JP2509231B2 - 医療用吸引装置 - Google Patents

医療用吸引装置

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JP2509231B2
JP2509231B2 JP62165104A JP16510487A JP2509231B2 JP 2509231 B2 JP2509231 B2 JP 2509231B2 JP 62165104 A JP62165104 A JP 62165104A JP 16510487 A JP16510487 A JP 16510487A JP 2509231 B2 JP2509231 B2 JP 2509231B2
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    • A61M1/741Suction control with means for varying suction manually
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は医療用吸引装置、更に詳しくは手持ちの、細
い先端を有する吸引装置に関する。
従来の技術 手持ち吸引管のような外科手術用吸引装置は外科手術
部位から血液およびその他の体液を取り除くために用
い、例えば手術中、明瞭な視野の部位を提供する。身体
の細かでかつ精巧な領域を外科手術的に包含する所、即
ち脳組織、小静脈、動脈および神経等を手術する場合、
例えば縫合する場合、小径の吸引オリフィスを有する吸
引管を用いる。この細い先端は、選択された領域から極
く少量の液体を的確に吸引させる。
ある吸引管においては、オリフィスが体組織により塞
がれる場合、吸引口で高度の吸引または負圧をもたらす
ことが可能である。例えば、吸引オリフィスが塞がれる
場合、吸引源には何ら液体または空気も流入しないの
で、該吸引オリフィスでの負圧は吸引源での圧力にまで
増大する。このような高い圧力差は勿論、過度の組織の
捕捉および塞いでいる体組織の損傷を引き起こす。
前記のある吸引管は小径の吸引オリフィスを伴ったス
テンレス鋼製の吸引用先端を有する。かかる細い先端は
血液の小滴のような少量の液体を身体の部位から取り除
く。しかしながら、これらの先端は硬い鋼からなりかつ
小径であるため、手に持った吸引管の不注意な移動によ
りたやすく繊細な組織を損傷し得る危険性がある。
ある吸引管は、振動を勿論、先端内部の空気および液
体の移動により、引き起こされる「ゴボンゴボン」とい
うような相対的に大きい音もしばしば発する。このよう
な振動はオペレータの手に伝わり、身体の小領域での体
液の吸引の困難性を増大させる。
発明の概要 したがって、本発明の目的は、前記の問題の少なくと
も1つを減少させるか或いは実質的に除去する改良され
た手持ちの医療用吸引装置を提供することである。
本発明の更に具体的な目的は、吸引オリフィスが体組
織より塞がれている場合、先端の吸引オリフィスでの最
大負圧が体組織に損傷を与えない値となるように自動的
に調節するか、または制限する改良された手持ちの、細
い先端を有する医療用吸引装置を提供することである。
更に他の目的は、細い先端を有し、吸引管の操作中の
騒音および振動を実質上減少させた改良された手持ちの
医療用吸引管を提供することである。
本発明の1つの具体例によれば、吸引源に連結可能な
握り部分を有する本体部材、および吸引源に連結されか
つその遠位端に吸引オリフィスを有する吸引用先端を包
含する吸引管を提供する。装置は、吸引オリフィスと本
体部材の握り部分から間隔をあけた大気に通じる通気孔
を有し、吸引オリフィスでの吸引を調節する。もう1つ
の具体例によれば、流量抵抗オリフィスは、吸引オリフ
ィスと該流量抵抗オリフィスの間の通気オリフィスと共
に、該通気オリフィスに隣接して位置する。
これらおよび他の本発明の目的および利点は、以下の
詳細な説明および図面から明らかとなる。
図面の説明 第1図は、本発明の好ましい1具体例による医療用の
手持ち吸引装置の部分断面図である。
第2図は、第1図の装置の遠位端部の長さ方向の拡大
断面図である。
第3図は、第1図の先端の底面図である。
第4図は、曲げ力を付与した場合の先端の柔軟性を示
す第1図の装置の遠位端部の側面図である。
好ましい具体例の説明 第1図では、脳の手術中或いは小さくて精巧な体組
織、即ち血管および神経等に遭遇する他の手術中に遭遇
するような体の精巧な領域から血液のごとき体液を吸い
込むための手持ち吸引管10として示される医療用吸引装
置を示している。該吸引管10は、ハンドル14およびプロ
ーブ16を有する本体部材12並びに該プローブ16に連結さ
れる柔軟な先端18を包含する。その近位端でハンドル14
と一体成形された略円錐形の鋸歯状コネクタ20は、従来
の、または適当な体液収集容器を包含する番号24で示さ
れる負圧または吸引源と共に装置に連結される番号22の
想像線で示されるチューブに連結するためのものであ
る。
ハンドル14は、その遠位端において、チューブ16から
なる略長四角形の連結部28を収容する略長四角形のソケ
ット26を有する。該連結部28は適当な接着剤等によりハ
ンドル14からなるソケット26に固く連結される。プロー
ブ16は、該プローブを貫いて伸長し、かつハンドル14を
貫いて伸長する通路32と連結する通路30を有する。柔軟
な手動操作用のスライドバルブ部材34は、第1図に示す
ように、プローブ通路30の遠位端が開いてハンドル通路
32と流体連絡している位置から、スライドバルブ部材
が、その近位端を下方に移動させることにより近位側に
移動して通路30の近位端を閉じる閉塞位置までスライド
可能である。該バルブ部材34は、ハンドル14の上部壁に
おける開口37を通して伸長するフィンガ支台36を有す
る。バルブ部材34の右側または近位端は、連結部28およ
びハンドル14の各々補足的に向かいあった面38、40の間
でスライド可能であり、通路30、32の間での流体連絡の
開閉を行う。プローブ16は、各側壁に1つずつで4つの
凹面形の表面を有するので、吸引管を使用する間、全く
反対の凹面形の表面を親指および人さし指の間でつかむ
ことができ、これらの表面は装置の握り部分に上手な取
扱いおよび調節を行うための心地良い部分を提供するよ
うに機能する。装置の握り部分はまた手とかみ合う鋸歯
43を施したことで示される握り部分を包含する。プロー
ブ16は下方に曲がっているので、遠位端部は取扱いを容
易にするため他の部分の長さ方向の軸に対して鈍角をな
して伸長している。
第2図に示すように、吸引用先端18は、その近位端に
一体化して拡がる連結部46を有し、主として長さ方向に
伸長する円錐状の、または傾斜した部分44を包含する。
該連結部46は、端が環状であり外側に放射状に広がる壁
48、近位側に面するフランジ50、およびプローブ16の通
路30の遠位端に伸長する略長さ方向に伸長する管状の近
位端部52を有する。先端18の連結部46は、例えば、プロ
ーブ16の通路30の壁に端部52を確実に固定するための適
当な接着手段または他の適当な手段によりプローブ16の
遠位端に固定される。先端18は、該先端を貫通して伸長
する長さ方向に伸長する穴54を有し、傾斜するか、また
は略円錐状でありかつ近位端方向で外側に放射状に広が
る。通路54の遠位端での先端18は吸引オリフィス56を有
する。該先端は断面が環状であり、オリフィス56での通
路54の直径は、通路54に沿った他のいずれの点での直径
よりも小さい。壁の厚さは連結部46からオリフィス56ま
で徐々に減少する。主要部分44が傾斜しているため、吸
い込まれる部位からなる小さな領域よりは良好な視野を
提供する。
略円筒状の流体流量抵抗部材58はコネクタ46の円筒状
の近位端部52内に配置される。流体流量制限部材58は適
当な接着剤により先端部分52内に固定される。流動抵抗
部材58は、該部材を貫通して伸長しかつ通路30の直径よ
り小さく、実質的に吸引オリフィス56の直径より大きい
直径を有する通路または流量抵抗オリフィス60を有す
る。先端18の円筒状部分52およびオリフィス60を有する
流量制限部材58は共に、吸引源或いは通路30と先端18の
通路54の間の流体圧低下および流体圧力差の有効な流量
抵抗を提供するため、先端の通路54内の吸引または負圧
は本体部材12の通路30、32内の吸引または負圧より少な
い。流量抵抗オリフィス60はチューブ22を包含する装置
内で最も流量を制限する個所である。
吸引管10は、吸引オリフィス56および本体12の握り部
分の両方から間を隔てて通気開口またはオリフィス62を
