JP2508735Y2 - 遠心分離装置 - Google Patents

遠心分離装置

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JP2508735Y2
JP2508735Y2 JP7468890U JP7468890U JP2508735Y2 JP 2508735 Y2 JP2508735 Y2 JP 2508735Y2 JP 7468890 U JP7468890 U JP 7468890U JP 7468890 U JP7468890 U JP 7468890U JP 2508735 Y2 JP2508735 Y2 JP 2508735Y2
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balancer
rotor
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rack
space
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JP7468890U
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政典 吉岡
健二 山田
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は遠心分離装置に係り、さらに詳細には、ロボ
ットハンドによりロータにセットされるラック(試料容
器を立てたラック)が奇数個のときに、ロータのバラン
スをとるためにセットされるバランサ(ダミーラック)
を備えた遠心分離装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の遠心分離装置には、試料の入った試料容器(試
験管)を立てたラックをロボットハンドがつかんでロー
タへセットし、ロータをモータにより高速回転させて遠
心分離を行い、遠心分離後に再びロボットハンドがロー
タからラックを取り出して所定位置に置くといった一連
の作業を自動的に行うものがある。
そして、ロータにセットされるラックが奇数個の場合
には、バランサをロータにセットして、ロータの回転バ
ランスをとっている。
このバランサのロータへの出し入れは、ロボットハン
ドにより行われるために、バランサの普段の待機場所
は、ロボットハンドが届く所に設定してある。また、バ
ランサ待機場所は、バランサを嵌め込んで収容する空間
を備えている。
バランサはバランサ収容空間に入って待機し、必要と
する時にロボットハンドでつかまれるために、ロボット
ハンドのフィンガーにバランサ検知センサ(例えば反射
型光センサ)が設けられ、一方、バランサの所定の箇所
には前記センサが反応するバランサ被検知用の対象物
(例えば反射プレート)が設けてある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、従来のバランサの収容構造では、主に人為
的原因により作業者が誤ってバランサを逆向きに待機場
所に収容するおそれがあった。
バランサの向きが逆になると、ロボットハンドに設け
たバランサ検知センサがバランサを検知しないため、バ
ランサは他のラックと同じとみなされ、遠心分離終了後
にバランサが本来の場所に返却されず、他のラックと同
じ工程をこの先進んでしまう不具合が生じる。なお、こ
の逆向きの態様については、実施例の項でも具体的に第
4図により後述する。
ここで、従来のこの解決策を第7図により説明する。
第7図において、13はバランサで、その左右両側部が
ロボットハンド12の2本のフィンガー18A,18Bで挟まれ
る寸前の状態を示し、フィンガー18Aに光反射式のバラ
ンサ検知センサ19が、フィンガー18Bにラック検出セン
サ20が設けてある。17はバランサ検知センサ19が検知す
べきプレート(バランサ目印)である。そして、この第
7図の例では、バランサ13が正向き或いは逆向きのいず
れの態様で待機場所に収容された場合であっても、バラ
ンサ検知センサ19がプレート17を検知できるように、バ
ランサの左右両側にプレート17を設けている。
また、これに代わるものとしては、プレート17を一つ
とし、一方、ロボットハンド12の双方のフィンガー18A,
18Bにバランサ検知センサ19を配置する方式がある。
しかしながら、バランサの構造によってはプレート17
を第7図のように配置できなかったり、双方のフィンガ
ーにバランサ検知センサを設けることができない場合も
ある。また、そうした方が比較的に安価に済むことがあ
る。
本考案は以上の点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、バランサを待機場所の収容空間に常に
