JP2509017Y2 - 磁性流体シ―ル装置 - Google Patents

磁性流体シ―ル装置

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JP2509017Y2
JP2509017Y2 JP1989101949U JP10194989U JP2509017Y2 JP 2509017 Y2 JP2509017 Y2 JP 2509017Y2 JP 1989101949 U JP1989101949 U JP 1989101949U JP 10194989 U JP10194989 U JP 10194989U JP 2509017 Y2 JP2509017 Y2 JP 2509017Y2
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magnetic
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昭彦 木場
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エヌオーケー株式会社
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、磁性流体を利用して各種の流体のシールす
る磁性流体シール装置に関する。
[従来の技術] 従来から、第2図に示すように、ハウジング(1)の
軸孔(2)内周に環状の永久磁石(3)を嵌着するとと
もにこの永久磁石(3)の両端に環状の磁極片(4)
(5)を嵌着し、一方の磁極片(4)と回転軸(6)の
間に形成される間隙(7)に磁力によって磁性流体
(8)を介在させた磁性流体シール装置が知られてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながらこの磁性流体シール装置においては、磁
性流体(8)が当該装置の外部に直接晒されているため
に、この磁性流体(8)が徐々に蒸発し、蒸発成分が機
械内部の気密部等を汚染する問題がある。
[課題を解決するための手段] 本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問
題を解消することを目的とするもので、この目的を達成
するため、永久磁石などの磁力源または前記磁力源の端
部に設けた磁極片と回転軸などの相手部材の間に形成さ
れる間隙に磁力によって磁性流体を介在させてなる磁性
流体シール装置において、前記磁力源または磁極片の端
部に磁性流体の蒸発を迎える遮蔽体を設け、前記遮蔽体
の相手部材に対向する面にスパイラル溝を設けることに
した。
[作用] 永久磁石などの磁力源やこれに隣設される磁極片の端
部に遮蔽体を設けると、磁性流体が当該装置の外部に直
接晒されなくなって磁性流体が蒸発するのを抑えること
ができ、またこの遮蔽体の相手部材に対向する面にスパ
イラル溝を設けると、このスパイラル溝が動圧シール作
用を奏するために、磁性流体に蒸発するものがあっても
蒸発成分が拡散するのを抑えることができる。
[実施例] つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
第1図に示すように、ハウジング(1)の軸孔(2)
内周に環状の永久磁石(3)が嵌着されるとともにこの
永久磁石(3)の両端にそれそれ環状の磁極片(4)
(5)が嵌着され、一方の磁極片(4)と回転軸(6)
の間に形成される間隙(7)に磁力によって磁性流体
(8)が介在せしめられており、この一方の磁極片
(4)の隣に磁性流体(8)の蒸発を抑える環状の遮蔽
体(9)が嵌着されている。この遮蔽体(9)は非鉄金
属、プラスチックまたはゴムなどの非磁性体によって形
成されており、また磁性流体(8)と直接接触すること
がないように磁極片(4)側の内周部に環状の凹部(1
0)が設けられている。またこの遮蔽体(9)の回転軸
(6)に対向する面、すなわち内周面に、磁性流体
(8)の蒸発成分の拡散を抑えるスパイラル溝(12)が
設けられている。
上記構成を備えた磁性流体シール装置においては、一
方の磁極片(4)の隣に環状の遮蔽体(9)が嵌着され
ているために、磁性流体(8)が当該装置の外部に直接
晒されなくなって磁性流体(8)が蒸発するのを抑える
ことができ、また磁性流体(8)に蒸発するものがあっ
ても、遮蔽体(9)の内周面にスパイラル溝(12)が設
けられていて、その動圧シール作用によって遮蔽体
(9)の内外を明確に隔離することができるために、蒸
発成分が拡散するのを有効に抑えることができる。した
がってこれらの点から、磁性流体(8)の消耗率を小さ
く抑えることができるとともに、磁性流体(8)が蒸発
して機械内部の気密部等を汚染するのを防止することが
できる。
[考案の効果] 本考案は以下の効果を奏する。
すなわち、上記構成を備えた本考案の磁性流体シール
装置においては、永久磁石などの磁力源または磁極片の
端部に遮蔽体が設けられているために、磁性流体が当該
装置の外部に直接晒されなくなって磁性流体が蒸発する
のを抑えることができ、また磁性流体に蒸発するものが
あっても、遮蔽体の相手部材に対向する面にスパイラル
溝が設けられていて、その動圧シール作用によって遮蔽
体の内外を明確に隔離することができるために、蒸発成
分が拡散するのを有効に抑えることができる。したがっ
てこれらの点から、磁性流体の消耗率を小さく抑えるこ
とができるとともに、磁性流体が蒸発して機械内部の気
密部等を汚染するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る磁性流体シール装置の要
部断面図、第2図は従来例に係る磁性流体シール装置の
要部断面図である。 (1)……ハウジング、(2)……軸孔、(3)……永
久磁石、(4)(5)……磁極片、(6)……回転軸、
(7)……間隙、(8)……磁性流体、(9)……遮蔽
体、(10)……凹部、(12)……スパイラル溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】永久磁石(3)などの磁力源または前記磁
    力源の端部に設けた磁極片(4)と回転軸(6)などの
    相手部材の間に形成される間隙(7)に磁力によって磁
    性流体(8)を介在させてなる磁性流体シール装置にお
    いて、前記磁力源または磁極片(4)の端部に磁性流体
    (8)の蒸発を抑える遮蔽体(9)を設け、前記遮蔽体
    (9)の相手部材に対向する面にスパイラル溝(12)を
    設けたことを特徴とする磁性流体シール装置。
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JPS6294516A (ja) * 1985-10-17 1987-05-01 山田機械工業株式会社 結束装置
JPH01229116A (ja) * 1988-03-04 1989-09-12 Koyo Seiko Co Ltd 磁性流体シールユニットおよび軸受装置

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