JP2006230428A - 医療用具 - Google Patents

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Katsura Hara
桂 原
Yukihiko Sakaguchi
幸彦 坂口
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【課題】ミルキングをすることなくチューブの閉塞を防止できる医療用具を提供する。
【解決手段】体液を吸引するチューブ5と、前記チューブの基端側に設けられた吸引部6との間に設けられる医療用具1であって、前記医療用具1は、前記チューブ5と接続する第1開口部3と、前記吸引部6と接続する第2開口部4とを有する吸引手段であり、前記第1開口部3には、前記体液を前記吸引部側に吸引する方向の流れは許容するが4、その反対方向を規制する第1の一方弁31が設けられており、前記第2開口部には、前記医療用具内にある前記体液を前記吸引部側に吸引する方向の流れは許容するが、その反対方向を規制する第2の一方弁41が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療用具に関するものである。
手術後の患者の体内に医療用チューブを留置し、チューブの端部には吸引および吸引物の貯留をする吸引機器を接続し、滲出液のドレナージが実施されている。このようなドレナージにおいて重要なのは継続的にドレナージが実施されていることであり、医療従事者が最も神経を使うところである。ドレナージを妨げる要因としてはドレナージ流路が骨片、凝血塊などにより閉塞してしまう場合等がある。
このような閉塞を防ぐために、チューブの先端側から吸引機器側に向けてチューブをしごくミルキングという操作が日常的に実施されている。
しかし、ミルキングはシリコーンゴム製チューブ等の比較的柔らかい材質の医療用チューブであれば用手的に実施可能であるが、軟質ポリ塩化ビニル製チューブ等の比較的硬い材質の医療用チューブでは用手的にミルキングを行なうことができなかった。そこで、ローラー鉗子等の特別な器具を用いて、軟質塩化ビニル製チューブ等の比較的硬い材質の医療用チューブのミルキングを行なっていた。(例えば非特許文献1参照)
出月康夫編集「図解 ドレナージハンドブック」中外医学社 1995年
本発明の目的は、ミルキングをすることなくチューブの閉塞を防止できる医療用具を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(3)に記載の本発明により達成される。
(1)体液を吸引するチューブと、前記チューブの基端側に設けられた吸引部との間に設けられる医療用具であって、前記医療用具は、前記チューブと接続する第1開口部と、前記吸引部と接続する第2開口部とを有する吸引手段であり、前記第1開口部には、前記体液を前記吸引部側に吸引する方向の流れは許容するが、その反対方向を規制する第1の一方弁が設けられており、前記第2開口部には、前記医療用具内にある前記体液を前記吸引部側に吸引する方向の流れは許容するが、その反対方向を規制する第2の一方弁が設けられていることを特徴とする医療用具。
(2)前記吸引手段は、可撓性を有する略球状体である上記(1)に記載の医療用具。
(3)前記チューブは、軟質塩化ビニル材料で構成されているものである上記(1)または(2)に記載の医療用具。
本発明によればミルキングをすることなくチューブの閉塞を防止できる医療用具を得ることができる。
また、チューブがミルキングすることが軟質ポリ塩化ビニルで構成されている場合、チューブの閉塞を効果的に防止することができる。
以下、本発明の医療用具を添付図面に示す好適な実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の医療用具の一例を示す断面図である。図2は、医療用具を使用している状態を説明する断面図である。なお、以下の説明では、図1および図2中の右側を「基端側」、左側を「先端側」という。
図1に示すように医療用具1は、可撓性を有する略球状体の本体2で構成されており、本体2の先端側には第1開口部3と、本体2の基端側には第2開口部4とが形成されている。
第1開口部3には、前記体液を前記吸引部側に吸引する方向の流れは許容するが、その反対方向を規制する第1の一方弁31が設けられている。これにより、医療用具1で吸引した体液が、再度体内に逆流することを防止できると共にミルキングをすることなくチューブ5の閉塞を防止できる。
