JP2509288Y2 - 三方施錠型ロック装置 - Google Patents

三方施錠型ロック装置

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JP2509288Y2
JP2509288Y2 JP1991083169U JP8316991U JP2509288Y2 JP 2509288 Y2 JP2509288 Y2 JP 2509288Y2 JP 1991083169 U JP1991083169 U JP 1991083169U JP 8316991 U JP8316991 U JP 8316991U JP 2509288 Y2 JP2509288 Y2 JP 2509288Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、配電盤収納ボックス
の扉等のウィング体をボックス本体等の固定枠体に対し
上方と左右方と下方の3箇所で施錠する三方施錠型ロッ
ク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来の三方施錠型ロック装置では、ウ
ィング体に固着した固定ケースにロータを収容支持し、
固定ケースの後方に突出したロータの作動軸に取付盤を
相対回転不能に固着し、取付盤の周縁部に90度間隔で
上方施錠用ロッドの連結孔と左方または右方施錠用ロッ
ドの連結孔と下方施錠用ロッドの連結孔を設けており、
取付盤をロータと一体に回転操作することによって、上
方施錠用ロッドと左右方施錠用ロッドと下方施錠用ロッ
ドを同時に押進または牽引駆動し、3箇所で施解錠を実
行している。
【0003】この施解錠の実行に際しては、ロータに与
える回転力が、各施錠用ロッドの重量、各施錠用ロッド
とロッドガイドとの摩擦力、および各施錠用ロッドと固
定枠体側の受金との摩擦力に打ち勝つ必要がある。その
ため、一般に三方施錠型ロック装置では施解錠に比較的
大きな操作力が必要であり、軽決に操作できないものが
多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 従って本考案の目的
は、比較的小さな操作力で軽快で施解錠を実行すること
ができる三方施錠型ロック装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本考案の三方施錠型ロック
装置では、ウィング体1に固着される固定ケース2にロ
ータ3を収容して、ロータ3を軸方向に移動不能に支持
し、固定ケース2の後方に突出したロータ3の作動軸4
に駆動盤5を中央部受孔6にて相対回転不能に嵌め合わ
せ、駆動盤5に平行に配置した取付盤7を中央部受孔8
にて作動軸4の後端軸部10に相対回転可能に嵌め合わ
せて、取付盤7を軸方向に移動不能に支持し、ウィング
体1または固定ケース2に台座板11を固着する。
【0006】台座板11に連動レバー12の基端部を作
動軸4と平行な枢軸13によって連結し、駆動盤7の周
縁部に作動軸4と平行に突設した駆動ピン14を連動レ
バー12の先端部の長さ方向の割溝15に嵌め入れ、取
付盤7の周縁部に上方施錠用ロッド16の連結孔17と
左右方施錠用ロッド18の連結孔19と下方施錠用ロッ
ド20の連結孔21を設け、これら連結孔17,19,
21よりも内側の部位に半径方向の受溝22を設け、連
動レバー12の中間部に作動軸4と平行に突設した受動
ピン23を受溝22に嵌め入れる。
【0007】
【作用】 このロック装置が施錠状態にある時には、各
構成部品は図1から図5に示した位置にある。この施錠
状態において、鍵またはハンドルなどの適当な操作手段
によってロータ3を解錠方向すなわち図4において反時
計回り方向に回転させると、駆動盤5がロータ3の作動
軸4と一体に回転し、駆動ピン14が割溝15内を長さ
方向に移動しながら割溝15の内側壁面を押すため、連
動レバー12が基端部枢軸13を中心に時計回り方向に
回転する。これに随伴して、受動ピン23が受溝22内
を半径方向に移動しながら受溝22の内側壁面を押すた
め、取付盤7が作動軸4の後端軸部10を中心に反時計
回り方向に回転し、図6に示したように上方施錠円ロッ
ド16、左右方施錠用ロッド18および下方施錠用ロッ
ド20が解錠位置へと牽引駆動される。
【0008】ウィング体1を解放して所要の作業を終了
した後、ロータ3を施錠方向すなわち図6において時計
回り方向に回転させると、駆動盤5がロータ3の作動軸
4と一体に回転し、駆動ピン14が割溝15内を長さ方
向に移動しながら割溝15の内側壁面を押すため、連動
