JP2507172B2 - スクリ―ン - Google Patents
スクリ―ンInfo
- Publication number
- JP2507172B2 JP2507172B2 JP2309821A JP30982190A JP2507172B2 JP 2507172 B2 JP2507172 B2 JP 2507172B2 JP 2309821 A JP2309821 A JP 2309821A JP 30982190 A JP30982190 A JP 30982190A JP 2507172 B2 JP2507172 B2 JP 2507172B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- woven
- knitted fabric
- sound
- view
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像投射用スクリーンに関するものである。
従来の技術 近年、ビデオ映像技術の向上により家庭でも大画面を
用いた映画の上映を行うことが可能になってきた。これ
にともない音響装置も大画面にふさわしい迫力と音質を
要求されるようになり、第7図に示すように投射装置5,
スクリーン20と組み合わせて、前方に、主としてせりふ
を主体に録音されたチャンネルに対応した中央スピーカ
3,背景音楽が録音されたチャンネルに対応した左スピー
カ2,右スピーカ4の合計3本のスピーカと後方また側方
に1本あるいは2本の音場用スピーカを備えたAVシステ
ムとして提供されるようになってきた。一方、スクリー
ン20は一般に第8図に示す斜視断面図のように塩化ビニ
ルシート20aの表面にガラスビーズ20cのような反射材料
を塗布した構成になっており、それ自身の音響透過性は
ない。
用いた映画の上映を行うことが可能になってきた。これ
にともない音響装置も大画面にふさわしい迫力と音質を
要求されるようになり、第7図に示すように投射装置5,
スクリーン20と組み合わせて、前方に、主としてせりふ
を主体に録音されたチャンネルに対応した中央スピーカ
3,背景音楽が録音されたチャンネルに対応した左スピー
カ2,右スピーカ4の合計3本のスピーカと後方また側方
に1本あるいは2本の音場用スピーカを備えたAVシステ
ムとして提供されるようになってきた。一方、スクリー
ン20は一般に第8図に示す斜視断面図のように塩化ビニ
ルシート20aの表面にガラスビーズ20cのような反射材料
を塗布した構成になっており、それ自身の音響透過性は
ない。
発明が解決しようとする課題 従来のスクリーンは音響透過性がないため、第7図に
示すようなAVシステムにおいては中央チャンネルスピー
カ3は劇場のようにスクリーン背面側に設置することが
できない。従って、前面から投射される投射光に対して
障害とならない位置に設置する以外に方法がなく、設置
場所に制限を受けるばかりか画面位置と音響位置がずれ
てしまい迫力不足を招く要因となっていた。
示すようなAVシステムにおいては中央チャンネルスピー
カ3は劇場のようにスクリーン背面側に設置することが
できない。従って、前面から投射される投射光に対して
障害とならない位置に設置する以外に方法がなく、設置
場所に制限を受けるばかりか画面位置と音響位置がずれ
てしまい迫力不足を招く要因となっていた。
こうした問題を解決するために、第9図のようにスク
リーン21に一定の割合で音孔21aを有した例が実用化さ
れているが、一般に音響透過特性が悪い。音響透過特性
をよくするためには音孔を大きく、かつ数を多くすれば
よい。しかしながら劇場のように視聴者とスクリーンの
距離が離れている場合は問題とならないが、家庭用のよ
うに比較的至近距離で視聴する場合にこの孔が黒い点と
なってはっきりと見え視覚的な問題となって現れる。こ
うした問題を解決するために、一定の通気度を持った織
り編物をスクリーンの構成材料とすることが考えられ
る。第6図に示すように、通気度100と通気度40の例を
とってみても通気度の良さは音響透過性に比例する。一
方で光に対しても透過性を持たせることになり、透過し
た光がスクリーン後面の壁面などに反射してスクリーン
を裏側から照らしたり、一部の光は視聴者側に洩れたり
して画面のコントラストが劣化するなど視覚上の課題を
有していた。
リーン21に一定の割合で音孔21aを有した例が実用化さ
れているが、一般に音響透過特性が悪い。音響透過特性
をよくするためには音孔を大きく、かつ数を多くすれば
よい。しかしながら劇場のように視聴者とスクリーンの
距離が離れている場合は問題とならないが、家庭用のよ
うに比較的至近距離で視聴する場合にこの孔が黒い点と
なってはっきりと見え視覚的な問題となって現れる。こ
うした問題を解決するために、一定の通気度を持った織
り編物をスクリーンの構成材料とすることが考えられ
る。第6図に示すように、通気度100と通気度40の例を
とってみても通気度の良さは音響透過性に比例する。一
方で光に対しても透過性を持たせることになり、透過し
た光がスクリーン後面の壁面などに反射してスクリーン
を裏側から照らしたり、一部の光は視聴者側に洩れたり
して画面のコントラストが劣化するなど視覚上の課題を
有していた。
本発明は上記課題を解決するために、音響透過性に優
れていることはもとより、コントラストなどの視覚性能
にも優れたスクリーンを提供することを目的としてい
る。
れていることはもとより、コントラストなどの視覚性能
にも優れたスクリーンを提供することを目的としてい
る。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、通気性のある概
白色の織り編物と概黒色の織り編物を重ね合わせた織編
物を構成材料とし、上記の概白色の織り編物の面を投射
面とする構成としている。
白色の織り編物と概黒色の織り編物を重ね合わせた織編
物を構成材料とし、上記の概白色の織り編物の面を投射
面とする構成としている。
作用 本発明は上記した構成により概白色の織り編物および
概黒色の織り編物は音の透過性があり、反射された映写
光は概黒色の織り編物によって吸収されてスクリーンの
前面に出ることはない。
概黒色の織り編物は音の透過性があり、反射された映写
光は概黒色の織り編物によって吸収されてスクリーンの
前面に出ることはない。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
第1図は本発明の一実施例におけるスクリーンの生地
の断面図、第2図は本発明のスクリーンを用いたAVシス
テムの正面概念図、第3図は同斜視図、第4図は同部分
断面図、第5図は本発明のスクリーンに垂直に入射する
音波の透過特性である。
の断面図、第2図は本発明のスクリーンを用いたAVシス
テムの正面概念図、第3図は同斜視図、第4図は同部分
断面図、第5図は本発明のスクリーンに垂直に入射する
音波の透過特性である。
第1図において、1aは概白色の糸によって編まれた織
り編物、1bは概黒色の織り編物である。上記のように構
成された生地を構成材料としたスクリーン1を第2図お
よび第3図に示すAVシステムのように配置した場合の動
作を第4図を用いて説明する。なお、第2図の中央スピ
ーカ3,左チャンネルスピーカ2,右チャンネルスピーカ4
は従来例と同一のもであるが、各々はスクリーンの裏側
に設置してある。
り編物、1bは概黒色の織り編物である。上記のように構
成された生地を構成材料としたスクリーン1を第2図お
よび第3図に示すAVシステムのように配置した場合の動
作を第4図を用いて説明する。なお、第2図の中央スピ
ーカ3,左チャンネルスピーカ2,右チャンネルスピーカ4
は従来例と同一のもであるが、各々はスクリーンの裏側
に設置してある。
第4図に示すようにスクリーン1の背面に設置したス
ピーカ2(3,4)からの音波8は、特性の劣化を生じる
ことなくスクリーン1を透過して視聴者に届くため、視
聴者に対し画面位置と音響位置が一致して劇場用システ
ムと同様の迫力のある映像音響効果が得られる。一方、
スクリーンに投射された映写光9は良好にスクリーン面
において反射される。一部の光9a,9bはスクリーン1を
透過してスクリーン背面側へ到達し壁面7などに反射し
て再びスクリーン面に到達するが、概黒色の織り編物に
よって遮られるため視聴者側に洩れることがない。ま
た、投射面である概白色の織り編物1aの裏面が照らされ
ることがないため、概白色の織り編物のみの場合に比べ
画面のコントラストが向上する。
ピーカ2(3,4)からの音波8は、特性の劣化を生じる
ことなくスクリーン1を透過して視聴者に届くため、視
聴者に対し画面位置と音響位置が一致して劇場用システ
ムと同様の迫力のある映像音響効果が得られる。一方、
スクリーンに投射された映写光9は良好にスクリーン面
において反射される。一部の光9a,9bはスクリーン1を
透過してスクリーン背面側へ到達し壁面7などに反射し
て再びスクリーン面に到達するが、概黒色の織り編物に
よって遮られるため視聴者側に洩れることがない。ま
た、投射面である概白色の織り編物1aの裏面が照らされ
ることがないため、概白色の織り編物のみの場合に比べ
画面のコントラストが向上する。
第5図には本実施例のスクリーンに用いた織り編物の
通気度を概100以上に選択した場合の音響通過特性を示
しており、スピーカのみの音圧周波数特性と差が無く優
れている。
通気度を概100以上に選択した場合の音響通過特性を示
しており、スピーカのみの音圧周波数特性と差が無く優
れている。
発明の効果 以上のように本発明によれば通気性のある概白色の織
り編物と概黒色の織り編物を重ね合わせた織編物を構成
材料とし、上記の概白色の織り編物の面を投射面とし、
かつ織編物の通気度を概100以上に設定した構成によ
り、音響透過性に優れていることはもとより、コントラ
ストなどの視覚性能にも優れたスクリーンが実現でき
る。
り編物と概黒色の織り編物を重ね合わせた織編物を構成
材料とし、上記の概白色の織り編物の面を投射面とし、
かつ織編物の通気度を概100以上に設定した構成によ
り、音響透過性に優れていることはもとより、コントラ
ストなどの視覚性能にも優れたスクリーンが実現でき
る。
第1図は本発明の一実施例におけるスクリーンの生地の
斜視断面図、第2図は本発明のスクリーンを用いたAVシ
ステムの正面概念図、第3図は同斜視図、第4図は同部
分断面図、第5図は本発明のスクリーンの音圧透過特性
図、第6図は一般的な生地の通気度と音響透過特性の関
係図、第7図は従来の音響不透過スクリーンを用いたAV
システムの斜視図、第8図は従来のスクリーンの断面
図、第9図は音孔を有するスクリーンの斜視図である。 1……スクリーン、2……左チャンネルスピーカ、3…
…中央チャンネルスピーカ、4……右チャンネルスピー
カ、8……音波、9……投射光。
斜視断面図、第2図は本発明のスクリーンを用いたAVシ
ステムの正面概念図、第3図は同斜視図、第4図は同部
分断面図、第5図は本発明のスクリーンの音圧透過特性
図、第6図は一般的な生地の通気度と音響透過特性の関
係図、第7図は従来の音響不透過スクリーンを用いたAV
システムの斜視図、第8図は従来のスクリーンの断面
図、第9図は音孔を有するスクリーンの斜視図である。 1……スクリーン、2……左チャンネルスピーカ、3…
…中央チャンネルスピーカ、4……右チャンネルスピー
カ、8……音波、9……投射光。
Claims (2)
- 【請求項1】通気性のある概白色の織り編物と概黒色の
織り編物を重ね合わせた織り編物を構成材料とし、上記
白色系の織り編物の面を投射面とするスクリーン。 - 【請求項2】織編物の通気度を概100以上に設定した請
求項1記載のスクリーン。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2309821A JP2507172B2 (ja) | 1990-11-14 | 1990-11-14 | スクリ―ン |
US07/788,019 US5140460A (en) | 1990-11-07 | 1991-11-05 | Motion-picture screen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2309821A JP2507172B2 (ja) | 1990-11-14 | 1990-11-14 | スクリ―ン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04179944A JPH04179944A (ja) | 1992-06-26 |
JP2507172B2 true JP2507172B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=17997664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2309821A Expired - Lifetime JP2507172B2 (ja) | 1990-11-07 | 1990-11-14 | スクリ―ン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507172B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101122638B1 (ko) * | 2009-10-29 | 2012-03-09 | 박승민 | 오디오 스크린 시스템 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2889533B2 (ja) * | 1996-06-28 | 1999-05-10 | 株式会社ピィピィピィデザイン | スクリーンボード |
JP3837617B2 (ja) * | 2002-03-19 | 2006-10-25 | オーエス工業株式会社 | 映写用スクリーン |
FR2859288B1 (fr) * | 2003-09-02 | 2006-02-10 | Screen Res | Ecran de projection, notamment pour video |
JP4673608B2 (ja) * | 2004-11-24 | 2011-04-20 | 株式会社鈴寅 | 映写用スクリーン |
JP2007219534A (ja) * | 2007-03-12 | 2007-08-30 | Seiren Co Ltd | 拡散反射型スクリーン及びその製造方法 |
CN102654725B (zh) * | 2011-11-23 | 2014-08-13 | 上海华博信息服务有限公司 | 一种金属打孔的透声幕装置 |
-
1990
- 1990-11-14 JP JP2309821A patent/JP2507172B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101122638B1 (ko) * | 2009-10-29 | 2012-03-09 | 박승민 | 오디오 스크린 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04179944A (ja) | 1992-06-26 |
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