JP3214346U - 尿管バイパス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】尿管バイパス装置の腎臓カテーテルまたは膀胱カテーテルのうち一方のカテーテルのみに対し、中継アダプタを介して洗浄液や薬剤を供給したり尿を吸引して採取することができる尿管バイパス装置を提供すること。【解決手段】尿管バイパス装置1は、腎臓カテーテル3、膀胱カテーテル5、中継アダプタ7および押圧具16を備える。押圧具16は、尿管バイパス装置1が腹部内に留置された状態において、片手の指で経皮的に摘んで押圧可能な一対の押圧面を備える。一対の押圧面を経皮的に指で摘んで押圧具16を圧縮変形させて、腎臓カテーテル3の長手方向中途部の外周部に押圧具16を介して押圧力を付与することで腎臓カテーテル3が拉げて腎臓カテーテル3内の流路が閉塞される。該流路は、押圧力が解除されることで開放される。【選択図】図1

Description

本考案は、腎臓カテーテルおよび膀胱カテーテルと、これらのカテーテルに接続される中継アダプタとを備えた尿管バイパス装置に関するものである。
特許文献1には、腎臓カテーテルおよび膀胱カテーテルと、これらのカテーテルに接続される中継アダプタとを備えた尿管バイパス装置が記載されている。この尿管バイパス装置は、腎臓の腎盂腔内に一端部が留置される腎臓カテーテルと、該腎臓カテーテルの他端部が接続される中継アダプタと、該中継アダプタに一端部が接続され他端部が膀胱内に留置される膀胱カテーテルとを備えている。この尿管バイパス装置は、犬および猫等の動物や人間の尿管が泌尿器系疾患等により閉塞または尿管障害を起こした際に尿路の確保のために供されるものである。
動物等の腹部に留置した尿管バイパス装置の腎臓カテーテルや膀胱カテーテルが目詰まりしたときは、生理食塩水等の洗浄液が充填された注射器の注射針により腹部の皮膚および腹壁を貫通して中継アダプタの封止部材に該注射針を突き刺し、中継アダプタを介して腎臓カテーテル内および膀胱カテーテル内に洗浄液を注入することが行われている。これにより、尿の流通を阻害していた尿路結石等の障害物を除去し腎臓カテーテル内および膀胱カテーテル内の流通を良好にすることができる。また、洗浄液に替えて薬剤を注入することも行われている。さらにまた、中継アダプタを介して注射器により尿を吸引して採取し、その採取した尿を検査することも行われている。
実用新案登録第3209522号
しかしながら、特許文献1に示された尿管バイパス装置では、腎臓カテーテルおよび膀胱カテーテルと中継アダプタとが常に連通しているため、腎臓カテーテルまたは膀胱カテーテルのうち何れか一方のカテーテルのみに対し、中継アダプタを介して洗浄液や薬剤を供給したり、尿を吸引して採取することが困難であった。
本考案は、上述したような問題を解消するためになされたもので、尿管バイパス装置の腎臓カテーテルまたは膀胱カテーテルのうち特定のカテーテルのみに対し、中継アダプタを介して洗浄液や薬剤を供給したり、尿を吸引して採取することができる尿管バイパス装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本考案に係る尿管バイパス装置は、生体の腹部内に留置される尿管バイパス装置において、弾性部材からなる管状の腎臓カテーテル本体を備え、前記腎臓カテーテル本体の先端部が前記腹部内の腎臓内に留置される腎臓カテーテルと、弾性部材からなる管状の膀胱カテーテル本体を備え、前記膀胱カテーテル本体の先端部が前記腹部内の膀胱内に留置される膀胱カテーテルと、前記腎臓カテーテル本体の後端部に一端部が接続可能で、かつ、前記膀胱カテーテル本体の後端部に他端部が接続可能な中継アダプタと、前記腎臓カテーテル本体または前記膀胱カテーテル本体のうち少なくとも何れか一方のカテーテル本体の長手方向中途部における外周部に装着可能な押圧具とを備え、前記腎臓カテーテル本体内と前記膀胱カテーテル本体内とは、それぞれ前記中継アダプタ内と連通し、前記中継アダプタは、液体の供給または吸引のうち少なくとも何れか一方を行う外部機器と接続されて当該外部機器内と前記中継アダプタ内とを連通可能な接続部を備え、前記押圧具は、弾性部材からなる押圧具本体を備え、前記押圧具本体は、前記押圧具を含む前記尿管バイパス装置が前記腹部内に留置された状態において、片手の指で経皮的に摘んで押圧可能な一対の押圧面を備え、前記一対の押圧面を経皮的に指で摘んで前記押圧具本体を圧縮変形させて、前記押圧具が装着されたカテーテル本体の長手方向中途部の外周部に前記押圧具を介して押圧力を付与することで当該カテーテル本体が拉げて当該カテーテル本体内の流路が閉塞される一方、当該カテーテル本体が拉げて閉塞していた当該カテーテル本体内の流路は、前記押圧力が解除されることで開放されるように構成されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載した考案に係る尿管バイパス装置は、請求項1に記載の尿管バイパス装置において、前記押圧具本体は貫通孔を備え、前記腎臓カテーテル本体または前記膀胱カテーテル本体のうち少なくとも何れか一方のカテーテル本体を前記貫通孔に挿入することで前記押圧具が当該カテーテル本体に装着され、前記押圧具本体の一対の押圧面は、前記貫通孔に対してそれぞれ一定の間隔を隔てて前記貫通孔を両側から挟むように前記貫通孔の両側にそれぞれ位置付けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載した考案に係る尿管バイパス装置は、請求項2に記載の尿管バイパス装置において、前記押圧具は、前記押圧具本体より剛性が高い部材からなり、前記押圧具本体の内部に埋設された一対の軸状部材をさらに備え、前記一対の軸状部材は、前記一対の押圧面のそれぞれと前記貫通孔との間にそれぞれ位置付けられ、かつ、前記各軸状部材の軸芯がそれぞれ前記貫通孔の軸芯と交差するように配置されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載した考案に係る尿管バイパス装置は、請求項1ないし請求項3のうち何れか一つに記載の尿管バイパス装置において、前記押圧具本体より剛性が高い部材からなり、前記押圧具を収納する筐体をさらに備え、前記筐体の側面には、前記押圧具を収納したときに前記一対の押圧面を前記筐体の外部にそれぞれ露出させる一対の開口部が形成され、前記筐体内に収納された前記押圧具を含む前記尿管バイパス装置が前記腹部内に留置された状態において、前記一対の開口部から露出した前記一対の押圧面を経皮的に指で摘んで前記押圧具本体を圧縮変形させて、前記押圧具が装着されたカテーテル本体の長手方向中途部の外周部に前記押圧具を介して押圧力を付与することで当該カテーテル本体が拉げて当該カテーテル本体内の流路が閉塞されるように構成されていることを特徴とするものである。
