JP2506697Y2 - 電動工具のスイッチ防じん用ゴムカバ― - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は正逆切換え可能な電動工具のスイッチ防じん
用ゴムカバーに関するものである。

〔考案の背景〕

従来のかかるゴムカバーを第４図〜第６図を参照して
説明する。メインスイッチ２のトリガ３の引き方向と正
逆切換スイッチ４のレバー５の動作方向が垂直にずれて
いるため、前記レバー５を完全に覆い防じん性を高めよ
うとするとメインスイッチ２の動作に不具合を生じる。
そのため、従来のゴムカバー６は、第４図に示すａ部に
レバー５を通しかつトリガ３、レバー５の動作を妨げな
いために大きな開口部８を有していた。該開口部８によ
り、スイッチ２の動作は確保されるが、開口部８は粉じ
んの進入口になり、防じん性が悪かった。

〔考案の目的〕

本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、
ゴムカバーの防じん性を高め、電動工具の長寿命化を図
ることである。

〔考案の概要〕

本考案は、スイッチ内部に進入する粉じんの流れに着
目し、粉じんの流れを遮る一方策として、ゴムの弾性を
利用してレバーの周囲を覆いながらゴムカバーとトリガ
の寸法関係を工夫しスイッチの動作を妨げないようにし
たものである。

〔考案の実施例〕

第１図〜第３図を参照して本考案の一実施例を説明す
る。第１図において、ゴムカバー６は、メインスイッチ
２のトリガ３を覆うと共に正逆切換スイッチ４のレバー
５も筒状突起部７で覆っている。該突起部７は、第３図
に示すように前記レバー５に密着しており、前記レバー
５の動作については、ゴムカバー６全体の弾性及び蛇腹
形状による余裕部で対応し、また前記トリガ３の動作に
対しては、レバー５とゴムカバー６の摺動性により対応
している。そのため、第２図に示すように、ハウジング
１に組込んだ際には、不要な開口部ができず、高い防じ
ん性を有することができる。

〔考案の効果〕

本考案によれば、粉じんの進入口をふさぐことができ
るのでスイッチの寿命を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案ゴムカバーを採用したスイッチ部の一実
施例を示す側面図、第２図は第１図の正面図、第３図は
第１図の平面図、第４図は従来のスイッチ部の一例を示
す側面図、第５図は第４図の正面図、第６図は第４図の
平面図である。 図において、１はハウジング、２はメインスイッチ、３
はトリガ、４は正逆切換スイッチ、５はレバー、６はゴ
ムカバー、７は筒状突起部、８は開口部である。

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】駆動モータ、動力伝達部及びスイッチを含
   む電源部を収能するハウジングを有し、正転と逆転の切
   換えが可能で正転、逆転の切換えのためのスイッチが、
   前記駆動モータを入切するメインスイッチと一体化して
   おり前記正逆切換えスイッチのレバーが、前記メインス
   イッチのトリガの上部に突出しており、前記レバーが、
   前記トリガの引き方向に対し垂直の方向に移動する電動
   工具において、 前記メインスイッチのトリガを覆うと共に前記レバーの
   形状にならって少なくとも先端部が全周密着しかつ一部
   に余裕をつけた筒状の突起部を有することを特徴とする
   電動工具のスイッチ防じん用ゴムカバー。