有する。通気オリフィス62は、具体例で示されるよう
に、先端18の近位端に隣接し、かつ先端の近位端および
プローブ16の遠位端に隣接する流量抵抗オリフィス60に
隣接する先端18の側壁に形成される。通気孔62は先端通
路54に周囲の空気を供給し、流量抵抗オリフィス60を介
して通路30、32およびチューブ22に流し、ついで吸引源
24に流す。通気オリフィス62は、オリフィス56が体組織
または血液により完全に塞がれる場合でさえも、吸引オ
リフィス56中の吸引の実質的に一定に調節し、または維
持する。通気オリフィス62は、周囲の空気を吸引用先端
18および吸引系に供給させ、吸引オリフィス56での吸引
を実質的に一定に調節し、または維持するように、この
空気流量を吸引源24の負圧として変化させる。通気用通
路62は円錐状の先端部分44の相対的に直径が大きい個所
において形成される。通気オリフィス62は第1図〜第3
図に示すように先端18の底面に位置し、即ちハウジング
11の曲線状の端部の鈍角側または近位側面に位置するの
で、不注意に体組織により通気オリフィス62を塞ぐとい
う可能性は少ない。
流量抵抗オリフィス60、通気オリフィス62および吸引
用先端オリフィス56の流動性は主に該オリフィスの断面
積により決定され、吸引用先端オリフィス56が体組織に
より塞がれても過度の組織の捕捉が生じ得ない実質的に
一定した比較的低いレベルで、吸引用先端オリフィス56
での吸引または負圧を自動的に維持する。これは勿論、
特に吸引管10が体の精巧な領域で使用されている所での
体組織の損傷を防止する上で重要である。好ましくは、
これらのオリフィスは、吸引源24の負圧での通常予期し
た変化に対し、約1/2〜1 1/2gの最大捕捉力を提供する
ことと関連し、即ち、もし持ち上げている部材がオリフ
ィス56を塞いでも該先端は1/2〜1 1/2gの重量を有する
部材を上げることができる。
吸引オリフィス56および吸引オリフィスの先端の外径
は、体液が取り除かれる身体の小領域が良く見えるよう
に充分小さくあるべきである。
図示した本発明により製作された吸引管は以下の構造
的な特徴を有する。
吸引用先端オリフィス56(円形):0.0013平方インチ
(直径0.041インチまたは1.041mm) 流量抵抗オリフィス60(円形):0.0053平方インチ
(直径0.082インチまたは2.083mm) 通気オリフィス62(楕円形):0.0094平方インチ(長
さ0.12インチまたは3.05mm、幅0.10インチまたは2.54m
m) 本実施例の吸引管においては、先端通路54の最大径
は、直径約0.124インチ(3.15mm)で、フランジ50およ
びオリフィス56の間の先端長さは約1.48インチ(35.79m
m)であった。オリフィス56の先端の外径は約0.095イン
チ(2.413mm)であった。広がった連結部46との接合点
での外径は約0.21インチ(5.33mm)であった。通気オリ
フィス62を、吸引オリフィス56から近位側に約1.28イン
チ(32.51mm)離れた通気オリフィスの中心を有する先
端の側壁に形成した。抵抗部材58および先端の円筒状近
位端部52の長さは両方とも約0.2インチ(5.08mm)であ
り互いに同心である。装置を吸引源および流体収集容器
に連結するチューブ22のようなチューブであるプローブ
16の通路30の内径は約0.126インチ(3.20mm)であっ
た。本実施例による装置は、吸引源24の負圧に変化があ
るとしても、閉塞した場合、約1/2gの吸引捕捉力を生じ
た。
通気オリフィス62は吸引オリフィス56から間隔をあけ
て位置する一方、好ましくは、吸引中に吸引オリフィス
が液体または組織により閉塞されない程度に、吸引オリ
フィスに幾分隣接して配置させる。該通気オリフィス62
を吸引用先端オリフィスに幾分隣接して有することによ
り、通路30の負圧に比べて負圧がかなり低い通気オリフ
ィスまたは通路54内の遠位側に血液のような液体からな
る相対的に小さい柱が生じ得る。かかる血液の柱は相対
的に小さいので、通気オリフィス62により容易に通過で
き、負圧が高い通路30に流入し、次いで装置を通過す
る。もし通気オリフィスおよび流量抵抗オリフィスが吸
引オリフィス56から余りにも離れて(例えば、5イン
チ)位置すれば、実質的に大きい液体の柱用の細い先端
