JP2507964Y2 - 釣り針 - Google Patents

釣り針

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JP2507964Y2
JP2507964Y2 JP1993054785U JP5478593U JP2507964Y2 JP 2507964 Y2 JP2507964 Y2 JP 2507964Y2 JP 1993054785 U JP1993054785 U JP 1993054785U JP 5478593 U JP5478593 U JP 5478593U JP 2507964 Y2 JP2507964 Y2 JP 2507964Y2
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JP
Japan
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fishing hook
needle tip
fish
ridge
tip
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JP1993054785U
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JPH0718553U (ja
Inventor
繁克 藤井
尚弘 麻田
照秀 森津
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Gamakatsu Co Ltd
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Gamakatsu Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は釣り針の針先部分の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の釣り針(A')は、図6〜9に示すよ
うに釣り針本体(1')の先端内側を切り起こして鋭利なカ
エリ(2')を形成しているが、この場合、針先(12')部分
の断面は図9に示すように偏平な円形である。このよう
な従来の釣り針(A')を用いて釣りを行った場合、以下の
不具合がある。即ち、餌に食いついた魚に釣り針(A')を
合わせた時、釣り針(A')の針先(12')が魚の口腔に引っ
掛かり、次いで魚の口腔の表面を貫いて針先(12')が魚
の内部に食い込もうとする。この時、図9に示すように
針先(12')の断面は次第に太くなっているために口腔表
面と肉とを押し広げて差し込んで行く事になる。
【0003】このように硬い魚の口腔表面や肉を押し広
げて針先(12')を差し込んで行くには、従来の断面円形
乃至楕円形の針先(12')を持つ釣り針(A')では非常に抵
抗力が大きく、針先(12')が鈍っているような場合に
は、魚に対して釣り針(A')を合わせる事が非常に困難に
なるという欠点があった。
【0004】また、釣り針(A')に魚が掛かると、逃げよ
うとして暴れるので、大きな衝撃力や捩れ又は繰り返し
曲げモーメントが針先(12')に加わる事になる。従来の
釣り針(A')の針先(12')の断面は単なる円形乃至楕円形
の中実体であるため、断面係数が小さく、前記衝撃力や
捩れ力、曲げモーメントによって折れ曲がったり捩れた
り、折損して魚の釣り上げに失敗する事があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこのような従
来の欠点に鑑みてなされたもので、本考案の解決しよう
とする主とする課題は、 針先の差し込み抵抗を出来るだけ小さくして合わせを
容易にする事と、 針先の側面に針先に沿って突条を形成する事によって
突条にリブとしての役割も課し、針先の断面係数を向上
させて衝撃力やモーメントによって針先が折れ曲がった
り、捩れたり又は折損したりしないようにする事にあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる釣り針
(A)は、 釣り針本体(1)の針先(12)の下方位置に、内側方向に
突設されたカエリ(2)を有する釣り針(A)において、 前記カエリ(2)が薄肉に形成されていると共に、 カエリ(2)が形成されている針先(12)部分の外周面に
長手方向に沿って突条(4)が形成されている事を特徴と
する。
【0007】これによれば、釣り針(A)を魚に合わせた
時、釣り針(A)の針先(12)が魚の硬い口腔表面を貫いて
針先(12)が魚の肉に食い込もうとする。この時、針先(1
2)の側面(8)には針先(12)に沿って突条(4)が形成されて
いるので、突条(4)が魚の口腔表面や肉に接触する。突
条(4)の口腔表面や肉に対する接触部分の面積は、従来
例の釣り針(A)に比べて小さく、それだけ差し込み時の
抵抗がすくなくなる。また、突条(4)があたかもリブの
役目を果たすことになるので、円形乃至楕円である従来
例の針先(12)に比べて同一断面積であれば、その断面係
数が当然大きくなり、衝撃力や曲げモーメント又は捩れ
力に対する抵抗力が増大し、折損や折れ曲がりを少なく
することができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案にかかる釣り針(A)の一実施例
を図面に従って説明する。釣り針(A)は、図1に示すと
おり、チモト(7)、軸(9)、フトコロ(10)、針先(12)並び
にカエリ(2)によって構成されているが、本考案にかか
る釣り針(A)では、前記カエリ(2)が薄肉に形成されてい
ると共にカエリ(2)が形成されている針先(12)部分の外
周面に長手方向に沿って突条(4)が形成されている。本
実施例では突条(4)は針先(12)の両側面(8)並びに底面
(3)に設けられており、断面形状は十字型である。勿
論、これに限らず底面(3)に1本の突条(4)だけを形成し
てもよいし、針先(12)の底面(3)と側面(8)との境目に対
称にて斜めに2つの突条(4)を形成する事も可能であ
る。また、突条(4)を3本以上にする事も勿論可能であ
る。これにより、突条(4)がリブの働きをなし突条(4)方
向への曲げに対して大きな抵抗力を発揮する。釣り針
(A)の素材は、従来から使用されているハイスのような
ものでもよいし、チタンのようなものでもよく、材質は
別に限定されない。
【0009】突条(4)の形状は、幅と高さがほぼ等しい
突畦状のものや、その稜線(5)が円弧状若しくはナイフ
エッジ状に形成されるなど各種の形状が採用される。稜
線(5)がナイフエッジに形成されている場合、このナイ
フエッジによって魚の皮膚や肉を切り裂いていく事がで
きるので、鋭利な針先(12)と相俟って差し込み時の抵抗
がより小さくなる。また、カエリ(2)も薄肉に形成され
ているので、ナイフエッジと同様の効果を発揮する。
【0010】次に、本考案の釣り針(A)の使用方法に付
いて説明する。魚が餌に食いつくと同時に機敏に竿を操
作して魚に釣り針(A)を合わせる。釣り針(A)の針先(12)
が魚の硬い口腔表面を突き破り肉に食い込もうとする
が、口腔表面や肉に接触するのは主としてカエリ(2)や
突条(4)の稜線(5)(6)近傍であって針先(12)の外周面全
面が接触する訳ではない。従って、針先(12)全周が接触
し、口腔表面や肉を押し広げて行く従来の針先(12)と比
べて格段に接触抵抗が小さく、それだけ突き刺さり易
い。従って、魚への合わせをより容易に行うことができ
る。
【0011】また、魚が釣り針(A)にかかると逃げよう
として暴れるが、この時、魚に食い込んだ針先(12)には
大きな衝撃力、繰り返し曲げモーメント又は捩り力が働
くことになる。針先(12)の突条(4)はリブとしての働き
もなすので、突条(4)方向に対する力に対しては大きな
抵抗を発揮し、折れ曲がりや捩れ乃至折損等を防止する
事ができる。
【0012】
【考案の効果】本考案の釣り針によれば、魚への差し
込み抵抗が少ないので、未熟な者でも簡単に釣り針を魚
に合わせる事ができ、一端、釣り針が魚に突き刺さ
り、魚が暴れたとしても、針先の強度が非常に大きいの
で、針先が折れ曲がり、捩れたり又は折損してりする事
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる釣り針の一実施例の正面図
【図2】本考案にかかる釣り針の針先の部分拡大斜視図
【図3】本考案にかかる釣り針の針先の部分拡大平面図
【図4】本考案にかかる釣り針の針先の部分拡大正面図
【図5】本考案にかかる釣り針の針先の部分拡大底面図
【図6】本考案にかかる釣り針の針先の他の部分拡大斜
視図
【図7】従来例の針先の部分拡大平面図
【図8】従来例の針先の部分拡大正面図
【図9】従来例の針先の部分拡大底面図
【符号の説明】
(A)…釣り針 (1)…釣り針本体 (2)…カエリ (3)…底面 (4)…突条 (5)…突条の稜線 (6)…カエリの稜線 (7)…チモト (8)…針先の側面部 (9)…軸 (10)…ふところ (12)…針先

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣り針本体の針先の下方位置に、
    内側方向に突設されたカエリを有する釣り針において、 前記カエリが薄肉に形成されていると共にカエリが形成
    されている針先部分の外周面に長手方向に沿って突条が
    形成されている事を特徴とする釣り針。
JP1993054785U 1993-09-14 1993-09-14 釣り針 Expired - Lifetime JP2507964Y2 (ja)

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