輸送制限高さ寸法H以下とな
るように形成されている。
これらのユニット12の妻側中央上には、第3図にも示
すように、小屋裏居室ユニット1および小屋裏屋根ユニ
ット2で構成される小屋裏居室が配置される。また、小
屋裏居室ユニット1の両側にはそれぞれ小屋裏屋根ユニ
ット2に連続した傾斜面を有する側部屋根ユニット3が
配置される。
小屋裏居室ユニット1は、第1図に示すように、4本
の柱14と、この柱14の下端間を連結する下梁15とを備え
て構成され、柱14の高さ寸法は、輸送制限高さ寸法H以
下に形成されている。この柱14の上端には、プレート状
の連結金具16が斜め上方に傾斜した状態で取付けられて
いる。
一方、小屋裏屋根ユニット2は、第4図および第5図
にも示すように、角型鋼管よりなる棟梁20と、この棟梁
20の両端から斜め下方に向かって傾斜固定された登り梁
21と、棟梁20に平行に配置されて登り梁21の下端間を連
結する母屋22とで構成されるユニットフレーム23を備え
ている。
このユニットフレーム23には、内側パネルである垂木
パネル30あるいはガラスパネル40が適宜選択されて取付
けられて小屋裏屋根ユニット2が構成される。すなわ
ち、屋根ユニット2の屋根材として通常の板材等からな
る屋根葺き材を用いる場合には、内側パネルとして屋根
葺き材を支持する垂木が必要なため複数の垂木31をパネ
ル状に組んだ垂木パネル30が取付けられる。
この垂木パネル30は、第4図に示すように、ユニット
フレーム23に溶接固定された断面L字形のブラケット33
にボルト34およびナット35により固定される。なお、垂
木パネル30を固定するユニットフレーム23には、登り梁
21にプレート36を介してボルト止めされたブレース用の
ターンバックルボルト37を取付けて補強がなされてい
る。
一方、屋根をトップライト仕様とする場合には、ユニ
ットフレーム23には内側パネルとして垂木パネル30の代
わりに枠にガラスが嵌め込まれたガラスパネル40が取付
けられる。本実施例においては、第2図に示すように、
妻側中央部に配置された3つの小屋裏屋根ユニット2の
うち、中央に配置された屋根ユニット2はガラスパネル
40が取付けられてトップライト仕様とされ、その両側に
配置された2つの屋根ユニット2は垂木パネル30が取付
けられて通常の屋根仕様とされている。
これらの屋根ユニット2は、第5図に示すように、隣
接配置された2つの屋根ユニット2の各登り梁21を接続
プレート45を介してボルト止めすることで連結される。
また、側部屋根ユニット3は、第6図に示すように、
下梁51に立設された柱52と、この柱52の頂部および下梁
51間に傾斜配置された傾斜パネルフレーム52とを備えて
構成されている。この側部屋根ユニット3は、第3図に
示すように、前記小屋裏居室ユニット1の両側に配置さ
れ、必要に応じて小屋裏居室空間の一部として利用され
る。
次に本実施例の小屋裏居室の施工について説明する。
まず、工場において、小屋裏居室ユニット1、小屋裏
屋根ユニット2、側部屋根ユニット3を製造し、これら
を現場に搬送する。この際、屋根ユニット2は、必要に
応じて垂木パネル30を取付け、さらに屋根葺き材を固定
した通常の屋根仕様の屋根ユニット2と、ガラスパネル
40を取付けたトップライト仕様の屋根ユニット2とを製
造する。
また、小屋裏居室ユニット1および屋根ユニット2を
別々に搬送する場合には、居室ユニット1の上面および
屋根ユニット2の下面にそれぞれ輸送用の仮梁あるいは
パネル等を取付けて搬送する。
これらのユニット1,2,3等を現場に搬送した後、基礎
1の上に複数の1階用ボクスユニット11をクレーン等で
配置し、これらのユニット11の上に複数の2階用ボック
スユニット12を配置する。
さらに、ユニット12の妻側中央部には、小屋裏居室ユ
ニット1を配置した後、小屋裏屋根ユニット2をユニッ
ト1の各柱13の頂部の接続金具16にボルト等で固定する
とともに、各屋根ユニット2間を接続プレート45を介し
てボルト止めする。
また、ユニット1の両桁側のユニット12上に、それぞ
れ側部屋根ユニット3を配置し固定することで第2図に
示すユニット住宅が建てられ、その屋根部分には小屋裏
居室ユニット1および小屋裏屋根ユニット2により小屋
裏居室が形成される。
このような本実施例によれば、ユニットプレート23に
垂木パネル30またはガラスパネル40を選択的に取付ける
ことで、通常の屋根仕様の小屋裏屋根ユニット2と、ト
ップライト仕様の小屋裏屋根ユニット2とを容易に形成
することができる。このため、基本となるユニットフレ
ーム23は共通のものが利用できて生産コストが低減で
き、かつ種類も少なくなるのでその管理を容易にでき
る。
また、小屋裏屋根ユニット2を主に屋根の形状を保持
することを受け持つ骨組み部分であるユニットフレーム
23と、地震や風等の外力に対抗するための強度を受け持
つ垂木パネル30等の内側パネルとで構成しているので、
