JP2507141Y2 - 抵抗溶接機の二次回路部分の電圧測定装置 - Google Patents
抵抗溶接機の二次回路部分の電圧測定装置Info
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- JP2507141Y2 JP2507141Y2 JP8908891U JP8908891U JP2507141Y2 JP 2507141 Y2 JP2507141 Y2 JP 2507141Y2 JP 8908891 U JP8908891 U JP 8908891U JP 8908891 U JP8908891 U JP 8908891U JP 2507141 Y2 JP2507141 Y2 JP 2507141Y2
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- Japan
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- secondary circuit
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- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、抵抗溶接機の二次回路
部分の通電中の抵抗を検知すべく該回路部分の電圧を測
定する装置に関するものである。
部分の通電中の抵抗を検知すべく該回路部分の電圧を測
定する装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】抵抗溶接機において、通電中の電極間抵
抗等を知って正確な溶接作業が行われているかを検証す
るため、抵抗溶接機の二次回路部分の電流および電圧を
測定してそれから抵抗を知ることが普通に行われてい
る。そして、前記二次回路部分の電流はトロイダルコイ
ル等を用いて簡単・正確に測定をすることができるが、
該回路部分の電圧の正確な測定は誘導電圧の発生により
難しいものである。
抗等を知って正確な溶接作業が行われているかを検証す
るため、抵抗溶接機の二次回路部分の電流および電圧を
測定してそれから抵抗を知ることが普通に行われてい
る。そして、前記二次回路部分の電流はトロイダルコイ
ル等を用いて簡単・正確に測定をすることができるが、
該回路部分の電圧の正確な測定は誘導電圧の発生により
難しいものである。
【０００３】そこで、前記電流および電圧の測定手段と
しては例えば図４に示されたようなものがある。即ち、
溶接トランス２１には一次電流が供給される一次回路２
２と溶接機２３の各電極２４，２５を流下する二次回路
が形成されている。
しては例えば図４に示されたようなものがある。即ち、
溶接トランス２１には一次電流が供給される一次回路２
２と溶接機２３の各電極２４，２５を流下する二次回路
が形成されている。
【０００４】そして、前記二次回路部分内の一方のア―
ムにはトロイダルコイル２６が配置され、該二次回路部
分の電流はトロイダルコイル２６によって検出されて電
流測定器２７に伝えられる。また、前記各電極２４，２
５近傍の電圧検出点２８，２９からそれぞれ電圧測定用
のリ―ド線３０，３１が各ア―ム３２，３３に沿って導
かれ、該両ア―ム端からさらに電圧測定器３４に導かれ
ている。
ムにはトロイダルコイル２６が配置され、該二次回路部
分の電流はトロイダルコイル２６によって検出されて電
流測定器２７に伝えられる。また、前記各電極２４，２
５近傍の電圧検出点２８，２９からそれぞれ電圧測定用
のリ―ド線３０，３１が各ア―ム３２，３３に沿って導
かれ、該両ア―ム端からさらに電圧測定器３４に導かれ
ている。
【０００５】ところで、前記各ア―ム３２，３３に沿っ
て導かれるリ―ド線３０，３１には該ア―ム３２，３３
に流れる電流により誘導電圧が発生する。そのため電圧
測定器３４には正確な電圧値が送られないことにある。
そこで、リ―ド線３０に前記誘導電圧と逆方向の等量の
誘導電圧が発生するようなコイル３５を直列に接続して
前記ア―ム３２，３３に流れる電流により発生する誘導
電圧をキャンセルして正確な電圧を測定するようにして
いる。
て導かれるリ―ド線３０，３１には該ア―ム３２，３３
に流れる電流により誘導電圧が発生する。そのため電圧
測定器３４には正確な電圧値が送られないことにある。
そこで、リ―ド線３０に前記誘導電圧と逆方向の等量の
誘導電圧が発生するようなコイル３５を直列に接続して
前記ア―ム３２，３３に流れる電流により発生する誘導
電圧をキャンセルして正確な電圧を測定するようにして
いる。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような抵抗溶接機の二次回路部分の電圧測定装置である
と、電流検出用のコイルの外に誘導電圧キャンセル用の
コイルを必要とすることから、抵抗溶接機の二次回路廻
りが複雑化し同時にメンテナンスコストや製造コストが
高くなる、という問題がある。
ような抵抗溶接機の二次回路部分の電圧測定装置である
と、電流検出用のコイルの外に誘導電圧キャンセル用の
コイルを必要とすることから、抵抗溶接機の二次回路廻
