JP2508825Y2 - 結束機の根揃え装置 - Google Patents
結束機の根揃え装置Info
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- JP2508825Y2 JP2508825Y2 JP1989127454U JP12745489U JP2508825Y2 JP 2508825 Y2 JP2508825 Y2 JP 2508825Y2 JP 1989127454 U JP1989127454 U JP 1989127454U JP 12745489 U JP12745489 U JP 12745489U JP 2508825 Y2 JP2508825 Y2 JP 2508825Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、コンバイン等において、排稈等を結束する
際に、稈元端を揃える根揃え装置に係り、詳しくは根揃
え抵抗の強弱に応じて適正な作用圧となるように根揃え
面が移動する根揃え装置に関する。
際に、稈元端を揃える根揃え装置に係り、詳しくは根揃
え抵抗の強弱に応じて適正な作用圧となるように根揃え
面が移動する根揃え装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、排稈等を結束する際に、結束の根揃えを良くす
るために根揃え装置の根揃え板で稈元を軽くたたく構造
になっており、この場合に稈長の変化による扱深さの調
節等で稈元の位置が変化すると、手動操作あるいは排ワ
ラチェーンの位置に設けた稈元位置センサによってモー
タを駆動し根揃え装置の位置を移動させているものがあ
る。
るために根揃え装置の根揃え板で稈元を軽くたたく構造
になっており、この場合に稈長の変化による扱深さの調
節等で稈元の位置が変化すると、手動操作あるいは排ワ
ラチェーンの位置に設けた稈元位置センサによってモー
タを駆動し根揃え装置の位置を移動させているものがあ
る。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかし、上述したような手動操作では常に稈の状態を
観察している必要があって煩雑であり、また排ワラチェ
ーンの位置に設けた稈元位置センサにより行う方法では
稈元のズレを拾うことが困難であった。
観察している必要があって煩雑であり、また排ワラチェ
ーンの位置に設けた稈元位置センサにより行う方法では
稈元のズレを拾うことが困難であった。
そこで、本考案は、このような課題を解決した根揃え
装置を提供することを目的とするものである。
装置を提供することを目的とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図ないし第3図を参照して示すと、稈元端に当接
する根揃え板(10)を揺動アーム(13)を介して強制的
に揺動させて根揃えを行い、かつ前記根揃え板(10)と
揺動アーム(13)とを稈身方向に一体的に移動自在に配
置した結束機(5)の根揃え装置(3)において、前記
揺動アーム(13)の揺動を前記根揃え板(10)に伝達す
べく前記揺動アーム(13)と根揃え板(10)との間に介
在させた左右スプリング(16,17)と、これら左右スプ
リング(16,17)の所定付勢力に抗しての揺動アーム(1
3)と根揃え板(10)との相対移動に基づき作動をする
左右リミットスイッチ(15a,15b)と、これらリミット
スイッチ(15a,15b)のオン信号に基づき前記根揃え板
(10)を前記リミットスイッチ(15a,15b)がオフ作動
をする位置まで移動させて適正な作用圧を確保するモー
タ(30)と、を備えたことを特徴としている。
ば第1図ないし第3図を参照して示すと、稈元端に当接
する根揃え板(10)を揺動アーム(13)を介して強制的
に揺動させて根揃えを行い、かつ前記根揃え板(10)と
揺動アーム(13)とを稈身方向に一体的に移動自在に配
置した結束機(5)の根揃え装置(3)において、前記
揺動アーム(13)の揺動を前記根揃え板(10)に伝達す
べく前記揺動アーム(13)と根揃え板(10)との間に介
在させた左右スプリング(16,17)と、これら左右スプ
リング(16,17)の所定付勢力に抗しての揺動アーム(1
3)と根揃え板(10)との相対移動に基づき作動をする
左右リミットスイッチ(15a,15b)と、これらリミット
スイッチ(15a,15b)のオン信号に基づき前記根揃え板
(10)を前記リミットスイッチ(15a,15b)がオフ作動
をする位置まで移動させて適正な作用圧を確保するモー
タ(30)と、を備えたことを特徴としている。
(ホ)作用 上述構成に基づき、刈取られた稈が脱穀されて排ワラ
として結束機(5)に送り込まれると、稈元端に当接す
る根揃え板(10)を揺動アーム(13)を介して強制的に
揺動させて稈元端を軽く叩いて稈の根揃いを行って結束
して稈の束を作っていく。この場合に、前記揺動アーム
(13)から根揃え板(10)への揺動伝達は、該揺動アー
ム(13)と根揃え板(10)との間に介在させた左右スプ
リング(16,17)を介して行われるが、稈長の変化によ
る扱深さの調節等によって稈元端の位置と根揃え板(1
0)の位置にズレが生じてくると根揃え板(10)にかか
る稈群による根揃え抵抗が変わって、前記左右スプリン
グ(16,17)の所定付勢力に抗しての前記揺動アーム(1
3)と根揃え板(10)との相対移動に基づきリミットス
イッチ(15a),(15b)がON・OFFして、このON・OFF信
号に基づいてモータ(30)が根揃え板(10)を稈元端に
対し前後に移動して、根揃え板(10)にかかる根揃え抵
抗を適正な圧力となるようにしている。
として結束機(5)に送り込まれると、稈元端に当接す
る根揃え板(10)を揺動アーム(13)を介して強制的に
揺動させて稈元端を軽く叩いて稈の根揃いを行って結束
して稈の束を作っていく。この場合に、前記揺動アーム
(13)から根揃え板(10)への揺動伝達は、該揺動アー
ム(13)と根揃え板(10)との間に介在させた左右スプ
リング(16,17)を介して行われるが、稈長の変化によ
る扱深さの調節等によって稈元端の位置と根揃え板(1
0)の位置にズレが生じてくると根揃え板(10)にかか
る稈群による根揃え抵抗が変わって、前記左右スプリン
グ(16,17)の所定付勢力に抗しての前記揺動アーム(1
3)と根揃え板(10)との相対移動に基づきリミットス
イッチ(15a),(15b)がON・OFFして、このON・OFF信
号に基づいてモータ(30)が根揃え板(10)を稈元端に
対し前後に移動して、根揃え板(10)にかかる根揃え抵
抗を適正な圧力となるようにしている。
なお、カッコ内の符号は図面を参照するためのもので
あって、何等構成を限定するものではない。
あって、何等構成を限定するものではない。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って、本考案による実施例について説
明する。。
明する。。
コンバイン本体1の後部は、第1図に示すように、脱
穀装置(図示せず)から排ワラチェーン2がコンバイン
進行方向から後方へと延設されており、その途中には排
ワラの流れを検知するメインスイッチ4が設けられてい
て、かつ該排ワラチェーン2の下方には排ワラを切断す
るためのカッター装置6が設けられている。該カッター
装置6の上部にはシャッタ42が設けられており、該シャ
ッタ42は排ワラ作業時には閉じ、カッター作業時には開
けられている。また、前記排ワラチェーン2の後方には
結束装置5及び根揃え装置3が配設されており、該根揃
え装置3は第2図又は第3図に示すように、以下のよう
な構造となっている。
穀装置(図示せず)から排ワラチェーン2がコンバイン
進行方向から後方へと延設されており、その途中には排
ワラの流れを検知するメインスイッチ4が設けられてい
て、かつ該排ワラチェーン2の下方には排ワラを切断す
るためのカッター装置6が設けられている。該カッター
装置6の上部にはシャッタ42が設けられており、該シャ
ッタ42は排ワラ作業時には閉じ、カッター作業時には開
けられている。また、前記排ワラチェーン2の後方には
結束装置5及び根揃え装置3が配設されており、該根揃
え装置3は第2図又は第3図に示すように、以下のよう
な構造となっている。
即ち、稈元端に当接する根揃え板10は、第2図に示す
ように、側面視、略々長方形状であって若干くの字状に
曲っており、平面視第3図に示すように弓状の形をした
板状部材である。該根揃え板10の一端近傍にはアーム11
が、平面視直角に固着されており、該アーム11の他端は
軸12に回動自在に軸支されている。また、前記根揃え板
10と略々平行に揺動アーム13が設けられており、該アー
ム13の一端は前記軸12に回動自在に軸支されていると共
に、該アーム13の先端近傍は根揃え板10の中間に固着さ
れ該根揃え板10に垂直に延びるピンが貫通している。そ
して、該ピン18の根揃え板10に固着されている側と反対
側の先端にはストッパ19が固着されており、また前記揺
動アーム13を両側から挟むように左右スプリングとして
のコイルバネ16,17が該ピン18に被嵌されている。こう
して、一方のコイルバネ16は揺動アーム13と根揃え板10
との間に介在され、他方のコイルバネ17は揺動アーム13
とストッパ19との間に介在されている。すなわち、コイ
ルバネ16,17はその一端を前記根揃え板又は前記ストッ
パ19によって押えられ、前記揺動アーム13の揺動により
伸縮する。
ように、側面視、略々長方形状であって若干くの字状に
