JP2506644B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
- Publication number
- JP2506644B2 JP2506644B2 JP60248220A JP24822085A JP2506644B2 JP 2506644 B2 JP2506644 B2 JP 2506644B2 JP 60248220 A JP60248220 A JP 60248220A JP 24822085 A JP24822085 A JP 24822085A JP 2506644 B2 JP2506644 B2 JP 2506644B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating chamber
- partition plate
- upper wall
- heating
- frequency
- Prior art date
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- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はヒーター加熱付き高周波加熱装置の加熱室内
構成に関するものである。
構成に関するものである。
従来の技術 一般にヒーター加熱機能付き高周波加熱装置における
機能、例えばグリル機能を持つ高周波加熱において被加
熱物をヒーターに近づけ、高周波エネルギーも加え同時
調理する方が効率良く被加熱物を加熱する事ができる。
第２図に示すように、被加熱載置台１上にラック２を載
せ、ラック２の上に被加熱物３を載せ、ヒーター４に近
接して調理を行う。肉、魚等のグリル調理を行うと、相
当な油、油煙が飛び散り、加熱室５を構成する加熱室上
壁６を油で汚す。又、第３図に示す（実開昭55−138796
号）ように、高周波発振器７への熱の流出を防ぐ事を目
的とした仕切り板８を付加している。
機能、例えばグリル機能を持つ高周波加熱において被加
熱物をヒーターに近づけ、高周波エネルギーも加え同時
調理する方が効率良く被加熱物を加熱する事ができる。
第２図に示すように、被加熱載置台１上にラック２を載
せ、ラック２の上に被加熱物３を載せ、ヒーター４に近
接して調理を行う。肉、魚等のグリル調理を行うと、相
当な油、油煙が飛び散り、加熱室５を構成する加熱室上
壁６を油で汚す。又、第３図に示す（実開昭55−138796
号）ように、高周波発振器７への熱の流出を防ぐ事を目
的とした仕切り板８を付加している。
発明が解決しようとする問題点 ところがこのような構造第２図においては、被加熱物
３より飛散した油、油煙等が加熱室上壁６に付着する。
一般に、ヒーター加熱機能付き高周波加熱装置におい
て、加熱室上壁６には、セルフクリーニング機能を施
す。一般にセルフクリーニングの機能寿命は、油、油煙
等の激しい箇所においては短命なのが実情である。加熱
室上壁６と加熱室側壁９とはＡ点において溶接固定され
る為、一度失われたセルフクリーニング機能は、加熱室
全体を交換しない限り元にもどらなくなり、加熱室全体
の交換ともなると使用者にとっては、大きな負担となっ
てしまう。
３より飛散した油、油煙等が加熱室上壁６に付着する。
一般に、ヒーター加熱機能付き高周波加熱装置におい
て、加熱室上壁６には、セルフクリーニング機能を施
す。一般にセルフクリーニングの機能寿命は、油、油煙
等の激しい箇所においては短命なのが実情である。加熱
室上壁６と加熱室側壁９とはＡ点において溶接固定され
る為、一度失われたセルフクリーニング機能は、加熱室
全体を交換しない限り元にもどらなくなり、加熱室全体
の交換ともなると使用者にとっては、大きな負担となっ
てしまう。
又第３図に示す従来例においては、仕切り板８とし
て、セルフクリーニングのなされた板をネジ10により加
熱室上壁６に固定されている。つまり同構造はセルフク
リーニング機能が失われても仕切り板８のみの交換は可
能である。又高周波発振器７への熱による悪影響を避け
る為、断熱板の効果も持たせている。つまり加熱室上壁
６よりｘ寸法離れた位置に仕切り板８を設ける。その