りが複雑化し同時にメンテナンスコストや製造コストが
高くなる、という問題がある。
【０００７】本考案は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、電流検出
用のコイルを誘導電圧キャンセル用のコイルに兼用する
ことにより、抵抗溶接機の二次回路廻りが簡素化され同
時にメンテナンスコストや製造コストが低減される抵抗
溶接機の二次回路部分の電圧測定装置を提供しようとす
るものである。
されたものであり、その目的とするところは、電流検出
用のコイルを誘導電圧キャンセル用のコイルに兼用する
ことにより、抵抗溶接機の二次回路廻りが簡素化され同
時にメンテナンスコストや製造コストが低減される抵抗
溶接機の二次回路部分の電圧測定装置を提供しようとす
るものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における抵抗溶接機の二次回路部分の電圧測
定装置は、溶接電流測定用コイルの一部に電圧測定用リ
―ド線を接続し、該コイルに発生する誘導電圧によって
電圧測定用リ―ド線に発生する溶接電流による誘導電圧
をキャンセルさせるようにしたことを特徴とする、もの
である。
に、本考案における抵抗溶接機の二次回路部分の電圧測
定装置は、溶接電流測定用コイルの一部に電圧測定用リ
―ド線を接続し、該コイルに発生する誘導電圧によって
電圧測定用リ―ド線に発生する溶接電流による誘導電圧
をキャンセルさせるようにしたことを特徴とする、もの
である。
【０００９】
【作用】上記のように構成された抵抗溶接機の二次回路
部分の電圧測定装置であるので、電圧測定用リ―ド線に
発生する溶接電流による誘導電圧は溶接電流測定用コイ
ルに逆方向に発生される誘導電圧によってキャンセルさ
れ、電圧測定器には正確な電圧値が送られる。
部分の電圧測定装置であるので、電圧測定用リ―ド線に
発生する溶接電流による誘導電圧は溶接電流測定用コイ
ルに逆方向に発生される誘導電圧によってキャンセルさ
れ、電圧測定器には正確な電圧値が送られる。
【００１０】
【実施例】図１ないし図３を参照してこの考案の実施例
について説明をする。図１の配置図および図２の配線図
において、１は溶接トランスであり、該溶接トランス１
には一次電流が供給される一次回路２と溶接機３の各電
極４，５を流下する二次回路が形成されている。
について説明をする。図１の配置図および図２の配線図
において、１は溶接トランスであり、該溶接トランス１
には一次電流が供給される一次回路２と溶接機３の各電
極４，５を流下する二次回路が形成されている。
【００１１】そして、前記二次回路部分内の一方のア―
ム６にはトロイダルコイル７が配置され、該二次回路部
分の電流はトロイダルコイル７によって検出され、線
８，９を介して電流測定器１０に伝えられる。
ム６にはトロイダルコイル７が配置され、該二次回路部
分の電流はトロイダルコイル７によって検出され、線
８，９を介して電流測定器１０に伝えられる。
【００１２】また、前記各電極４，５近傍の電圧検出点
１１，１２からそれぞれ電圧測定用のリ―ド線１３，１
４が各ア―ム６，１５に沿って導かれ、リ―ド線１３は
前記トロイダルコイル７の途中に接続され、線９，１６
を介して電圧測定器１７に導かれている。また、リ―ド
線１４はア―ム１５に沿って該ア―ムの端部まで導か
れ、線１８を介して前記電圧測定器１７に導かれてい
る。
１１，１２からそれぞれ電圧測定用のリ―ド線１３，１
４が各ア―ム６，１５に沿って導かれ、リ―ド線１３は
前記トロイダルコイル７の途中に接続され、線９，１６
を介して電圧測定器１７に導かれている。また、リ―ド
線１４はア―ム１５に沿って該ア―ムの端部まで導か
れ、線１８を介して前記電圧測定器１７に導かれてい
る。
【００１３】以上のような構成からなる実施例におい
て、溶接作業のため溶接トランス１から溶接機３の各ア
―ム６，１５を介して電極４，５に溶接用二次電流が供
給されると、ア―ム６に配置されたトロイダルコイル７
により該二次回路部分の電流が検出され、その値は線
８，９を介して電流測定器１０に伝えられる。
て、溶接作業のため溶接トランス１から溶接機３の各ア
―ム６，１５を介して電極４，５に溶接用二次電流が供
給されると、ア―ム６に配置されたトロイダルコイル７
により該二次回路部分の電流が検出され、その値は線
８，９を介して電流測定器１０に伝えられる。
【００１４】また、電圧検出点１１，１２からの電圧値
は線１３，コイル７，線９，１６と線１４，１８を介し
て電圧測定器１７に伝えられる。そして、前記リ―ド線
１３，１４は電流が流れているア―ム６，１５に沿って
導かれることから、これらのリ―ド線にはＶａのような
誘導電圧が発生するが、リ―ド線１３がトロイダルコイ
ル７の途中に接続されていて、このコイルにおいて前記
誘導電圧Ｖａとは逆方向の同値の誘導電圧Ｖｂを発生さ
せるようにしているため、誘導電圧Ｖａは誘導電圧Ｖｂ
によってキャンセルされ、電圧測定器１７には正確な電
圧値が伝えられることになる。なお、リ―ド線１３とト
ロイダルコイル７との接続点は計算によりかなり正確に
決定できるものである。
は線１３，コイル７，線９，１６と線１４，１８を介し
て電圧測定器１７に伝えられる。そして、前記リ―ド線