曲っており、平面視第3図に示すように弓状の形をした
板状部材である。該根揃え板10の一端近傍にはアーム11
が、平面視直角に固着されており、該アーム11の他端は
軸12に回動自在に軸支されている。また、前記根揃え板
10と略々平行に揺動アーム13が設けられており、該アー
ム13の一端は前記軸12に回動自在に軸支されていると共
に、該アーム13の先端近傍は根揃え板10の中間に固着さ
れ該根揃え板10に垂直に延びるピンが貫通している。そ
して、該ピン18の根揃え板10に固着されている側と反対
側の先端にはストッパ19が固着されており、また前記揺
動アーム13を両側から挟むように左右スプリングとして
のコイルバネ16,17が該ピン18に被嵌されている。こう
して、一方のコイルバネ16は揺動アーム13と根揃え板10
との間に介在され、他方のコイルバネ17は揺動アーム13
とストッパ19との間に介在されている。すなわち、コイ
ルバネ16,17はその一端を前記根揃え板又は前記ストッ
パ19によって押えられ、前記揺動アーム13の揺動により
伸縮する。
また、該揺動アーム13の他の先端には左右にリミット
スイッチ15a,15bが取り付けられており、該リミットス
イッチ15a,15bは左右コイルバネ16,17の所定付勢力に抗
しての揺動アーム13と根揃え板10との相対移動に基づき
作動をする。これらのスイッチ15a,15bは通常はOFF状態
にあって、前記根揃え板10又は前記ストッパ19によって
押圧されるとONになる。また、該揺動アーム13は軸12に
よって回動自在に軸支されていると共に、該軸12のとこ
ろから前記根揃え板10と反対方向にプレートアーム14が
延びており、揺動アーム13と一定の角度をもって一体に
回動し、その先端部14aにはロッド20が回動自在に接続
されている。
スイッチ15a,15bが取り付けられており、該リミットス
イッチ15a,15bは左右コイルバネ16,17の所定付勢力に抗
しての揺動アーム13と根揃え板10との相対移動に基づき
作動をする。これらのスイッチ15a,15bは通常はOFF状態
にあって、前記根揃え板10又は前記ストッパ19によって
押圧されるとONになる。また、該揺動アーム13は軸12に
よって回動自在に軸支されていると共に、該軸12のとこ
ろから前記根揃え板10と反対方向にプレートアーム14が
延びており、揺動アーム13と一定の角度をもって一体に
回動し、その先端部14aにはロッド20が回動自在に接続
されている。
また一方、図示せぬモータの動力を伝達する六角柱の
駆動軸21には揺動カム22が嵌着されており、該カム22は
摺動部材23の中にはめ込まれている。該摺動部材23は、
第2図に示すように、側面視、一方が輪になっており、
他方は略々四角形の枠状になっている。そして、該輪23
aの部分の中心よりズレた位置を前記駆動軸21が貫通し
ており、また四角形の枠状の部分には、前述した揺動ア
ーム13と一体に回動するプレートアーム14の先端部14a
に回動自在に連結されたロッド20の先端部20aが延出し
ている。そして、該先端部20aにはバネ25が被嵌されて
おり、またロッド20の末端はネジ24によって止められて
いる。
駆動軸21には揺動カム22が嵌着されており、該カム22は
摺動部材23の中にはめ込まれている。該摺動部材23は、
第2図に示すように、側面視、一方が輪になっており、
他方は略々四角形の枠状になっている。そして、該輪23
aの部分の中心よりズレた位置を前記駆動軸21が貫通し
ており、また四角形の枠状の部分には、前述した揺動ア
ーム13と一体に回動するプレートアーム14の先端部14a
に回動自在に連結されたロッド20の先端部20aが延出し
ている。そして、該先端部20aにはバネ25が被嵌されて
おり、またロッド20の末端はネジ24によって止められて
いる。
また、前記摺動部材23は、第3図に示すように、駆動
軸21の通るところがボス部26となっており、該ボス部26
のところと前述した軸12との間に、第4図に示すよう
に、支柱27が設けられている。そして、該支柱27の下部
には内部にネジ溝を刻んだパイプ28が固着されており、
該パイプ28には棒ネジ31が挿通螺合されていて、該棒ネ
ジ31の一端はモータ30の軸と連動・連結されている。な
お、符号7で示すものは根揃え板の補助板である。
軸21の通るところがボス部26となっており、該ボス部26
のところと前述した軸12との間に、第4図に示すよう
に、支柱27が設けられている。そして、該支柱27の下部
には内部にネジ溝を刻んだパイプ28が固着されており、
該パイプ28には棒ネジ31が挿通螺合されていて、該棒ネ
ジ31の一端はモータ30の軸と連動・連結されている。な
お、符号7で示すものは根揃え板の補助板である。
