JP2507770Y2 - 電磁ポンプ - Google Patents

電磁ポンプ

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JP2507770Y2
JP2507770Y2 JP1990048142U JP4814290U JP2507770Y2 JP 2507770 Y2 JP2507770 Y2 JP 2507770Y2 JP 1990048142 U JP1990048142 U JP 1990048142U JP 4814290 U JP4814290 U JP 4814290U JP 2507770 Y2 JP2507770 Y2 JP 2507770Y2
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    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B17/00Pumps characterised by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors
    • F04B17/03Pumps characterised by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors driven by electric motors
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、たとえば自動車の燃料給送用に用いられる
タイプの電磁ポンプの改良に関する。
〔従来の技術〕
自動車用燃料給送用ポンプ等として使用される電磁ポ
ンプには、構造が簡単で、各部品の加工および組立精度
があまり要求されず、しかも安定したポンプ動作を行な
えること等が望まれている。しかし、従来のこの種電磁
ポンプはそれぞれ一長一短があり、上述したすべての特
性を満足し得るものは未だ実現されていない。すなわ
ち、従来この種の電磁ポンプとして一般には、筒状ハウ
ジング内にプランジャを収容したスリーブ部材を配設
し、その両端に吸込室と吐出室を形成するとともにその
中央部に励磁コイルやトランジスタ、さらに各種電子部
品を搭載したプリント回路基板等を配設する電気室を形
成してなる筒形タイプと、断面略U字状を呈するハウジ
ング部材を組合せてなる角形ハウジングに対しプランジ
ャを収容したスリーブ部材を貫通配置させるとともに、
ハウジング内に励磁コイル等を収容した角形タイプが知
られている。しかし、これら従来構造による電磁ポンプ
はいずれも、構造が複雑で、構成部品点数が多く、加工
性や組立性等の面から問題で、さらに全体の小型、軽量
かつ低コスト化を図るうえでも問題が大きく、何らかの
対策を講じることが必要とされていた。
このため、本考案者らは、上述した従来のポンプ構造
を全体にわたって見直しを行ない、実開昭61−70581号
公報、実開昭61−76172号公報、さらに実開平1−99981
号公報等により、各部の構成を簡素化し、構成部品点数
を削減するとともに各部の加工、組立性さらには動作上
の信頼性を向上させ得るとともに、ポンプ全体の小型、
軽量かつ低コスト化を達成することが可能となる簡易型
の電磁ポンプを先に提案している。すなわち、この簡易
型の電磁ポンプは、略カップ状を呈するハウジング本体
とその開口端を閉塞する蓋体とでポンプハウジングを構
成するとともに、このポンプハウジング内に、プランジ
ャを収容するスリーブ部材の周囲に配設される励磁コイ
ル巻回用の樹脂製コイルボビンと、その一方のフランジ
外側に所定間隔をおいて積層されトランジスタを含む各
種電子部品組込み用のプリント回路基板と、その外側に
所定間隔おいて積層されるホルダ等を、順次積層状態で
組込んで収容配置させるようにし、かつこれらをハウジ
ング本体底部側に介装した板ばね等の付勢手段により蓋
体側に付勢することで、これら収容物等での寸法のばら
つきを吸収し、安定した組立状態が得られるように構成
したものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した簡易型のポンプ構造によって
も、ハウジング内に積層して組み込まれるコイルボビ
ン、プリント回路基板、ホルダ等の組立性の面などで問