本考案によれば、腎臓カテーテル本体または膀胱カテーテル本体のうち少なくとも何れか一方のカテーテル本体の長手方向中途部における外周部に装着可能な押圧具を備え、該押圧具の一対の押圧面を経皮的に指で摘んで押圧力を付与することでカテーテル本体が拉げてカテーテル本体内の流路が閉塞される。このため、尿管バイパス装置の腎臓カテーテルまたは膀胱カテーテルのうち特定のカテーテルのみに対し、中継アダプタを介して洗浄液や薬剤を供給したり、尿を吸引して採取することができる。また、腎臓カテーテル本体または膀胱カテーテル本体のうち特定のカテーテルのみに洗浄液を供給することで、供給する洗浄液の全てが当該カテーテル本体内に流入するため、洗浄液を勢い良く流入させることができる。この結果、当該カテーテル本体内に付着している尿路結石等の障害物が除去され易くなり当該カテーテル本体内を効果的に洗浄することができる。
また、押圧具の一対の押圧面を経皮的に指で摘んで押圧力を付与することでカテーテル本体が拉げてカテーテル本体内の流路が閉塞される一方、該押圧力が解除されることでカテーテル本体内の流路が開放されるように構成されている。このため、カテーテル本体内の流路を機構的な開閉弁により開閉する構成と比べて、開閉のための構造を単純化することができる上、流路が開放されているときの流路には流通を阻害する虞のある開閉弁等の突出部が存在しないので流路が目詰まりし難い。
請求項2に記載の考案によれば、カテーテル本体を押圧具本体の貫通孔に挿入することで押圧具がカテーテル本体に装着されるので、カテーテル本体に押圧具を容易に装着することができる。また、押圧具本体の一対の押圧面は、押圧具本体の貫通孔を両側から挟むように貫通孔の両側にそれぞれ位置付けられているので、一対の押圧面を経皮的に指で摘んで押圧力を付与して押圧具本体を圧縮変形させることで、押圧具を介してカテーテル本体に押圧力を確実に付与することができる。この結果、カテーテル本体を指で容易に拉げることができ、延いては、該カテーテル本体内の流路を確実に閉塞することができる。
請求項3に記載の考案によれば、押圧具本体より剛性が高い部材からなる一対の軸状部材が、一対の押圧面のそれぞれと押圧具本体の貫通孔との間にそれぞれ位置付けられ、かつ、各軸状部材の軸芯がそれぞれ貫通孔の軸芯と交差するように配置されている。このため、押圧具本体の一対の押圧面を経皮的に指で摘んで押圧具本体を圧縮変形させることで、一対の軸状部材を介してカテーテル本体に押圧力がピンポイントで付与される結果、過度に大きな押圧力を付与しなくもカテーテル本体が拉げて該カテーテル本体内の流路を閉塞することができる。
請求項4に記載の考案によれば、押圧具本体より剛性が高い部材からなり、押圧具を収納する筐体をさらに備えている。このため、尿管バイパス装置が腹部に留置されているとき、押圧具が収納された筐体が位置する腹部の部位に意図しない押圧力が作用したとしても、剛性が高い筐体により押圧具が保護されるので、前記押圧力が押圧具に作用してカテーテル本体内の流路が閉塞される虞はない。
また、筐体の側面には、押圧具を収納したときに押圧具本体の一対の押圧面を筐体の外部にそれぞれ露出させる一対の開口部が形成されている。このため、一対の開口部から露出した押圧具本体の一対の押圧面を経皮的に指で摘んで、押圧具本体を圧縮変形させることで、押圧具を介してカテーテル本体に押圧力を確実に付与することができる。この結果、カテーテル本体を指で容易に拉げることができ、延いては、該カテーテル本体内の流路を確実に閉塞することができる。
(a)図は、本考案の実施の形態に係る尿管バイパス装置を示した図であり、(b)図は、尿管バイパス装置の腎臓カテーテルを示した図である。 (a)図は、腎臓カテーテルに縫合糸が挿入された状態を示した図であり、(b)図は、(a)図の矢視A−A線に沿う断面を拡大して示した図である。 (a)図は、膀胱カテーテルを示した図であり、(b)図は、(a)図の矢視B−B線に沿う断面を拡大して示した図である。 (a)図は、膀胱カテーテルと腎臓カテーテルとを接続するための中継アダプタを上方から見た状態を示した平面図であり、(b)図は、同中継アダプタを側方から見た状態を示した側面図であり、(c)図は、(a)図の矢視C−C線に沿う断面を示した図である。 (a)図は、尿管バイパス装置に装着される押圧具を斜め上方から見た状態を示した図であり、(b)図は、(a)図の矢視D−D線に沿う断面を拡大して示した図である。
(a)図は、腎臓カテーテルの腎臓への挿入および膀胱カテーテルの膀胱への挿入に際して使用されるカニューラを示した図であり、(b)図は、同カニューラ内に挿入されるトロッカーを示した図であり、(c)図は、同カニューラ内に同トロッカーが挿入されて構成された穿刺針を示した図であり、(d)図は、ガイドワイヤの腎臓への挿入に際して使用されるシースを示した図であり、(e)図は、同ガイドワイヤを示した図である。 (a)図は、膀胱カテーテルに押圧具が装着された尿管バイパス装置を示した図であり、(b)図は、膀胱カテーテルおよび腎臓カテーテルにそれぞれ押圧具が装着された尿管バイパス装置を示した図である。 (a)図は、膀胱カテーテルと一対の腎臓カテーテルとを備え、各カテーテルにそれぞれ押圧具が装着された尿管バイパス装置を示した図であり、(b)図は、膀胱カテーテルと一対の腎臓カテーテルとを接続するための中継アダプタを上方から見た状態を示した平面図である。 (a)図は、図5に示した押圧具の構成の一部を変更した変形例に係る押圧具を斜め上方から見た状態を示した図であり、(b)図は、(a)図の矢視E−E線に沿う断面を拡大して示した図である。
(a)図は、図5に示した押圧具の構成の一部を変更した他の変形例に係る押圧具を斜め上方から見た状態を示した図であり、(b)図は、図9に示した押圧具の構成の一部を変更した他の変形例に係る押圧具を斜め上方から見た状態を示した図である。 (a)図は、押圧具が収納される筐体を斜め上方から見た状態を示した図であり、(b)図は、(a)図の矢視F−F線に沿う断面を拡大して示した図である。 (a)図は、図5に示した押圧具が収納された筐体を斜め上方から見た状態を示した図であり、(b)図は、(a)図の矢視G−G線に沿う断面を拡大して示した図である。 (a)図は、図9に示した押圧具が収納された筐体を斜め上方から見た状態を示した図であり、(b)図は、図10の(a)図に示した押圧具が収納された筐体を斜め上方から見た状態を示した図であり、(c)図は、図10の(b)図に示した押圧具が収納された筐体を斜め上方から見た状態を示した図である。 図13の(c)図に示した、筐体内に収納された押圧具が膀胱カテーテルおよび腎臓カテーテルにそれぞれ装着された尿管バイパス装置を示した図である。
以下、本考案に係る実施の形態を図1ないし図8を参照して詳細に説明する。図1の(a)図において符号1で示すものは、本実施の形態に係る尿管バイパス装置の一例である。この尿管バイパス装置1は、犬および猫等の動物や人間の尿管が泌尿器系疾患等により閉塞または尿管障害を起こした際に尿路の確保のために供されるものである。
なお、作図の都合上、図1ないし図3および図6ないし図8では、長尺な部材については、その長手方向中途部を省略して示している。また、図2および図6の(c)図において、部材が長尺なため、互いに離間して描かれた2つの部分が同じ部材からなることが分かり難い場合には、同じ部材であることを明確にするために一方の部分には括弧書きで同一の符号を記している。
尿管バイパス装置1は、腎臓カテーテル3および膀胱カテーテル5と、これらのカテーテル3,5が接続される中継アダプタ7と、各カテーテル3,5が中継アダプタ7に接続される接続部をそれぞれ被覆し緊締する一対の円筒状のマウント9,9とを備えている。
図1の(b)図に示すように腎臓カテーテル3は、中空の円管からなる腎臓カテーテル本体11と、円盤状のカフ13と、位置決め部材15と、押圧具16とを備えている。腎臓カテーテル本体11は、腎臓の腎盂腔内に留置される先端部11aと、該先端部11aに連なる中間部11bと、該中間部11bに連なると共に該中間部11bを介して先端部11aと連通する後端部11cとからなる。図2の(a)図において一部を拡大して示したように先端部11aは、末端部が先細に形成された先細部17を有している。前記カフ13,位置決め部材15および押圧具16には、腎臓カテーテル本体11の中間部11bの外周部に嵌合される貫通孔がそれぞれの軸芯上に形成されている。位置決め部材15は、カフ13の外径より小さい外径を有する円盤状の鍔部15aと、該鍔部15aと一体化された円筒状の筒部15bとを備えている。
位置決め部材15および押圧具16がそれぞれ中間部11bの外周部に嵌合されたときの、位置決め部材15の筒部15bおよび押圧具16の各内周部と中間部11bの外周部との接触による摩擦力により、中間部11bの軸芯に沿う方向における、中間部11bと位置決め部材15および押圧具16との相対移動が規制される。
一方、図3に示すように膀胱カテーテル5は、中空の円管からなる膀胱カテーテル本体19と、前記カフ13と同様に構成された円盤状のカフ21と、該カフ21の外径より小さい外径を有する円盤状の位置決め部材23とを備えている。膀胱カテーテル本体19は、膀胱内に留置される先端部19aと、該先端部19aに連なる中間部19bと、該中間部19bに連なると共に該中間部19bを介して先端部19aと連通する後端部19cとからなり、先端部19aは、図3の(a)図において一部を拡大して示したように、末端部が先細に形成された先細部25を有している。前記カフ21および位置決め部材23には、膀胱カテーテル本体19の中間部19bの外周部に嵌合可能な貫通孔がそれぞれの軸芯上に形成されている。
前記腎臓カテーテル本体11の先細部17を除いた先端部11a,中間部11b,後端部11cと、膀胱カテーテル本体19の先細部25を除いた先端部19a,中間部19b,後端部19cとは、それらの内径および外径がそれぞれ同一の寸法に形成されている。腎臓カテーテル本体11および膀胱カテーテル本体19は可撓性を有する部材からなり、それらの材質としては、例えば、ポリウレタン等の樹脂を挙げることができる。
腎臓カテーテル本体11の先端部11aにおける中間部11b側の端部には、X線を透過しないマーカー部27を備えており、該マーカー部27は、硫酸バリウムまたはタングステン等のX線を透過しない物質の粉末がポリウレタン等の樹脂に添加されて形成された管からなる。
腎臓カテーテル3の位置決め部材15の鍔部15a,筒部15bおよび膀胱カテーテル5の位置決め部材23の材質としては、例えば、ポリウレタンまたはシリコンゴム等の樹脂を挙げることができる。
また、腎臓カテーテル3のカフ13および膀胱カテーテル5のカフ21は不織布からなり、それらの材質としては、例えば、ポリエステル繊維,ナイロン繊維またはアクリル繊維等を挙げることができる。
腎臓カテーテル3の位置決め部材15の鍔部15aとカフ13との対向する側面同士および膀胱カテーテル5の位置決め部材23とカフ21との対向する側面同士は結着されており、それらの結着の方法としては、結着する部位を加熱して溶着する方法や接着剤により結着する方法が挙げられる。各位置決め部材15,23にカフ13,21がそれぞれ結着されているので、腎臓や膀胱の表面に固定しやすいカフ13,21を介することで各位置決め部材15,23を腎臓や膀胱にそれぞれ容易に固定することができる。
腎臓カテーテル本体11の先端部11aは、円弧状に屈曲形成されており、その屈曲部の円弧状の内周面に、その内周方向に一定の間隔を隔てて穿設された4個の側孔31…と、先端部11aの先細部17に形成された開口17aとを備えている。また、腎臓カテーテル本体11の先端部11aには、前記側孔31より小さい小孔33がマーカー部27の近傍に穿設されている。該小孔33には、後述する縫合糸55が挿通される。
一方、膀胱カテーテル本体19の先端部19aは、その長手方向に一定の間隔を隔てて2個ずつ穿設された合計4個の側孔35…と、先端部19aの先細部25に形成された開口25aとを備えている。先端部19aの長手方向で同じ位置に穿設された2個の側孔35,35同士は先端部19aの軸芯に沿う方向から見て該軸芯回りに180度の等角度間隔で穿設されていると共に、先端部19aの長手方向で一方の位置に穿設された2個の側孔35,35と他方の位置に穿設された2個の側孔35,35とは前記軸芯回りに互いに90度だけ角度がずれた位置に穿設されている。
而して、尿管バイパス装置1における腎臓カテーテル本体11の先端部11aが腎臓の腎盂腔内に留置されることで、腎盂腔内の尿が各側孔31および開口17aを介して先端部11a内に流入したのち、中間部11b内および後端部11c内を通過して中継アダプタ7内に排出される。また、尿管バイパス装置1における膀胱カテーテル本体19の先端部19aが膀胱内に留置されることで、腎臓カテーテル本体11内から中継アダプタ7内に排出された尿が膀胱カテーテル本体19の後端部19c内,中間部19b内および先端部19a内を通過し、先端部19aの各側孔35および先細部25の開口25aを介して膀胱内に流入する。
図4に示すように中継アダプタ7は、中継アダプタ本体37と、該中継アダプタ本体37に組み付けられた封止部材39および一対のコネクタ41,41とを備えている。各コネクタ41はそれぞれ中空の部材からなる。中継アダプタ本体37は、椀状の第一アダプタ片37aと、該第一アダプタ片37aの開口部に圧入嵌合された第二アダプタ片37bとを備えている。第二アダプタ片37bの外周部には、周方向に互いに間隔を隔てて4個の貫通孔43…が穿設されている。封止部材39は、シリコンゴム材からなり、第一アダプタ片37aの中央部の貫通孔に嵌合圧入されている。封止部材39は、本考案でいう「接続部」を構成する。
各コネクタ41は、中空の管からなり、それらの一端部に刻設された雄ねじ部が第二アダプタ片37bに刻設された一対の雌ねじ孔にそれぞれ螺着されている。各コネクタ41の他端部には、腎臓カテーテル本体11の後端部11cと膀胱カテーテル本体19の後端部19cとがそれぞれ嵌合接続されるニップル部41aが形成されている。中継アダプタ本体37の内部には、第一アダプタ片37a,第二アダプタ片37b,封止部材39および一対のコネクタ41,41により囲繞された空洞45が形成されている。第一アダプタ片37aと第二アダプタ片37bとの圧入嵌合部、第一アダプタ片37aと封止部材39との圧入嵌合部および第二アダプタ片37bへの各コネクタ41の螺着部は、それぞれ液密にシールされている。
腎臓カテーテル本体11の中間部11bにおける後端部11c寄り(マウント9の近傍)の外周部には押圧具16が挿入され、該押圧具16は、直方体状に一体形成された弾性部材からなる押圧具本体47自体により構成されている。押圧具本体47の材質としては、例えば、ポリウレタンまたはシリコンゴム等の生体適合性のある合成樹脂を挙げることができる。図5に示すように、押圧具本体47の中央部には貫通孔49が穿設され、該貫通孔49の横断面の形状は、該貫通孔49の全長に亘って一定の大きさを有する円形状に形成されている。貫通孔49の内径は、腎臓カテーテル本体11の中間部11bの外径と略同一の寸法に設定されている。
押圧具本体47は、貫通孔49の軸芯に沿う方向に広がり他の面より幅広な一対の幅広面51,51と、貫通孔49の軸芯に沿う方向に延び一対の幅広面51,51より幅狭な一対の押圧面53,53とを備えている。一対の幅広面51,51同士は互いに背中合わせで平行であり、一対の押圧面53,53同士は互いに背中合わせで平行である。また、貫通孔49の軸芯は、各幅広面51および各押圧面53に対して平行に位置付けられている。押圧具本体47は、一対の押圧面53,53を片手の指で摘んで押圧力を付与すると圧縮変形する一方、その押圧力を解除すると押圧具本体47自体の弾性力により元の形状に復元する。
<尿管バイパス装置1を留置する作業手順>
次に、尿管が泌尿器系疾患などにより閉塞または尿管障害を起こした犬および猫等の動物や人間の腹部に、上述した尿管バイパス装置1を留置して尿路を確保するために行う外科的治療の作業手順の一例について図6も参照して詳細に説明する。
まず、腎臓の状態をX線撮影により取得した画像で観察し、腎臓カテーテル本体11の屈曲形成された先端部11aが留置可能な程度に腎盂腔が拡張しているか否かを確認する。
腎臓カテーテル本体11の先端部11aが留置可能であると判断されると、ナイロン製の1本の細い縫合糸55(図2参照)が予め挿入された腎臓カテーテル本体11の後端部11cから腎臓カテーテル本体11内に、図6の(a)図に示すような真っ直ぐな中空の管からなる金属製のカニューラ57aを挿入し腎臓カテーテル本体11の先端部11aまで到達させて、先端部11aの屈曲部を真っ直ぐな状態に矯正しておく。なお、前記縫合糸55は、その一端部が外部に存置されたまま他端部が腎臓カテーテル本体11の後端部11cから先端部11aまで挿通され先細部17の開口17aから外部に延出されたのち小孔33から再び腎臓カテーテル本体11内に挿通されて後端部11cから外部に延出されている。
次に、図6の(a)図に示すカニューラ57aと同一の構成を有する別個のカニューラ57a内に、図6の(b)図に示すような真っ直ぐな先端が尖った金属製の針金状のトロッカー57bが挿入されて構成された穿刺針57(図6の(c)図参照)を膀胱カテーテル本体19内にその後端部19c側から挿入しておく。
次に、腹部の中央をメスにより縦に切開して膀胱および腎臓を外部に露出させたのち、膀胱カテーテル本体19およびカニューラ57aから突出したトロッカー57bの先端により膀胱を穿刺して形成した刺入口を介して膀胱カテーテル5の先端部19aを膀胱内に挿入する。
次に、膀胱カテーテル本体19の先端部19aを膀胱に挿入したまま膀胱カテーテル5内から穿刺針57を抜き出す。
次に、膀胱カテーテル本体19の先端部19aを挿入した部位の膀胱の漿膜を、巾着の紐を引っ張ることで巾着の開口を窄めるようにする所謂、巾着縫合によりナイロン製の縫合糸で縫合する。これにより、膀胱カテーテル本体19の外周部が膀胱の漿膜により緊締され、膀胱カテーテル本体19の膀胱に対する相対移動は阻止される。
次に、一方の手で膀胱カテーテル本体19の中間部19bを把持した状態で他方の手で位置決め部材23を把持して膀胱カテーテル本体19に対して位置決め部材23をカフ21と共に膀胱の漿膜面の近傍まで相対移動させたのち、膀胱の漿膜面とカフ21の側面とに医療用接着剤を塗布して膀胱の漿膜面とカフ21とを接着すると共に膀胱の漿膜面とカフ21とを縫合糸で縫合する。これにより、カフ21および位置決め部材23の膀胱に対する相対移動は阻止される。なお、膀胱の漿膜面とカフ21とを縫合糸で縫合することで両者は強固に結着されるので、膀胱の漿膜面とカフ21への医療用接着剤の塗布は省略してもよい。
次に、図6の(d)図に示すような真っ直ぐな中空の管からなる金属製のシース59内に挿入された注射針(図示せず)を該シース59と共に腎臓に穿刺して形成した刺入口を介してシース59を腎盂腔内に挿入する。
次に、シース59を腎臓に挿入したままシース59内から前記注射針を抜き出したのち、図6の(e)図に示すようなガイドワイヤ61をシース59内に挿入し、ガイドワイヤ61をその先端部が腎盂腔内に進入するまで挿入する。ガイドワイヤ61は、柔軟性を有し自由に撓むことができる金属製の部材からなる。
次に、カニューラ57aが挿入された腎臓カテーテル本体11の先端部11a側からカニューラ57a内にガイドワイヤ61の後端を挿入し、腎臓カテーテル本体11の先端部11aが腎臓の腎盂腔内に進入するまで腎臓カテーテル3をガイドワイヤ61に沿わせて挿入する。
次に、腎臓カテーテル本体11の先端部11aを腎盂腔内に留置したまま腎臓カテーテル本体11からガイドワイヤ61を引き抜いたのちカニューラ57aも腎臓カテーテル本体11から引き抜く。このとき、ガイドワイヤ61とカニューラ57aとを同時に引き抜いてもよい。
先端部11aが腎臓の腎盂腔内に位置付けられて4個の側孔31…の全てが腎盂腔内に位置付けられていることが確認されると、腎臓カテーテル本体11内に挿通され腎臓カテーテル本体11の後端部11cから外部に食み出している2本の縫合糸55を同時に手で引っ張り、腎盂腔内に留置された腎臓カテーテル本体11の先端部11aを円弧状に屈曲させる。なお、腎臓カテーテル本体11の先端部11aが4個の側孔31…を全て含めて腎臓の腎盂腔内に確実に位置付けられているか否かは、腎盂腔内に造影剤が注入された腎臓をX線撮影してその撮影により取得した画像中に写し出された先端部11aのマーカー部27と腎盂腔の外形との相対的な位置関係から確認することができる。
次に、腎臓カテーテル本体11の後端部11cから外部に食み出している2本の縫合糸55のうち何れか一方の縫合糸55のみを手で引っ張り、腎臓カテーテル本体11内から縫合糸55を完全に抜き出す。
次に、一方の手で腎臓カテーテル本体11の中間部11bを把持した状態で他方の手で位置決め部材15を把持して腎臓カテーテル本体11に対して位置決め部材15をカフ13と共に腎臓の腎被膜の近傍まで相対移動させる。
次に、腎被膜の表面とカフ13の側面とに医療用接着剤を塗布して腎被膜の表面とカフ13とを接着する。なお、腎被膜は膀胱に比べて非常に柔らかく脆いので、上述した巾着縫合を行うことができないため、腎被膜とカフ13とを縫合糸で仮止めする。而して、腎被膜の表面にカフ13が固定されることで、該カフ13に結着された位置決め部材15の腎臓に対する相対移動は阻止される。
次に、腹膜の外側に延出された腎臓カテーテル本体11の後端部11cと膀胱カテーテル本体19の後端部19cとにマウント9をそれぞれ挿入したのち、中継アダプタ7の一方のコネクタ41の外周部に腎臓カテーテル本体11の後端部11cの内周部を嵌合して腎臓カテーテル3を中継アダプタ7に接続すると共に、中継アダプタ7の他方のコネクタ41の外周部に膀胱カテーテル本体19の後端部19cの内周部を嵌合して膀胱カテーテル5も中継アダプタ7に接続する。
次に、腎臓カテーテル本体11と膀胱カテーテル本体19とに挿入された各マウント9を中継アダプタ7に向かって両カテーテル本体11,19に沿ってそれぞれ移動させ、両カテーテル本体11,19の各後端部11c,19cと中継アダプタ7の各コネクタ41との各接続部をそれぞれマウント9により被覆して緊締する。
次に、腎臓カテーテル3と膀胱カテーテル5とが接続された中継アダプタ7を腹膜の外表面に縫合糸で縫合する。このとき、中継アダプタ7の第二アダプタ片37bの平坦な外側面を腹膜の外表面に当接させた状態で第二アダプタ片37bの4個の貫通孔43…に縫合糸を挿通しながら縫合することで中継アダプタ7が腹膜の外表面に安定的に固定される。また、中継アダプタ7は、最初に腹部の中央を切開した部分以外の部位に位置する腹壁の下方に位置付けられ、該腹壁に対向する中継アダプタ7の封止部材39の先端により該腹壁が押圧されることでその部位の腹部の皮膚が若干隆起する。この腹部の隆起により、中継アダプタ7の封止部材39の腹部に対する位置を目視により容易に特定することができる。また、押圧具16は、押圧具本体47の一対の幅広面51,51のうち何れか一方の幅広面51が腹壁の内面に当接するように位置付けられ、その部位の腹部の皮膚が若干隆起する。この腹部の隆起により、押圧具16の腹部に対する位置を目視により容易に特定することができる。
最後に、閉塞または尿管障害を起こした尿管の長手方向中途部の外周部を縫合糸で緊締して尿管内の尿路を閉塞したのち、メスにより切開した腹部の閉腹手術を行い、尿管バイパス装置1を腹部に留置する作業を終了する。
なお、上述した作業手順の順番については、上述した順番に限らず、本考案の目的から逸脱しない範囲で適宜変更してもよい。
また、上述した作業では、腎臓カテーテル3の腎臓カテーテル本体11を腎臓の腎盂腔内に挿入する際に、シース59やガイドワイヤ61を使用する方法を採用したが、これに替えて、膀胱カテーテル5の膀胱カテーテル本体19を膀胱内に挿入する方法と同様の方法を採用してもよい。すなわち、カニューラ57a内にトロッカー57bが挿入された穿刺針57を腎臓カテーテル本体11内に挿入し、腎臓カテーテル本体11およびカニューラ57aから突出したトロッカー57bの先端により腎臓を穿刺して形成した刺入口を介して腎臓カテーテル本体11の先端部11aを腎盂腔内に挿入するようにしてもよい。
<膀胱カテーテル5を洗浄する作業手順>
次に、尿管バイパス装置1が腹部に留置され一定の期間が経過して、膀胱カテーテル5の膀胱カテーテル本体19内が尿路結石等により目詰まりしたときに、該膀胱カテーテル本体19内を洗浄する作業手順の一例について説明する。
まず、生理食塩水等の洗浄液が充填された注射器の注射針により腹部の皮膚および腹壁を貫通して中継アダプタ7の封止部材39に該注射針を突き刺す。注射器は、本考案でいう「外部機器」を構成する。
次に、押圧具16により腹部の皮膚が若干隆起した部位(皮膚の表面)を片手の指で摘むことで押圧具本体47の一対の押圧面53,53を経皮的に指で摘んで押圧具本体47を圧縮変形させる。これにより、押圧具16が装着された腎臓カテーテル本体11の長手方向中途部の外周部に押圧具16を介して押圧力が付与され、腎臓カテーテル本体11が拉げて該腎臓カテーテル本体11内の流路が閉塞される。この状態で、中継アダプタ7の空洞45を介して膀胱カテーテル本体19内に注射器により洗浄液を注入する。これにより、尿の流通を阻害していた尿路結石等の障害物が除去され膀胱カテーテル本体19内の流通が良好になる。
なお、注射器の注射針が突き刺されることでできる封止部材39の小さい孔は、注射器の注射針が抜き取られれば封止部材39自体の弾性力により瞬時に復元して閉塞され液密にシールされる。
上述したような本考案の実施の形態に係る尿管バイパス装置1によれば、洗浄液を注入する際に、腎臓カテーテル本体11内の流路を予め閉塞することができる。すなわち、押圧具本体47の一対の押圧面53,53を経皮的に指で摘んで押圧具本体47を圧縮変形させることで、押圧具16を介して腎臓カテーテル本体11に押圧力が確実に付与され、腎臓カテーテル本体11が拉げて該腎臓カテーテル本体11内の流路を確実に閉塞することができる。
