JP2510045Y2 - 昇降椅子のガススプリングカバ― - Google Patents

昇降椅子のガススプリングカバ―

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JP2510045Y2
JP2510045Y2 JP1781891U JP1781891U JP2510045Y2 JP 2510045 Y2 JP2510045 Y2 JP 2510045Y2 JP 1781891 U JP1781891 U JP 1781891U JP 1781891 U JP1781891 U JP 1781891U JP 2510045 Y2 JP2510045 Y2 JP 2510045Y2
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gas spring
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locking piece
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敦郎 邑上
宗一郎 永島
綾 濱垣
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガススプリングの作用
により座板を昇降可能としてなる昇降椅子における前記
ガススプリングのカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、この種の昇降椅子は、例えば図5
に示す如く、先ず座板を取り付ける座受110 下面の取付
孔111 にガススプリング120 のシリンダー先端部分121
を挿入嵌着し、次いでこのガススプリング120 の基端部
122 を筒状のガススプリングカバー130 の上端から挿入
してガススプリング120 へカバー130 を外嵌して取り付
け、しかる後、前記ガススプリング120 を基端部122 か
ら樹脂脚140 に立設したサポートチューブ150 の上端開
口部へ前記カバー130 がサポートチューブ150 に外嵌す
るように挿入し、サポートチューブ150 の底板151 によ
りガススプリング120 の基端部122 を支持するととも
に、サポートチューブ150 の上端開口内縁に設けたガイ
ドブッシュ152 にてガススプリング120 のシリンダー部
分を上下動可能に支持した状態に組み立てられる。前記
ガススプリングカバー130 は例えば図6に示すように、
筒状のカバー本体131 の上端開口内縁部分に環状の水平
辺132 を設けて中央にガススプリング120の先端部分121
を受け入れる挿通孔133 を形成するとともに、前記水
平辺132 には挿通孔133 から周囲に向かって放射状に多
数のスリット134 を設けて多数の分割係止片135 を形成
している。そして、図7に示すように、このガススプリ
ングカバー130 の前記挿通孔133 部分へガススプリング
120 をその基端部122 から挿入すると、挿通孔133 の周
囲に位置する分割係止片135 が下方へ押し曲げられて挿
通孔133 が広がりガススプリング120 を受入れる。そし
て図8に示すようにガススプリング120 の肩部123 に各
分割係止片135 先端で形成される挿通孔133 の開口縁部
分が係止してガススプリングカバー130 がガススプリン
グ120 に取り付けられる。
【0003】ところが、上記のような従来のガススプリ
ングカバー130 は、筒状本体131 の上端開口部の環状水
平辺132 に多数の放射状スリット134 を設けて分割係止
片135 としたものであるから、各分割係止片135 は単に
筒状本体131 の内方へ水平に突出しているだけであり、
このカバー130 のガススプリング120 への取り付けの際
にはこの分割係止片135 が簡単に広がって容易に取り付
け可能であるが、図8に示すように、一旦取り付け後に
おいて、このガススプリングカバー130 が下方へ引っ張
られた場合にも同様に各分割係止片135 は簡単に開いて
挿通孔133 が広がってしまい、カバー130 がガススプリ
ング120 の肩部123 から脱落してしまう。即ち、従来の
ガススプリングカバー130 は、椅子の組み立て時にはガ
ススプリング120 へ簡単に取り付け可能である反面、取