題を生じている。特に、このような組立性の面での問題
は、プリント回路基板上に積層して配置される発信器を
構成するトランジスタや、該基板上に実装して搭載され
る各種の電子部品などの回路部品の取り扱いに影響され
るものであり、またこれら電子部品等には、それぞれの
動作上での信頼性等を確保するとともに、高密度な実装
を効率よく行なう等といった点も要望されており、この
ような点を考慮し前述したような組立性を改善してなる
何らかの対策を講じることが望まれている。
たとえば上述したプリント回路基板に近設して付設さ
れるトランジスタは、通常、放熱板などと共に、コイル
ボビンに設けたスタッドに挿入した状態で基板に付設さ
れ、かつホルダをセットすることで組付け保持されるよ
うになっている。また、基板上に実装されるサージアブ
ソーバ等を始めとする各種の電子部品は、一般には、そ
のリード部を折り曲げた状態で、基板側に横置き状態な
どで組付けられ、はんだ付け等で固定されていた。した
がって、このような従来構造では、回路部品の組立てが
面倒かつ繁雑であり、組立て時間がかかり過ぎ、製造コ
ストを低減化するうえで、まだまだ不充分なものであっ
た。特に、この種の回路部品の基板への組付けを始めと
するポンプ各部の組立て作業を、可能な限り自動化する
ことが望まれるもので、このような要請に応えることが
できるような対策が必要となっている。
さらに、このような従来構造において問題となること
は、上述した回路部品等を基板上に実装するにあたって
の実装効率がある。すなわち、従来構造では、基板上へ
の部品の組付けを、リード線を折り曲げての横置き状態
で配置し、このプリント回路基板の配設部分における実
装スペースを最小限とし、ポンプの小型化を図るように
しているが、このような組付け状態では、組立性の面で
問題なるばかりでなく、基板上を効率よく利用してなる
実装状態とは言えないもので、何らかの対策が必要とさ
れる。このため、回路部品を、基板上に直立させ、リー
ド線を基板に垂直に差し込むことで、はんだ付け等によ
る固定作業を簡単に行えるようにし、しかも基板上での
各部品間での干渉問題もなくし、効率のよい配置状態を
得られるように構成することが考えられるが、この場合
に若干の問題を生じている。すなわち、リード線を長く
して基板上に部品を実装することはスペース面や耐振性
の面から問題であるために、リード長さを最小限とし部
品を基板上に乗せた状態とすることが考えられている。
しかし、この場合には、部品によって基板に穿設されて
いるリード差し込み孔が塞がれ、はんだ付け時のガス抜
きが行えず、接続不良を招き易く、また耐振性の面から
はまだまだ不充分であり、このような点をも配慮し前述
した組立て性の問題を解決することが望まれている。
〔課題を解決するための手段〕
上述した要請に応えるために本考案に係る電磁ポンプ
は、プランジャ収容用のスリーブ部材の周囲に配設され
る励磁コイル巻回用の樹脂製コイルボビンと、その一方
のフランジ外側に所定間隔をおいて積層されトランジス
タを含む各種電子部品が組付けられるプリント回路基板
と、その外側に所定間隔おいて積層されるホルダとを、
ボビンの一方のフランジ外側面とホルダの内側面とに立
設した複数のスタッドによって所定間隔をおいて順次積
層してポンプハウジング内に収容配置するにあたって、
ボビンの一方のフランジ外側面に、プリント回路基板上
に載置または搭載される電子部品に押圧力を与えること
で該電子部品を所定の配設位置に保持させる突起部を突
設するようにしたものである。
〔作用〕
本考案によれば、電子部品等を縦置き状態で実装して
なるプリント回路基板を準備し、これをホルダ、トラン
ジスタ、さらにコイルボビン等と積層して組立てし、こ
れをポンプハウジング内に収容して配置させることで、
ポンプの組立てをきわめて簡単に行えるとともに、ボビ
ンのフランジ上に突設した突起部により、基板上にトラ
ンジスタを押圧して保持させたり、各種電子部品等を基
板上で所要の取付け姿勢で押圧保持したりすることで、
耐振性を確保することが可能となる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳細に説
明する。
第1図ないし第3図は本考案に係る電磁ポンプの一実
施例を示し、これらの図において、まず、全体を符号10