１３，１４は電流が流れているア―ム６，１５に沿って
導かれることから、これらのリ―ド線にはＶａのような
誘導電圧が発生するが、リ―ド線１３がトロイダルコイ
ル７の途中に接続されていて、このコイルにおいて前記
誘導電圧Ｖａとは逆方向の同値の誘導電圧Ｖｂを発生さ
せるようにしているため、誘導電圧Ｖａは誘導電圧Ｖｂ
によってキャンセルされ、電圧測定器１７には正確な電
圧値が伝えられることになる。なお、リ―ド線１３とト
ロイダルコイル７との接続点は計算によりかなり正確に
決定できるものである。
【００１５】図３は別の実施例の配線図であるが、上記
実施例と同一部材については同一符合を付してその説明
を省略する。図において１９はトロイダルコイル７と並
列に接続されたポテンシオメ―タである。この実施例に
よると誘導電圧Ｖａに対応する誘導電圧Ｖｂの微調整が
可能となるのである。
実施例と同一部材については同一符合を付してその説明
を省略する。図において１９はトロイダルコイル７と並
列に接続されたポテンシオメ―タである。この実施例に
よると誘導電圧Ｖａに対応する誘導電圧Ｖｂの微調整が
可能となるのである。
【００１６】なお、以上の実施例では両電極間の電圧測
定について説明をしたが、本考案はこれに限定されるこ
となく、抵抗溶接機の二次回路のすべての部分に適用で
きるものである。また、電流は交流，直流のいずれであ
ってもよい。
定について説明をしたが、本考案はこれに限定されるこ
となく、抵抗溶接機の二次回路のすべての部分に適用で
きるものである。また、電流は交流，直流のいずれであ
ってもよい。
【００１７】
【考案の効果】本考案に係る抵抗溶接機の二次回路部分
の電圧測定装置は、電流検出用のコイルを誘導電圧キャ
ンセル用のコイルに兼用したので、、抵抗溶接機の二次
回路廻りが簡素化され同時にメンテナンスコストや製造
コストが低減されながら正確な電圧の測定が可能となる
ものである。
の電圧測定装置は、電流検出用のコイルを誘導電圧キャ
ンセル用のコイルに兼用したので、、抵抗溶接機の二次
回路廻りが簡素化され同時にメンテナンスコストや製造
コストが低減されながら正確な電圧の測定が可能となる
ものである。
【図１】本考案に係る抵抗溶接機の二次回路部分の電圧
測定装置を用いた抵抗溶接機の配置図である。
測定装置を用いた抵抗溶接機の配置図である。
【図２】要部の配線図である。
【図３】別の実施例の要部の配線図である。
【図４】従来例の抵抗溶接機の二次回路部分の電圧測定
装置を用いた抵抗溶接機の配置図である。
装置を用いた抵抗溶接機の配置図である。
【符号の説明】 １ 溶接トランス ３ 溶接機 ７ 溶接電流測定用コイル １３，１４ 電圧測定用リ―ド線 Ｖａ，Ｖｂ 誘導電圧
Claims (1)
- 【請求項１】 抵抗溶接機の二次回路部分の通電中の抵
抗を検知すべく該回路部分の電圧を測定する装置におい
て、溶接電流測定用コイルの一部に電圧測定用リ―ド線
を接続し、該コイルに発生する誘導電圧によって電圧測
定用リ―ド線に発生する溶接電流による誘導電圧をキャ
ンセルさせるようにしたことを特徴とする抵抗溶接機の
二次回路部分の電圧測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8908891U JP2507141Y2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 抵抗溶接機の二次回路部分の電圧測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8908891U JP2507141Y2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 抵抗溶接機の二次回路部分の電圧測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0533972U JPH0533972U (ja) | 1993-05-07 |
| JP2507141Y2 true JP2507141Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=13961122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8908891U Expired - Lifetime JP2507141Y2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 抵抗溶接機の二次回路部分の電圧測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2507141Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP8908891U patent/JP2507141Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0533972U (ja) | 1993-05-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |