JP2506725Y2 - フォ―クリフトのサイドシフト装置 - Google Patents

フォ―クリフトのサイドシフト装置

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JP2506725Y2
JP2506725Y2 JP6169791U JP6169791U JP2506725Y2 JP 2506725 Y2 JP2506725 Y2 JP 2506725Y2 JP 6169791 U JP6169791 U JP 6169791U JP 6169791 U JP6169791 U JP 6169791U JP 2506725 Y2 JP2506725 Y2 JP 2506725Y2
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JP
Japan
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liner
notch
shift device
side shift
finger bar
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JP6169791U
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広士 平岩
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Toyota Industries Corp
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Toyota Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,フォークリフトのサイ
ドシフト装置に係り,具体的には該サイドシフト装置に
おけるライナーの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来技術】フォークリフトにおいては,フォークを横
方向(車両幅方向)に移動させるためのサイドシフト装
置を装着する場合がある。この種のサイドシフト装置
は,図4に示すごとく,マスト(図示略)に沿って昇降
するリフトブラケット91のフィンガバー911に,ラ
イナー92を装着している。そして,該ライナー92の
上に,シフター93のアッパキャリア931を横方向に
摺動可能に載置している。上記シフター93は,上記ア
ッパキャリア931と,フォーク94を掛止するための
フォークバー932と,上記リフトブラケット91とフ
ォークバー932との間に介装したシフトシリンダ93
3とよりなる。
【0003】上記ライナー92は,図5に示すごとく,
ライナー本体921と,該ライナー本体921の下面に
突設したノッチ922とよりなる。該ノッチ922は,
ライナー92をリフトブラケット91のフィンガバー9
11に係止するためのものである。そのため,該ノッチ
922は,フィンガバー911に設けた切り欠き912
と係合する形状となっている。上記ノッチ922は,左
右両側面に当接面923を有している。サイドシフト装
置を作動させたときには,該当接面923が上記切り欠
き912の内壁面に当接して,ライナー92の横方向の
ずれを防止するようにしている。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来のフォー
クリフトのサイドシフト装置においては,ライナー92
が外れ落ちてしまうおそれがあった。この点について,
詳しく説明する。従来のライナー92は,前記のごと
く,ノッチ922により横方向の移動を規制する構造と
なっている。しかしながら,該ライナー92は,上方向
への移動を規制する構造とはなっていない。
【0005】そのため,ライナー92が摩耗したときに
は,サイドシフト装置自体のガタとの相乗作用により,
該ライナー92とシフター93のアッパキャリア931
との隙間が増大し,ライナー92がリフトブラケット9
1のフィンガバー911から外れ落ちてしまう場合があ
る。その結果,シフター93のアッパキャリア931が
横方向に円滑に摺動しなくなってしまう。本考案は,か
かる従来の問題点に鑑み,摩耗時におけるライナーの脱
落を防止することができる,フォークリフトのサイドシ
フト装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】本考案は,リフトブラケットのフィ
ンガバーにライナーを装着し,該ライナー上にはシフタ
ーのアッパキャリアを横方向に摺動可能に載置したフォ
ークリフトのサイドシフト装置において,上記ライナー
には,その横方向及び上下方向の移動を規制するための
ノッチを設け,また上記フィンガバーには,上記ノッチ
と係合する切り欠きを設けたことを特徴とするフォーク
リフトのサイドシフト装置にある。
【0007】本考案において最も注目すべきことは,ラ
イナーに設けたノッチと,フィンガバーに設けた切り欠
きとの係合により,ライナーの横方向及び上下方向の移
動を規制する構成としたことにある。上記ノッチは,ラ
イナー本体の下面に突設する。ノッチは,例えば小幅ノ
ッチ部と,これよりも幅の大きな大幅ノッチ部とより構
成する。該大幅ノッチ部の形状としては,円形(図1参
照),矩形,台形(図3参照)などがある。また,上記
切り欠きは,ノッチと対応させて,例えば小幅切り欠き
部と,これよりも幅の大きな大幅切り欠き部とより構成
する。
【0008】
【作用及び効果】本考案においては,シフターを作動さ
せたとき,アッパキャリアがライナー上を横方向に摺動
する。このとき,該ライナーのノッチの側面が,フィン
ガバーの切り欠きの内壁面に当接して,ライナーの横方
向の移動を規制する。また,ライナーの摩耗などによ
り,ライナーとアッパキャリアとの隙間が増大した場合
には,該ライナーが隙間の分だけ浮き上がろうとする。
このとき,ライナーのノッチの上面が,これと対面する
フィンガバーの切り欠きの内壁面に当接して,ライナー
の上方への移動を規制する。それ故,本考案によれば,
摩耗時におけるライナーの脱落を防止することが可能
な,フォークリフトのサイドシフト装置を提供すること
ができる。
【0009】
【実施例】実施例1 本考案の実施例1にかかるフォークリフトのサイドシフ
ト装置につき,図1及び図2を用いて説明する。本例装
置は,リフトブラケットのフィンガバー911にライナ
ー1を装着し,該ライナー1上にはシフターのアッパキ
ャリア(図示略)を横方向に摺動可能に載置してある。
そして,該ライナー1には,その横方向及び上下方向の