で示す電磁ポンプの概略構成を第1図を用いて簡単に説
明すると、11はポンプハウジングを構成するカップ状ハ
ウジング本体、12はその開口端を閉塞する円板状蓋体
で、これら本体11底部中央および蓋体12中央には、それ
ぞれ外方に膨出する円筒部11a,12aが一体に形成され、
かつこれら各円筒部11a,12aの中央には流体出口、流体
入口を構成するパイプ体13,14がろう付け等で固着され
ている。なお、これら本体11および蓋体12は金属板材か
らプレス加工等で簡単に形成され、またこれら本体11と
蓋体12とは本体側の開口端縁11bをかしめ付けることで
一体的に組付け固定されている。そして、これらポンプ
ハウジングを構成する本体11および蓋体12は、後述する
励磁コイルからの磁束通路を形成するヨークとしても機
能するもので、さらにその内部に形成される空間はポン
プの機械的および電気的な基礎部品等を配設する収容空
間とされるところである。また、11cはポンプ10を車体
等の被取付側に固定するための取付ブラケットである。
15はポンプハウジングを構成する本体11、蓋体12の円
筒部11a,12a間に保持された状態で介装される非磁性ス
リーブ部材で、その内部には貫通孔16aを有する磁性プ
ランジャ16が摺動自在に収容されかつ常時は流体入口側
に配設したリターンスプリング17にて流体出口側への付
勢力が付与されている。
なお、18はスリーブ部材15入口側の端部に付設された
吸込弁、19はプランジャ16出口側の端部に設けられた吐
出弁で、この吐出弁19を構成する弁体は、このプランジ
ャ16端部に一体的に固設された流体漏出防止用制御弁を
構成するリング状部材20の中央筒状部内に摺動自在に支
持されている。すなわち、このリング状部材20は上述し
た吐出弁19の弁体をガイドする機能を兼ね備えており、
またその筒状部の流体出口側先端には、スリーブ部材15
の流体出口側の端部内に所定長さにて延設されて臨むた
流体出口用のパイプ体13の内方端を開閉するゴム材また
は合成樹脂材によるバルブシート21が設けられている。
そして、この流体漏出防止用制御弁は、プランジャ16の
動きに応じてスリーブ部材15内を一体的に移動し、その
非動作時にはリターンスプリング17の働きによりパイプ
体13内方端を閉塞し、流体の出口側への漏出を確実に防
止し得るものである。さらに、本実施例によれば、上述
した制御弁を構成するように出口側パイプ体13の内方端
を、スリーブ部材15内に所定長さだけ延設しており、か
つその周囲に吐出側流体の脈動吸収室となる環状空間22
を形成し得るようにしている。
一方、上述したプランジャ16を収容するスリーブ部材
15の周囲には、励磁コイル30を巻回してなる樹脂製コイ
ルボビン31が配設され、さらにこのコイルボビン31の一
方(図中下方)のフランジ31a外側面には、励磁コイル3
0に対し断続電流を流すための発振器を構成するトラン
ジスタ32や抵抗、ダイオード等の各種電子部品33が取付
けられたプリント回路基板34と、このプリント回路基板
34を所定間隔おいて離間させた状態で保持するホルダ35
が、第1図および第2図から明らかなように、この基板
34面と鉛直な方向に順次積層して配設されている。そし
て、これらのポンプ構造部品の積層体は、ポンプハウジ
ングを構成する本体11内にホルダ35側を先端として収納
され、かつ本体11に対し組付けられる蓋体12との間に収
容配置される。
ここで、コイルボビン31の一方のフランジ31a外側面
には、第2図から明らかなように、トランジスタ32や各
種電子部品33が付設されるプリント回路基板34を支持す
る複数(本実施例では二本)のスタッド36が一体に立設
され、さらに前記ホルダ35の内側面でこれらに対向する
位置および後述するトランジスタ32の組付け支持する位
置に対向する部分に複数(本実施例では合計で三本)の
スタッド37が立設されている。なお、図中36aはスタッ
ド36先端の小径部で、この小径部36aがプリント回路基
板34に穿設された孔部に嵌入されることで、その面方向
への移動を規制した状態で固定するもので、またこの小
径部36aは前記ホルダ35側のスタッド37内に形成された
孔部37a内に嵌入されることでこれら積層体を一体化す
るものである。さらに、35aは前記ホルダ35の中央に立