この結果、腎臓カテーテル本体11内に洗浄液を無用に流入させずに済むだけでなく、注射器により供給する洗浄液の全てが膀胱カテーテル本体19内に流入するため、洗浄液を勢い良く流入させることができる。この結果、膀胱カテーテル本体19内に付着している尿路結石等の障害物が除去され易くなり膀胱カテーテル本体19内を効果的に洗浄することができる。
また、洗浄液に替えて薬剤を注入すれば、膀胱カテーテル本体19を介して膀胱内のみに薬剤を供給し、腎臓カテーテル本体11内に薬剤を無用に流入させずに済む。また、腎臓カテーテル本体11内の流路を閉塞した状態で中継アダプタ7の空洞45を介して注射器により尿を吸引して採取すれば、膀胱カテーテル5を介して膀胱内のみの尿を採取し検査することもできる。
また、押圧具本体47の一対の押圧面53,53を経皮的に指で摘んで押圧力を付与することで腎臓カテーテル本体11が拉げて腎臓カテーテル本体11内の流路が閉塞される一方、該押圧力が解除されることで腎臓カテーテル本体11内の流路が開放されるように構成されている。このため、腎臓カテーテル本体11内の流路を機構的な開閉弁により開閉する構成と比べて、開閉のための構造を単純化することができる上、流路が開放されているときの腎臓カテーテル本体11内の流路には流通を阻害する虞のある開閉弁等の突出部が存在しないので流路が目詰まりし難い。
また、腎臓カテーテル本体11を押圧具本体47の貫通孔49に挿入することで押圧具16が腎臓カテーテル本体11に装着されるので、腎臓カテーテル本体11に押圧具16を容易に装着することができる。また、押圧具本体47の一対の押圧面53,53は、押圧具本体47の貫通孔49を両側から挟むように貫通孔49の両側にそれぞれ位置付けられているので、一対の押圧面53,53を経皮的に指で摘んで押圧力を付与して押圧具本体47を圧縮変形させることで、押圧具16を介して腎臓カテーテル本体11に押圧力を確実に付与することができる。この結果、腎臓カテーテル本体11を指で容易に拉げることができ、延いては、該腎臓カテーテル本体11内の流路を確実に閉塞することができる。
上述した実施の形態は、本考案を説明するための一例であり、本考案は、前記の実施の形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲と明細書との全体から読み取れる考案の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更後の尿管バイパス装置もまた、本考案の技術的範囲に含まれるものである。
例えば、上述した実施の形態に係る尿管バイパス装置1では、腎臓カテーテル本体11に押圧具16を装着する例を示したが、これに替えて、膀胱カテーテル本体19に押圧具16を装着することもできるし、腎臓カテーテル本体11および膀胱カテーテル本体19の双方に押圧具16を装着することもできる。図7の(a)図に示すように、膀胱カテーテル本体19に押圧具16を装着した場合は、該押圧具16により膀胱カテーテル本体19内の流路を閉塞することで、腎臓カテーテル本体11内のみに洗浄液や薬液を供給したり、腎臓カテーテル3を介して腎臓内の尿を採取し検査することもできる。
一方、図7の(b)図に示すように、腎臓カテーテル本体11および膀胱カテーテル本体19の双方に押圧具16をそれぞれ装着した場合は、各押圧具16のうち何れか一方の押圧具16を択一的に選択して、閉塞したいカテーテル本体の流路を任意に閉塞することができる。このため、腎臓カテーテル3または膀胱カテーテル5のうち何れか一方の希望するカテーテルを択一的に選択して洗浄液や薬液を供給したり尿を採取し検査することができる。
また、上述した実施の形態に係る尿管バイパス装置1は、一対の尿管のうち何れか一方の尿管のみが泌尿器系疾患等により閉塞または尿管障害を起こした場合に使用することができるものである。もし、一対の尿管の双方が泌尿器系疾患等により閉塞または尿管障害を起こした場合は、それぞれの腎臓と膀胱とを2個の尿管バイパス装置1,1を介してそれぞれ個別に接続すれば一対の尿路を共に確保することができるが、これに替えて、図8の(a)図に示す尿管バイパス装置1'を使用して一対の尿路を共に確保するようにしてもよい。この尿管バイパス装置1'は、一対の腎臓カテーテル3,3と1つの膀胱カテーテル5とが1つの中継アダプタ7'に接続されている。
図8の(b)図に示すように、中継アダプタ7'の一方側には膀胱カテーテル5が接続される1つのコネクタ41が設けられ、中継アダプタ7'の他方側には一対の腎臓カテーテル3,3が接続される一対のコネクタ41,41が並設されている。なお、図8の(a)図では、各腎臓カテーテル3の腎臓カテーテル本体11と膀胱カテーテル5の膀胱カテーテル本体19とにそれぞれ押圧具16が装着された状態を図示しているが、3つの押圧具16のうち何れか1つまたは何れか2つの押圧具16を状況に応じて省略することもできる。
次に、上述した実施の形態の変形例として3つの例を図9ないし図14を参照して以下に説明する。なお、これらの変形例の説明で参照する図において、上述した実施の形態で説明したものと同一または同等の部材および部位等については、同一の符号を付し詳細な説明は省略し、前記実施の形態とは異なる点を主に詳細に説明するものとする。これらの変形例においても、前記実施の形態で説明したものと同一または同等の構成については、同様の作用・効果を奏することができるのは言うまでもない。
(第1の変形例)
上述した実施の形態では、押圧具16が押圧具本体47のみにより構成されている例を示したが、図9に示す第1の変形例の押圧具26のように、押圧具本体47の内部に一対の軸状部材63,63を埋設するように構成してもよい。一対の軸状部材63,63は、押圧具本体47の一対の押圧面53,53のそれぞれと貫通孔49との間で、かつ、貫通孔49の近傍(詳細には、貫通孔49の軸芯方向中央の近傍)にそれぞれ配置され、かつ、各軸状部材63の軸芯がそれぞれ貫通孔49の軸芯と直交するように位置付けられている。なお、直交せずに、各軸状部材63の軸芯がそれぞれ貫通孔49の軸芯と交差するようにしてもよい。
詳細には、押圧具本体47の各幅広面51と直交するように穿設された一対の貫通孔65,65内に各軸状部材63をそれぞれ挿入することで、押圧具本体47の内部に各軸状部材63を埋設している。各貫通孔65の内径は、各軸状部材63の外径より若干小さな寸法に設定され、各貫通孔65内に挿入された各軸状部材63が、押圧具本体47の弾性力により緊締されて各貫通孔65から抜け出ないようにしている。なお、各軸状部材63と各貫通孔65との間に接着剤を塗布して各軸状部材63が各貫通孔65から抜け出ないようにしてもよい。各軸状部材63の長さは、各幅広面51と直交する方向の押圧具本体47の厚さT(図9の(b)図参照)と略同一に設定され、押圧具本体47の一対の幅広面51,51から各軸状部材63の両端が突出しないように設定されている。
各軸状部材63は、それらの横断面の形状が全長に亘って一定の大きさを有する円形状に形成され、各軸状部材63の軸芯は、互いに平行に延びると共に貫通孔49の軸芯と直交するように配置されている。また、各軸状部材63の軸芯は、各押圧面53とも平行になるように配置されている。各軸状部材63は、押圧具本体47より剛性が高い部材からなる。各軸状部材63の材質としては、例えば、ポリプロピレン,ナイロンもしくはシリコン樹脂等の生体適合性のある合成樹脂、または、ステンレスもしくはチタン等の金属を挙げることができる。押圧具本体47の内部に一対の軸状部材63,63を埋設したことで、各軸状部材63の軸芯に沿う方向(押圧具本体47の幅広面51と直交する方向)に意図しない押圧力が作用して押圧具本体47が圧縮変形しようとしても、各軸状部材63の間に位置する腎臓カテーテル本体11または膀胱カテーテル本体19は、各軸状部材63により保護されるので前記押圧力が作用して拉げる虞はない。
上述した第1の変形例による押圧具26を備えた尿管バイパス装置1によれば、押圧具本体47の一対の押圧面53,53を経皮的に指で摘んで押圧具本体47を圧縮変形させることで、一対の軸状部材63,63を介して腎臓カテーテル本体11に押圧力がピンポイントで付与される。この結果、過度に大きな押圧力を付与しなくも腎臓カテーテル本体11が拉げて該腎臓カテーテル本体11内の流路を閉塞することができる。
(第2の変形例)
押圧具16が装着された前記実施の形態の尿管バイパス装置1および第1の変形例の押圧具26が装着された尿管バイパス装置1では、押圧具16や押圧具26とマウント9とが、互いに分離した別個の部材で構成されていたが、図10に示す第2の変形例の押圧具16'や押圧具26'のように、押圧具16'や押圧具26'の押圧具本体47とマウント9とを一体的に構成するようにしてもよい。この場合のマウント9は、押圧具本体47と同一の材質で構成する。一体的に構成する方法としては、例えば、成形型に樹脂材料を注入して押圧具本体47とマウント9とを一体成形により形成するか、または、押圧具本体47とマウント9とを接着剤により結着することで一体的に構成する方法を挙げることができる。一体的に構成されて、押圧具本体47の貫通孔49の軸芯とマウント9の軸芯とが同軸に位置付けられる。
このような第2の変形例による押圧具16'または押圧具26'を備えた尿管バイパス装置1によれば、押圧具16'または押圧具26'を腎臓カテーテル本体11や膀胱カテーテル本体19の外周部に装着するだけで押圧具本体47とマウント9とを同時に装着することができる。このため、腎臓カテーテル本体11や膀胱カテーテル本体19の外周部に押圧具16,26とマウント9とを個別に装着する場合と比べて装着の作業時間を短縮することができるだけでなく部品点数を削減することもできる。
(第3の変形例)
上述した実施の形態および第1,第2の変形例では、各押圧具16,26,16',26'がそのまま尿管バイパス装置1に装着されて動物や人間の腹部に留置される例を示したが、第3の変形例のように、図11に示す筐体67内に押圧具16が収納された状態(図12参照)で、尿管バイパス装置1に装着されて動物や人間の腹部に留置されるようにしてもよい。
筐体67は、押圧具本体47より剛性が高い部材により構成されている。筐体67の材質としては、例えば、ポリプロピレンまたはナイロン等の生体適合性のある合成樹脂を挙げることができる。
筐体67は、その内部の形状が、各押圧具16の押圧具本体47の外形と略同一の形状を有し、押圧具本体47は、若干の余裕を持って筐体67内に収納されている。筐体67内に収納された押圧具本体47の貫通孔49の両端とそれぞれ対向する各側面には、該貫通孔49の両端とそれぞれ連通する一対の連通孔69,69が穿設されている。各連通孔69の内径は、押圧具本体47の貫通孔49の内径より若干大きな寸法に形成されている。また、筐体67は、該筐体67内に収納された押圧具本体47の各幅広面51および各押圧面53とそれぞれ対向する一対の幅広面71,71および一対の幅狭面73,73を備えている。筐体67は、各幅広面71と直交する方向から見て、各幅狭面73と連なる各幅広面71の両側部がそれぞれ円弧状に切り欠かれたように形成されている。これによって、各幅広面71の両側部と各幅狭面73とに亘って一対の開口部75,75が形成され、筐体67内に収納された押圧具本体47の各押圧面53と各幅広面51の一部とが各開口部75からそれぞれ露出している。
筐体67は、その中に押圧具16が収納される前は2つの筐体片に分割されており、これら2つの筐体片で押圧具16が囲繞された状態で2つの筐体片の接合縁部が結着されることで押圧具16が筐体67内に収納されている。2つの筐体片の接合縁部を結着する方法としては、結着する部位を加熱して溶着する方法や接着剤により結着する方法が挙げられる。2つの筐体片に分割されていたときの筐体67の分割面は、一対の幅広面71,71の何れか一方の幅広面71と、該幅広面71以外の部分との境界部分に設定するか、または、一対の連通孔69,69の中心を通る仮想平面上に設定してもよい。この場合の仮想平面は、各幅広面71または各幅狭面73の何れか一方の面と略平行な仮想平面に設定してもよい。
上述した第3の変形例の筐体67内に収納された押圧具16を備えた尿管バイパス装置1によれば、剛性が高い筐体67により押圧具16が保護されている。このため、筐体67内に収納された押圧具16が腎臓カテーテル本体11または膀胱カテーテル本体19に装着された尿管バイパス装置1が腹部に留置されているとき、筐体67が位置する腹部の部位に意図しない押圧力が作用して該押圧力が筐体67に幅広面71に直交する方向に付与されたとしても、該押圧力が押圧具16に作用して腎臓カテーテル本体11内または膀胱カテーテル本体19内の流路が閉塞される虞はない。
また、筐体67の側面には、押圧具16を収納したときに押圧具本体47の一対の押圧面53,53を筐体67の外部にそれぞれ露出させる一対の開口部75,75が形成されている。このため、一対の開口部75,75から露出した押圧具本体47の一対の押圧面53,53を経皮的に指で摘んで、押圧具本体47を圧縮変形させることで、押圧具16を介して腎臓カテーテル本体11または膀胱カテーテル本体19に押圧力を確実に付与することができる。この結果、腎臓カテーテル本体11または膀胱カテーテル本体19を指で容易に拉げることができ、延いては、腎臓カテーテル本体11内または膀胱カテーテル本体19内の流路を確実に閉塞することができる。
