JP2507348Y2 - ネット式集球装置 - Google Patents
ネット式集球装置Info
- Publication number
- JP2507348Y2 JP2507348Y2 JP1990043795U JP4379590U JP2507348Y2 JP 2507348 Y2 JP2507348 Y2 JP 2507348Y2 JP 1990043795 U JP1990043795 U JP 1990043795U JP 4379590 U JP4379590 U JP 4379590U JP 2507348 Y2 JP2507348 Y2 JP 2507348Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- net
- collecting
- collecting groove
- ball collecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Aerials With Secondary Devices (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はゴルフ練習場等球技練習場に設けられ、打放
なたれて散在する多数のボールを所定位置に集合させる
ネット式集球装置に関する。
なたれて散在する多数のボールを所定位置に集合させる
ネット式集球装置に関する。
(従来技術) この種のネット式集球装置の一形式として実開昭62-2
4854号公報に示されているように、ゴルフ練習場等防球
ネットにて包囲された球技練習場の所定位置に設けた集
球溝に一端を固定して同集球溝に沿って敷設され前記球
技練習場の周辺へ延在する所定幅の集球ネットと、前記
球技練習場の周辺に上下方向に設けたガイド部材に組付
けられ昇降装置の駆動により上下方向に移動する昇降部
材と、同昇降部材と前記集球ネットの他端を連結する所
定長さの紐状の連結部材を備え、前記昇降装置の駆動に
より前記集球ネットの他端を上昇させて同集球ネットを
傾斜させ、同集球ネット上の多数のボールを集球溝を経
て所定位置に集合させるようにしたネット式集球装置が
ある。
4854号公報に示されているように、ゴルフ練習場等防球
ネットにて包囲された球技練習場の所定位置に設けた集
球溝に一端を固定して同集球溝に沿って敷設され前記球
技練習場の周辺へ延在する所定幅の集球ネットと、前記
球技練習場の周辺に上下方向に設けたガイド部材に組付
けられ昇降装置の駆動により上下方向に移動する昇降部
材と、同昇降部材と前記集球ネットの他端を連結する所
定長さの紐状の連結部材を備え、前記昇降装置の駆動に
より前記集球ネットの他端を上昇させて同集球ネットを
傾斜させ、同集球ネット上の多数のボールを集球溝を経
て所定位置に集合させるようにしたネット式集球装置が
ある。
(考案が解決しようとする課題) ところで、かかる集球装置においては集球ネットの他
端が防球ネットとは離間しているため、当該離間部に散
在するボールは集球ネットによっては集合させることが
できず、かかる集球装置によりボールを回収することは
不可能である。また、仮に集球ネットの他端を防球ネッ
トに近接させたとしても、近接部位に散在するボールは
集球ネット上に乗らないことが多く、また地形によって
は集球ネットの裏側に入り込むことがあり、この場合に
おいてもボールを完全に回収することは不可能である。
従って、本考案の目的は球技練習場に散在するボールを
完全に回収することにある。
端が防球ネットとは離間しているため、当該離間部に散
在するボールは集球ネットによっては集合させることが
できず、かかる集球装置によりボールを回収することは
不可能である。また、仮に集球ネットの他端を防球ネッ
トに近接させたとしても、近接部位に散在するボールは
集球ネット上に乗らないことが多く、また地形によって
は集球ネットの裏側に入り込むことがあり、この場合に
おいてもボールを完全に回収することは不可能である。
従って、本考案の目的は球技練習場に散在するボールを
完全に回収することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案はこれらの問題に対処すべく、この種形式の集
球装置において、前記球技練習場の周辺に前記防球ネッ
トに沿って第2の集球溝を設けるとともに、同第2の集
球溝の側縁と前記防球ネット間の地形を同防球ネット側
から前記第2の集球溝側へ下降傾斜する傾斜面に形成
し、前記集球ネットの他端に重錘を設けて同重錘を前記
第2の集球溝に臨ませたことを特徴とするものである。
球装置において、前記球技練習場の周辺に前記防球ネッ
トに沿って第2の集球溝を設けるとともに、同第2の集
球溝の側縁と前記防球ネット間の地形を同防球ネット側
から前記第2の集球溝側へ下降傾斜する傾斜面に形成
し、前記集球ネットの他端に重錘を設けて同重錘を前記
第2の集球溝に臨ませたことを特徴とするものである。
(考案の作用・効果) これにより、本考案に係る集球装置においては、集球
ネットの他端は重錘の作用により第2の集球溝内に位置
決めされる。このため、練習場の周辺に打放たれたボー
ルは第2の集球溝と防球ネット間の地形の傾斜により同
集球溝に入るか、集球ネットの他端部上に散在すること
になり、集球ネットの裏側に入り込むことは決してな
い。従って、第2の集球溝に入ったボールは同集球溝を
経て集合され、かつ集球ネット上のボールは同ネットの
一端側の集球溝を経て集合され、これにより全てのボー
ルが回収される。
ネットの他端は重錘の作用により第2の集球溝内に位置
決めされる。このため、練習場の周辺に打放たれたボー
ルは第2の集球溝と防球ネット間の地形の傾斜により同