強度の異なる内側パネルを適宜選択することにより建物
の基本的骨組みであるユニットフレーム23を変更しなく
ても小屋裏屋根ユニット2の強度を変更することができ
る。従って、建築地域の条件の相違や建物の大きさに応
じて異なるフレーム構成等で小屋裏屋根ユニット2の強
度を変更する必要があっても、その条件に適合する構造
を容易に構築することができる。
さらに、垂木パネル30等は、ユニットフレーム23のブ
ラケット33にボルト止めすることで取付けることができ
るので、その取付作業を容易にでき、作業性を向上でき
る。
また、小屋裏居室を略ボックス状の小屋裏居室ユニッ
ト1と断面山形の小屋裏屋根ユニット2との2つのユニ
ットで構成しているため、輸送時あるいは据付時に各ユ
ニット1,2を別々に搬送、据付することができ、輸送時
や据付時などの取扱いも容易にできる。
さらに、小屋裏居室ユニット1の骨組みは、下梁15お
よび柱14で構成されており、天井梁が設けられていない
ため、小屋裏居室スペースを拡大するために複数のユニ
ット1を連設した場合でも、居室空間内に中間梁が配置
されることがないため、スペースをより有効に利用する
ことができる。
なお、前記実施例では、内側パネルとして垂木パネル
30およびガラスパネル40を用いていたが、例えば、開口
できるガラスサッシ等を備えたパネル等を用いてもよ
く、要するに内側パネルは小屋裏屋根の形状や機能に応
じて適宜選択すればよい。
また、ユニットフレーム23の形状は、前記実施例の断
面山形のものに限らず、本発明を適用する屋根の形状に
応じて適宜設定すればよい。
さらに、側部屋根ユニット3は、小屋裏屋根ユニット
2と同じ勾配の傾斜部分を備えるものに限らず、勾配が
異なるものでもよい。さらに、屋根ユニット3の形状も
前記実施例のものに限らず、実施にあたって適宜設定す
ればよい。
また、ユニットフレーム23のうち、垂木パネル30が取
付けられるものには、補強用のブレースを設けていた
が、垂木パネル30により十分な強度が確保できればブレ
ースを設けなくてもよい。さらに、ブレースをユニット
フレーム23ではなく垂木パネル30に設けてもよい。
さらに、居室部は前記実施例のように、2階建のもの
に限らず、1階建や3階建等のものでもよい。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明の小屋裏屋根ユニット
の製造方法によれば、ユニットを構成するユニットフレ
ームを共通化できるので、ユニットの種類を少なくでき
てその管理を容易にでき、かつユニットの製造作業も容
易となってコストを低減できるという効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は小屋
裏居室ユニットおよび小屋裏屋根ユニットの骨組みを示
す斜視図、第2図は本発明を適用したユニット住宅を示
す斜視図、第3図は小屋裏居室ユニットおよび側部屋根
ユニットの配置を示す概略図、第4図は小屋裏屋根ユニ
ットの棟部分を示す断面図、第5図は小屋裏屋根ユニッ
トの接続部分を示す平面図、第6図は側部屋根ユニット
の骨組みを示す斜視図である。 1……小屋裏居室ユニット、2……小屋裏屋根ユニッ
ト、14……柱、15……下梁、20……棟梁、21……登り
梁、22……母屋、23……ユニットフレーム、30……内側
パネルである垂木パネル、31……垂木、40……内側パネ
ルであるガラスパネル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棟梁およびこの棟梁の斜め下方に棟梁に平
    行配置された母屋の両端間を登り梁で連結してユニット
    フレームを形成し、このユニットフレームに、複数の垂
    木が組み合わされた垂木パネルと、枠にガラスが嵌め込
    まれたガラスパネルとのうちから選択された一方のパネ
    ルからなる内側パネルを取付けることを特徴とする小屋
    裏屋根ユニットの製造方法。
JP2088744A 1990-04-02 1990-04-02 小屋裏屋根ユニットの製造方法 Expired - Lifetime JP2510321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2088744A JP2510321B2 (ja) 1990-04-02 1990-04-02 小屋裏屋根ユニットの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2088744A JP2510321B2 (ja) 1990-04-02 1990-04-02 小屋裏屋根ユニットの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03286061A JPH03286061A (ja) 1991-12-17
JP2510321B2 true JP2510321B2 (ja) 1996-06-26

