JP2507960B2 - 多重化ファイルのデ―タ管理方法 - Google Patents

多重化ファイルのデ―タ管理方法

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JP2507960B2
JP2507960B2 JP5138364A JP13836493A JP2507960B2 JP 2507960 B2 JP2507960 B2 JP 2507960B2 JP 5138364 A JP5138364 A JP 5138364A JP 13836493 A JP13836493 A JP 13836493A JP 2507960 B2 JP2507960 B2 JP 2507960B2
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multiplexed
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failure
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洋美 松下
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多重化されたファイル
のいずれかに障害が検出された場合に、ファイル内のデ
ータ単位、またはファイル全体の復旧手順に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の公知例としては、特開昭62−2
60239が知られている。
【0003】この公知例のものは、二重化ファイルの入
出力操作で正常に処理できたファイルのデータより障害
となった箇所を復旧することにより、即時復旧が行わ
れ、二重化ファイルの信頼性低下を防止できるようにす
るものである。
【0004】また、この公知例以前のものについては、
使用しているファイルに障害が発生した場合、ファイル
を使用する業務が終了したあとで、障害が発生したファ
イルに対して、正常なファイルを複写し、障害復旧を行
う方法であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の多重化
ファイルのデータ管理方法で、特開昭62−26023
9の方法では、ファイルが二重化されているものについ
てのみ考慮されていることから、ファイルが三重化以上
の多重化に対し対応できないという欠点がある。
【0006】また、この公知例以前のものの方法では、
障害が発生したファイルに対し復旧手順を行うのは、す
べてのファイル処理が終了し、復旧命令を掛けたときで
あることから、コンピュータシステムの運用時間が長く
なると、ファイル内の正しいデータは少なくなることが
考えられ、システムの信頼性が悪くなるという欠点があ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、一時的
なファイル障害により多重化ファイルの不一致が発生し
た場合、ファイルの復旧は上述したもののほか、多重化
ファイル内のデータを使用するときにアクセスしたデー
タについて復旧処理を行い、ファイル内のデータの不一
致を減らし、ファイルデータの信頼性の向上を図ること
にある。
【0008】そのため、本発明の多重化ファイルのデー
タ管理方法は、2つ以上の多重化されたファイルと、多
重化されたファイルの入出力制御を行う入出力制御部と
を有するコンピュータシステムの多重化ファイルのデー
タ管理方法であって、入出力制御部が、多重化されたフ
ァイルに入出力処理を行う手段と、多重化されたファイ
ルのアクセスおよび障害検出状況を持つ引数と、正常系
のファイルとの更新状態の差異を持つ引数とをそれぞれ
n組(n;多重化されたファイルの数)持つn行2列の
行列を用いることを特徴としている。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0010】図1は本発明による多重化ファイルのデー
タ管理方法の一実施例で用いられるn行2列(n:多重
度)の行列を示す図、図2〜図8は図1の行列を用いて
行う処理の流れ図である。
【0011】まず、この実施例で用いられるn行2列
(n:多重度)の行列について図1を参照して説明す
る。
【0012】図1に示すように、このn行2列(n:多
重度)は、1列目がファイルのアクセスおよび障害検出
状況を指すファイルの現時点での利用状況、2列目が正
常系との更新状態の差異を指すシステム稼働開始からの
利用状況を示すものである。
【0013】1列目の値はai で表しており、この値に
より正常・障害・閉塞のいずれかを表す。2列目の値は
bi で表しており、この値により正常・一時的に障害状
態になったがこの間に正常系に更新が発生しなかった・
障害状態になった間に正常系に更新が発生のいずれかを
表す。
【0014】次に、アプリケーションを起動する場合に
ついて図面を参照して説明する。
【0015】図2〜図4は図1の行列を用いてアプリケ
ーション実行時のファイル管理の処理を示す流れ図であ
る。
【0016】アプリケーションが起動されると(ステッ
プ21)、アプリケーションで使用するファイルに多重
化ファイルがある場合、多重化ファイルが全てアクセス
できた場合は、ファイル内のレコードREAD、全ての
多重化ファイルにWRITEを行い終了する(ステップ
231,232,233,234)。多重化ファイルの
うち、アクセスできなかったものがあった場合、ファイ
ル内のレコードREAD,WRITEにより行列の書き
換えを行う(ステップ241,242,2421,24
22,2423,2424)。アプリケーション起動時
に、このアプリケーションが使用すべき多重化ファイル
の管理状況が0行列でないときは、図3、図4の手順で
行う。
【0017】次に、ファイル復旧を行う場合について図
面を参照して説明する。
【0018】図5、図6は図1の行列を用いてファイル
障害発生時の復旧処理を示す流れ図である。
【0019】ジョブ制御言語等で、復旧対象の多重化フ
ァイルを指定し(ステップ51)、管理テーブルの1列
目をチェックできるように引数iに1をセットし(ステ
ップ52)、指定した多重化ファイルに対する管理テー
ブルをチェックし(ステップ53)、ステップ53にて
i個目のファイルに対応する引数bi について、bi≠
0のときは後述するファイル復旧を行う。ファイル復旧
後は、i列目の引数に0をセットし(ステップ54)、