移動を規制するためのノッチ12を設けてある。また,
リフトブラケットのフィンガバー911には,ライナー
1のノッチ12と係合する切り欠き2を設けてある。
【0010】上記ライナー1は,図1及び図2に示すご
とく,プレート状に形成したライナー本体11と,該ラ
イナー本体11の下面に突設した上記ノッチ12とより
なる。ライナー本体11は,上記アッパキャリアと摺接
して,アッパキャリアの横方向の摺動を円滑に行わせる
ためのものである。そのため,該ライナー本体11は,
上記フィンガバー911の上面に形成されている段部9
13の形状と対応させて,屈曲形成してある。
【0011】上記ノッチ12は,ライナー本体11の下
面より下向きに延設した断面矩形状の小幅ノッチ部12
1と,該小幅ノッチ部121の下端部に配設した断面円
形状の大幅ノッチ部122とよりなる。該小幅ノッチ部
121及び大幅ノッチ部122は,車両前後方向に沿っ
て,それぞれ一定の断面形状を有している。これは,上
記切り欠き2に対してノッチ12を車両前後方向に沿っ
て着脱可能に係合させるためである。上記切り欠き2
は,上記フィンガバー911の段部913に,複数箇所
に設けてある。該切り欠き2は,上記ノッチ12の小幅
ノッチ部121と係合する小幅切り欠き部21と,ノッ
チ12の大幅ノッチ部122と係合する大幅切り欠き部
22とよりなる。その他は,前記従来例と同様である。
【0012】本例装置は,上記のように構成されている
ので,次の作用効果を呈する。即ち,ライナー1の装着
に当たっては,フィンガバー911の切り欠き2に対し
て,ライナー1のノッチ12をフィンガバー911の背
面側から係合させる。この状態では,ライナー1は,車
両前後方向に自由に動くため,ライナー1の着脱を容易
に行うことができる。次に,ライナー1の上にシフター
のアッパキャリアを載置する(図4参照)。この状態に
おいては,フィンガバー911とアッパキャリア931
とが咬合し,両者の間にライナー1を挟持する。そのた
め,ライナー1は外れなくなる。
【0013】シフター93を作動させたとき,シフトシ
リンダの伸縮により,アッパキャリアがライナー1上を
横方向に摺動する。このとき,該ライナー1のノッチ1
2の側面が,フィンガバー911の切り欠き2の内壁面
に当接して,ライナー1の横方向の移動を規制する。長
期間に亘ってシフター93を使用すると,ライナー1が
徐々に摩耗していく。このようにライナー1が摩耗した
ときには,サイドシフト装置自体のガタとの相乗作用に
より,該ライナー1と上記アッパキャリアとの隙間が増
大する。そのため,ライナー1は,この隙間の分だけ浮
き上がろうとする。
【0014】このとき,ライナー1の大幅ノッチ部12
2の上面と,これと対面する切り欠き2の大幅切り欠き
部22の内壁面とが当接して,ライナー1の上方への移
動を規制する。そのため,ライナー1は,フィンガバー
911より抜け落ちることはない。このように,本例に
よれば,摩耗時におけるライナー1の脱落を防止するこ
とができる。
【0015】実施例2 実施例2にかかるフォークリフトのサイドシフト装置に
つき,図3を用いて説明する。本例においては,前記実
施例1に示したライナー1及び切り欠き2に代えて,ラ
イナー3及び切り欠き4を用いる。上記ライナー3は,
前記実施例1に示したライナー本体11と,該ライナー
本体11の下面に突設したノッチ32とよりなる。該ノ
ッチ32は,断面形状を台形状に形成した大幅ノッチ部
322を有する。そして,該大幅ノッチ部322の上端
部には,小幅ノッチ部321を一体的に形成している。
該小幅ノッチ部321は,いわゆる切り欠き効果による
応力集中を防止するため,丸味を持たせてある。
【0016】また,上記切り欠き4は,ノッチ32の小
幅ノッチ部321及び大幅ノッチ部322とそれぞれ係
合する小幅切り欠き部41及び大幅切り欠き部42より
なる。その他は,前記実施例1と同様である。本例装置
は,上記のように構成されているので,前記実施例1と
同様の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかるフォークリフトのサイドシフ
ト装置の要部斜視図。
【図2】実施例1のサイドシフト装置の要部正面図。
【図3】実施例2にかかるフォークリフトのサイドシフ
ト装置の要部正面図。
【図4】従来のフォークリフトのサイドシフト装置の側
面断面図。
【図5】従来のフォークリフトのサイドシフト装置の要
部斜視図。
【符号の説明】
1,3...ライナー, 12,32...ノッチ, 2,4...切り欠き, 91...リフトブラケット, 911...フィンガバー, 93...シフター, 931...アッパキャリア,

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフトブラケットのフィンガバーにライ
    ナーを装着し,該ライナー上にはシフターのアッパキャ
    リアを横方向に摺動可能に載置したフォークリフトのサ
    イドシフト装置において, 上記ライナーには,その横方向及び上下方向の移動を規
    制するためのノッチを設け,また上記フィンガバーに
    は,上記ノッチと係合する切り欠きを設けたことを特徴
    とするフォークリフトのサイドシフト装置。
JP6169791U 1991-07-09 1991-07-09 フォ―クリフトのサイドシフト装置 Expired - Lifetime JP2506725Y2 (ja)

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JP6169791U JP2506725Y2 (ja) 1991-07-09 1991-07-09 フォ―クリフトのサイドシフト装置

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JP6169791U JP2506725Y2 (ja) 1991-07-09 1991-07-09 フォ―クリフトのサイドシフト装置

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JPH055800U JPH055800U (ja) 1993-01-26
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ID=13178705

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JPH055800U (ja) 1993-01-26

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