集球溝に入るか、集球ネットの他端部上に散在すること
になり、集球ネットの裏側に入り込むことは決してな
い。従って、第2の集球溝に入ったボールは同集球溝を
経て集合され、かつ集球ネット上のボールは同ネットの
一端側の集球溝を経て集合され、これにより全てのボー
ルが回収される。
(実施例) 以下、本考案を図面に基づいて説明するに、第1図〜
第3図には本考案に係る集球装置を備えたゴルフ練習場
の概略が示されている。当該練習場においては、その周
辺に立設した多数の鉄塔11に防球ネット12が張設されて
いて、この防球ネット12にてグランド周辺が包囲されて
いる。また、グランドの長手方向にはその略中央部に前
方3/4にわたって第1集球溝13が設けられ、かつ防球ネ
ット12の周辺には同ネット12に沿って左右一対の第2集
球溝14が設けられており、これらの集球溝13、14は前後
一対の第3集球溝15により互に連結されている。各集球
溝13〜15は所定の方向に下降傾斜していて、各集球溝13
〜15に入ったボールが集球ピット16に集合されて回収さ
れるようになっている。一方、練習場の地形について
は、後方の第3集球溝15の側縁と後方の防球ネット12間
では、防球ネット12側から第3集球溝15側へ下降傾斜し
ている。また、左右の各第2集球溝14の側縁と左右の各
防球ネット12間の地形については、第2図および第3図
に示すように、各防球ネット12側から各第2集球溝14側
へ下降傾斜している。
第3図には本考案に係る集球装置を備えたゴルフ練習場
の概略が示されている。当該練習場においては、その周
辺に立設した多数の鉄塔11に防球ネット12が張設されて
いて、この防球ネット12にてグランド周辺が包囲されて
いる。また、グランドの長手方向にはその略中央部に前
方3/4にわたって第1集球溝13が設けられ、かつ防球ネ
ット12の周辺には同ネット12に沿って左右一対の第2集
球溝14が設けられており、これらの集球溝13、14は前後
一対の第3集球溝15により互に連結されている。各集球
溝13〜15は所定の方向に下降傾斜していて、各集球溝13
〜15に入ったボールが集球ピット16に集合されて回収さ
れるようになっている。一方、練習場の地形について
は、後方の第3集球溝15の側縁と後方の防球ネット12間
では、防球ネット12側から第3集球溝15側へ下降傾斜し
ている。また、左右の各第2集球溝14の側縁と左右の各
防球ネット12間の地形については、第2図および第3図
に示すように、各防球ネット12側から各第2集球溝14側
へ下降傾斜している。
しかして、ネット式の集球装置は、打席から前方に向
いて左右に位置する一対の集球ネット21,22、昇降部材
たる昇降滑車23、連結ワイヤ24を主要構成部材とし、昇
降装置を構成するウィンチ25の駆動により作動する。
いて左右に位置する一対の集球ネット21,22、昇降部材
たる昇降滑車23、連結ワイヤ24を主要構成部材とし、昇
降装置を構成するウィンチ25の駆動により作動する。
各集球ネット21,22は多数の支持ワイヤ21a,22aにて支
持してなるもので、各支持ワイヤ21a,22aを介してそれ
らの一端が第1集球溝13の各側縁に固定されかつそれら
の他端が連結ワイヤ24に連結されている。連結ワイヤ24
は昇降滑車23を介して各ガイドワイヤ26に連結されてい
る。これにより、各集球ネット21,22は第1集球溝13の
各側縁からグランドの周辺に延在して敷設されている。
また、各集球ネット21,22の他端には重錘たるスチール
パイプ27が取付けられており、同スチールパイプ27は第
2集球溝14に臨んでいる。これにより、各集球ネット2
1,22の他端は第2集球溝14に位置決めされている。
持してなるもので、各支持ワイヤ21a,22aを介してそれ
らの一端が第1集球溝13の各側縁に固定されかつそれら
の他端が連結ワイヤ24に連結されている。連結ワイヤ24
は昇降滑車23を介して各ガイドワイヤ26に連結されてい
る。これにより、各集球ネット21,22は第1集球溝13の
各側縁からグランドの周辺に延在して敷設されている。
また、各集球ネット21,22の他端には重錘たるスチール
パイプ27が取付けられており、同スチールパイプ27は第
2集球溝14に臨んでいる。これにより、各集球ネット2
1,22の他端は第2集球溝14に位置決めされている。
従って、当該集球装置においては、各第2集球溝14が
本考案の第2の集球溝に該当し、かつスチールパイプ27
が本考案の重錘に該当するもので、各第2集球溝14の側
縁と左右の各防球ネット12間は、各防球ネット12側から
各第2集球溝14側へ下降傾斜している。
本考案の第2の集球溝に該当し、かつスチールパイプ27
が本考案の重錘に該当するもので、各第2集球溝14の側
縁と左右の各防球ネット12間は、各防球ネット12側から
各第2集球溝14側へ下降傾斜している。
なお、各ガイドワイヤ26は各鉄塔11の内側にて上下方
向に張設されていて、各ガイドワイヤ26に昇降滑車23が
上下方向に移動可能に組付けられている。また、昇降滑
車23はウィンチ25により巻上げられるワイヤ25aに接続
されている。本実施例においてウィンチ25は鉄塔11の3
本毎に1台設置されていて、3本の支持ワイヤ21a,22a
が同時に巻上げ、巻戻しされるようになっている。
向に張設されていて、各ガイドワイヤ26に昇降滑車23が
上下方向に移動可能に組付けられている。また、昇降滑
車23はウィンチ25により巻上げられるワイヤ25aに接続
されている。本実施例においてウィンチ25は鉄塔11の3
本毎に1台設置されていて、3本の支持ワイヤ21a,22a
が同時に巻上げ、巻戻しされるようになっている。
このように構成した集球装置においては、同装置の非
作動時各集球ネット21,22は地面に敷設された状態にあ
り、打放たれたゴルフボールBが集球ネット21,22上に
散在するようになっている。すなわち、練習場の周辺を
除いては全てのボールBが各集球ネット21,22上に散在
し、練習場の周辺に打放たれたゴルフボールBは地形の
傾斜により第2集球溝14、第3集球溝15等にころがり込
み、各集球溝14,15を経て集合される。一方、各集球ネ
ット21,22上に散在するゴルフボールBはウィンチ25を
駆動して集球ネット21,22の一端を第3図に示すように
上動させることにより第1集球溝13にころがり込み、同
集球溝13を経て集合される。これにより、打放たれたゴ
ルフボールBは集球ピット16へ完全に回収される。
作動時各集球ネット21,22は地面に敷設された状態にあ
り、打放たれたゴルフボールBが集球ネット21,22上に
散在するようになっている。すなわち、練習場の周辺を
除いては全てのボールBが各集球ネット21,22上に散在
し、練習場の周辺に打放たれたゴルフボールBは地形の
傾斜により第2集球溝14、第3集球溝15等にころがり込
み、各集球溝14,15を経て集合される。一方、各集球ネ
ット21,22上に散在するゴルフボールBはウィンチ25を
駆動して集球ネット21,22の一端を第3図に示すように
上動させることにより第1集球溝13にころがり込み、同
集球溝13を経て集合される。これにより、打放たれたゴ
ルフボールBは集球ピット16へ完全に回収される。
第1図は本考案に係る集球装置を備えたゴルフ練習場の
概略平面図、第2図は同練習場の第1図矢印II-II線方
向にみた概略図、第3図は同集球装置およびその作動状
態を示す拡大図である。 符号の説明 11……鉄塔、12……防球ネット、13,14,15……集球溝、
21,22……集球ネット、21a,22a……支持ワイヤ、23……
昇降滑車、24……連結ワイヤ、25……ウィンチ、27……
スチールパイプ(重錘)。
概略平面図、第2図は同練習場の第1図矢印II-II線方
向にみた概略図、第3図は同集球装置およびその作動状
態を示す拡大図である。 符号の説明 11……鉄塔、12……防球ネット、13,14,15……集球溝、
21,22……集球ネット、21a,22a……支持ワイヤ、23……
昇降滑車、24……連結ワイヤ、25……ウィンチ、27……
スチールパイプ(重錘)。
Claims (1)
- 【請求項1】ゴルフ練習場等防球ネットにて包囲された
球技練習場の所定位置に設けた集球溝に一端を固定して
同集球溝に沿って敷設され前記球技練習場の周辺へ延在
する所定幅の集球ネットと、前記球技練習場の周辺に上
下方向に設けたガイド部材に組付けられ昇降装置の駆動
により上下方向に移動する昇降部材と、同昇降部材と前
記集球ネットの他端を連結する所定長さの紐状の連結部
材を備え、前記昇降装置の駆動により前記集球ネットの
他端を上昇させて同集球ネットを傾斜させ、同集球ネッ
ト上の多数のボールを前記集球溝を経て所定位置に集合
させるようにしたネット式集球装置において、前記球技
練習場の周辺に前記防球ネットに沿って第2の集球溝を
設けるとともに、同第2の集球溝の側縁と前記防球ネッ
ト間の地形を同防球ネット側から前記第2の集球溝側へ
下降傾斜する傾斜面に形成し、前記集球ネットの他端に
重錘を設けて同重錘を前記第2の集球溝に臨ませたこと
を特徴とするネット式集球装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990043795U JP2507348Y2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | ネット式集球装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990043795U JP2507348Y2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | ネット式集球装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH043768U JPH043768U (ja) | 1992-01-14 |
JP2507348Y2 true JP2507348Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31556517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990043795U Expired - Lifetime JP2507348Y2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | ネット式集球装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507348Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4944825A (ja) * | 1972-09-05 | 1974-04-27 | ||
JPH0423586Y2 (ja) * | 1985-07-29 | 1992-06-02 |
-
1990
- 1990-04-24 JP JP1990043795U patent/JP2507348Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH043768U (ja) | 1992-01-14 |
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