を有する吸引管において、装置の遠位端部の長さおよび
相対的に低い負圧のために通気孔を通過して吸引系に吸
い込むことができない液体の柱を生じさせることにより
通気用通路の遠位側の装置部分を満たすことができる。
好ましくは、通気オリフィスは吸引オリフィス56から少
なくとも1/2インチの所にあり、吸引オリフィスから2
インチ以内にある。
流量抵抗オリフィス60は、相対的に低い負圧で、装置
を貫通する比較的長い流路部分を回避するため、実際と
同様に流量抵抗オリフィス60を通気オリフィス62および
先端オリフィス56に接近させるべきである。換言すれ
ば、流量抵抗オリフィス60を通気オリフィス62およびオ
リフィス56から過度に近位側に移動させると、負圧が相
対的に低い抵抗オリフィス60の遠位側の通路とかなり間
隔が生じ、抵抗オリフィス60の近位側の相対的に負圧の
高い通路を急いで通過する代わりに、液体は小滴となっ
て側壁上に蓄積する。このような場合、負圧が低い通路
内の液体および空気流は、「ゴボンゴボン」というよう
な音および振動を生じる。このような音および振動は前
記したごとく構造物内で弱まる。
前記実施例においては、通気オリフィス62の断面積
は、制限オリフィス60の断面積の約2倍、吸引オリフィ
ス56の断面積の約7倍であり、制限オリフィスの断面積
については吸引オリフィス先端の断面積の約5倍であ
る。好ましくは、先端18は0.12インチ以下、さらに好ま
しくは0.05インチ以下の直径を有する吸引オリフィス56
を有する。オリフィスおよび吸引用先端を小さくするこ
とにより、小さい精巧な組織から血液のような液体から
なる小滴を収集する場合、吸引用先端を身体の小領域に
移動させ、該先端はオペレータの視野を不快におおい隠
すことはない。通気孔62は、血だまりに入らないよう
に、かつ体組織または血液により塞がれる可能性が少な
いようにオリフィス56から充分に間隔をあける。通気オ
リフィス62は広がった連結部46に隣接するので、使用中
に塞がれる可能性は一層少ない。また、部材12からなる
握り部分から離れて位置するオリフィス62については、
オペレータの指または手により不注意に閉じられること
はない。
流量制限オリフィス60の有効面積は、先端通路54内の
吸引を弱めるのに有効であるように通気オリフィス62の
有効面積より実質的に小さくあるべきである。相対的寸
法を有する制限オリフィス60が存在するため、通気オリ
フィス62の寸法は、好ましくは、細い先端18の側壁を不
快に弱化するのを回避するため充分に小さくする。制限
オリフィスおよび通気オリフィスは両方ともに、一貫し
た操作を提供するように固定した、または所定の寸法か
らなる。しかも、通気オリフィス62および制限オリフィ
ス60は互いに接近しており、制限オリフィスについては
吸引オリフィス56から約1 1/2インチ程度しか離れてい
ないので、相対的に短い通路54のみが相対的に低い吸引
または負圧を有する。したがって、流体は相対的に高い
負圧の通路30に到達する前に相対的に短い移動距離しか
有しない。前記の実施例では、通路30の断面積は、実質
的に通気オリフィスおよび制限オリフィスの断面積より
大きい約0.035平方インチであり、該通路30は制限オリ
フィスの断面積の約7倍程度であるので、該制限オリフ
ィスは先端18での負圧を有効に減少させる。
通気オリフィス62は、吸引オリフィス56から充分に間
隔をあけて使用するため体液および組織が通気オリフィ
ス62の外側で出会うことはなく、吸引オリフィス56で閉
塞が生じても該吸引オリフィス56中の吸引または負圧差
を調節する傾向にあり、これによって閉塞の原因となる
組織の損傷を回避する。換言すれば、通気用通気62がな
ければ、系に空気が流入しないため、オリフィス56を塞
ぐ如何なる組織も、吸引源での場合と同様、直ちに最大
吸引力または負圧という結果を生ずる。先端での低い吸
引は血液を吸い込む間の組織捕捉を減少させるか、また
は防止する傾向にある。
ハンドルおよびプローブは適当に相対的に硬いプラス
チック材料から作製しても良く、プラスチックレジンお
よび共重合体を包含しても良く、例えば、アクリル共重
合体または他の適当なプラスチックを包含しても良い。
バルブスライド34は、好ましくはポリエチレンのように
適当な柔軟性を有するプラスチック材料から成形され、