り付け後にも簡単に外れ易いものであった。このことか
ら、例えばこの椅子を逆さにしてこのガススプリングカ
バー130 部分を持って運ぶような場合に、このカバー13
0 が簡単にガススプリング120 から脱落してしまう、と
いう問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の点に鑑
み、ガススプリングにより座板を昇降可能としてなる昇
降椅子のガススプリングカバーとして、椅子の組み立て
時には容易にガススプリングに取り付け可能であるとと
もに、一旦取り付けた後は簡単には脱落しないガススプ
リングカバーを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る昇降椅子の
ガススプリングカバーは上記の目的を達成するために、
筒状本体の一端開口部の内周縁に断面略L型の環状凹段
部を設けてその内側に挿通孔を形成し、前記環状凹段部
の底面部から周壁部に連続するスリットを前記挿通孔の
周囲に放射状に複数形成して前記挿通孔の周囲に略L型
の複数の分割係止片を形成してなる。
【0006】
【作用】上記のような本考案に係るガススプリングカバ
ーを昇降椅子のガススプリングに取り付けるときには、
上端に座板を取り付けた後のガススプリングを、その下
端部から前記カバーの一端に設けた挿通孔へ挿入する
と、該挿通孔周囲に形成された略L型の分割係止片が下
方へのびるように押し開かれて挿通孔が広がりガススプ
リングを受入れる。そして前記カバーの分割係止片部分
がガススプリング上部の首部まで達すると分割係止片が
元の状態に復帰し、ガススプリングの肩部に各分割係止
片の先端で形成される挿通孔の開口縁部分が係止する状
態でガススプリングカバーがガススプリングに取り付け
られる。そして、前記のようにカバーがガススプリング
に取り付けたられた状態では、このカバーがガススプリ
ングの下方へ向かって引っ張られると、略L型の分割係
止片の先端を上方へ押し上げて該分割係止片をより折り
曲げようとする力が作用するが、この分割係止片をより
折り曲げようとする場合にはこれをのばそうとする場
合、即ち、このカバーへガススプリングを挿入する場合
に比べてより大きな抵抗を示すことから、挿通孔は広が
り難く、カバーのガススプリングからの脱落は防止され
る。
【0007】
【実施例】以下、添付図面の実施例にもとづき本考案を
更に詳細に説明する。
【0008】図1はガススプリング1の作用により座板
を昇降可能とする昇降椅子の要部を示すものであり、上
端に座受2を取り付けたガススプリング1を樹脂脚3に
立設したサポートチューブ4内に立設し、該サポートチ
ューブ4およびガススプリング1を被覆する状態でガス
スプリングカバー5を前記ガススプリング1に取り付け
ている。前記ガススプリング1のピストン11下端はサポ
ートチューブ4の底板41に固定しており、またシリンダ
ー12はサポートチューブ4上端開口縁内に取り付けたガ
イドブッシュ6によって上下摺動可能に支持してなり、
シリンダー12がガス圧により上下動することによりその
先端に取り付けた座受2が上下し、もって座板を昇降可
能とする。このとき前記ガススプリング1のシリンダー
12に取り付けられたガススプリングカバー5は、シリン
ダー12の上下動に伴ってこれを被覆した状態でサポート
チューブ4に対して上下に伸縮する。
【0009】前記ガススプリングカバー5は合成樹脂等
にて作成され、例えば図2に示すように筒状のカバー本
体51の上端開口内に断面略L型の環状凹段部53を設けて
中央に前記ガススプリング1を受け入れる挿通孔54を形
成するとともに、環状凹段部53の底面部55から周壁部56
にかけて連続するスリット57を前記挿通孔54の周囲に放
射状に多数設けることにより、挿通孔54の周囲に断面略
L型の多数の分割係止片58を形成してなる。
【0010】そして、昇降椅子を組み立てるに際して
は、先ず座受2の下面の取付孔21へガススプリング1の
シリンダー12先端部分を嵌挿してガススプリング1上端
に座受2を取り付ける。次に、図3に示すようにこのガ
ススプリング1のピストン11下端部からガススプリング
カバー5上端に設けた挿通孔54部分へ挿入すると、該挿
通孔54は略L型の分割係止片58における底面部55と周壁
部56が互いに離間するようにシリンダー12の外周面にそ
って下方へのびて挿通孔54が広がることによりガススプ
