JP2532414Y2 - 自動遠心分離装置 - Google Patents

自動遠心分離装置

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JP2532414Y2
JP2532414Y2 JP4492691U JP4492691U JP2532414Y2 JP 2532414 Y2 JP2532414 Y2 JP 2532414Y2 JP 4492691 U JP4492691 U JP 4492691U JP 4492691 U JP4492691 U JP 4492691U JP 2532414 Y2 JP2532414 Y2 JP 2532414Y2
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JP
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cam
rack
robot hand
fingers
finger
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JP4492691U
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JPH04137746U (ja
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政典 吉田
健剛 佐藤
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はラックをつかんでロータ
にセットするロボットハンドを備えた遠心分離装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遠心分離装置には、試料の入った
試料容器(試験管)をたてたラックをロボットハンドが
つかんでロータへセットし、ロータをモータにより高速
回転させて遠心分離を行い、遠心分離後に再びロボット
ハンドがロータからラックを取り出して所定位置に置く
といった一連の作業を自動的に行うものがある。
【0003】このロボットハンドには左右に開閉する一
対のフィンガーがついており、そのフィンガーによりラ
ックのつかみ離しを行う。そのフィンガーの開閉動作を
させる方法としては、モータにより回転する長円形カム
の両側にフィンガーを配し、フィンガーをスプリングに
よりカム方向へ引っ張り、カムの回転を制御することが
考えられる。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】従来の遠心分離装置
のロボットハンドでは、長円形カムの回転制御が正確に
行われない、すなわちカムの停止位置に多少のずれが生
じた場合は、本来の状態よりもフィンガーが少し閉じた
り、開いたりして、ラックをつかめなかったり、落とし
たりすることがある。
【0005】ここで、前記不具合についての従来の解決
方法を説明する。第8図はロボットハンドの前記長円形
カム周辺の部分詳細図であるが、17がカムで、その左
右両側に摺動部18A、18Bがあり、それぞれロボッ
トハンドのフィンガーに連結しており、スプリングにて
カム方向へ引き寄せられている。
【0006】フィンガーがラックをつかんで、閉じてい
る時、本来カム17は実線の位置にあるが、停止位置に
ずれが生じて2点鎖線の位置になったとすると、摺動部
18A、18Bはそれぞれ本来あるべき位置よりも左右
へ押し開かれフィンガーは開いてしまう。そこでカム1
7の停止位置にずれが生じても摺動部18A、18Bが
左右へ押し開かれないように長さaだけ短くする。する
と、カム17が1点鎖線の位置になった時、つまり摺動
部18A、18Bが最大限押し開かれるまでのストロー
クがbとなり、以前よりも短くなる。つまり、ロボット
ハンドがラックをつかみにいくときは、フィンガーを開
いた状態でラックに接近するのでそれだけラックとフィ
ンガーとの間隔がとれなくなり、ラックとフィンガーが
接触する危険性が増す。それならば、カム17の長さL
を長くすれば、ストロークは長くとれるが、カム17が
2点鎖線の位置にきた時Lが長くなった分だけ摺動部1
8A、18Bも左右へ押し開かれるので事態は変わらな
い。また、Lが長くなるということは、カム17にかか
るトルクが増すので、最悪の場合カムを回転駆動させる
モータの仕様変更ということになりかねない。
【0007】本考案は以上のことを踏まえて考えたもの
で、その目的はロボットハンドがラックをつかめなかっ
たり、落としたりすることがないような遠心分離装置と
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ロボットハ
ンド内の長円形カムの回転制御には多少の誤差が生じる
ことを見込み、その誤差の範囲内でフィンガーの開閉状
態が変化しないようにすることにより達成される。すな
わち、長円形カムの摺動部(フィンガー)との接触面輪
郭を、左右対称な1種の小円と1種の大円とから構成す
る。
【0009】
【作用】上記のように構成されたロボットハンドは以下
のように動作する。
【0010】フィンガーが閉じている時はカム摺動部と
の接触面輪郭は小円であり、この小円のみで摺動部との
接触状態にある間はその範囲内でカムが回転してもフィ
ンガーの閉じた状態はそのまま保持され、フィンガーが
開いている時はカムの摺動部との接触面輪郭は大円であ
り、この大円のみで摺動部との接触状態にある間はその
範囲内でカムが回転してもフィンガーの開いた状態はそ
のまま保持される。つまり、小円と大円の円弧長さをカ
ムの回転制御上の停止位置誤差を吸収できる長さにして
おくと、ラックをつかんでいる時にラックを離すことは
ないし、フィンガーがいつも最大限に開くのでラックを
つかもうとする時にラックにフィンガーが接触しないよ
うな十分な間隔がラックとフィンガー間にとれる。
【0011】
【実施例】本考案の一実施例を図面により説明する。
【0012】第1図は本考案の一実施例に基づく自動遠
心分離装置の主要全体図である。自動遠心分離装置1
は、遠心分離部2と搬送部3、に大別される。
【0013】遠心分離部2はバケット4を備えたロータ
5、それを回転させるモータ6、試料の入った試験管7
をたてるラック8を載せるラックトレイ9、ラックトレ
イ9を置くところでラック8を横送りするサンプラ1
0、サンプラ10から横送りされてきたラック8を縦送
りするロードライン11、ラック8をつかんでロータ5
やロータ5から搬送部3に置くロボットハンド12、ロ
ータ5のバケット4にセットされたラック8が全体とし
て奇数個のときに、ロータ5のバランスをとるためにバ
ケット4にセットされるバランサ13等からなる。
【0014】このような装置では、遠心分離前のラック
8をサンプラ10からロードライン11を介して所定位
置に送り、遠心分離を行う場合には、所定の位置にある
ラック8をロボットハンド12でつかんでロータ5のバ
ケット4にセットし、ロータ5をモータ6で高速回転さ
せて行う。遠心分離後のラック8は、ロボットハンド1
2でつかまれて搬送部3に置くといった一連の作業が自
動的に行われる。
【0015】第2図、及び第3図はロボットハンドの構
成を示すもので、カム17はモータ14にて回転駆動
し、カム17に取付けられた制御円板20の2カ所のカ
ム停止位置をセンサ21A、21Bが検知してカム17
の回転制御をする。カム17の両側には摺動部18A、
18Bがあり、スライドベース23に収納されていて、
それぞれフィンガー19A、19Bと連結しており、ス
プリング22にてカム方向へ引き寄せられており、カム
17の回転による摺動部18A、18Bの動きがそのま
まフィンガー19A、19Bの動きとなる。また、ラッ
ク検出センサ15はラックをロボットハンドがつかんで
いることは確認する光反射式のセンサで、バランサ検出
センサは普通のラックとバランサを見分けるためのセン
サである。
【0016】第4図、及び第5図は本考案によるロボッ
トハンドのカム17、及び摺動部18A、18Bの部分
詳細図で、第4図に示すようにラックをつかんでいる時
に、カム17が本来あるべき位置よりずれたとしても摺
動部18Aと18Bの間隔Cは一定であり、ロボットハ
ンドがラックをつかみそこなったり、落としたりしな
い。また、第5図のように、フィンガーが最大限に開い
ている時、カム17が本来あるべき位置よりもずれたと
しても、摺動部18Aと18Bの間隔dは一定であり、
ラックをつかみにいくときにラックとフィンガーが接触
することはない。第6図、及び第7図は従来の長円形カ
ムによるロボットハンドのカム17、及び摺動部18
A、18Bの部分詳細図で、第6図に示すようにラック
をつかむとき、カム17が本来あるべき位置よりずれる
と、左右の摺動部18A、18Bが距離eだけ、よけい
に開くようになり、ロボットハンドはラックをつかめな
い。また第7図に示すように、フィンガーが最大限に開
いた時に、カムが本来あるべき位置よりずれると、左右
の摺動部18A、18Bが距離fだけ閉じるようにな
り、ロボットハンドがラックをつかみにいこうとラック
に接近するときに、フィンガーがラックに接触する危険
性が大きい。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、ロボットハンドのフィ
ンガーの開閉動作で、最大限開いた状態と最大限閉じた
状態を確実に得られるようにしたので、ラックを適切に
ハンドリングでき、つかんでいるラックを落とすことも
なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例たる遠心分離装置の全体構
成図。
【図2】 ロボットハンドの構成図。
【図3】 図2の底面図。
【図4】 本考案によるロボットハンドの中のカム周辺
部分詳細図でラックをつかんでいる状態。
【図5】 図4と同じ部分詳細図でフィンガーが開いて
いる状態。
【図6】 従来のロボットハンドの長円形カム周辺部分
詳細図でラックをつかんでいる状態。
【図7】 図6と同じ部分詳細図でフィンガーが開いて
いる状態。
【図8】 図6と図7を同時に表わしたものである。
【符号の説明】
1…自動遠心分離装置、2…遠心分離部、3…搬送部、
4…バケット、5…ロータ、6…モータ、7…試験管、
8…ラック、9…ラックトレイ 10…サンプラ、11…ロードライン、12…ロボット
ハンド 13…バランサ、14…モータ、15…ラック検出セン
サ 16…バランサ検出センサ、17…カム、18A、18
B…摺動部 19A、19B…フィンガー、20…制御円板、21
A、21B…センサ 22…スプリング、23…スライドベース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料容器の立てたラックをつかんでロータ
    への出し入れを自動的に行うロボットハンドを備えてい
    る遠心分離装置において、前記ロボットハンドは、中心
    にモータにより回転駆動するカムを備え、このカムの両
    側に、カム方向にスプリングにて引っ張られている摺動
    部をそれぞれ配し、この摺動部にはラックをつかむフィ
    ンガーが連結されており、前記カムの形状はカムと摺動
    部との接触面輪郭が左右対称なカム回転中心を中心とし
    た1種の大円と1種の小円から成っており、前記摺動部
    が前記カムの大円と接触しているうちは摺動部すなわち
    前記フィンガーが一定の距離をおいて開いた状態が保持
    され、前記摺動部が前記カムの小円と接触しているうち
    は摺動部すなわち前記フィンガーが一定の距離をおいて
    閉じた状態が保持されることを特徴とする自動遠心分離
    装置。
JP4492691U 1991-06-14 1991-06-14 自動遠心分離装置 Expired - Lifetime JP2532414Y2 (ja)

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JP4492691U JP2532414Y2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 自動遠心分離装置

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JP4492691U JP2532414Y2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 自動遠心分離装置

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Publication Number Publication Date
JPH04137746U JPH04137746U (ja) 1992-12-22
JP2532414Y2 true JP2532414Y2 (ja) 1997-04-16

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