適正状態で設置可能として、プレート等のバランサ被検
知用の対象物やバランサ検知センサの部品点数を少なく
できる経済的な遠心分離装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために次のように構成す
る。
すなわち、試料容器の立てたラックをつかんでロータ
への出し入れを自動的に行うロボットハンドと、ロータ
に収容されたラックが奇数個のときにロータのバランス
をとるためロータにセットされるバランサとを備え、こ
のバランサを待機させる場所をロボットハンドの届く範
囲内に設定してなる遠心分離装置において、 バランサ待機場所は、バランサを嵌め込み状態で収容
する空間を備え、このバランサ収容空間の内壁面及びバ
ランサの外側面の一方に位置決め用の凸部を他方に凹部
を配設し、これらの凸部及び凹部は、バランサが正しい
状態でバランサ待機場所の収容空間に設置された時にの
み凹凸係合する構造としてなる。
〔作用〕
バランサをバランサ待機場所の収容空間に予め設置す
る際に、そのバランサの向きが正しい状態にあるときに
は、バランサと収容空間が凹凸係合して嵌まり合うの
で、バランサはその収容空間にスムーズに収容される。
これに反し、バランサの向きが逆向きである場合に
は、前記係合すべき凹部,凸部の位置が一致せず、この
場合には、その凸部が障害となってバランサを収容空間
に設置することができなくなる。
すなわち、作業者は、常にバランサ及び収容空間を一
方に設けた凸部と他方に設けた凹部とを一致させること
を意識することになり、その結果、自ずとバランサの向
きが正しい状態となって待機場所に収容される。
したがって、バランサが待機している時にバランサ被
検知用の対象物(プレート等)も定まった位置にあるの
で、バランサ被検知用の対象物を一つ、ロボットハンド
に取付けるバランサ検知センサも一つで足りる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図面により説明する。
第1図は、本考案の適用対象となる自動遠心分離装置
の主要全体図、第2図は、それに用いるバランサをバラ
ンサ待機場所に収容する場合の状態を示す説明図、第3
図は、バランサ収容後の状態を上からみた図である。
第1図において、自動遠心分離装置1は、遠心分離部
2と搬送部3とに大別される。
遠心分離部2は、バケット4を備えたロータ5、それ
を回転させるモータ6、試料の入った試験管7を立てる
ラック8を載せるラックトレイ9、ラックトレイ9を置
くところでラック8を横送りするサンプラ10、サンプラ
10から横送りされてきたラック8を縦送りするロードラ
イン11、ラック8をつかんでロータ5やロータ5から搬
送部3に置くロボットハンド12、ロータ5のバケット4
にセットされたラック8が全体として奇数個のときに、
ロータ5のバランスをとるためにバケット4にセットさ
れるバランサ13等からなる。
このような装置では、遠心分離前のラック8をサンプ
ラ10からロードライン11を介して所定の位置に送り、遠
心分離を行う場合には、所定の位置にあるラック8をロ
ボットハンド12でつかんでロータ5のバケット4にセッ
トし、ロータ5をモータ6で高速回転させて行う。遠心
分離後のラック8は、ロボットハンド12でつかまれて搬
送部3に置くといった一連の作業が自動的に行われる。
また、バランサ13は、不使用時には装置1のロードラ
イン11の近くに待機するようにその収容空間部15が配設
される。収容空間15は、ロボットハンド12が届く位置に
あり、バランサ13を一部突出させて嵌め込む。
第2図に示すように、バランサ13は、その最大外形は
ラック8と同じとし、所定の重量を得るために上部中ほ
どを削ってある。また、バランサ13の一側面に中央より
ずらして縦方向に延びる凹部14が形成してある。17は、
バランサ13の上面の一端に設けたプレートで、バランサ
被検知用の対象物となる。
一方、バランサ収容空間15は、長方体の窪み形状を呈
し、その内壁の一部に前記凹部14に対応させた凸部16が
形成してある。この凸部16も、空間15内壁の中央からず
らして形成してある。従って、本実施例によれば、バラ
ンサ13が正しい向きにある場合にのみ、第3図のように
凹部14と収容空間15側の凸部16とが係合して、バランサ
13を空間15に収容できる。それ以外、すなわちバランサ
13が逆向きにある場合には、凸部16が凹部14に係合せ
ず、凸部16が障害となって空間15に収容不可能となる。
また、凹部14と凸部16のそれぞれの位置が中心からずれ
ているので、バランサ13を上下逆さにしても収容空間15
には入れることはできない。なお、第4図は、従来のバ
ランサ13と収容空間15との関係を示すもので、この場合
には、凹部14,凸部16が存在しないので、同図のように
バランサ13の向きが逆さになって空間15に収容される場
合も起こり得る。
なお本実施例において、第3図に示すように、バラン
サ13,収容空間15,凹部14及び凸部16の寸法関係を、A<
B、C<E、F<D、C=D=E=F≠0とした方がバ
ランサ13の出し入れがスムーズである。
第5図は、収容空間15にあるバランサ13を2本のロボ
ットハンド12でつかむ寸前の状態を示す。
ロボットハンド12の一方のフィンガー18Aには、反射
型の光センサよりなるバランサ検知センサ19が配置さ
れ、他方のフィンガー18Bには、ラック検知センサ20が
配置される。ラック検知センサ20は、バランサであるか
否かを認知する機能は有しないが、ラック及びバランサ
の有無を検知するようになっている。
そして、本実施例では、一方のフィンガー18Aにのみ
バランサ検知センサ19を設けたとしても、前述のように
バランサ13は適正状態でなければ収容空間15に設置でき
ないので、ロボットハンド12がバランサ13をつかむ時に
は、常にバランサ検知センサ19が第5図に示すようにプ
レート17を検知する。換言すれば、ロボットハンド12
は、第6図のごとくバランサ13を逆向きにしてつかむよ
うな事態は生じない。従って、ロボットハンド12がバラ
ンサ13をラック8と誤認してハンドリング動作を行うこ
とを防止できる。
なお、上記実施例では、凹部14をバランサ13側に、凸
部16を収容空間15側に設けたが、これらの凹部、凸部の
位置関係を逆にしてもよい。
また、凸部16は、単に丸いピンを打ち込んで構成して
もよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、バランサを待機場所の
収容空間に常に適正状態で設置可能とするため、そのバ
ランサ被検知用の対象物も適正にセットされ、バランサ
をロボットハンドが正確に認識してハンドリングするこ
とができる。しかもプレート等のバランサ被検知用の対
象物やバランサ検知センサの部品点数を少なくでき、経
済的な遠心分離装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例たる遠心分離装置の全体構
成図、第2図は、それに用いるバランサをバランサ待機
場所に収容する状態を示す説明図、第3図は、バランサ
収容後の状態を上からみた図、第4図は、従来技術にお
いてバランサを逆向きに収容した状態を示す上面図、第
5図は、上記実施例のバランサをロボットによりハンド
リングする状態を示す説明図、第6図は、バランサを逆
向きにしてハンドリングする状態を示す説明図、第7図
は、従来のバランサをハンドリングする状態を示す説明
図である。 1…自動遠心分離装置、5…ロータ、7…試料容器、8
…ラック、12…ロボットハンド、13…バランサ、14…凹
部、15…バランサ待機場所(収容空間)、16…凸部、17
…バランサ被検知用の対象物、18A,18B…フィンガー、1
9…バランサ検知センサ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料容器の立てたラックをつかんでロータ
    への出し入れを自動的に行うロボットハンドと、前記ロ
    ータに収容されたラックが奇数個のときにロータのバラ
    ンスをとるため前記ロータにセットされるバランサとを
    備え、前記バランサを待機させる場所を前記ロボットハ
    ンドの届く範囲内に設定してなる遠心分離装置におい
    て、 前記バランサ待機場所は、前記バランサを嵌め込み状態
    で収容する空間を備え、このバランサ収容空間の内壁面
    及び前記バランサの外側面の一方に位置決め用の凸部を
    他方に凹部を配設し、これらの凸部及び凹部は、前記バ
    ランサが正しい向きで前記バランサ待機場所の収容空間
    に設置された時にのみ凹凸係合する構造としてなること
    を特徴とする遠心分離装置。
JP7468890U 1990-07-13 1990-07-13 遠心分離装置 Expired - Lifetime JP2508735Y2 (ja)

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JP7468890U JP2508735Y2 (ja) 1990-07-13 1990-07-13 遠心分離装置

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JPH0433948U JPH0433948U (ja) 1992-03-19
JP2508735Y2 true JP2508735Y2 (ja) 1996-08-28

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