リング1を受け入れる。そして、図4に示すように、前
記カバー5の上端部分がシリンダー12上部の首部13に達
するでカバー5内にガススプリング1を挿入すると、カ
バー5の分割係止片58の底面部55が再び水平状態に復帰
し、各分割係止片58により形成される挿通孔54の開口縁
部分がシリンダー12の肩部14に係止する状態でガススプ
リングカバー5がガススプリング1に取り付けられる。
【0011】上記の如くしてガススプリング1にガスス
プリングカバー5を取り付けた後は、このガススプリン
グカバー5が下方へ向かって引っ張られた場合には、挿
通孔54を形成している各分割係止片58にその底面部55の
先端を上方へ押し上げて周壁部56との間をより折り曲げ
ようとする力が作用するが、このように分割係止片58に
おける底面部55と周壁部56とをより折り曲げようとする
場合には、これらを互いにのばそうとする場合、即ち、
カバー5の上端からガススプリング1を取り付ける場椎
に比べて分割係止片58はより大きな抵抗を示すことか
ら、ガススプリング1を挿通孔54へ挿通する時に比べて
挿通孔54が広がり難く、ガススプリングカバー5のガス
スプリング1からの脱落が防止されるのである。
【0012】
【考案の効果】以上の如く、従来のガススプリングカバ
ーは、これをガススプリングへ係止してなる分割係止片
が単に水平板状であったため、その取り付け時と取り外
し時における前記分割係止片が開閉際の抵抗には殆ど差
異がなく、簡単に取り付け可能である反面、取り付け後
にも簡単に脱落し易いものであったが、本考案に係るガ
ススプリングカバーによれば、このカバーをガススプリ
ングに係止する分割係止片をカバーの一端開口部からカ
バー本体内に向かって断面略L型に形成したことから、
このカバーへ前記開口部からガススプリングを挿入して
取り付ける際には前記略L型の分割係止片が簡単に広が
ってガススプリングを容易に取り付けることができると
ともに、一旦このカバーをガススプリングに取り付けた
後に、このカバーをガススプリングから引き抜こうとす
る場合には、前記取り付けの場合とは反対に略L型分割
係止片をより折り曲げる方向に力が作用することから、
ガススプリングを取り付ける場合に比べてより大きな抵
抗が生じてカバーはガススプリングから抜け難く、椅子
を逆さにしてこのカバー部分を持って運ぶような場合に
もカバーが簡単に外れたりすることを防止しうるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】昇降椅子の要部を示す一部を破断した側面図
【図2】本考案に係るガススプリングカバーの一実施例
の要部を示す斜視図
【図3】前記カバーをガススプリングに取り付ける様子
を示す簡略側断面図
【図4】同じくカバーをガススプリングに取り付けた状
態の簡略側断面図
【図5】昇降椅子の組み立て手順を示す要部の分解側断
面図
【図6】従来のガススプリングカバーの要部を示す斜視
【図7】前記従来のカバーをガススプリングに取り付け
る様子を示す簡略側断面図
【図8】同じく従来のカバーをガススプリングに取り付
けた状態の簡略側断面図
【符号の説明】
1 ガススプリング 2 座受 3 樹脂脚 4 サポートチューブ 5 ガススプリングカバー 6 ガイドブッシュ 11 ピストン 12 シリンダー 13 首部 14 肩部 21 取付孔 41 底板 51 カバー本体 53 環状凹段部 54 挿通孔 55 底面部 56 周壁部 57 スリット 58 分割係止片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 濱垣 綾 大阪市城東区今福東1丁目4番18号 株 式会社伊藤喜工作所内 (56)参考文献 実開 平2−112138(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状本体の一端開口部の内周縁に断面略
    L型の環状凹段部を設けてその内側に挿通孔を形成し、
    前記環状凹段部の底面部から周壁部に連続するスリット
    を前記挿通孔の周囲に放射状に複数形成して前記挿通孔
    の周囲に略L型の複数の分割係止片を形成してなる昇降
    椅子のガススプリングカバー。
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