レバー12が基端部枢軸13を中心に反時計回り方向に
回転する。これに伴って、受動ピン23が受溝22内を
半径方向に移動しながら受溝22の内側壁面を押すた
め、取付盤7が作動軸4の後端軸部10を中心に時計回
り方向に回転し、図4に示したように上方施錠用ロッド
16、左右方施錠用ロッド18および下方施錠用ロッド
20が施錠位置へと押進駆動される。
【0009】
【実施例】 図1から図6に示した実施例では、ロータ
3の中間部の丸軸部24が固定ケース2の後端壁部の中
央受孔26に回転可能に嵌め込まれ、駆動盤5と固定ケ
ース2の間には座金27が嵌め込まれている。駆動盤5
は角孔形の中央部受孔6にて断面角形の作動軸4に嵌め
合わされているため、ロータ3に対して回転不能であ
る。取付盤7は丸孔形の中央部受孔8にて作動軸4の断
面円形の後端軸部10に嵌め合わされているため、ロー
タ3に対して回転可能である。作動軸4の螺子孔30に
は座金28に嵌挿したビス29がねじ込まれ、ロータ3
と取付盤7は軸方向への移動抜脱を阻止されている。
【0010】ロータ3には外筒3aが止めピン31によ
って固着され、ロータ3の一部を構成する外筒3aの前
壁部32には鍵孔33を設けてある。鍵孔33に対面し
たロータ3の前面には鍵受溝34を設けてあり、鍵受溝
34の中央部には、鍵棒35の操作端部36の受孔37
が嵌め合わされる位置決め突起38を突設してある。鍵
棒35の操作端部36の左右腹面39が鍵受溝34の内
壁面を押すことによって、ロータ3は施錠位置または解
錠位置へ回転操作される。ロータ3を解錠位置まで回転
したとき、操作端部36の前端面40が外筒3aの前壁
部32の内面に係合するため、鍵棒35をハンドルとし
て使用することによって、ウィング体1は開放操作され
る。
【0011】駆動ピン14は駆動盤5の受孔41に小径
部を嵌挿して加締め固定され、受動ピン23は連動レバ
ー12の受孔42に小径部を嵌挿して加締め固定されて
いる。枢軸13は連動レバー12の受孔44に中径部を
嵌挿し、台座板11の受孔43に小径部を嵌挿して加締
め固定されている。台座板11の段違い状に折り曲げた
基端部45には取付孔46を設けてあり、台座板11は
取付孔46にて固定ケース2に嵌め合わされ、台座板1
1と固定ケース2は固定ケース2の雄螺子部48に螺合
したナット47によって、ウィング体1に締め付け固着
されている。
【0012】上方施錠用ロッド16は直角に折り曲げた
基端部を取付盤7の連結孔17に嵌挿され、基端部透孔
49に挿入した割りピン50によって抜脱を阻止されて
いる。左右方施錠用ロッド18は直角に折り曲げた基端
部を取付盤7の連結孔19に嵌挿され、基端部透孔51
に挿入した割りピン52によって抜脱を阻止されてい
る。下方施錠用ロッド20は直角に折り曲げた基端部を
取付盤7の連結孔21に嵌挿され、基端部透孔53に挿
入した割りピン54によって抜脱を阻止されている。9
0度間隔に連結孔17,19,21を設けた取付盤7の
周縁部は、前面側に折り曲げ形成されており、連動レバ
ー12が揺振回転する扇形切り欠き部55が周縁部に設
けられている。
【0013】上方施錠用ロッド16の上端螺子部56は
ラッチ棒57の基端部透孔73に嵌挿され、上下一対の
ナット69,70によって突出量を調整してラッチ棒5
7に連結されている。ラッチ棒57は縦長配置のラッチ
ガイド58に嵌挿され、ラッチ棒57の先端部は固定枠
体9に設けた受金59に係脱する。左右方施錠用ロッド
18の折り曲げ端部60はラッチ棒61の基端部透孔6
2に挿入され、ラッチ棒61は横長配置のラッチガイド
63に嵌挿され、ラッチ棒61の先端部は固定枠体9に
設けた受金64に係脱する。下方施錠用ロッド20の下
端螺子部65はラッチ棒66の基端部透孔74に嵌挿さ
れ、上下一対のナット71,72によって突出量を調整
してラッチ棒66に連結されている。ラッチ棒66は縦
長配置のラッチガイド67に嵌挿され、ラッチ棒66の
先端部は固定枠体9に設けた受金68に係脱する。
【0014】
【考案の効果】 以上のように構成された本考案の三方
施錠型ロック装置では、ロータ3の作動軸4に駆動盤5
を中央部受孔6にて相対回転不能に嵌め合わせ、駆動盤
5に平行に配置した取付盤7を中央部受孔8にて作動軸
4の後端軸部10に相対回転可能に嵌め合わせ、台座板
11に連動レバー12の基端部を作動軸4と平行な枢軸
13によって連結し、駆動盤7の周縁部に作動軸4と平
行に突設した駆動ピン14を連動レバー12の先端部の
長さ方向の割溝15に嵌め入れ、取付盤7の周縁部に上