引数に1を加える(ステップ55)。前述のステップ5
3でi行2列目(=bi )の値が0でなかったとき、正
常系のファイルの探すための引数jに1をセットし(ス
テップ61)、j個目のファイルに対応する引数につい
て、bj =0のときは正常系であるj個目のファイルを
異常系であるi個目のファイルにコピーし(ステップ6
3)、bj ≠0のときは引数jに1を加える(ステップ
62)。ステップ64は、一組の多重化ファイルについ
て、ファイル更新があるなしにかかわらず、全てが障害
状態になったことがある場合に、引数kに1をセットす
る。k個目のファイルに対応する引数bk について、b
k =1(障害状態になったことはあるが、この間に正常
系の他ファイルに対して更新は行われなかった)とき
は、k個目のファイルを異常系であるi個目のファイル
にコピーし(ステップ67)、bk ≠1のときは引数k
に1を加える(ステップ65)。ステップ66は、一組
の多重化ファイルの全てが異常系である場合は、多重化
ファイル1つ1つについてレコード単位でチェックを行
い、不一致があったものを全てダンプ出力すると共に、
ファイル閉塞も行うものである。
【0020】次に、シャットダウン実行時のファイル復
旧について図面を参照して説明する。
【0021】図7は図1の行列を用いてシャットダウン
実行時の復旧処理を示す流れ図である。
【0022】これは、図5および図6の復旧手順から、
ステップ51の復旧手順を行う多重化ファイルの指定を
除き、無条件に全ての管理対象の多重化ファイルに対し
復旧手順を行うことを加えるものである。
【0023】次に、ファイル復旧時に閉塞された多重化
ファイルの閉塞解除を行う場合について図面を参照して
説明する。
【0024】図8は図1の行列を用いてファイル閉塞状
態になっているときの閉塞解除処理を示す流れ図であ
る。
【0025】ジョブ制御言語等で、復旧対象の多重化フ
ァイルに対し、レコード単位で正しいものを記述または
指定し(ステップ81)、指定されたレコードについて
置き換えを行い(ステップ82)、閉塞解除を行う場合
については多重化ファイルのレコードに対し1件ずつチ
ェックを行い(ステップ83)、多重化ファイルが全て
一致した場合にはファイル閉塞を解除する(ステップ8
4)と共に、管理テーブルTも0とする(ステップ8
5)。多重化ファイルのレコードに不一致のものがあれ
ば、これについてダンプ出力を行う(ステップ86)。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多重化フ
ァイルのデータ管理方法は、多重化ファイルの利用状況
を行列を用いて管理することにより、障害状況の管理を
容易にすることができるという効果を奏する。
【0027】また、本発明の多重化ファイルのデータ管
理方法は、行列がファイルの不一致を意味した場合に
は、このファイルを利用するアプリケーションの実行時
にアクセスしたレコードについて正常系のレコードを障
害系のファイルにコピーするようにしたことにより、フ
ァイルの信頼性向上と障害復旧の簡潔化が図れれるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多重化ファイルのデータ管理方法
の一実施例で用いられるn行2列(n:多重度)の行列
を示す図である。
【図2】図1の行列を用いてアプリケーション実行時の
ファイル管理の処理を示す流れ図である。
【図3】図1の行列を用いてアプリケーション実行時の
ファイル管理の処理を示す流れ図である。
【図4】図1の行列を用いてアプリケーション実行時の
ファイル管理の処理を示す流れ図である。
【図5】図1の行列を用いてファイル障害発生時の復旧
処理を示す流れ図である。
【図6】図1の行列を用いてファイル障害発生時の復旧
処理を示す流れ図である。
【図7】図1の行列を用いてシャットダウン実行時の復
旧処理を示す流れ図である。
【図8】図1の行列を用いてファイル閉塞状態になって
いるときの閉塞解除処理を示す流れ図である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つ以上の多重化されたファイルと、前
    記多重化されたファイルの入出力制御を行う入出力制御
    部とを有するコンピュータシステムの多重化ファイルの
    データ管理方法において、前記入出力制御部が、前記多
    重化されたファイルに入出力処理を行う手段と、前記多
    重化されたファイルのいずれかに障害が発生したときの
    復旧処理を行う手段とを有し、前記多重化されたファイ
    ルのアクセスおよび障害検出状況を持つ引数と、正常系
    のファイルとの更新状態の差異を持つ引数とをそれぞれ
    n組(n;多重化されたファイルの数)持つn行2列の
    行列を用いることを特徴とする多重化ファイルのデータ
    管理方法。
  2. 【請求項2】 前記入出力制御部が、前記多重化ファイ
    ルを管理する手段を有し、1組の多重化されたファイル
    ごとにn行2列(n:多重度)の行列を持ち、この行列
    によりファイルの利用状況を管理することを特徴とする
    請求項1記載の多重化ファイルのデータ管理方法。
  3. 【請求項3】 前記入出力制御部が、前記多重化された
    ファイルのいずれかに障害があるときはこのファイルを
    除き入出力処理を行うと共にその障害状況を認識し前記
    多重化されたファイルのいずれかに不一致がありうると
    認識しているときは正常系のファイルから異常系のファ
    イルへアクセスしたデータ毎にコピーを行う手順と、フ
    ァイルを使用する業務が終了後に異常系のファイルに対
    し正常系のファイルの複写を行う復旧手順と、前記コン
    ピュータシステムのシャットダウン時に前記復旧手順に
    よる復旧処理を行う手順と、前記多重化されたファイル
    全てに対して不一致がありうると認識するデータ復旧
    手順とを有することを特徴とする請求項2記載の多重化
    ファイルのデータ管理方法。
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JPH06348574A JPH06348574A (ja) 1994-12-22
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Effective date: 19960213