例えば、それ自体を支えかつ使用中に曲げられた後にそ
の元の形状に戻るのに充分な弾力性を有する軟らかくか
つ柔軟なポリ塩化ビニルから成形しても良い。先端18の
側壁は、即ち曲げ力が付与されないと通常まっすぐであ
る。第4図は小物体表面と係合して曲がっている先端18
を示す。第4図に示すように、先端18は実質的に通常の
まっすぐな状態に戻るのに充分な弾力性を有する。
通気オリフィス62は先端18の側壁にある1つの開口と
して示され、該先端の遠位および近位端での開口を除く
と、先端での単一の開口である。所望する個所に少なく
とも1つの開口を設けることにより有効なオリフィス62
を形成しても良い。
本発明の範囲を逸脱しない限り、前記した構造におい
て種々の変形例が可能であり、また、前記の記載に含ま
れるか、または添付図面に示した全ての事項は単に説明
のためのものであって、何ら限定を意図するものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の好ましい1具体例である医療用の手
持ち吸引装置の部分断面図、第2図は、第1図の装置の
遠位端部の長さ方向の拡大断面図、第3図は、第1図の
先端の底面図、第4図は、曲げ力を付与した場合の先端
の柔軟性を示す第1図の装置の遠位端部の側面図であ
る。 図面中の主な符号は次のものを意味する。 10…吸引管、14…ハンドル、18…先端、24…吸引源、28
…連結部、30、32…通路、56…吸引オリフィス、62…通
気オリフィス。

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それを貫通する通路を有し、また、手で持
    つためのハンドル、および、その近位端において該通路
    を吸引源と連結させる手段を包含するハウジング手段
    と;該ハウジング手段の遠位端に連結され、かつ、該ハ
    ウジング手段の通路と連結されたそれを貫通する通路を
    有する先端であって、該先端の通路と連結するその遠位
    端において相対的に小さい吸引オリフィスを有する先端
    と;該通路を大気と連結させ、かつ、該吸引オリフィス
    と該ハンドルとの間にあって、それらから間隔をあけた
    通気オリフィス手段と;該ハウジング手段の通路内の吸
    引に対して該先端内の吸引を減少させるために、該通気
    オリフィス手段と該ハンドルとの間の該通路の1つの内
    部に該通路と直列流の関係で設けられた所定のサイズお
    よび位置を有する流体流量制限オリフィス手段であっ
    て、その流量抵抗が該通気オリフィス手段の流量抵抗よ
    り大きく、該吸引オリフィスの流量抵抗より小さい流体
    流量制限オリフィス手段とからなることを特徴とする、
    身体の精巧な領域から体液を吸引するための細い先端を
    有する手持ち吸引管。
  2. 【請求項2】前記通気オリフィス手段が前記先端の側壁
    を通して伸長する通気開口を包含する特許請求の範囲第
    1項記載の吸引管。
  3. 【請求項3】前記先端が、その狭い端部に前記吸引オリ
    フィスを有する略円錐状部分を持ち、前記通気オリフィ
    ス手段が該円錐状部分の相対的に広い端部にある特許請
    求の範囲第2項記載の吸引管。
  4. 【請求項4】前記流体流量制限オリフィス手段が前記通
    気オリフィス手段の有効断面積より小さい有効断面積を
    有する特許請求の範囲第1項記載の吸引管。
  5. 【請求項5】前記先端がプラスチック製で、前記通気オ
    リフィス手段が該先端の側壁を通して伸長する単一の開
    口からなる特許請求の範囲第4項記載の吸引管。
  6. 【請求項6】前記流体流量制限オリフィス手段が前記ハ
    ウジング手段内の前記通路内にあり、前記通気オリフィ
    ス手段と前記吸引オリフィスに対するサイズを、前記通
    路に吸引を与えた場合、前記先端開口での吸引力が、体
    組織により塞がれた場合でも自動的に相対的に低い捕捉
    力値に制限されるようにした特許請求の範囲第4項に記
    載の吸引管。
  7. 【請求項7】前記ハウジング手段の通路の有効断面積が
    前記流体流量制限オリフィス手段の断面積より大きい特
    許請求の範囲第4項記載の吸引管。