方施錠用ロッド16の連結孔17と左右方施錠用ロッド
18の連結孔19と下方施錠用ロッド20の連結孔21
を設け、これら連結孔よりも内側の部位に半径方向の受
溝22を設け、連動レバー12の中間部に作動軸4と平
行に突設した受動ピン23を受溝22に嵌め入れてある
ため、ロータ3の作動軸4からの回転力は、駆動盤7か
ら連動レバー12へ、そして連動レバー12から取付盤
7へと伝達されるものであり、倍力機構が二段階に構成
されているので、ロータ3の回転操作による3箇所での
施解錠を比較的小さな力で軽快に実行することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る三方施錠型ロック装
置の施錠状態における正面図である。
【図2】 該ロック装置の施錠状態における左側面図で
ある。
【図3】 該ロック装置の施錠状態における背面図であ
る。
【図4】 該ロック装置の施錠状態における要部の背面
図である。
【図5】 図1のA−A線断面図である。
【図6】 該ロック装置の解錠状態における要部の正面
図である。
【符号の説明】
1 ウィング体 2 固定ケース 3 ロータ 3a ロータの外筒 4 作動軸 5 駆動盤 6 中央部受孔 7 取付盤 8 中央部受孔 9 固定枠体 10 作動軸の後端軸部 11 台座板 12 連動レバー 13 連結用枢軸 14 駆動ピン 15 連動レバーの割溝 16 上方施錠用ロッド 17 連結孔 18 左右方施錠用ロッド 19 連結孔 20 下方施錠用ロッド 21 連結孔 22 取付盤の受溝 23 受動ピン 24 ロータの丸軸部 25 固定ケースの中央受孔 27 座金 28 座金 29 固着用ビス 30 螺子孔 31 止めピン 32 外筒の前壁部 33 鍵孔 34 鍵受孔 35 鍵棒 36 鍵棒の操作端部 37 操作端部の受孔 38 ロータの位置決め突起 39 操作端部の腹面 40 操作端部の前端面 41 駆動盤の受孔 42 連動レバーの受孔 43 台座板の受孔 44 連動レバーの受孔 45 台座板の基端部 46 台座板の取付孔 47 固着用ナット 48 固定ケースの雄螺子部 49 上方施錠用ロッドの基端部透孔 50 割りピン 51 左右方施錠用ロッドの基端部透孔 52 割りピン 53 下方施錠用ロッドの基端部透孔 54 割りピン 55 取付盤の切り欠き部 56 上方施錠用ロッドの上端螺子部 57 ラッチ棒 58 ラッチガイド 59 受金 60 左右方施錠用ロッドの折り曲げ端部 61 ラッチ棒 62 基端部透孔 63 ラッチガイド 64 受金 65 下方施錠用ロッドの下端螺子部 66 ラッチ棒 67 ラッチガイド 68 受金 69 上方施錠用ロッドの連結用ナット 70 上方施錠用ロッドの連結円ナット 71 下方施錠用ロッドの連結用ナット 72 下方施錠用ロッドの連結用ナット 73 ラッチ棒の基端部透孔 74 ラッチ棒の基端部透孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウィング体1に固着される固定ケース2
    にロータ3を収容して、ロータ3を軸方向に移動不能に
    支持し、固定ケース2の後方に突出したロータ3の作動
    軸4に駆動盤5を中央部受孔6にて相対回転不能に嵌め
    合わせ、駆動盤5に平行に配置した取付盤7を中央部受
    孔8にて作動軸4の後端軸部10に相対回転可能に嵌め
    合わせて、取付盤7を軸方向に移動不能に支持し、ウィ
    ング体1または固定ケース2に固着した台座板11に連
    動レバー12の基端部を作動軸4と平行な枢軸13によ
    って連結し、駆動盤7の周縁部に作動軸4と平行に突設
    した駆動ピン14を連動レバー12の先端部の長さ方向
    の割溝15に嵌め入れ、取付盤7の周縁部に上方施錠用
    ロッド16の連結孔17と左右方施錠用ロッド18の連
    結孔19と下方施錠用ロッド20の連結孔21を設け、
    これら連結孔17,19,21よりも内側の部位に半径
    方向の受溝22を設け、連動レバー12の中間部に作動
    軸4と平行に突設した受動ピン23を受溝22に嵌め入
    れた三方施錠型ロック装置。
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JP6652387B2 (ja) * 2016-01-19 2020-02-19 株式会社Lixil 投函物受け箱及び投函物受け箱の使用状態通知システム

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