また一方、前述した排ワラを切断するカッター装置6
は、第8図又は第9図に示すように、排ワラチェーン2
の後部下方に位置しており、切断刃41が配置されてい
る。該切断刃41の周囲は下端が開放された箱状のカバー
40で覆われており、該カバー40の上部にはシャッター42
が取り付けられている。そして、該シャッターを開閉す
るための切換えレバー43がその上部近傍を回動基部44と
して所定角度回動するように設けられており、該回動基
部44は前記カバー40の上部に設けられている。また、該
切換えレバー43の回動基部44より若干上部にはコンバイ
ン本体1横方向にバーが固着されており、前記シャッタ
42の一辺が固定されている。また更に、回動基部44から
コンバイン本体1の進行方向にもアーム45が固着されて
おり、前記シャッタ42が該アーム45に連結・支持されて
いる。一方、前記カバー40の内部には、該カバー40と
縦、横略々同寸法で高さは3分の1程度の摺動カバー50
が摺動自在に設けられており、その上部にはワイヤ47の
一端が取り付けられていて、該ワイヤ47の他端は前記切
換レバー43の上端にローラ46を介して取り付けられてい
る。また、前記カバー40の下端にはスプリングフック51
が突設されていると共に、摺動カバー50の上端にもスプ
リングフック49が突設され、両フック49,51間にはコイ
ルスプリング48が配置されている。
は、第8図又は第9図に示すように、排ワラチェーン2
の後部下方に位置しており、切断刃41が配置されてい
る。該切断刃41の周囲は下端が開放された箱状のカバー
40で覆われており、該カバー40の上部にはシャッター42
が取り付けられている。そして、該シャッターを開閉す
るための切換えレバー43がその上部近傍を回動基部44と
して所定角度回動するように設けられており、該回動基
部44は前記カバー40の上部に設けられている。また、該
切換えレバー43の回動基部44より若干上部にはコンバイ
ン本体1横方向にバーが固着されており、前記シャッタ
42の一辺が固定されている。また更に、回動基部44から
コンバイン本体1の進行方向にもアーム45が固着されて
おり、前記シャッタ42が該アーム45に連結・支持されて
いる。一方、前記カバー40の内部には、該カバー40と
縦、横略々同寸法で高さは3分の1程度の摺動カバー50
が摺動自在に設けられており、その上部にはワイヤ47の
一端が取り付けられていて、該ワイヤ47の他端は前記切
換レバー43の上端にローラ46を介して取り付けられてい
る。また、前記カバー40の下端にはスプリングフック51
が突設されていると共に、摺動カバー50の上端にもスプ
リングフック49が突設され、両フック49,51間にはコイ
ルスプリング48が配置されている。
そして、切換レバー43が垂直に位置しているときは、
シャッタ42が閉じていて摺動カバー50はワイヤ47に引か
れて上方に位置し、その下端は略々カバー40の下端と一
致して地上高を高く取っている。一方、切換レバー43を
第9図に示すように時計方向に回動すると、摺動カバー
50が下方に下がり地上高が低くなる。このように、コン
バイン1の圃場出入りの畦越えの際には摺動カバー50が
上っているのでカバー50の下端部が畦に当って機械を破
損するということはなく、また排ワラのカッター作業時
には摺動カバー50が下がっているので安全性が確保され
ている。また、スプリング48の付勢力と摺動カバー50の
重さとシャッタ42の倒れようとする力のバランスが取れ
るので、従来必要としていたシャッタ42の倒れを防止す
る機構を設けることを必要としない。
シャッタ42が閉じていて摺動カバー50はワイヤ47に引か
れて上方に位置し、その下端は略々カバー40の下端と一
致して地上高を高く取っている。一方、切換レバー43を
第9図に示すように時計方向に回動すると、摺動カバー
50が下方に下がり地上高が低くなる。このように、コン
バイン1の圃場出入りの畦越えの際には摺動カバー50が
上っているのでカバー50の下端部が畦に当って機械を破
損するということはなく、また排ワラのカッター作業時
には摺動カバー50が下がっているので安全性が確保され
ている。また、スプリング48の付勢力と摺動カバー50の
重さとシャッタ42の倒れようとする力のバランスが取れ
るので、従来必要としていたシャッタ42の倒れを防止す
る機構を設けることを必要としない。
本実施例は以上のような構成よりなるので、圃場にお
いて穀稈が刈取られ脱穀されて、排ワラが排ワラチェー
ン2によって後方へと送られてくると、第3図の(ロ)
の矢印で示す方向から排ワラが進入してくる。根揃え装
置3は、図示せぬモータの回転によって駆動軸21が回転
し、これに伴い揺動カム22も回転し摺動部材23が前後に
摺動する。該摺動部材23の前後の摺動はバネ25によって
吸収されつつ弱められてロッド20へと伝わり、揺動アー
ム13に対し略々直角となったプレートアーム14の先端部
14aを前後に揺動する。すると、プレートアーム14と一
体的に回動する該揺動アーム13は軸12を支軸として左右
へと回動し、コイルバネ16,17に作用して根揃え板10を
左右に揺動する。そして、矢印(ロ)の方向から進入し
てきた稈群の稈元端を軽く叩いて根揃え作用をしてい
る。
いて穀稈が刈取られ脱穀されて、排ワラが排ワラチェー
ン2によって後方へと送られてくると、第3図の(ロ)
の矢印で示す方向から排ワラが進入してくる。根揃え装
置3は、図示せぬモータの回転によって駆動軸21が回転
し、これに伴い揺動カム22も回転し摺動部材23が前後に
摺動する。該摺動部材23の前後の摺動はバネ25によって
吸収されつつ弱められてロッド20へと伝わり、揺動アー
ム13に対し略々直角となったプレートアーム14の先端部
14aを前後に揺動する。すると、プレートアーム14と一
体的に回動する該揺動アーム13は軸12を支軸として左右
へと回動し、コイルバネ16,17に作用して根揃え板10を
左右に揺動する。そして、矢印(ロ)の方向から進入し
てきた稈群の稈元端を軽く叩いて根揃え作用をしてい
る。
このような状態のときに、稈長の変化によって扱深さ
搬送が調節されたりして、第6図に示すように、稈元端
位置に対して根揃え板10の位置が合わなくなると、根揃
え板10の揺動に抵抗が掛かり過ぎ、コイルバネ16に抗し
てリミットスイッチ15aに根揃え板10が当接し、該スイ
ッチ15aがONとなる。この場合に、排ワラチェーン2に
設けたメインスイッチ4もONしていれば、第5図に示す
ような回路が作動してモータ30が回転して、稈による抵
抗を弱める方向第6図に示す場合には、根揃え板10と一
体に根揃え装置3を左側へと後退する。この後退は、リ
ミットスイッチ15aがOFFとなる位置まで移動する。一
方、第7図に示すように、稈元端位置に対し根揃え板10
の位置が離れていると、根揃え板10の空打ちによる慣性
力で該根揃え板10がオーバーランしストッパ19により、
リミットスイッチ15bをONさせる。この場合も同様にメ
インスイッチ4がONしていれば、モータ30が回転して根
揃え板10を稈元端に近づける方向へと根揃え装置3全体
を移動する。
搬送が調節されたりして、第6図に示すように、稈元端
位置に対して根揃え板10の位置が合わなくなると、根揃
え板10の揺動に抵抗が掛かり過ぎ、コイルバネ16に抗し
てリミットスイッチ15aに根揃え板10が当接し、該スイ
ッチ15aがONとなる。この場合に、排ワラチェーン2に
設けたメインスイッチ4もONしていれば、第5図に示す
ような回路が作動してモータ30が回転して、稈による抵
抗を弱める方向第6図に示す場合には、根揃え板10と一
体に根揃え装置3を左側へと後退する。この後退は、リ
ミットスイッチ15aがOFFとなる位置まで移動する。一
方、第7図に示すように、稈元端位置に対し根揃え板10
の位置が離れていると、根揃え板10の空打ちによる慣性
力で該根揃え板10がオーバーランしストッパ19により、
リミットスイッチ15bをONさせる。この場合も同様にメ
インスイッチ4がONしていれば、モータ30が回転して根
揃え板10を稈元端に近づける方向へと根揃え装置3全体
を移動する。
(ト)考案の効果 以上説明したように本考案によると、根揃え板(10)
にかかる根揃え抵抗の強弱に応じてオン・オフするリミ
ットスイッチ(15a),(15b)を設けて、そのオン・オ
フ信号によって作動するモータ(30)によって根揃え板
(10)を移動するようにしたので、根揃え板自体(10)
にかかる稈元端の圧力の変化によって根揃え板(10)が
前後に移動して、常に適正な作用圧で稈元端を叩くこと
ができ、結束機(5)で結束する稈束も稈元端の揃った
ものを作ることができる。
にかかる根揃え抵抗の強弱に応じてオン・オフするリミ
ットスイッチ(15a),(15b)を設けて、そのオン・オ
フ信号によって作動するモータ(30)によって根揃え板
(10)を移動するようにしたので、根揃え板自体(10)
にかかる稈元端の圧力の変化によって根揃え板(10)が
前後に移動して、常に適正な作用圧で稈元端を叩くこと
ができ、結束機(5)で結束する稈束も稈元端の揃った
ものを作ることができる。
しかも、揺動アーム(13)と根揃え板(10)との間に
介在させた左右スプリング(16,17)の所定付勢力に抗
しての揺動アーム(13)と根揃え板(10)との相対移動
に基づき前記リミットスイッチ(15a,15b)が作動する
ようにしたので、例えば数本の突出した稈元端が根揃え
板(10)に当接したとしても、これらによる根揃え抵抗
は左右スプリング(16,17)の付勢力によって打ち消さ
れるから、数本の稈元端によって根揃え板(10)が移動
することはない。
介在させた左右スプリング(16,17)の所定付勢力に抗
しての揺動アーム(13)と根揃え板(10)との相対移動
に基づき前記リミットスイッチ(15a,15b)が作動する
ようにしたので、例えば数本の突出した稈元端が根揃え
板(10)に当接したとしても、これらによる根揃え抵抗
は左右スプリング(16,17)の付勢力によって打ち消さ
れるから、数本の稈元端によって根揃え板(10)が移動
することはない。
第1図はコイバインの側面図、第2図は根揃え装置の側
面図、第3図は根揃え装置の平面図である。第4図は根
揃え装置に移動用モータを付加した図、第5図はモータ
回路の配線図、第6図は根揃え抵抗が大きい場合の根揃
え装置への作用図、第7図は根揃え抵抗が小さい場合の
根揃え装置への作用図、第8図はカッター装置の側面図
であり、第9図はカッター装置を作動させたときの側面
図である。 1……コンバイン、3……根揃え装置、5……結束機、
10……根揃え板、15a,15b……リミットスイッチ。
面図、第3図は根揃え装置の平面図である。第4図は根
揃え装置に移動用モータを付加した図、第5図はモータ
回路の配線図、第6図は根揃え抵抗が大きい場合の根揃
え装置への作用図、第7図は根揃え抵抗が小さい場合の
根揃え装置への作用図、第8図はカッター装置の側面図
であり、第9図はカッター装置を作動させたときの側面
図である。 1……コンバイン、3……根揃え装置、5……結束機、
10……根揃え板、15a,15b……リミットスイッチ。
Claims (1)
- 【請求項1】稈元端に当接する根揃え板を揺動アームを
介して強制的に揺動させて根揃えを行い、かつ前記根揃
え板と揺動アームとを稈身方向に一体的に移動自在に配
置した結束機の根揃え装置において、 前記揺動アームの揺動を前記根揃え板に伝達すべく前記
揺動アームと根揃え板との間に介在させた左右スプリン
グと、 これら左右スプリングの所定付勢力に抗しての揺動アー
ムと根揃え板との相対移動に基づき作動をする左右リミ
ットスイッチと、 これらリミットスイッチのオン信号に基づき前記根揃え
板を前記リミットスイッチがオフ作動をする位置まで移
動させて適正な作用圧を確保するモータと、を備えてな
る 結束機の根揃え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989127454U JP2508825Y2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 結束機の根揃え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989127454U JP2508825Y2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 結束機の根揃え装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0365429U JPH0365429U (ja) | 1991-06-26 |
JP2508825Y2 true JP2508825Y2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=31675209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989127454U Expired - Lifetime JP2508825Y2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 結束機の根揃え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508825Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6067044U (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-13 | ヤンマー農機株式会社 | 排藁結束機の株元揃え装置 |
JPS61195616A (ja) * | 1985-02-25 | 1986-08-29 | 株式会社クボタ | 排ワラ結束装置の株揃え機構 |
-
1989
- 1989-10-31 JP JP1989127454U patent/JP2508825Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0365429U (ja) | 1991-06-26 |
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