第1の一方弁31は、基端側(図1中右側)を頂点とするV字状となっている。第1の一方弁31として、本実施の形態ではダックビル弁が採用されている。
第2開口部4には、本体2内にある前記体液を前記吸引部側に吸引する方向の流れは許容するが、その反対方向を規制する第2の一方弁41が設けられている。これにより、医療用具1で吸引した体液が、再度体内に逆流することを防止できると共にミルキングをすることなくチューブ5の閉塞を防止できる。
第2の一方弁41は、基端側(図1中右側)を頂点とするV字状となっている。第2の一方弁41として、本実施の形態ではダックビル弁が採用されている。
本体2を構成する材料は、可撓性を有するものであれば特に限定されない。例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリオキシメチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂、もしくはシリコーンゴム、天然ゴム等の熱硬化性樹脂(特に、ゴム弾性を有する熱硬化性樹脂)等が挙げられる。これらの中でもシリコーンゴム、天然ゴム等の熱硬化性樹脂が好ましい。これにより、本体2を圧縮して本体2の内腔の流体を排除し、効果的に陰圧を発生させることができる。
本体2は、略球状体の形状であり、その内部は体液を貯留できる空間が形成されている。
本体2の直径は、特に限定されないが、直径10〜30mmが好ましく、特に15〜25mmが好ましい。これにより、体液を貯留する量と、吸引する量とのバランスを図ることができる。
本体2の外形は、手・指で圧縮する際の作業性を考慮すると紡錘形もしくは円筒形にであることが好ましい。本体2の全長は、特に限定されないが、2〜10cmが好ましく、特に3〜5cmが好ましい。これにより、使用時の嵩張りや手・指で圧縮する際の作業性を向上することができる。
また、本体2の幅は、特に限定されないが、2〜5cmが好ましく、特に2.5〜3.5cmがより好ましい。これにより、作業性と吸引能力とのバランスに優れる。
第1開口部3の近傍は、本体2と異なる材料または同じ材料で構成されていても良いが、同じ材料で構成されていることが好ましい。
第1開口部3の近傍を構成する材料は、具体的にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリオキシメチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、天然ゴム等の熱硬化性樹脂(特に、ゴム弾性を有する熱硬化性樹脂)、およびステンレス鋼等の金属が挙げられる。より具体的には、本体2を構成する材料と一体で形成されていることが好ましい。
第1の一方弁31を構成する材料は、特に限定されず、シリコーンゴム、天然ゴム等のゴム弾性を有する熱硬化性樹脂等が挙げられる。
第1の一方弁31の大きさは、チューブ5の外径に依存するため特に限定されないが、ドレナージに使用されるチューブ5の外径が2〜8mm程度であるので、この径と同程度にすることより好ましい。
第2開口部4の近傍は、本体2と異なる材料または同じ材料で構成されていても良いが、同じ材料で構成されていることが好ましい。
第2開口部4の近傍を構成する材料は、具体的にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリオキシメチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、天然ゴム等の熱硬化性樹脂(特に、ゴム弾性を有する熱硬化性樹脂)、およびステンレス鋼等の金属が挙げられる。より具体的には、本体2を構成する材料と一体で形成されていることが好ましい。
第2の一方弁41を構成する材料は、特に限定されず、シリコーンゴム、天然ゴム等のゴム弾性を有する熱硬化性樹脂等が挙げられる。
第2の一方弁41の大きさは、チューブ5の外径に依存するため特に限定されないが、ドレナージに使用されるチューブ5の外径が2〜8mm程度であるので、この径と同程度にすることより好ましい。
このような医療用具1の先端側には、体内に挿入して体液を吸引するためのチューブ5が接続される。
チューブ5を構成する材料としては、例えばシリコーンゴム、ポリウレタン、軟質ポリ塩化ビニル等が挙げられる。これらの中でも、軟質ポリ塩化ビニルが好ましい。医療用具1は、ミルキングすることが困難な軟質ポリ塩化ビニル等の比較的硬い材料で構成されているチューブ5の閉塞を防止するために用いるものだからである。