なお、図13の(a)図に示すように、押圧具16に替えて第1の変形例による押圧具26を筐体67内に収納して尿管バイパス装置1に装着し、該尿管バイパス装置1を腹部に留置するようにしてもよい。
また、図13の(b)図および(c)図に示すように、押圧具16や押圧具26に替えて第2の変形例の押圧具16'や押圧具26'を筐体67内に収納して尿管バイパス装置1に装着し、該尿管バイパス装置1を腹部に留置するようにしてもよい。これらの場合は、筐体67における2つの連通孔69のうち一方の連通孔69の内径は、押圧具16'や押圧具26'のマウント9の外径寸法より若干大きな寸法に形成され、該マウント9が前記一方の連通孔69から突出するように構成されている。また、図14は、筐体67内に収納された押圧具26'が腎臓カテーテル本体11および膀胱カテーテル本体19にそれぞれ装着された尿管バイパス装置1を示した図である。図14に示すように、各カテーテル本体11,19の後端部11c,19cは、中継アダプタ7の各コネクタ41にそれぞれ嵌合接続され、各押圧具26'のマウント9によりそれぞれ被覆されて緊締されている。
上述した実施の形態および第1ないし第3の変形例は、本考案を説明するための一例であり、本考案は、前記の実施の形態や第1ないし第3の変形例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲と明細書との全体から読み取れる考案の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更後の尿管バイパス装置もまた、本考案の技術的範囲に含まれるものである。
例えば、前記実施の形態および第1ないし第3の変形例では、中継アダプタ7,7'にその封止部材39を介して注射器を接続して洗浄液や薬剤を供給したり、尿を吸引して採取する例を示したが、これらの作業を、注射器以外の外部機器を接続して行うようにしてもよい。注射器以外の外部機器としては、電動加圧ポンプを備えた液体供給装置や電動吸引ポンプを備えた吸引装置を挙げることができる。これらの液体供給装置や吸引装置は、本考案でいう「外部機器」を構成する。
1 尿管バイパス装置
1' 尿管バイパス装置
3 腎臓カテーテル
5 膀胱カテーテル
7 中継アダプタ
7' 中継アダプタ
11 腎臓カテーテル本体
11a 先端部(腎臓カテーテル本体の先端部)
11c 後端部(腎臓カテーテル本体の後端部)
16 押圧具
16' 押圧具
19 膀胱カテーテル本体
19a 先端部(膀胱カテーテル本体の先端部)
19c 後端部(膀胱カテーテル本体の後端部)
26 押圧具
26' 押圧具
39 封止部材(接続部)
47 押圧具本体
49 貫通孔
53 押圧面
63 軸状部材
67 筐体
75 開口部

Claims (4)

  1. 生体の腹部内に留置される尿管バイパス装置において、
    弾性部材からなる管状の腎臓カテーテル本体を備え、前記腎臓カテーテル本体の先端部が前記腹部内の腎臓内に留置される腎臓カテーテルと、
    弾性部材からなる管状の膀胱カテーテル本体を備え、前記膀胱カテーテル本体の先端部が前記腹部内の膀胱内に留置される膀胱カテーテルと、
    前記腎臓カテーテル本体の後端部に一端部が接続可能で、かつ、前記膀胱カテーテル本体の後端部に他端部が接続可能な中継アダプタと、
    前記腎臓カテーテル本体または前記膀胱カテーテル本体のうち少なくとも何れか一方のカテーテル本体の長手方向中途部における外周部に装着可能な押圧具とを備え、
    前記腎臓カテーテル本体内と前記膀胱カテーテル本体内とは、それぞれ前記中継アダプタ内と連通し、
    前記中継アダプタは、液体の供給または吸引のうち少なくとも何れか一方を行う外部機器と接続されて当該外部機器内と前記中継アダプタ内とを連通可能な接続部を備え、
    前記押圧具は、弾性部材からなる押圧具本体を備え、
    前記押圧具本体は、前記押圧具を含む前記尿管バイパス装置が前記腹部内に留置された状態において、片手の指で経皮的に摘んで押圧可能な一対の押圧面を備え、
    前記一対の押圧面を経皮的に指で摘んで前記押圧具本体を圧縮変形させて、前記押圧具が装着されたカテーテル本体の長手方向中途部の外周部に前記押圧具を介して押圧力を付与することで当該カテーテル本体が拉げて当該カテーテル本体内の流路が閉塞される一方、
    当該カテーテル本体が拉げて閉塞していた当該カテーテル本体内の流路は、前記押圧力が解除されることで開放されるように構成されていることを特徴とする尿管バイパス装置。
  2. 請求項1に記載の尿管バイパス装置において、
    前記押圧具本体は貫通孔を備え、
    前記腎臓カテーテル本体または前記膀胱カテーテル本体のうち少なくとも何れか一方のカテーテル本体を前記貫通孔に挿入することで前記押圧具が当該カテーテル本体に装着され、
    前記押圧具本体の一対の押圧面は、前記貫通孔に対してそれぞれ一定の間隔を隔てて前記貫通孔を両側から挟むように前記貫通孔の両側にそれぞれ位置付けられていることを特徴とする尿管バイパス装置。
  3. 請求項2に記載の尿管バイパス装置において、
    前記押圧具は、前記押圧具本体より剛性が高い部材からなり、前記押圧具本体の内部に埋設された一対の軸状部材をさらに備え、
    前記一対の軸状部材は、前記一対の押圧面のそれぞれと前記貫通孔との間にそれぞれ位置付けられ、かつ、前記各軸状部材の軸芯がそれぞれ前記貫通孔の軸芯と交差するように配置されていることを特徴とする尿管バイパス装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のうち何れか一つに記載の尿管バイパス装置において、
    前記押圧具本体より剛性が高い部材からなり、前記押圧具を収納する筐体をさらに備え、
    前記筐体の側面には、前記押圧具を収納したときに前記一対の押圧面を前記筐体の外部にそれぞれ露出させる一対の開口部が形成され、
    前記筐体内に収納された前記押圧具を含む前記尿管バイパス装置が前記腹部内に留置された状態において、前記一対の開口部から露出した前記一対の押圧面を経皮的に指で摘んで前記押圧具本体を圧縮変形させて、前記押圧具が装着されたカテーテル本体の長手方向中途部の外周部に前記押圧具を介して押圧力を付与することで当該カテーテル本体が拉げて当該カテーテル本体内の流路が閉塞されるように構成されていることを特徴とする尿管バイパス装置。
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