為、ヒーター４の位置も下がり結果的にｙ寸法が低くな
り加熱室５の容積低下となり有効的ではない。又、加熱
室５を構成する加熱室側壁9,加熱室上壁6,加熱室下壁1
1,仕切り板８には常時高周波電流が流れる。つまり、加
熱室５を構成する面積が広ければ広い程、高周波電流に
よる高周波エネルギーの損失は大きくなるのである。又
加熱する負荷の大小にも左右され、比較的軽負荷におい
て、その損失エネルギーは大きくなる傾向にある。本発
明はこのような従来の問題点を解消するものであり、簡
単な構成で上記問題点を解消し、より安価に優れたヒー
ター機能付き高周波加熱装置を提供するものである。
て、セルフクリーニングのなされた板をネジ10により加
熱室上壁６に固定されている。つまり同構造はセルフク
リーニング機能が失われても仕切り板８のみの交換は可
能である。又高周波発振器７への熱による悪影響を避け
る為、断熱板の効果も持たせている。つまり加熱室上壁
６よりｘ寸法離れた位置に仕切り板８を設ける。その
為、ヒーター４の位置も下がり結果的にｙ寸法が低くな
り加熱室５の容積低下となり有効的ではない。又、加熱
室５を構成する加熱室側壁9,加熱室上壁6,加熱室下壁1
1,仕切り板８には常時高周波電流が流れる。つまり、加
熱室５を構成する面積が広ければ広い程、高周波電流に
よる高周波エネルギーの損失は大きくなるのである。又
加熱する負荷の大小にも左右され、比較的軽負荷におい
て、その損失エネルギーは大きくなる傾向にある。本発
明はこのような従来の問題点を解消するものであり、簡
単な構成で上記問題点を解消し、より安価に優れたヒー
ター機能付き高周波加熱装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本発明の高周波加熱装置は、被加熱物を収納する加熱
室と、その加熱室内へ高周波エネルギーを供給する高周
波発振器と、前記加熱室内上方に設けたヒーターと、前
記加熱室を構成する加熱室上壁下方に着脱自在に併設し
た仕切り板とを備え、前記仕切板は前記加熱室上壁とほ
ぼ同一面積とし、その外周部を前記加熱室上壁面と面接
触し、前記外周部の内側部分と前記加熱室上壁面との間
に空間部を形成する構成とした。
室と、その加熱室内へ高周波エネルギーを供給する高周
波発振器と、前記加熱室内上方に設けたヒーターと、前
記加熱室を構成する加熱室上壁下方に着脱自在に併設し
た仕切り板とを備え、前記仕切板は前記加熱室上壁とほ
ぼ同一面積とし、その外周部を前記加熱室上壁面と面接
触し、前記外周部の内側部分と前記加熱室上壁面との間
に空間部を形成する構成とした。
また、仕切り板の外周部と加熱室上壁面との面接職
は、接触部分が仕切り板周囲よりほぼ20mm以内となる構
成とした。
は、接触部分が仕切り板周囲よりほぼ20mm以内となる構
成とした。
作用 本発明の仕切り板は、加熱室を構成する加熱室上壁と
周囲、ほぼ20mm以内を密着接触し、その内側は空胴とし
高周波エネルギーの損失をなくし、仕切り板をネジによ
り着脱自在にする事によりセルフクリーニング機能を失
った仕切り板を交換可能にするものである。
周囲、ほぼ20mm以内を密着接触し、その内側は空胴とし
高周波エネルギーの損失をなくし、仕切り板をネジによ
り着脱自在にする事によりセルフクリーニング機能を失
った仕切り板を交換可能にするものである。
実施例 以下、本発明の一実施例の高周波加熱装置を図面を参
照して説明する。
照して説明する。
第１図に示すように、加熱室５を構成する加熱室上壁
６にセルフクリーニング機能を施した仕切り板８をネジ
10により固定する。加熱室上壁６と仕切り板８の密着
は、仕切り板８周囲よりｂ寸法にて接触を行う。
６にセルフクリーニング機能を施した仕切り板８をネジ
10により固定する。加熱室上壁６と仕切り板８の密着
は、仕切り板８周囲よりｂ寸法にて接触を行う。
このようにすれば、フラットな仕切り板８の周囲ｂ寸
法のみ接触の為一部の非接触部も皆無となり、又加熱室
５としても、極めて単純な形状となり、加熱室を構成す
る面積も最少にとどめる事ができ、高周波エネルギーの
損失も少くなる。又、加熱室５の容積もｙ寸法を大きく
とる事ができる。
法のみ接触の為一部の非接触部も皆無となり、又加熱室