チューブ5と、医療用具1とは、図1に示すようにチューブ5の基端側を医療用具1の第1開口部3の開口へ挿入して、液密に嵌合する。
医療用具1の基端側には、吸引部6との接続を容易にするための接続部7が設けられている。これにより、吸引部6の先端部との接続を容易にすることができる。
接続部7を構成する材料としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリオキシメチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂、もしくはシリコーンゴム、天然ゴム等の熱硬化性樹脂(特に、ゴム弾性を有する熱硬化性樹脂)等が挙げられる。これらの中でもシリコーンゴム、天然ゴム等の熱硬化性樹脂が好ましい。
また、接続部7を構成する材料と、本体2を構成する材料とは、同じであっても異なっていても良いが、同じであることが好ましい。
また、本体2と接続部7とは、一体で成形されていることが好ましい。
一方、医療用具1の基端側には、接続部7を介して、例えば体液吸引集液器、病室に付設された吸引ライン等の吸引部6が接続できる。
吸引部6の先端側(医療用具1と接続される側)には、図示しないチューブが接続されており、チューブの先端部にはタケノコ状の部材61が設けられている。
医療用具1と、吸引部6、接続部7を吸引部6のタケノコ状部材61に対して外嵌合して接続することができる。
次に、本発明の医療用具1の使用方法の一例について図1ないし図2に基づいて説明する。
(1)まず、医療用具1の第1開口部31にチューブ2を接続し、接続部7に吸引部6のタケノコ状部材61を接続する。
(2)次に、チューブ2の先端を体腔に挿入もしくは予め体腔に留置されたウーンドドレナージチューブに接続し、吸引部6を作動させて体液を吸引する。
(3)所定時間経過後にチューブ2の閉塞を防止するために、医療用具1を用いて吸引を行なう。具体的には図2に示すように本体2を圧縮(ポンピング)すると、本体2は弾性材料で構成されているため元の形に復元しようとする。その際、本体2の基端側には、前記体液を吸引部6側に吸引する方向の流れは許容するが、その反対方向を規制する第2の一方弁41が設けられているため、本体2の内部は空間を形成しようとする。一方、本体2の先端側には、前記体液を吸引部6側に吸引する方向の流れは許容するが、その反対方向を規制する第1の一方弁31が設けられている。したがって、チューブ5内部に存在する体液または凝血塊等の閉塞を誘引する物質を、吸引部6へ強制的に吸引することが可能となる。これにより、チューブ内がフラッシュされ、ミルキングするのと同様の効果が得られる。
また、従来から実施していたミルキングローラーでしごきすぎてチューブに傷がついてチューブが破断したり、人為的ミスによりミルキングローラーでチューブをしごく際に排液が患者の体腔に逆行してしまったりする危険がなくなる。
以上、本発明の医療用具1について添付図面に示す好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、本体2の形状も略球状体に限定されず、ポンピングする機能を有していれば、他の形状であっても構わない。
本発明の医療用具は、医療用のドレナージシステムに適用できる。
本発明の医療用具の一例を示す断面図である。 医療用具を使用している状態を説明する断面図である。
符号の説明
1 医療用具
2 本体
3 第1開口部
31 第1の一方弁
4 第2開口部
41 第2の一方弁
5 チューブ
6 吸引部
61 タケノコ状部材
7 接続部

Claims (3)

  1. 体液を吸引するチューブと、前記チューブの基端側に設けられた吸引部との間に設けられる医療用具であって、
    前記医療用具は、前記チューブと接続する第1開口部と、前記吸引部と接続する第2開口部とを有する吸引手段であり、
    前記第1開口部には、前記体液を前記吸引部側に吸引する方向の流れは許容するが、その反対方向を規制する第1の一方弁が設けられており、
    前記第2開口部には、前記医療用具内にある前記体液を前記吸引部側に吸引する方向の流れは許容するが、その反対方向を規制する第2の一方弁が設けられていることを特徴とする医療用具。
  2. 前記吸引手段は、可撓性を有する略球状体である請求項1に記載の医療用具。
  3. 前記チューブは、軟質塩化ビニル材料で構成されているものである請求項1または2に記載の医療用具。
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