  8. 【請求項8】前記通気オリフィス手段の有効断面積が前
    記流体流量制限オリフィス手段および前記吸引オリフィ
    スの各々の有効断面積より大きい特許請求の範囲第4項
    記載の吸引管。
  9. 【請求項9】前記流体流量制限オリフィス手段が前記通
    気オリフィス手段の近くに隣接する特許請求の範囲第8
    項記載の吸引管。
  10. 【請求項10】前記吸引オリフィスが約0.001〜0.002平
    方インチの断面積を有する特許請求の範囲第8項記載の
    吸引管。
  11. 【請求項11】前記流体流量制限オリフィス手段の断面
    積が前記吸引オリフィスの断面積より大きく、該吸引オ
    リフィスが前記先端の遠位端にある単一の開口である特
    許請求の範囲第8項記載の吸引管。
  12. 【請求項12】前記通気オリフィス手段が前記吸引オリ
    フィスから少なくとも1/2インチ離れた箇所に配置され
    た特許請求の範囲第1項記載の吸引管。
  13. 【請求項13】前記通気オリフィス手段が前記吸引オリ
    フィスから約1/2〜2インチ離れた特許請求の範囲第12
    項記載の吸引管。
  14. 【請求項14】前記ハウジング手段が該ハウジング手段
    の隣接部分に対してある角度をなして伸長する遠位端部
    を包含し、前記通気オリフィス手段が該遠位端部上に配
    置された特許請求の範囲第1項記載の吸引管。
  15. 【請求項15】前記ハウジング手段が、さらに、該ハウ
    ジング手段の長さ方向の軸に対して鈍角をなして伸長す
    る遠位端部を有するプローブ部分を包含し、前記通気オ
    リフィス手段が前記先端の鈍角側上にある特許請求の範
    囲第1項記載の吸引管。
  16. 【請求項16】前記流体流量制限オリフィス手段が前記
    吸引オリフィスから約1〜1/2インチ離れている特許請
    求の範囲第1項記載の吸引管。
  17. 【請求項17】それを貫通する第1の通路を有するプロ
    ーブと、それを貫通する第2の通路を有するハンドルを
    含み、該ハンドルの遠位端が該プローブの近位端と連結
    して該第1および第2の通路が流体連絡し、該ハンドル
    の近位端が該第2の通路を吸引源と連結する手段を有す
    る本体部材と;その中に第3の通路を有し、その近位端
    が該プローブの遠位端と連結して該第2の通路および第
    3の通路が流体連絡し、該第3の通路に連結した吸引オ
    リフィスをその遠位端に有する柔軟な先端と;周囲の空
    気を該第3の通路に流すために該先端の側壁を通して伸
    長する、該吸引オリフィスから離れ、該先端の遠位端よ
    りも近位端に接近して設けられた通気オリフィス手段
    と;所定のサイズを有し、該通気オリフィス手段の近く
    に位置し、該プローブの遠位端に隣接し、該通路と直列
    流の関係にある流量抵抗オリフィスからなり、該通気オ
    リフィス手段および該流量抵抗オリフィスの各々の有効
    断面積は該吸引オリフィスの有効断面積より大きく、該
    通気オリフィス手段の有効断面積が該流量抵抗オリフィ
    スの有効断面積より大きいことを特徴とする細い先端を
    有する手持ち吸引管。
  18. 【請求項18】前記流量抵抗オリフィスが前記先端と前
    記プローブの接合点に隣接し、前記通気オリフィス手段
    の近位側に隣接する特許請求の範囲第17項記載の吸引
    管。
  19. 【請求項19】前記プローブおよび前記ハンドルが、オ
    ペレータの手で握られるための握り手段を有し、該握り
    手段が前記通気オリフィス手段から近位側に間隔を有す
    る特許請求の範囲第18項記載の吸引管。
  20. 【請求項20】前記本体部材が、前記第1および第2の
    通路の間の流体連絡を選択的に開閉するためのスイッチ
    を前記握り部分に隣接して有する特許請求の範囲第19項
    記載の吸引管。
  21. 【請求項21】前記流量抵抗オリフィスが、前記吸引オ
    リフィスを除いて、装置内で最も制限的なオリフィスで
    ある特許請求の範囲第17項の吸引管。
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