５としても、極めて単純な形状となり、加熱室を構成す
る面積も最少にとどめる事ができ、高周波エネルギーの
損失も少くなる。又、加熱室５の容積もｙ寸法を大きく
とる事ができる。
仕切り板８はネジ10を緩める事により容易に着脱する
事ができ、又仕切り板８と加熱室上壁６にはさまれた空
間な、オーブン加熱時の断熱材としての効果もある。
事ができ、又仕切り板８と加熱室上壁６にはさまれた空
間な、オーブン加熱時の断熱材としての効果もある。
なお、ｂ寸法は加熱室上壁との密着をより確実にする
ため20mm以内が望ましい。
ため20mm以内が望ましい。
発明の効果 以上のように本発明のヒーター加熱機能付き高周波数
加熱装置は、仕切り板を着脱自在にするとともに、その
装置は、加熱室上壁と仕切り板の周囲のみ完全密着させ
たものであり、仕切り板を着脱自在にする事により、仕
切り板に施したセルフクリーニング機能が失われても、
使用者は安価に仕切り板を交換する事ができ、又加熱室
を構成する表面積を最少にとどめる事により、高周波エ
ネルギー損失を最少にする事ができるとともに、加熱室
上壁と仕切り板にはさまれた空間を断熱材としての効果
を有し、ヒーター加熱時に省エネルギー効果もある。
又、仕切り板をフラットに構成する事により、加熱室容
積を犠牲にする事なくより使い勝手が良く、より省エネ
ルギーな、ヒーター機能付き高周波加熱装置をユーザー
に提供することができる。
加熱装置は、仕切り板を着脱自在にするとともに、その
装置は、加熱室上壁と仕切り板の周囲のみ完全密着させ
たものであり、仕切り板を着脱自在にする事により、仕
切り板に施したセルフクリーニング機能が失われても、
使用者は安価に仕切り板を交換する事ができ、又加熱室
を構成する表面積を最少にとどめる事により、高周波エ
ネルギー損失を最少にする事ができるとともに、加熱室
上壁と仕切り板にはさまれた空間を断熱材としての効果
を有し、ヒーター加熱時に省エネルギー効果もある。
又、仕切り板をフラットに構成する事により、加熱室容
積を犠牲にする事なくより使い勝手が良く、より省エネ
ルギーな、ヒーター機能付き高周波加熱装置をユーザー
に提供することができる。
第１図は本発明の一実施例における高周波加熱装置の一
部切欠正明図、第２図、第３図はそれぞれ従来例を示す
一部切欠正面図である。 ６……加熱室上壁、８……仕切り板、10……ネジ。
部切欠正明図、第２図、第３図はそれぞれ従来例を示す
一部切欠正面図である。 ６……加熱室上壁、８……仕切り板、10……ネジ。
Claims (2)
- 【請求項１】被加熱物を収納する加熱室と、その加熱室
内へ高周波エネルギーを供給する高周波発振器と、前記
加熱室内上方に設けたヒーターと、前記加熱室を構成す
る加熱室上壁下方に着脱自在に併設した仕切り板とを備
え、前記仕切板は前記加熱室上壁とほぼ同一面積とし、
その外周部を前記加熱室上壁面と面接触し、前記外周部
の内側部分と前記加熱室上壁面との間に空間部を形成す
る構成とした高周波加熱装置。 - 【請求項２】仕切り板の外周部と加熱室上壁面との面接
触は、接触部分が仕切り板周囲よりほぼ20mm以内となる
構成とした特許請求の範囲第１項記載の高周波加熱装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60248220A JP2506644B2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60248220A JP2506644B2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 高周波加熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62108494A JPS62108494A (ja) | 1987-05-19 |
| JP2506644B2 true JP2506644B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=17174963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60248220A Expired - