JP2510107B2 - 無機質硬化物中の腐食性金属材料を防錆する工法 - Google Patents

無機質硬化物中の腐食性金属材料を防錆する工法

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JP2510107B2
JP2510107B2 JP35405091A JP35405091A JP2510107B2 JP 2510107 B2 JP2510107 B2 JP 2510107B2 JP 35405091 A JP35405091 A JP 35405091A JP 35405091 A JP35405091 A JP 35405091A JP 2510107 B2 JP2510107 B2 JP 2510107B2
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明生 馬場
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、補修或いは改修に際
し、特に躯体やラスモルタルの鋼材等を保護し、耐久性
を向上させることができる無機質硬化物中の腐食性金属
材料を防錆する工法に関する。さらに詳しくは、特に老
化の著しい補修面或いは改修面に対し、特定の一液硬化
型樹脂組成物を塗着することにより下地を補強し、補充
モルタル或いは塗付モルタルの付着強度を向上し、しか
もこの一液硬化型樹脂組成物層は高い透湿性を有してい
るので、補充モルタル或いは塗付モルタル中に内在させ
た防錆剤の効果が補修面或いは改修面の内部にまで及ん
で腐食性金属材料の発錆を抑止し、長期間に亙って無機
質硬化物の劣化を防止すると共に、結露水などを内部に
滞留させることなく外部へ放出することができるような
無機質硬化物中の腐食性金属材料を防錆する工法を提供
するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート等の腐食性金属材料が
埋め込まれた無機質硬化物は、雨水の侵入などにより腐
食性金属材料に錆が発生すると、その体積膨張で無機質
硬化物に亀裂を発生させたり、破砕したりする。特に、
無機質硬化物中に高濃度の塩素イオンが混入している場
合、比較的容易に腐食性金属材料は腐食する。従来よ
り、上記したような無機質硬化物中の腐食性金属材料を
防錆する方法としては、例えば特開昭60−23147
8号公報や特開昭63−162590号公報に記載され
る技術などが知られている。特開昭60−231478
号公報に記載の方法は、亜硝酸塩等の無機塩類の水溶液
を塗布する工程とケイ酸リチウム等の水溶性ケイ酸塩化
合物の水溶液を塗布する工程とを行った後、必要に応じ
てセメント系組成物を上塗する工程を行うものであり、
コンクリート組織中で無機塩類とケイ酸塩化合物とのゲ
ル化反応を起させてコンクリート組織中に防錆効果を有
する薬剤成分を固定するものである。また、特開昭63
−162590号公報に記載される方法は、アルカリ付
与剤や防錆剤を含浸させた多孔質物質をセメント及び水
と混練してモルタルを作製し、このモルタルを鉄筋コン
クリート表面に被覆し、必要に応じて上記モルタルを被
覆する前に予めアルカリ付与剤や防錆剤を下塗する工程
や上記モルタルを被覆した後にセメント及び水からなる
ペーストを上塗する工程を付加するものであり、多孔質
物質に含浸させたアルカリ付与剤や防錆剤が徐々に放出
されて防錆効果に継続性をもたせるものである。しか
し、補修面或いは改修面が著しく老化している場合に
は、上記したセメントペーストが充分なプライマー効果
を果たさず、その後に塗着させるモルタル組成物の付着
強度が極めて低いものになるという問題があった。
【0003】そのため、上記したような老化の著しい補
修面や改修面に対しては、塩化ゴム系、塩素化パラフィ
ン系、塩素化ポリオレフィン系、アクリル系等の樹脂溶
解型の合成樹脂液、或いはウレタン系、エポキシ系、シ
リコーン系等の反応硬化型の合成樹脂液がプライマー
(液)として使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た合成樹脂液をプライマーとして使用する場合にも、以
下のような問題が残されている。樹脂溶解型の合成樹脂
液は、塗着後に反応するものではないので、比較的高分
子量のポリマーを使用することにより強度を出すように
設計されている。そのため、その溶液は必然的に高粘度
となり、補修面或いは改修面への浸透性が悪くなるの
で、十分な付着強度を得られない。また、形成されるプ
ライマー層は透湿性が低いので、その表面に防錆剤を含
有するモルタル組成物を塗着しても、防錆剤の透過をこ
のプライマー層が抑制してしまい、補修面或いは改修面
の内部にまでその防錆効果が及ばない。さらに、補修面
あるいは改修面の内部に存在する水分の透過もこのプラ
イマー層が抑制してしまうので、水分は内部にこもって
結露水を発生させ、上記した防錆効果は一段と悪くな
る。一方、反応硬化型の合成樹脂液は、官能基を有する
低分子量のポリマーを使用して塗着後に高分子量化する
ことにより強度を出すように設計されている。そのた
め、その溶液は低粘度であり、補修面或いは改修面への
浸透性が良く、下地の補強をすると共に補充モルタル或
いは塗付モルタルが十分な付着強度を得ることができる
ものの、前記した樹脂溶解型の合成樹脂液と同様にプラ
イマー層の透湿性が悪かった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、腐食性金属材料が埋め込まれた無機質硬
化物の表面に、イソシアネート基を0.5〜10重量%
及び加水分解性シラン基を(珪素原子を基準として)
0.4〜7.5重量%含有して分子量が3000〜50
000であるポリマーを主成分とする一液硬化型樹脂組
成物を塗着することを特徴とする無機質硬化物中の腐食
性金属材料を防錆する工法に関するものである。
【0006】上記した本発明における一液硬化型樹脂組
成物は、イソシアネート基を0.5〜10重量%及び加
水分解性シラン基を(珪素原子を基準として)0.4〜
7.5重量%含有して分子量が3000〜50000で
あるポリマーを合成し、これを主成分とし、消泡剤等の
添加剤を配合して塗料化するようにしても良いが、例え
ばビニロールOLX−5766(昭和高分子株式会社)
等のような市販品を使用しても良い。上記した本発明に
使用する一液硬化型樹脂組成物は、分子量が低いので、
一般に固形分10〜20%で粘度10〜30cpsとい
うような低い粘度となる。したがって、この一液硬化型
樹脂組成物は低分子量であり且つ低粘度の溶液であるた
め、無機質硬化物の微細な空隙への浸透性が優れてい
る。また、上記した一液硬化型樹脂組成物は、前記した
ような従来のプライマーと比べて数倍の高い透湿性を有
する層を形成する。したがって、上記したような一液硬
化型樹脂組成物は、コンクリートや軽量気泡コンクリー
ト(ALC)やラスモルタルなどの表面または改修部分
に塗布した場合、その表面の微細な空隙に深く浸透して
極めて高い接着性を示す。また、硬化した後は高い透湿
性を有するので、内部に結露水などを生ずることもな
い。
【0007】上記したように、一液硬化型樹脂組成物を
塗着させた後は、単に防錆剤などをセメントや骨材等と
共に混練したモルタル組成物を塗着しても良い。この場
合、防錆剤は一液硬化型樹脂組成物の内部にまで透過
し、補修面や改修面の内部の腐食性金属材料の発錆を抑
止する。しかし、上記したように単に防錆剤などをセメ
ントや骨材等と共に混練したモルタル組成物は、雨水な
どにより防錆剤が流出し易いので、その効果が極めて短
期に限られてしまう。
【0008】防錆効果を長期に亙って継続させるために
は、多孔質骨材中に防錆剤が内蔵されている骨材を配合
してなるモルタル組成物を塗着させると良い。
【0009】上記した多孔質骨材とは、微細孔を有し、
吸水性能を有するものであれば良く、特に材質及び性状
を限定するものではない。したがって、無機質骨材に限
らず、例えば、エチレン−酢酸ビニル発泡骨材のような
有機質発泡骨材などを本発明の多孔質骨材として使用し
ても良い。特に、以下に示すような粒度及び気乾嵩密
度、吸水率を有する多孔質骨材を使用することにより、
これを配合した無機質硬化物のコテ塗り作業性を向上さ
せることができ、得られる無機質硬化(成形)物の透水
性を低下させると共に、透湿性を向上させることができ
る。即ち、粒度は、コテ塗り作業を考慮して、5〜0.
06mm、より好ましくは2.5〜0.1mmの範囲の
ものを使用すれば良い。気乾嵩比重は、1.5〜0.1
のものを使用すれば良い。1.5以上になると、防錆剤
の含浸吸着能力が低くなり、得られる無機質硬化物の透
湿性は低下する。また、0.1以下になると、得られる
無機質硬化物の強度が低下し、透水性及び吸水性は高く
なるので好ましくない。さらに、吸水率は、500〜1
5wt%のものをすれば良い。500wt%以上になる
と、防錆剤及びアルカリ金属塩の含浸吸着能力は高くな
るが、得られるモルタルの強度が低下し、透水性及び吸
水性は高くなるので好ましくない。また、15wt%以
下になると、防錆剤びアルカリ金属塩の含浸吸着能力が
低くなり、得られる無機質硬化物の透湿性が低下する。
上記した気乾嵩比重,吸水率の多孔質骨材としては、天
然ゼオライト(モルデナイト、クリノプチロライト、x
M(2/n)O・Al・ySiO・zHO)
の破砕粒状物、顆粒品、造粒ペレット品、造粒粒状物,
アロフェン(Allophane,天然シリカアルミナ
ゲル,Al・mSiO・nHO+Al(O
H))の粒状品、顆粒品,珪藻土造粒焼成粒子物,或
いは凝灰岩系天然ガラス焼成品,流紋岩系天然ガラス軽
石,ケイ酸カルシウム破砕粒子,発泡ガラス粒子,耐火
レンガ破砕粒子,ALC破砕粒子等を例示することがで
きる。
【0010】さらに、防錆剤としては、JIS A 6
205「鉄筋コンクリート用防錆剤」に規定されるよう
なものを使用することができ、例えば亜硝酸カルシウ
ム、亜硝酸ナトリウム等の亜硝酸塩や、ピルオキシエチ
レンビスグリセロールポレイト、ポリオキシエチレンビ
スグリセロールポレイト・オレイト等のホウ酸エステ
ル、有機カルボン酸塩系などを挙げることができる。
【0011】上記した防錆剤を前記した多孔質骨材中に
内蔵させるには、防錆剤の水溶液を多孔質骨材に加えて
吸水させた後、例えば空気乾燥等により乾燥させて水分
を蒸発させるようにすれば良い。尚、前記特開昭63−
162590号公報に記載される方法のようにアルカリ
付与剤や防錆剤を含浸させた多孔質物質を乾燥すること
なくそのままセメント及び水と混練すると、混練中にア
ルカリ付与剤や防錆剤が流出するので、長期間効果が継
続されないものとなるが、前記のように乾燥して水分を
蒸発させると、多孔質骨材の微細空隙中に防錆剤が吸着
され、混練中に流出することなく、長期間効果が継続さ
れるものとなる。
【0012】また、防錆剤の水溶液を多孔質骨材に加え
て吸水させた後、乾燥することなくその表面にセメント
(粉)を被覆させて硬化・追粒させるようにしても良
い。上記したセメントとしては、例えばポルトランドセ
メント、ポルトランド系混合セメント、白色セメント、
ジェットセメント等を使用することができる。この場
合、セメントは、養生することにより多孔質骨材の表面
の水分で硬化する。こうして得られた骨材は、その表面
がセメントで被覆されているので、内蔵された防錆剤の
溶解性がさらに遅くなり、これを配合したモルタル組成
物の防錆効果は、より長期化する。
【0013】また、防錆剤の代わりに、例えばケイ酸リ
チウム、亜硝酸リチウム等のアルカリ金属塩を多孔質骨
材中に内蔵させた骨材をモルタル組成物に配合させるよ
うにしても良い。このアルカリ金属塩を多孔質骨材中に
内蔵させた骨材は、前記と同様な手法により、即ち多孔
質骨材中にアルカリ金属塩の水溶液を加えて吸水させた
後、乾燥させて水分を蒸発させることにより作製するこ
とができる。或いは、多孔質骨材中にアルカリ金属塩の
水溶液を加えて吸水させた後、乾燥することなくセメン
トをその表面に被覆させて硬化・造粒させるようにして
も良い。
【0014】こうして作製された骨材は、一般に使用さ
れる他の骨材と適宜に混合してモルタル組成物に配合す
ることができ、防錆剤を内蔵する骨材とアルカリ金属塩
を内蔵する骨材とを併用するようにしても良い。このモ
ルタル組成物を養生して得られる無機質硬化物は、防錆
剤或いはアルカリ金属塩が均一に分散混合され、この防
錆剤或いはアルカリ金属塩が徐々に微量づつ溶解し、長
期間に亙って防錆効果を発揮する。その際、アルカリ金
属塩は長期間に亙って無機質硬化物をアルカリ性にし、
その中性化速度を遅延して防錆する。したがって、上記
したモルタル組成物を前記した一液硬化型樹脂組成物
(層)の表面に塗着すると、一液硬化型樹脂組成物
(層)の内側にある既設の無機質硬化物の内部にまで防
錆剤或いはアルカリ金属塩が拡散・浸透するので、その
劣化を防止することができる。
【0015】本発明は、上記したように既設の無機質硬
化物の表面に特定の一液硬化型樹脂組成物を塗着した
後、防錆剤を内蔵する骨材やアルカリ金属塩を内蔵する
骨材を配合してなるモルタル組成物を塗着させる工法を
も提案するものであるが、一液硬化型樹脂組成物(層)
とモルタル組成物(層)とを強固に接着するためには一
液硬化型樹脂組成物の架橋反応が完全に終了しない状態
でモルタル組成物を塗着させることが望ましい。また、
さらに接着性を向上させるために一液硬化型樹脂組成物
を塗着させた後、セメントペーストを塗布し、その後、
モルタル組成物を塗着させるようにしても良い。
【0016】尚、上記モルタル組成物中には防錆剤やア
ルカリ金属塩が内蔵された骨材が配合されているが、こ
の防錆剤やアルカリ金属塩は微量づつ溶解して拡散して
いくので、その防錆効果は単に防錆剤をセメントなどを
混練した場合に比べて極めて長期化する。そして、上記
したモルタル組成物を塗着させた後、さらに上塗り材と
してセメント系組成物を塗布すると、防錆剤やアルカリ
金属塩の表面への拡散及び表面からの流出が防止される
ので、長期間に亙ってその効果を継続させることができ
る。
【0017】上記したセメント系組成物とは、ポルトラ
ンドセメント、白色セメント、ポルトランド系混合セメ
ント等に、細骨材、無機質混和剤、分散剤、増粘剤等を
配合し、使用時に水を加えて練ったものである。この場
合、セメント系組成物の接着性の向上、安定のため、セ
メント混和用ポリマーディスパージョンを透湿性能の損
なわない程度に混入するようにしても良い。上記したセ
メント混和用ポリマーディスパージョンとしては、アク
リル系樹脂エマルジョン、エチレン・酢酸ビニル共重合
系エマルジョン、エチレン,酢酸ビニル,スチレン系,
アクリル酸エステル系からなる多元系合成樹脂エマルジ
ョン、SBRラテックス、エポキシ樹脂エマルジョン等
が適当である。
【0018】また、このような上塗りのセメント系組成
物には、防錆剤を混入した方が防錆効果はさらに向上す
る。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の実施例を示す。
【0020】 1.一液硬化型樹脂組成物の透湿性能の確認試験 (シーラー剤の種類) a.アクリルエマルジョンシーラー(恒和化学工業株式
会社製) b.特殊アクリルエマルジョン3倍液(ZOL−510
S,日産化学工業株式会社製) c.塩素化ポリオレフィン系(恒和化学工業株式会社
製) d.溶剤型エポキシ樹脂(KBKプライマー,カネボウ
NSC製) e.2液型ウレタン樹脂(コニシ製) f.一液硬化型アクリル樹脂(OLX−5766,昭和
高分子株式会社製) g.一液硬化型アクリル樹脂(EX−1500,昭和高
分子株式会社製) h.ロ紙のみ (試験方法)直径10.8cmのカップにJIS P
3801に規定する1種(厚さ0.2mm,重量90g
/m2 )のロ紙をセットし、上記した各種シーラー剤
(a〜g)をそれぞれ2回塗り(塗布量総合計350g
/m2 )し、温度20℃,湿度65%の恒温恒湿室で2
4時間養生した。その後、水100gを入れパラフィン
でシールした後、重量を測定し、40℃の恒温器にいれ
て24時間経過毎に重量変化を測定した。そして、次式
により透湿度(g/m2 ・24h)を求め、透湿性能を
比較した。 透湿度(g/m2 ・24h)=m/s m:減少した質量(g) s:透湿面積(m2 )0.009156m2 結果は、表1に示した。
【0021】
【表1】
【0022】2.一液硬化型樹脂組成物の下地補強効果
及び付着性能の確認 (下地) ALCパネル 7×7×5(厚)cm JIS A 6916に規定する標準モルタル下地 7
×7×2cm (シーラー剤の塗布量) ALCパネル 350g/m2 モルタル下地 100g/m2 (セメントペースト組成物) フジライト#10(富士川建材工業株式会社製) 100部 SBRラテックス 10部 (KT9157C,日本ラテックス加工株式会社製) 水 35部 (試験機) オートグラフAG5000C(島津製作所株式会社製) (クロスヘッド速度1mm/分) (試験方法)ALCパネル、モルタル下地に前記した各
種シーラーをそれぞれの下地に標準塗布量を塗布し、恒
温恒湿室(20℃,65%)で24時間養生した。その
後、上記したセメントペースト組成物を塗り付け(塗布
量1.5kg/m2 )、材令2週間まで恒温恒湿室で養
生した後、付着強度試験を行った。結果は、表2に示し
た。
【0023】
【表2】
【0024】3.一液硬化型樹脂組成物の総合判定 上記した1及び2の試験結果を表3にまとめ、総合的に
判定した。
【0025】
【表3】
【0026】4.防錆モルタルの確認試験 4−1基礎実験 まず、骨材A〜Kを次のように作製した。尚、多孔質骨
材は、下記表4に示すものを使用した。
【0027】
【表4】
【0028】骨材A;水道水120ccにサビノンP
(防錆剤,キレスト化学株式会社製)6.9gを加え、
充分に攪拌し、溶解させる。次に、ゼオライト1014
(多孔質骨材)58g,ゼオライト1424(多孔質骨
材)229gを加えて充分に攪拌し、吸水させた後、5
0℃の乾燥機に入れて乾燥する。
【0029】骨材B;水道水120ccにサビノンP
(防錆剤)13.8gを加え、充分に攪拌し、溶解させ
る。次に、ゼオライト1014(多孔質骨材)58g,
ゼオライト1424(多孔質骨材)229gを加えて充
分に攪拌し、吸水させた後、50℃の乾燥機に入れて乾
燥する。
【0030】骨材C;水道水120ccにサビノンP
(防錆剤)6.9gを加え、充分に攪拌し、溶解させ
る。次に、ゼオライト1014(多孔質骨材)58g,
ゼオライト1424(多孔質骨材)229gを加えて充
分に攪拌し、吸水させた後、普通ポルトランドセメント
140gを加えて攪拌し、付着造粒する。これを20
℃,65%で48時間養生した後、50℃の乾燥機に入
れて乾燥する。
【0031】骨材D;水道水120ccにサビノンP
(防錆剤)13.8gを加え、充分に攪拌し、溶解させ
る。次に、ゼオライト1014(多孔質骨材)58g,
ゼオライト1424(多孔質骨材)229gを加えて充
分に攪拌し、吸水させた後、普通ポルトランドセメント
140gを加えて攪拌し、付着造粒する。これを20
℃,65%で48時間養生した後、50℃の乾燥機に入
れて乾燥する。
【0032】骨材E;水道水200ccにサビノンP
(防錆剤)6.9gを加え、充分に攪拌し、溶解させ
る。次に、イソライト1号(多孔質骨材)188.2
g,イソライト2号(多孔質骨材)168gを加えて充
分に攪拌し、吸水させた後、普通ポルトランドセメント
200gを加えて攪拌し、付着造粒する。これを20
℃,65%で48時間養生した後、50℃の乾燥機に入
れて乾燥する。
【0033】骨材F;水道水200ccにサビノンP
(防錆剤)13.8gを加え、充分に攪拌し、溶解させ
る。次に、イソライト1号(多孔質骨材)188.2
g,イソライト2号(多孔質骨材)168gを加えて充
分に攪拌し、吸水させた後、普通ポルトランドセメント
200gを加えて攪拌し、付着造粒する。これを20
℃,65%で48時間養生した後、50℃の乾燥機に入
れて乾燥する。
【0034】骨材G;水道水200ccにサビノンP
(防錆剤)20.7gを加え、充分に攪拌し、溶解させ
る。次に、イソライト1号(多孔質骨材)188.2
g,イソライト2号(多孔質骨材)168gを加えて充
分に攪拌し、吸水させた後、普通ポルトランドセメント
200gを加えて攪拌し、付着造粒する。これを20
℃,65%で48時間養生した後、50℃の乾燥機に入
れて乾燥する。
【0035】骨材H;水道水100ccにLINI−2
5(亜硝酸リチウム水溶液,日産化学工業株式会社製)
110gを加え、充分に攪拌し、溶解させる。次に、イ
ソライト1号(多孔質骨材)188.2g,イソライト
2号(多孔質骨材)168gを加えて充分に攪拌し、吸
水させた後、50℃の乾燥機に入れて乾燥する。
【0036】骨材I;水道水100ccにLINI−2
5(亜硝酸リチウム水溶液)110gを加え、充分に攪
拌し、溶解させる。次に、イソライト1号(多孔質骨
材)188.2g,イソライト2号(多孔質骨材)16
8gを加えて充分に攪拌し、吸水させた後、普通ポルト
ランドセメント200gを加えて攪拌し、付着造粒す
る。これを20℃,65%で48時間養生した後、50
℃の乾燥機に入れて乾燥する。
【0037】骨材J;水道水100ccにZOL−51
0(ケイ酸リチウム水溶液,日産化学工業株式会社製)
110gを加え、充分に攪拌し、溶解させる。次に、イ
ソライト1号(多孔質骨材)188.2g,イソライト
2号(多孔質骨材)168gを加えて充分に攪拌し、吸
水させた後、50℃の乾燥機に入れて乾燥する。
【0038】骨材K;水道水100ccにZOL−51
0(ケイ酸リチウム水溶液)110gを加え、充分に攪
拌し、溶解させる。次に、イソライト1号(多孔質骨
材)188.2g,イソライト2号(多孔質骨材)16
8gを加えて充分に攪拌し、吸水させた後、普通ポルト
ランドセメント200gを加えて攪拌し、付着造粒す
る。これを20℃,65%で48時間養生した後、50
℃の乾燥機に入れて乾燥する。
【0039】配合例1〜12 上記した骨材A〜Kを用い、表5及び表6の配合組成の
補修・改修用モルタル組成物を混合調整した。
【0040】比較例1〜5 骨材A〜Kを使用することなく、表5及び表6の配合組
成の補修・改修用モルタル組成物を混合調整した。
【0041】
【表5】
【0042】
【表6】
【0043】供試体1;上記した配合例1〜12、比較
例1〜5の補修・改修用モルタル組成物を日本建築学会
規格JASS 15M−102により表5及び表6に示
した水量で混練りし、4×4×16cmの型枠に入れ、
成形する。これを温度20℃,湿度80%以上で48時
間湿空養生した後、脱型し、温度20℃,湿度65%の
恒温恒湿室で材令2週間まで養生して供試体1とした。
【0044】供試体2;7×7×2cmに成形した以外
は上記した供試体1と同様の条件で作製し、供試体2と
した。
【0045】供試体3;上記した供試体2の表面及び裏
面(7×7cm)にセメント系組成物を上塗りし、温度
20℃,湿度65%の恒温恒湿室で材令2週間まで養生
して供試体3とした。養生終了の2日前、側面にエポキ
シ樹脂塗料を塗ってシールした。尚、上記したセメント
系組成物は、フジライト#10(前述)25kgと、ア
クリル系セメント混和用ポリマーディスパージョン(固
形分60%)2.5kgと、水とをペースト状に練った
ものを使用した。
【0046】供試体4;防錆剤入りセメント系組成物を
上塗りした以外は、上記した供試体3と同様の条件で作
製し、供試体4とした。尚、上記した防錆剤入りセメン
ト系組成物は、フジライト#10(前述)25kgと、
サビノンP(防錆剤)250gと、アクリル系セメント
混和用ポリマーディスパージョン(固形分60%)2.
5kgと、水とをペースト状に練ったものを使用した。
【0047】試験1;錆発生試験 養生の終了した供試体の重量を測定した後、温度50
℃,湿度90%以上にしたフランキ機内に入れ、錆の発
生状況を観察した。 錆が全く発生していないものを ◎ 錆の発生がほとんどないものを ■ 錆の発生が僅かに認められるものを △ 錆の発生がかなり認められるものを × 錆の発生が顕著に認められるものを ×× と判定(n=3)し、結果を表7〜9に示した。尚、比
較条件として、供試体をポリスチレンの密封容器に入
れ、20℃,65%の恒温恒湿室で同様に錆の発生状況
を観察した。
【0048】試験2;吸湿重量の測定 上記した試験1において、錆の発生状況を観察すると同
時に供試体の重量変化(g)を測定(n=3)し、結果
を表7〜9に示した。
【0049】試験3;曲げ強度の測定 上記した試験1,2の各試験の終了後、曲げ強度(kg
/cm2 )を測定(n=3)し、結果を表7〜8に示し
た。 試験機:島津製作所製オートグラフAG5000C クロスヘッドスピード0.5mm/min
【0050】試験4;中性化部分の面積の測定 上記した試験1,2,3の各試験の終了後、破断した断
面にフェノールフタレイン1%溶液を噴霧し、中性化部
分の面積割合(%)を測定(n=3)し、結果を表7〜
8に示した。
【0051】
【表7】
【0052】
【表8】
【0053】
【表9】
【0054】4−2防錆モルタルの付着性 防錆モルタル(配合例A及び配合例B)の組成、並び
に比較配合例のモルタルの組成を表10に示した。
【0055】
【表10】
【0056】JIS A 6916に規定する標準モ
ルタル下地(7×7×2cm)に一液硬化型樹脂組成物
(EX−1500,前述)を100g/m2 塗布し、2
時間恒温恒湿室(20℃,65%)で養生した後、上記
した組成のモルタル組成物にセメント混和用ポリマーデ
ィスパージョン(シーレックスAF−5000,前述)
を30部加え、日本建築学会規格JASS15M−10
2により混練し、厚さ10mmに塗り付け、材令2週間
まで恒温恒湿室(20℃,65%)で養生し、付着試験
を行った。同様に、一液硬化型樹脂組成物(EX−15
00,前述)を塗布して養生した後、前記した2.(一
液硬化型樹脂組成物の下地補強効果及び付着性能の確
認)で使用したセメントペースト組成物を塗布し、乾燥
しないうちに防錆モルタルを塗り付けたものを供試体と
した。結果は、表11に示した。
【0057】
【表11】
【0058】4−3防錆モルタル工法の防錆性能の確認 打設後、約20年経過したコンクリート打ち放しの要壁
は、鉄筋が錆び、しかもコンクリートが破砕・欠損して
鉄筋が露出している箇所が多くなっていたので、次の工
程により補修工事を行った。 コンクリートの表面を高圧水洗浄 露出している鉄筋の錆を落とし、浮きコンクリートを
はつりをした。 一液硬化型樹脂組成物(EX−1500,前述)をコ
ンクリート欠損部分に150g/m2 塗着した。 下記配合のセメントペースト組成物を上記した塗着表
面に塗り付けた。 フジライト#10(前述)100部 SBRラテックス(前述) 10部 水 35部 上記したセメントペースト組成物の表面へ防錆モルタ
ル(前記した実施例A及び実施例B)を塗着した。 塗着物が硬化乾燥した後、さらにフジライト#10と
シーレックスAF5000(前述)と水とからなるモル
タル組成物を全面に塗り付けた。 このように補修工事を行った後、1年経過後も異状がな
い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の工法は、
無機質硬化物の改修・補修部分に、特定の一液硬化型樹
脂組成物を塗着することを特徴とするものであり、この
一液硬化型樹脂組成物は浸透性が優れたプライマーであ
るため、改修面や補修面の下地を補強する効果が優れ、
その後に補充・塗着するモルタルの付着強度を向上する
ことができる。また、上記した一液硬化型樹脂組成物は
高い透湿性を有するので改修面や補修面の内部の水分を
透過させて内部に結露水などを生ずることがない。さら
に、上記した一液硬化型樹脂組成物(層)の表面に防錆
剤を含有するモルタル組成物を塗着しても、拡散した防
錆剤を透過させるので改修面や補修面の内部にまで防錆
効果が及んで腐食性金属材料の発錆を抑止することがで
きる。したがって、本発明の工法は、補修或いは改修に
際し、特に躯体やラスモルタルの鋼材等を保護し、その
耐久性を向上させることができるものである。また、本
発明の工法は、新築においても、補修或いは改修におい
ても適用することができ、その具体的な作業は、通常の
補修・改修作業と全く変わらないので極めて実用的価値
が高いものである。
【0060】また、一液硬化型樹脂組成物の表面に塗着
するモルタル組成物として、多孔質骨材中に防錆剤やア
ルカリ金属塩が内蔵されている骨材を配合してなるモル
タル組成物を塗着すると、防錆剤やアルカリ金属塩の過
剰量の拡散が防止されると共に雨水等による流出が抑止
されるので、防錆効果が長期化し、また、防錆剤の利用
効率が向上するので経済性も向上する。
【0061】さらに、上記した骨材の表面にセメントを
被覆させた骨材を配合したモルタル組成物を塗着した
り、或いはそのモルタル組成物の表面にさらにセメント
系組成物若しくは防錆剤を混入したセメント系組成物を
塗着したりすることにより、上記した防錆効果をより一
層長期化させることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 41/48 C04B 41/48 41/52 41/52

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腐食性金属材料が埋め込まれた無機質硬
    化物の表面に、イソシアネート基を0.5〜10重量%
    及び加水分解性シラン基を(珪素原子を基準として)
    0.4〜7.5重量%含有して分子量が3000〜50
    000であるポリマーを主成分とする一液硬化型樹脂組
    成物を塗着することを特徴とする無機質硬化物中の腐食
    性金属材料を防錆する工法。
  2. 【請求項2】 腐食性金属材料が埋め込まれた無機質硬
    化物の表面に、イソシアネート基を0.5〜10重量%
    及び加水分解性シラン基を(珪素原子を基準として)
    0.4〜7.5重量%含有して分子量が3000〜50
    000であるポリマーを主成分とする一液硬化型樹脂組
    成物を塗着した後、多孔質骨材中に防錆剤が内蔵されて
    いる骨材を配合してなるモルタル組成物を塗着すること
    を特徴とする無機質硬化物中の腐食性金属材料を防錆す
    る工法。
  3. 【請求項3】 腐食性金属材料が埋め込まれた無機質硬
    化物の表面に、イソシアネート基を0.5〜10重量%
    及び加水分解性シラン基を(珪素原子を基準として)
    0.4〜7.5重量%含有して分子量が3000〜50
    000であるポリマーを主成分とする一液硬化型樹脂組
    成物を塗着した後、多孔質骨材中に防錆剤が内蔵され、
    且つその表面がセメントで被覆されている骨材を配合し
    てなるモルタル組成物を塗着することを特徴とする無機
    質硬化物中の腐食性金属材料を防錆する工法。
  4. 【請求項4】 腐食性金属材料が埋め込まれた無機質硬
    化物の表面に、イソシアネート基を0.5〜10重量%
    及び加水分解性シラン基を(珪素原子を基準として)
    0.4〜7.5重量%含有して分子量が3000〜50
    000であるポリマーを主成分とする一液硬化型樹脂組
    成物を塗着した後、多孔質骨材中に防錆剤が内蔵され、
    且つその表面がセメントで被覆されている骨材と、多孔
    質骨材中にアルカリ金属塩が内蔵されている骨材とを配
    合してなるモルタル組成物を塗着することを特徴とする
    無機質硬化物中の腐食性金属材料を防錆する工法。
  5. 【請求項5】 腐食性金属材料が埋め込まれた無機質硬
    化物の表面に、イソシアネート基を0.5〜10重量%
    及び加水分解性シラン基を(珪素原子を基準として)
    0.4〜7.5重量%含有して分子量が3000〜50
    000であるポリマーを主成分とする一液硬化型樹脂組
    成物を塗着した後、多孔質骨材中に防錆剤が内蔵され、
    且つその表面がセメントで被覆されている骨材と、多孔
    質骨材中にアルカリ金属塩が内蔵され、且つその表面が
    セメントで被覆されている骨材とを配合してなるモルタ
    ル組成物を塗着することを特徴とする無機質硬化物中の
    腐食性金属材料を防錆する工法。
  6. 【請求項6】 腐食性金属材料が埋め込まれた無機質硬
    化物の表面に、イソシアネート基を0.5〜10重量%
    及び加水分解性シラン基を(珪素原子を基準として)
    0.4〜7.5重量%含有して分子量が3000〜50
    000であるポリマーを主成分とする一液硬化型樹脂組
    成物を塗着した後、多孔質骨材中に防錆剤が内蔵されて
    いる骨材を配合してなるモルタル組成物を塗着し、その
    後、セメント系組成物若しくは防錆剤を混入したセメン
    ト系組成物を塗着することを特徴とする無機質硬化物中
    の腐食性金属材料を防錆する工法。
  7. 【請求項7】 腐食性金属材料が埋め込まれた無機質硬
    化物の表面に、イソシアネート基を0.5〜10重量%
    及び加水分解性シラン基を(珪素原子を基準として)
    0.4〜7.5重量%含有して分子量が3000〜50
    000であるポリマーを主成分とする一液硬化型樹脂組
    成物を塗着した後、多孔質骨材中に防錆剤が内蔵され、
    且つその表面がセメントで被覆されている骨材を配合し
    てなるモルタル組成物を塗着し、その後、セメント系組
    成物若しくは防錆剤を混入したセメント系組成物を塗着
    することを特徴とする無機質硬化物中の腐食性金属材料
    を防錆する工法。
  8. 【請求項8】 腐食性金属材料が埋め込まれた無機質硬
    化物の表面に、イソシアネート基を0.5〜10重量%
    及び加水分解性シラン基を(珪素原子を基準として)
    0.4〜7.5重量%含有して分子量が3000〜50
    000であるポリマーを主成分とする一液硬化型樹脂組
    成物を塗着した後、多孔質骨材中に防錆剤が内蔵され、
    且つその表面がセメントで被覆されている骨材と、多孔
    質骨材中にアルカリ金属塩が内蔵されている骨材とを配
    合してなるモルタル組成物を塗着し、その後、セメント
    系組成物若しくは防錆剤を混入したセメント系組成物を
    塗着することを特徴とする無機質硬化物中の腐食性金属
    材料を防錆する工法。
  9. 【請求項9】 腐食性金属材料が埋め込まれた無機質硬
    化物の表面に、イソシアネート基を0.5〜10重量%
    及び加水分解性シラン基を(珪素原子を基準として)
    0.4〜7.5重量%含有して分子量が3000〜50
    000であるポリマーを主成分とする一液硬化型樹脂組
    成物を塗着した後、多孔質骨材中に防錆剤が内蔵され、
    且つその表面がセメントで被覆されている骨材と、多孔
    質骨材中にアルカリ金属塩が内蔵され、且つその表面が
    セメントで被覆されている骨材とを配合してなるモルタ
    ル組成物を塗着し、その後、セメント系組成物若しくは
    防錆剤を混入したセメント系組成物を塗着することを特
    徴とする無機質硬化物中の腐食性金属材料を防錆する工
    法。
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