JP2508367Y2 - 乾燥機 - Google Patents

乾燥機

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JP2508367Y2
JP2508367Y2 JP1990038400U JP3840090U JP2508367Y2 JP 2508367 Y2 JP2508367 Y2 JP 2508367Y2 JP 1990038400 U JP1990038400 U JP 1990038400U JP 3840090 U JP3840090 U JP 3840090U JP 2508367 Y2 JP2508367 Y2 JP 2508367Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ドラム内に空気を送って衣類などを乾燥さ
せる乾燥機に関するものである。
[従来の技術] 従来、ドラム内にヒータによって加熱した空気を送っ
て衣類などを乾燥させる乾燥機には、庫内循環型と開放
型(直接庫外排気型)の2種類があった。そのうち庫内
循環型の乾燥機は、ドラム内を通過した湿度の高い環流
空気を、空冷式または水冷式の熱交換器で冷却凝縮させ
て除湿した後、この除湿された空気を、ヒータにより加
熱し、ドラム内へ送ってドラム内の衣類などを乾燥させ
るものである。
また、排気型の乾燥機は、熱交換器を用いず、還流空
気を直接庫外へ排出し、かつ庫外から新しく吸込んだ空
気をヒータにより加熱し、ドラム内へ送ってドラム内の
衣類などを乾燥させるものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記従来の庫内循環型の乾燥機では、熱
交換器の能力によって多少のばらつきはあるが、庫内循
環の閉サイクルによって乾燥を行なうため、湿気が装置
外へ漏れないという長所があるが、その半面、一般に乾
燥効率が排気型に比べて劣り、乾燥に要する時間が長く
なる。ヒータを使用した加熱方式では、消費電力もヒー
タのみで1000〜1300Wとなり、しかも1サイクル3〜4
時間の運転時間を要するとなると、電気代が極めて高い
ものになる。
また、上記従来の排気型の乾燥機では、乾燥に要する
時間は上記庫内循環型に比べて短いが、室内に直接高湿
度,高温度の空気を排出するので、部屋の各部で結露が
生じ、部屋の温度が上がることから、夏期は特に不快感
を使用者に与える。
また、双方の乾燥機ともに、ヒータを使用した加熱方
式であるため、特に、おしゃれ着や化繊などの熱に弱い
繊維の傷みや縮みの原因となる。
さらに、ヒータを使用した場合、火災などが懸念さ
れ、深夜および留守中の運転が安心して行なえないとい
う問題がある。
[課題を解決するための手段] 本考案の乾燥機は、ドラム内に空気を送って衣類など
を乾燥させる乾燥機であって、この乾燥機内に設けら
れ、ドラム内を通過した湿度の高い還流空気を冷却凝縮
させて除湿する熱交換器と、除湿された空気を加熱する
ヒータと、加熱された空気をドラム内へ送る手段とを有
する庫内循環経路と、還流空気を熱交換器を介さずに直
接庫外へ排出し、かつ新しい空気を吸込んでドラム内へ
送り込む手段のための庫外吸排経路と、ドラムへの空気
の還流経路を、庫内循環経路と庫外吸排経路との間で切
替える切替弁手段と、ドラム内の衣類などの乾燥状態を
庫外吸排経路の吸気経路と排気経路の各々に設けた湿度
センサにより検出する乾燥状態検出手段とを備え、前記
乾燥状態検出手段による検出値にて常温乾燥の適否を判
断し、前記切替手段にて前記ドラムへの空気の還流経路
を、前記庫内循環経路又は前記庫外吸排経路に切り替え
るものである。
[作用] 本考案の乾燥機によれば、切替弁手段の駆動により、
熱交換器を介さない庫外吸排経路に切替えると、ヒータ
に通電しない状態で、ドラムの回転と送風で乾燥が実施
される。排気空気の湿度が一定となる効率乾燥時は、吸
気経路より排気経路の空気の方が湿度が高くなるが、乾
燥終了時には、その差が小さくなる。それを各経路に設
けた湿度センサで検出し、乾燥終了とする。したがっ
て、衣類と室内の温度を上げることなく、乾燥した洗濯
物を得ることができる。
[実施例] 以下本考案の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第1図において、本実施例の乾燥機1では、ドラム駆
動モータにより回転駆動されるドラム3内に、ヒータ4
により加熱した空気を矢印X方向に送ってドラム3内に
投入された衣類などを乾燥させる。
このドラム3内を通過した矢印Yで示す湿度の高い還
流空気は、送風機5によって吸引され、さらに三方弁6
を通って熱交換器7により冷却凝縮されて除湿される。
除湿された空気はさらに三方弁8を通った後再びヒータ
4に加熱されてドラム3内へ送られる。
上述した空気の流れをもたらす経路が庫内循環経路で
あり、この間第2図に示すようにこの三方弁6のソレノ
イド9はたとえばオフ状態、すなわちシャッタ10が上昇
し通路11と通路12が導通する状態となる。三方弁8につ
いてもその動作は三方弁6と同様である。
三方弁6のソレノイド9がオン状態、すなわちシャッ
