JP2508448Y2 - 多面表示装置 - Google Patents
多面表示装置Info
- Publication number
- JP2508448Y2 JP2508448Y2 JP1991106043U JP10604391U JP2508448Y2 JP 2508448 Y2 JP2508448 Y2 JP 2508448Y2 JP 1991106043 U JP1991106043 U JP 1991106043U JP 10604391 U JP10604391 U JP 10604391U JP 2508448 Y2 JP2508448 Y2 JP 2508448Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- triangular
- case
- gear
- display device
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本案は、多面表示装置に関するも
のである。
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来周面に１つ以上の表示窓が設けられ
た筒状ケース内に、ケースと同軸に３種以上の情報が表
示された筒状の看板本体を回転可能に配置し、各情報表
示面がケースの表示窓に順次現れるようにしたロータリ
ー式看板は、実開平１−１２３８８７号公報で知られて
いる。
た筒状ケース内に、ケースと同軸に３種以上の情報が表
示された筒状の看板本体を回転可能に配置し、各情報表
示面がケースの表示窓に順次現れるようにしたロータリ
ー式看板は、実開平１−１２３８８７号公報で知られて
いる。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来の実開平１−１２
３８８７号公報のものは、三面表示であり、情報表示面
が少なくて、多種類の情報表示には適せず、又光源を必
要とする。更に特公昭５３−９１８号公報には、太陽歯
車によって駆動される遊星歯車によって多角柱を回転さ
せて表示するものが記載されているが、１方向からのみ
見られる表示装置であって、同時に多数の表示をするこ
とができない。したがって、本案は多種類の情報表示に
適する多面表示装置をうることを目的とするものであ
る。
３８８７号公報のものは、三面表示であり、情報表示面
が少なくて、多種類の情報表示には適せず、又光源を必
要とする。更に特公昭５３−９１８号公報には、太陽歯
車によって駆動される遊星歯車によって多角柱を回転さ
せて表示するものが記載されているが、１方向からのみ
見られる表示装置であって、同時に多数の表示をするこ
とができない。したがって、本案は多種類の情報表示に
適する多面表示装置をうることを目的とするものであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本案は以上のような目的
を達成するため、次のような多面表示装置をうることを
提供するものである。すなわち、本案の多面表示装置
は、ケース内に収納された固定の内歯車と、これの内側
にあって、駆動軸に固定された太陽歯車との間に、４個
の遊星歯車を等間隔に配置し、この遊星歯車の軸にはこ
れと一体的に駆動される各面が情報表示面を形成する三
角表示体を、その表示体の各表示面が、上記のケースに
の等間隔に設けられた４個の表示窓と対応する位置にあ
るように設けるとともに、遊星歯車が回転進行したと
き、上記のケースの表示窓に三角表示体の異なる表示面
が表示されるように構成されている。
を達成するため、次のような多面表示装置をうることを
提供するものである。すなわち、本案の多面表示装置
は、ケース内に収納された固定の内歯車と、これの内側
にあって、駆動軸に固定された太陽歯車との間に、４個
の遊星歯車を等間隔に配置し、この遊星歯車の軸にはこ
れと一体的に駆動される各面が情報表示面を形成する三
角表示体を、その表示体の各表示面が、上記のケースに
の等間隔に設けられた４個の表示窓と対応する位置にあ
るように設けるとともに、遊星歯車が回転進行したと
き、上記のケースの表示窓に三角表示体の異なる表示面
が表示されるように構成されている。
【０００５】
【作用】遊星歯車機構と複数の三角表示体とを組合わせ
た表示装置により、多面表示を行う。
た表示装置により、多面表示を行う。
【０００６】
【実施例】以下、図面に示す実施例について説明する。
ケース（９）には内歯車（１）が固定され、その内側の
駆動モータ（４）の軸に太陽歯車（２）を装着し、内歯
車（１）と太陽歯車（２）との間に複数個（図示のもの
は４個）の遊星歯車（３）を噛合させる。この機構によ
り、太陽歯車（２）を図２に示す矢印方向に回転させる
と、遊星歯車（３）はどの歯車も同じ条件で矢印方向に
自転しながら一点鎖線の基準円上を太陽歯車（２）の軸
を中心として回転進行することにより、遊星歯車機構が
構成される。
ケース（９）には内歯車（１）が固定され、その内側の
駆動モータ（４）の軸に太陽歯車（２）を装着し、内歯
車（１）と太陽歯車（２）との間に複数個（図示のもの
は４個）の遊星歯車（３）を噛合させる。この機構によ
り、太陽歯車（２）を図２に示す矢印方向に回転させる
と、遊星歯車（３）はどの歯車も同じ条件で矢印方向に
自転しながら一点鎖線の基準円上を太陽歯車（２）の軸
を中心として回転進行することにより、遊星歯車機構が
構成される。
【０００７】この遊星歯車機構は図１に示すように、左
右対称的に設け、遊星歯車（３）と三角表示体（５）と
を一体的に軸（６）を介して固定し、駆動モータ（４）
により太陽歯車（２）を駆動させると、三角表示体
（５）は遊星歯車（３）と共に回転しながら図４に示す
矢印方向に回転進行して各三角表示体（５）の表示面を
変えて行く。そこで仮に内歯車（１）の歯数を８０と
し、遊星歯車（３）の歯数を１２とすると、内歯車
（１）の（ア）〜（イ）の位置間の歯数は８０×１／４
＝２０となり、（ア）〜（イ）の位置に回転進行するこ
とによって遊星歯車（３）は１回転と２／３回転する。
すなわち、（ア）の位置の三角表示体（５）が内歯車
（１）に対して９０°ずつ回転進行して１回転（３６０
°）した時の（ア）〜（ア）の５個所の位置における各
表示窓に対する表示状態は、三角表示体（５）の回転に
より表示面が次のように変化する。ここにおいてａ，
ｂ，ｃは、三角表示体（５）の各外側に向いた表示面で
ある。 （ア）〜（イ） ９０° ａ→ｂ→ｃ→ａ→ｂ→ｃ （イ）〜（ウ） ９０°（１８０°） ｃ→ａ→ｂ→ｃ→ａ→ｂ （ウ）〜（エ） ９０°（２７０°） ｂ→ｃ→ａ→ｂ→ｃ→ａ （エ）〜（ア） ９０°（３６０°） ａ→ｂ→ｃ→ａ→ｂ→ｃ 以上のことは、図５において、ケース（９）の表示窓
（１０）における三角表示体（５）の表示面が、図４に
おいて、（ア）の位置よりスタートした場合、三角表示
体（５）の表示面がａ→ｂ→ｃ→ａ→ｂ→ｃと変化して
（ア）〜（イ）の位置に１／４回転、すなわち９０°回
転した時に、表示窓（１０）に表示されることを示すも
のであり、この表示窓（１０）が、さらに回転を進めて
１回転、すなわち３６０°回転して元の位置に戻ること
の変化を示すものである。これは、図４において、
（イ）、（ウ）、（エ）のそれぞれの位置からスタート
する表示体（５）がケース（９）の表示窓（１０）より
表示される表示面についても同様である。
右対称的に設け、遊星歯車（３）と三角表示体（５）と
を一体的に軸（６）を介して固定し、駆動モータ（４）
により太陽歯車（２）を駆動させると、三角表示体
（５）は遊星歯車（３）と共に回転しながら図４に示す
矢印方向に回転進行して各三角表示体（５）の表示面を
変えて行く。そこで仮に内歯車（１）の歯数を８０と
し、遊星歯車（３）の歯数を１２とすると、内歯車
（１）の（ア）〜（イ）の位置間の歯数は８０×１／４
＝２０となり、（ア）〜（イ）の位置に回転進行するこ
とによって遊星歯車（３）は１回転と２／３回転する。
すなわち、（ア）の位置の三角表示体（５）が内歯車
（１）に対して９０°ずつ回転進行して１回転（３６０
°）した時の（ア）〜（ア）の５個所の位置における各
表示窓に対する表示状態は、三角表示体（５）の回転に
より表示面が次のように変化する。ここにおいてａ，
ｂ，ｃは、三角表示体（５）の各外側に向いた表示面で
ある。 （ア）〜（イ） ９０° ａ→ｂ→ｃ→ａ→ｂ→ｃ （イ）〜（ウ） ９０°（１８０°） ｃ→ａ→ｂ→ｃ→ａ→ｂ （ウ）〜（エ） ９０°（２７０°） ｂ→ｃ→ａ→ｂ→ｃ→ａ （エ）〜（ア） ９０°（３６０°） ａ→ｂ→ｃ→ａ→ｂ→ｃ 以上のことは、図５において、ケース（９）の表示窓
（１０）における三角表示体（５）の表示面が、図４に
おいて、（ア）の位置よりスタートした場合、三角表示
体（５）の表示面がａ→ｂ→ｃ→ａ→ｂ→ｃと変化して
（ア）〜（イ）の位置に１／４回転、すなわち９０°回
転した時に、表示窓（１０）に表示されることを示すも
のであり、この表示窓（１０）が、さらに回転を進めて
１回転、すなわち３６０°回転して元の位置に戻ること
の変化を示すものである。これは、図４において、
（イ）、（ウ）、（エ）のそれぞれの位置からスタート
する表示体（５）がケース（９）の表示窓（１０）より
表示される表示面についても同様である。
【０００８】これら遊星歯車機構を図５に示すように、
周面に４個の表示窓（１０）を等間隔に設け、三角表示
体（５）の、各表示面ａ，ｂ，ｃが表示窓（１０）に表
示可能なケース（９）に収納し、これを台座（８）上に
固定した表示装置（１１）を形成する。この表示装置
（１１）の遊星歯車機構の太陽歯車（２）をパルスモー
タ等の駆動モータ（４）で９０°ずつ回転させることに
より、４個の三角表示体（５）によって何れの方向（４
方向）からみても１２通りの多面表示ができる。上記ギ
ア比は８０：１２に限らず、表示体（５）の位置を９０
°回転させた場合、各三角表示体（５）の各表示面が同
じ表示面とならないような（例えばａ面表示であればｂ
面又はｃ面を表示する）ギヤ比であればよい。
周面に４個の表示窓（１０）を等間隔に設け、三角表示
体（５）の、各表示面ａ，ｂ，ｃが表示窓（１０）に表
示可能なケース（９）に収納し、これを台座（８）上に
固定した表示装置（１１）を形成する。この表示装置
（１１）の遊星歯車機構の太陽歯車（２）をパルスモー
タ等の駆動モータ（４）で９０°ずつ回転させることに
より、４個の三角表示体（５）によって何れの方向（４
方向）からみても１２通りの多面表示ができる。上記ギ
ア比は８０：１２に限らず、表示体（５）の位置を９０
°回転させた場合、各三角表示体（５）の各表示面が同
じ表示面とならないような（例えばａ面表示であればｂ
面又はｃ面を表示する）ギヤ比であればよい。
【０００９】
【考案の効果】本案は、遊星歯車機構の等間隔に配置さ
れた４個の遊星歯車のそれぞれに三角表示体を設けると
ともに、この三角表示体の各情報表示面を太陽歯車の回
転により、ケースに設けた複数の表示窓にそれぞれ臨ま
せるようにしたものであるから、簡単な構成による三角
表示体によって異なる情報表示を同時に各表示窓より表
示することができ、多面表示による案内、広告宣伝の文
字等の多種類の情報表示において各段の利用効果を上げ
ることができる。又、三角表示体の表示面は外来光が反
射する地色と文字等の色を異ならしめた蛍光シールを張
りつけ等により形成できるので、文字等を鮮明に表示す
ることができる。
れた４個の遊星歯車のそれぞれに三角表示体を設けると
ともに、この三角表示体の各情報表示面を太陽歯車の回
転により、ケースに設けた複数の表示窓にそれぞれ臨ま
せるようにしたものであるから、簡単な構成による三角
表示体によって異なる情報表示を同時に各表示窓より表
示することができ、多面表示による案内、広告宣伝の文
字等の多種類の情報表示において各段の利用効果を上げ
ることができる。又、三角表示体の表示面は外来光が反
射する地色と文字等の色を異ならしめた蛍光シールを張
りつけ等により形成できるので、文字等を鮮明に表示す
ることができる。
【図１】本案多面表示装置の要部を示す正面図である。
【図２】本案多面表示装置の歯車機構を示す図である。
【図３】本案多面表示装置の歯車機構に三角表示体を取
付けた状態を示す図である。
付けた状態を示す図である。
【図４】本案多面表示装置の作動説明図である。
【図５】表示装置の斜面図である。
１ 内歯車 ２ 太陽歯車 ３ 遊星歯車 ４ 駆動モータ ５ 表示体 ８ 台座 ９ ケース １１ 表示装置
Claims (1)
- 【請求項１】 ケース内に収納された固定の内歯車と、
これの内側にあって、駆動軸に固定された太陽歯車との
間に、４個の遊星歯車を等間隔に配置し、この遊星歯車
の軸にはこれと一体的に駆動される各面が情報表示面を
形成する三角表示体を、その表示体の各表示面が、上記
のケースの等間隔に設けられた４個の表示窓と対応する
位置にあるように設けるとともに、遊星歯車が回転進行
したとき、上記のケースの表示窓に三角表示体の異なる
表示面が表示されるようにしたことを特徴とする多面表
示体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991106043U JP2508448Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 多面表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991106043U JP2508448Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 多面表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0547987U JPH0547987U (ja) | 1993-06-25 |
| JP2508448Y2 true JP2508448Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=14423613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991106043U Expired - Fee Related JP2508448Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 多面表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2508448Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53918A (en) * | 1976-06-25 | 1978-01-07 | Hitachi Ltd | Failure detection system in repeater |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP1991106043U patent/JP2508448Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53918A (en) * | 1976-06-25 | 1978-01-07 | Hitachi Ltd | Failure detection system in repeater |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0547987U (ja) | 1993-06-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960220 |
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