設された円筒部である。
また、本実施例では、コイルボビン31に合せてプリン
ト回路基板34およびホルダ35は、略リング状を呈するよ
うに形成されている。なお、40,41はプランジャ16を収
容したスリーブ部材15外周部と前記コイルボビン31内壁
部との間にその両端側から嵌入された磁性筒体で、励磁
コイル30の励磁力にてプランジャ16を往復動作させるた
めのものである。ここで、蓋体12側の磁性筒体41は、そ
の外方端側が蓋体12の円筒部12a内側に組付けられた状
態で流体入口を構成するパイプ体14と同時に全周にわた
ってろう付けされ、気密性が保てるようになっている。
さらに、図中42,43は上述したスリーブ部材15内とポン
プハウジング内部空間との間をシールするためのシール
材で、また45は前記ハウジング本体11と蓋体12との間の
接合部分の一部からグロメット46を介して引出されてな
る励磁コイル30等からのリード線、47は上述したハウジ
ング本体11と蓋体12間をシールするためのガスケットで
あり、一方48はコイルボビン31の他方のフランジ31bの
外周縁の複数個所に設けられたポンプハウジング内に収
容される積層組立体を弾性的に保持するための付勢手段
となる係合片であるが、それ以外の構成およびこの電磁
ポンプ10の動作等については周知の通りで、その説明は
省略する。
上述したポンプ10の構成によれば、コイルボビン31の
一方フランジ31a外側面に立設したスタッド36に対し、
前記トランジスタ32、プリント回路基板34およびホルダ
35を順次組付けし、上述したスタッド36,37により各部
材間の間隔を適切に確保して積層するとともに、ハウジ
ング本体11内に予め組込んだスリーブ部材15等をその中
央部に貫通させるようにしてこれらをハウジング本体11
内に収容し、蓋体12を被せハウジング本体11の開口側縁
11bをかしめ付けて一体化することで全体を組立てるこ
とが可能となるものである。
さて、本考案によれば、上述した構成による電磁ポン
プ10において、プランジャ16収容用のスリーブ部材15の
周囲に配設される励磁コイル30巻回用の樹脂製コイルボ
ビン31と、その一方のフランジ31a外側に所定間隔をお
いて積層されトランジスタ32を含む各種電子部品33が組
付けられるプリント回路基板34と、その外側に所定間隔
おいて積層されるホルダ35を、ボビン31の一方のフラン
ジ31a外側面とホルダ35の内側面とに立設した複数のス
タッド36,37によって所定間隔をおいて順次積層してポ
ンプハウジング内に収容配置するにあたって、ボビン31
の一方のフランジ31a外側面に、プリント回路基板34上
に載置または搭載されるトランジスタ32を含む電子部品
33に押圧力を与えることで該電子部品(32,33)を所定
の配設位置に保持させる突起部50,51を突設するように
したところに特徴を有している。
ここで、一方の突起部50は、その端面が平坦面として
形成され、該端面にてトランジスタ32の取付け片32aを
基板34上に押圧して保持するための押圧固定手段として
機能する。また、他方の突起部51は、その保持面が傾斜
面にて形成され、基板34に対し垂直にリードを差し込ん
ではんだ付けされている電子部品33を、側方から押圧し
て保持し、特にリードを垂直に差し込んだ状態で縦置き
に付設されているものを、組立て時に強制的にしかも自
動的に斜めに変形させて保持し得るもので、所要の姿勢
にて耐振性を確保しつつ保持することができ、組立て性
を始めとして、はんだ付けによる接続部の信頼性を確保
したり、耐振性を向上させたりすることが可能となるも
のである。
すなわち、このような構成を採用することにより、簡
単な構成にもかかわらず、電子部品33等を縦置き状態で
簡単に実装してなるプリント回路基板34を準備し、これ
をホルダ35、トランジスタ32、さらにコイルボビン31等
と積層して組立てするだけで、ポンプ10の組立てをきわ
めて簡単に行なえ、特に回路部品等の基板34への組付け
時の作業性を大幅に向上させ得るものである。
さらに、本考案によれば、ボビン31側に一体に形成さ
れるの突起部50,51によって必要部品を基板上に押圧し
て挟み込んで固定したり、所要の姿勢状態で支えて安定
して保持し得るため、耐振性を大幅に向上させ、たとえ
ば振動等の外部応力によって部品に加わるストレスを確
実に防止でき、また上述したように部品の取付け姿勢を
変位させ得ることから、リード線の基板へのはんだ付け
部分を塞ぐことで、接続不良を生じるといった問題もな
い等の利点を奏するもので、基板34上での効率のよい実
装状態や組立て性等の向上によるコスト低減化などを図
れるものである。
なお、本考案は上述した実施例構造に限定されず、電
磁ポンプ10各部の形状、構造等を、適宜変形、変更する
ことは自由である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る電磁ポンプによれ
ば、プランジャ収容用のスリーブ部材の周囲に配設され
る励磁コイル巻回用の樹脂製コイルボビンと、その一方
のフランジ外側に所定間隔をおいて積層されトランジス
タを含む各種電子部品が組付けられるプリント回路基板
と、その外側に所定間隔おいて積層されるホルダとを、
ボビンの一方のフランジ外側面とホルダの内側面とに立
設した複数のスタッドによって所定間隔をおいて順次積
層してポンプハウジング内に収容配置するにあたって、
ボビンの一方のフランジ外側面に、プリント回路基板上
に載置または搭載される電子部品に押圧力を与えること
で該電子部品を所定の配設位置に保持させる突起部を突
設するようにしたので、簡単かつ安価な構成にもかかわ
らず、電子部品等を縦置き状態で簡単に実装してなるプ
リント回路基板を準備し、これをホルダ、トランジス
タ、さらにコイルボビン等と積層して組立てするだけ
で、ポンプの組立てをきわめて簡単に行なえ、特に回路
部品等の基板への組付け時の作業性を大幅に向上させ得
るといった実用上種々優れた効果がある。
さらに、本考案によれば、ボビン側に一体に形成され
るの突起部によって必要部品を基板上に押圧して固定し
たり、所要の姿勢状態で支えて保持し得るため、耐振性
を大幅に向上させ、たとえば振動等の外部応力によって
部品に加わるストレスを確実に防止でき、また上述した
ように部品の取付け姿勢を変位させ得ることから、リー
ド線の基板へのはんだ付け部分を塞ぐことで、接続不良
を生じるといった問題もない等の利点を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電磁ポンプの一実施例を示す縦断
側面図、第2図はその要部とするポンプハウジング内に
積重ね状態で収容されるポンプ構成部品の概略分解斜視
図、第3図はプリント回路基板上に実装される電子部品
のコイルボビン側の突起部による保持状態を示す要部拡
大断面図である。 10……電磁ポンプ、11……ハウジング本体、12……蓋
体、13,14……パイプ体(流体出口、入口)、15……非
磁性スリーブ部材、16……プランジャ、17……リターン
スプリング、18……吸込弁、19……吐出弁、30……励磁
コイル、31……コイルボビン、31a,31b……フランジ、3
2……トランジスタ、33……電子部品、34……プリント
回路基板、35……ホルダ、36,37……スタッド、50,51…
…突起部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プランジャ収容用のスリーブ部材の周囲に
    配設される励磁コイル巻回用の樹脂製コイルボビンと、
    その一方のフランジ外側に所定間隔をおいて積層されト
    ランジスタを含む各種電子部品が組付けられるプリント
    回路基板と、その外側に所定間隔おいて積層されるホル
    ダとを、ボビンの一方のフランジ外側面とホルダの内側
    面とに立設した複数のスタッドによって所定間隔をおい
    て順次積層し、この組立て状態でポンプハウジング内に
    収容配置させてなる電磁ポンプにおいて、前記ボビンの
    一方のフランジ外側面に、前記プリント回路基板上に載
    置または搭載される電子部品に押圧力を与えることで該
    電子部品を所定の配設位置に位置決めして保持する突起
    部を突設したことを特徴とする電磁ポンプ。
JP1990048142U 1990-05-10 1990-05-10 電磁ポンプ Expired - Lifetime JP2507770Y2 (ja)

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