タ10が下降し、通路11と機外に通ずる通路13が導通する
状態であれば、送風機5により吸引された還流空気は、
三方弁6を通って第1図の矢印Zaに示すように熱交換器
7を介さず直接庫外へ排出される。このとき三方弁8も
切替えられ、三方弁8から矢印Zbに示すように新しい空
気が吸込まれて、ドラム3内へ送り込まれる。
上述した空気の流れをもたらす経路が、庫外吸排経路
である。したがって、庫内循環経路と庫外吸排経路とは
三方弁6,8のソレノイド9をオン,オフすることにより
簡単に切替えることができる。
上述した庫内循環経路と庫外吸排経路とを切替える機
能を実現する三方弁6,8が切替弁手段となる。
ドラム3内の衣類などの乾燥状態は、たとえば、湿度
を検出する湿度センサ14,15により検出される。すなわ
ち、本実施例の常温乾燥コースの場合、切替弁手段であ
る三方弁6,8によって庫外吸排経路に切替えられ、ヒー
タには通電されない。庫外から吸込んだ空気の湿度は湿
度センサ15により検出され、ドラム3を通過した還流空
気の湿度は湿度センサ14により検出される。運転開始
後、還流空気は衣類の湿度を含むため、庫外から吸込ん
だ新しい空気に比べて湿度が高くなる。第3図のグラフ
に示すように、運転開始から一定の時間T0経過以後に、
湿度センサ15の検出相対湿度S1と湿度センサ14の検出相
対湿度S2の間に次式(1)の関係を満たしたとき(第3
図における時間TE)、制御部16により衣類などが所定乾
燥状態になったと判別される。
S2-S1<ΔS ……(1) 上述したドラム3内の衣類などの乾燥状態を検出する
機能を実現する湿度センサ14,15が本考案における乾燥
状態検出手段の一例である。
また、常温乾燥の場合、乾燥能力は吸込空気の相対湿
度に依存するため、たとえば、湿度センサ15の検出相対
湿度S1が所定の相対湿度S0を超えた場合は、常温乾燥は
不適という信号を発し、通常のヒータ加熱方式の利用を
使用者に促す。またこのような条件下を含め、乾燥行程
の後期においてヒータに通電を行ない短時間の加熱乾燥
を行なってもよい。
なお、上記実施例における常温乾燥行程のフローチャ
ート図は、第4図に示すとおりである。
[考案の効果] 以上のべたように本考案によれば、還流空気の通路を
庫内循環経路と庫外吸排経路との間で必要に応じて容易
に切替えることができ、庫外吸排経路に切替えることに
より、ヒータによる加熱を行なわない常温乾燥を行なう
ことが可能になる。
この常温乾燥を行なうことにより、ヒータでの電力消
費を伴うことなく、駆動モータのみの電力消費で済むた
め、多少運転時間が長くなっても電気代を大幅に節約で
きる。また、ヒータによる加熱を伴わないため、おしゃ
れ着や化繊などの熱に弱い繊維を乾燥するに際して、布
の傷みや縮みを懸念する必要がない。そのうえ、常温乾
燥の敵不適を確実に判断することができる。
さらにヒータからの発火による火災の心配がなく、深
夜や留守中の乾燥も安心して行なうことができる。さら
にまた、夏期における乾燥時の室温の上昇が防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における乾燥機の構造を示す
断面図、第2図は同実施例における乾燥機の三方弁の構
造を模式的に示す断面図、第3図は同乾燥機の常温乾燥
行程における、吸込空気の相対湿度S1と排気空気の相対
湿度S2との経時変化をグラフに示す図、第4図は、同乾
燥機における常温乾燥行程のフローチャート図である。 図において、1は乾燥機、2はドラム駆動モータ、3は
ドラム、4はヒータ、5は送風機、6,8は三方弁(切替
弁手段)、7は熱交換器、14,15は湿度センサ(乾燥状
態検出手段)、16は制御部である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドラム内に空気を送って衣類などを乾燥さ
    せる乾燥機であって、 この乾燥機内に設けられ、前記ドラム内を通過した湿度
    の高い還流空気を冷却凝縮させて除湿する熱交換器と、
    除湿された空気を加熱するヒータと、加熱された空気を
    前記ドラム内へ送る手段とを有する庫内循環経路と、 前記還流空気を前記熱交換器を介さずに直接乾燥機外へ
    排出し、かつ新しい空気を吸込んで前記ドラム内へ送込
    む手段を有する庫外吸排経路と 前記ドラムへの空気の還流経路を、前記庫内循環経路と
    前記庫外吸排経路との間で切替えるための切替弁手段
    と、 前記ドラム内の衣類などの乾燥状態を庫外吸排経路の吸
    気経路と排気経路の各々に設けた湿度センサにより検出
    する乾燥状態検出手段を備え、 前記乾燥状態検出手段による検出値にて常温乾燥の適否
    を判断し、前記切替手段にて前記ドラムへの空気の還流
    経路を、前記庫内循環経路又は前記庫外吸排経路に切り
    替えることを特徴とする乾燥機。
JP1990038400U 1990-04-09 1990-04-09 乾燥機 Expired - Lifetime JP2508367Y2 (ja)

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