Family

ID=13951425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2088744A Expired - Lifetime JP2510321B2 (ja) 1990-04-02 1990-04-02 小屋裏屋根ユニットの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2510321B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102116777B1 (ko) * 2018-10-23 2020-05-29 골드홈공업 주식회사 목조주택용 트러스 패널의 구조

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5854221A (ja) * 1981-09-28 1983-03-31 Seiko Instr & Electronics Ltd 5軸制御磁気軸受の軸方向位置ドリフト補償法
US4497498A (en) * 1982-08-06 1985-02-05 Buck James R Expanding-contracting gripping device for workpiece
JPS60192042A (ja) * 1984-03-12 1985-09-30 堀江 光一 夏冬勾配切り替え式越屋根
JPS63127585U (ja) * 1987-02-10 1988-08-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03286061A (ja) 1991-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
HU221798B1 (hu) Előre gyártott építési rendszer és módszer
JPH102018A (ja) 建物ユニットとユニット建物とその構築方法
KR20170119752A (ko) 건축물 시공용 조립식 구조적 시스템
CN101418592A (zh) 组合式轻钢结构房屋及其安装方法
CN101440635A (zh) 一层组合式轻钢结构房屋及其安装方法
US4335558A (en) Prefabricated polygonal building
US20140331572A1 (en) Modular system with solar roof
US3771269A (en) Prefabricated building and roof panel for same
US20030056446A1 (en) Transportable building with higher roof
US10501956B2 (en) Hurricane, tornado, flood, storm surge, forest fire and mud slide resistant house
JP2510321B2 (ja) 小屋裏屋根ユニットの製造方法
CN110965635B (zh) 一种建筑的支撑结构及分层工业化建筑
KR102099018B1 (ko) 건축 모듈을 이용한 모듈러 구조물 시공 방법
KR101086060B1 (ko) 조립식 건축모듈
JP2857215B2 (ja) ユニット住宅における小屋裏居室構造
WO2001055518A1 (en) Snap-screw steel frame and concrete building system
JP2618140B2 (ja) 中高層建築物の構造
JP2524409B2 (ja) 軸組、パネル工法の家屋
CN210216801U (zh) 具有大开洞结构的板架合一墙板结构及建筑物
JP6479341B2 (ja) 建物
JP2888736B2 (ja) 屋根の構造
JPH11148178A (ja) ユニット式建物における小屋裏ユニットの製造方法
JP2740072B2 (ja) 建物の増築方法および構築方法
JP4642378B2 (ja) 建物
JP4585676B2 (ja) 屋根の支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080416

Year of fee payment: 12

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term