JP2506923Y2 - 光学走査装置 - Google Patents

光学走査装置

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JP2506923Y2
JP2506923Y2 JP11703889U JP11703889U JP2506923Y2 JP 2506923 Y2 JP2506923 Y2 JP 2506923Y2 JP 11703889 U JP11703889 U JP 11703889U JP 11703889 U JP11703889 U JP 11703889U JP 2506923 Y2 JP2506923 Y2 JP 2506923Y2
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進 桜井
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば赤外線放射温度計に用いられ、被
測定物からの放射赤外光を走査するための光学走査装置
に関する。
〔従来の技術〕
第4図は、従来の光学走査装置(1)を示す図であ
り、同図Aは正面図、同図Bは側面図である。
そして、(2)は回動軸、(4)はミラー、(9)は
固定部であり、回動軸(2)はミラー(4)の上端部に
形成され、固定部(9)はミラー(4)の下端部に形成
されている。また、(5)は板ばね、(10)は固定部、
(8)は底板であり、固定部(10)は底板(8)に固定
されており、板ばね(5)の一端は固定部(9)に固定
され、他端は固定部(10)に固定される。そして、
(3)はベアリング、(6)は上板であり、ベアリング
(3)は上板(6)を貫通して形成されており、このベ
アリング(3)によって、回動軸(2)が回動可能に支
持されるものである。また、(7)は側板であり、この
側板(7)に上板(6)及び底板(8)が固定されてい
るものである。
そして、回動軸(2)は、回動軸駆動装置(図示せ
ず)によって、高速で回動されると、この回動軸(2)
を中心にして、ミラー(4)も高速で回動され、光学的
な走査が行なわれるものである。つまり、この光学走査
装置(1)を、例えば赤外線放射温度計に用いた場合、
被測定物からの赤外光を水平走査するように、ミラー
(4)が高速で回動されるものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、板ばね(5)は、第5図に破線で示すよう
に、加工精度上、その厚み方向に撓んでいるものが多
く、この撓んだ板ばね(5)を固定部(9)及び(10)
に固定すると、この板ばね(5)の撓みによって、回動
軸(2)の長さ方向の中心軸とベアリング(3)の上板
(6)の厚み方向の中心軸とが大きくずれたものとなっ
てしまう。
したがって、回動軸(2)の中心軸とベアリング
(3)の中心軸とが大きくずれた状態で回動軸(2)を
高速で回動させると、この回動軸(3)の異常振動によ
り大きな騒音が発生するばかりでなく、ベアリング
(3)の消耗が大きなものとなり、このベアリング
(3)の寿命が短いものとなってしまうという不都合が
生じる。
そこで、板ばね(5)を極めて高い加工精度で加工
し、撓みの無いものを製作することが考えられるが、こ
れでは板ばね(5)が非常に高価格なものとなり、光学
走査装置(1)全体が高価格なものとなってしまうた
め、これは得策ではない。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、この考案は、その一端部に回動軸(2)が形
成されたミラー(4)の他端部を、底板(8)に固定さ
れる複数の板ばねによって支持し、ミラー(4)を自立
させることにより、上板(6)から、回動軸(2)を支
持するためのベアリングを省略できるようにしたもので
ある。
〔作用〕
底騒音であるとともに、寿命の永い光学走査装置を実
現することができる。
〔実施例〕
第1図は、この考案の一実施例の光学走査装置(1)
を示す図であり、同図Aは正面図、同図Bは側面図であ
る。そして、第4図例と同等なものには同一の符号を付
してある。そして、第1図例と第4図例との異なるとこ
ろは、ミラー(4)は3枚の板ばね(5a)〜(5c)によ
って支持され、上板(6)にはベアリングは形成されな
いことである。
つまり、底板(8)の固定部(10)に、3枚の板ばね
(5a)〜(5c)のそれぞれの一端部が固定され、これら
3枚の板ばね(5a)〜(5c)のそれぞれの他端部は、ミ
ラー(4)の一端部に固定される。また、上板(6)に
は、回動軸(2)がこの上板(6)を貫通するための孔
(12)が形成される。そして、板ばね(5a)〜(5c)に
よって、ミラー(4)は支持され、回動軸(2)が孔
(12)を貫通し、上板(6)とほぼ直交するようにし
て、ミラー(4)が自立し得るようになされるものであ
る。したがって、上板(6)には、第4図例のような回
動軸(2)を支持するベアリング(3)は形成されては
いない。
そして、第1図例の場合、3枚の板ばね(5a)〜(5
c)は第2図に示すように、互いに約120°の角度を保っ
て固定部(9)及び固定部(10)に固定される。したが
って、回動軸(2)が高速で回動されても異常振動は発
生せず、騒音も抑制できるものである。
なお、第1図例の場合は、ミラー(4)を支持する板
ばねを3枚としたが、例えば第3図に示すような4枚の
板ばね(11a)〜(11d)としてもよい。そして、4枚の
板ばね(11a)〜(11d)とする場合には、これら板ばね
(11a)〜(11d)は互いに隣接する板ばねが約90°の角
度を保って固定部(9)及び固定部(10)に固定される
ものである。
また、ミラー(4)を支持する板ばねは、上述した例
に限らず、例えば、2枚又は5枚等のように他の複数枚
の板ばねを用いるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
こうして、この考案によれば、その一端部に回動軸
(2)が形成されたミラー(4)の他端部を、底板
(8)に固定される複数の板ばねによって支持し、ミラ
ー(4)を自立させることにより、上板(6)から回動
軸(2)を支持するためのベアリングを省略できるよう
に構成したので、回動軸(2)とベアリングとの摩擦に
よる騒音の発生が無く、低騒音であるとともに、寿命の
永い光学走査装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す図、第2図は一実施
例の説明図、第3図はこの考案の他の実施例の説明図、
第4図及び第5図は従来例の説明図である。 (1)は光学走査装置、(2)は回動軸、(4)はミラ
ー、(5a)〜(5c),(11a)〜(11d)は板ばね、
(6)は上板、(7)は側板、(8)は底板、(9)
(10)は固定部、(12)は孔である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミラーと、 上記ミラーの一端部に形成される回動軸と、 上記回動軸が貫通される孔を有する上板と、 上記上板を支持する側板と、 上記ミラーの他端部にそれぞれの一端部が固定され、当
    該ミラーを自立させるように支持する複数の板ばねと、 上記複数の板ばねのそれぞれの他端部が固定され、上記
    側板に支持される底板と、 を備えた光学走査装置。
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