JP2508400Y2 - セラミック転がり軸受の取付構造 - Google Patents

セラミック転がり軸受の取付構造

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JP2508400Y2 JP1990085832U JP8583290U JP2508400Y2 JP 2508400 Y2 JP2508400 Y2 JP 2508400Y2 JP 1990085832 U JP1990085832 U JP 1990085832U JP 8583290 U JP8583290 U JP 8583290U JP 2508400 Y2 JP2508400 Y2 JP 2508400Y2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16C35/00Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
    • F16C35/04Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
    • F16C35/06Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえば過給機のタービン主軸などに使
用されるセラミック転がり軸受の取付構造、さらに詳し
くは、少なくとも外輪がセラミックスよりなるセラミッ
ク転がり軸受の外輪をそのセラミックスより線膨張係数
が大きい金属などの材料よりなる軸受ハウジングに取付
ける構造、ならびに少なくとも内輪がセラミックスより
なるセラミック転がり軸受の内輪をそのセラミックスよ
り線膨張係数が大きい金属などの材料よりなる軸に取付
ける構造に関する。
従来の技術および考案の課題 セラミック軸受の材料として使用される窒化ケイ素
は、軸や軸受ハウジングに使用されている金属に比較し
て線膨張係数が極端に小さい。たとえば、JIS S45Cと比
較すると、約1/4になる。したがって、セラミック軸受
が高温で使用される場合、軸や軸受ハウジングとの嵌め
合いが問題となる。たとえば、内輪、外輪および転動体
がセラミックスよりなる総セラミック転がり軸受をジェ
ット潤滑を用いて高速回転で使用する場合、軸受温度が
高くなると、ハウジングを構成する金属と、外輪を構成
するセラミックスとの線膨張係数の相異により、ハウジ
ングと外輪との隙間が大きくなる。したがって、軸受の
振動が大きくなり、音が大きくなったり、装置に不具合
が発生するおそれがある。また、ハウジングと外輪との
正の隙間が大きくなることにより、外輪にクリープが発
生しやすくなる。また、上記と同様に軸受温度が高くな
ると、軸を構成する金属と、内輪を構成するセラミック
スとの線膨張係数の相異により、軸と内輪の負の隙間が
大きくなり、内輪に亀裂や割れが発生するおそれがあ
る。
一般に、室温で用いられる軸受では、外輪とハウジン
グとの間および内輪と軸との間にそれぞれプラスチック
製緩衝材を介在させているが、セラミック転がり軸受の
ように高温雰囲気で用いられる場合に、緩衝材が耐熱性
をもたないので、これをセラミック転がり軸受に適用す
ることはできない。
そこで、これらの問題を解決するために、本出願人は
先に、外輪とハウジングとの間および内輪と軸との間
に、それぞれ軸方向に波打つように屈曲形成された金属
製緩衝材を介在させる取付構造を提案した(実開平2-53
523号参照)。しかしながら、この緩衝材は形成作業が
面倒であるという問題がある。また、高温下で軸が焼付
きを起こした場合、軸受を軸から取り外す必要である
が、緩衝材が金属製であるので、これも焼付くことがあ
り、軸受の取外しが困難であるという問題がある。
この考案の目的は、上記の問題を解決したセラミック
転がり軸受の取付構造を提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案によるセラミック転がり軸受の取付構造は、 少なくとも外輪がセラミックスからなるセラミック転
がり軸受を、ハウジングとこれに支持される軸との間に
取付ける構造であって、 外輪とハウジングとの間に、黒鉛製緩衝材が介在させ
られているものである。
この考案による他のセラミック転がり軸受の取付構造
は、 少なくとも内輪がセラミックスからなるセラミック転
がり軸受を、ハウジングとこれに支持される軸との間に
取付ける構造であって、 内輪と軸との間に、黒鉛製緩衝材が介在させられてい
るものである。
作用 外輪とハウジングとの間に、黒鉛製緩衝材が介在させ
られていると、軸受温度が高くなった場合にも、緩衝材
の働きにより、ハウジングおよび外輪の熱膨張に伴う隙
間の変化が吸収される。
また、内輪と軸との間に、黒鉛製緩衝材が介在させら
れていると、上記と同様に軸受温度が高くなった場合に
も、緩衝材の働きにより、軸受および内輪の熱膨張に伴
う隙間の変化が吸収される。
さらに、外輪とハウジングとの間、または内輪と軸と
の間に黒鉛製緩衝材が介在させられていると、緩衝材が
潤滑材として作用し、軸受の取外しを簡単に行うことが
できる。
実施例 以下、図面を参照して、この考案の実施例を説明す
る。
図面はこの考案による取付構造を総セラミック玉軸受
に適用した場合の1例を示し、たとえばステンレス鋼な
どの金属製軸(1)が総セラミック玉軸受(2)を介し
て同様の金属製軸受ハウジング(3)に支持されてい
る。
軸受(2)は内輪(4)、外輪(5)および玉(6)
よりなり、これらは、それぞれたとえば窒化ケイ素など
のセラミックス製である。
軸(1)と内輪(4)との間およびハウジング(3)
と外輪(5)との間には、それぞれ黒鉛製緩衝材(7)
(8)が介在させられている。緩衝材(7)(8)は、
たとえば天然または熱分解黒鉛の粉末に、硫酸および硝
酸混合物、硝酸および塩酸カリウム混合物で酸化処理
し、水洗後350〜1000℃に加熱して瞬時に、たとえばか
さ密度0.003g/cm3程度に膨張させ、圧延ロールでシート
状に加工した、いわゆるシート状黒鉛から形成される。
シート状に加工することにより、柔軟性に富み、圧縮復
元力が増大する。軸(1)と内輪(4)との間の緩衝材
(7)は、予め軸(1)の外周面および内輪(4)を嵌
め合わせることによって、軸(1)および内輪(4)の
内周面のうちのいずれか一方に取付けておき、その後軸
(1)および内輪(4)の間に介在させられる。このと
き、軸(1)および内輪(4)と緩衝材(7)との間に
は、零または正の任意の隙間をもって嵌め合わせられ
る。ハウジング(3)と外輪(5)との間の緩衝材
(8)は、予めハウジング(3)の内周面および外輪
(5)外周面のうちのいずれか一方に高圧プレスにより
圧着しておき、その後ハウジング(3)および外輪
(5)を嵌め合わせることによって、ハウジング(3)
および外輪(5)の間に介在させられる。このとき、ハ
ウジング(3)および外輪(5)と緩衝材(8)との間
には、負の任意の隙間をもって嵌め合わせられる。
軸受(2)は、ジェット潤滑を用いて高速回転で使用
される。軸受(2)の温度が高くなると、軸(1)およ
び内輪(4)が熱膨張するが、軸(1)を構成する金属
と、内輪(4)を構成するセラミックスとの線膨張係数
の相異により、軸(1)の熱膨張の度合いが内輪(4)
の熱膨張の度合いよりも大きくなる。このとき、緩衝材
(7)が弾性変形し、軸(1)および内輪(4)の熱膨
張に伴う隙間の変化が吸収される。したがって、内輪
(4)に亀裂や割れが発生するのが防止される。
また、軸受(2)の温度が高くなると、ハウジング
(3)および外輪(5)が熱膨張するが、ハウジング
(3)を構成する金属と、外輪(5)を構成するセラミ
ックスとの線膨張係数の相異により、ハウジング(3)
の熱膨張の度合いが外輪(5)の熱膨張の度合いよりも
大きくなる。このとき、予め弾性変形させられていた緩
衝材(8)の変形が回復し、ハウジング(3)および外
輪(5)の熱膨張に伴う隙間の変化が吸収される。した
がって、軸受の振動が大きくなって音が大きくなった
り、装置に不具合が発生するのが防止される。また、ハ
ウジング(3)と外輪(5)との隙間が大きくなること
による衝撃荷重の発生およびこれに伴う外輪(5)の割
れが防止される。
さらに、高温下で軸(1)が焼付きを起こした場合、
軸受(2)を軸(1)およびハウジング(3)から取外
す必要があるが、緩衝材(7)(8)が黒鉛製であるの
でこれが潤滑材として作用し、軸受(2)の取外しを簡
単に行うことができる。
上記実施例においては、玉軸受(2)の内外両輪
(4)(5)がいずれもセラミックス製であるので、内
輪(4)と軸(1)との間、および外輪(5)とハウジ
ング(3)との間にそれぞれ黒鉛製緩衝材(7)(8)
が介在させられているが、この考案は、内外両輪のうち
のいずれか一方がセラミックス製であり、同他方が金属
製である軸受にも適用可能である。その場合、セラミッ
クス製である軌道輪と軸またはハウジングとの間にのみ
黒鉛製緩衝材が介在させられる。
考案の効果 この考案の第1の取付構造によれば、上述のように、
軸受温度が高くなった場合にも、緩衝材の働きにより、
ハウジングおよび外輪に伴う隙間の変化が吸収される。
したがって、軸受の振動が大きくなって音が大きくなっ
たり、装置に不具合が発生するのが防止される。また、
ハウジングと外輪との隙間が大きくなることによる衝撃
荷重の発生およびこれに伴う外輪の割れが防止される。
この考案の第2の取付構造によれば、上述のように、
軸および内輪の熱膨張に伴う隙間の変化が吸収される。
したがって、内輪に亀裂や割れが発生するのが防止され
る。
しかも、両取付構造において、緩衝材が黒鉛製である
のでこれが潤滑材として作用し、軸受のハウジングまた
は軸からの取外しを簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の軸受の取付構造を示す部分断面図であ
る。 (1)……軸、(2)……総セラミック玉軸受、(3)
……ハウジング、(4)……内輪、(5)……外輪、
(7)(8)……黒鉛製緩衝材。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも外輪がセラミックスからなるセ
    ラミック転がり軸受を、ハウジングとこれに支持される
    軸との間に取付ける構造であって、 外輪とハウジングとの間に、黒鉛製緩衝材が介在させら
    れているセラミック転がり軸受の取付構造。
  2. 【請求項2】少なくとも内輪がセラミックスからなるセ
    ラミック転がり軸受を、ハウジングとこれに支持される
    軸との間に取付ける構造であって、 内輪と軸との間に、黒鉛製緩衝材が介在させられている
    セラミック転がり軸受の取付構造。
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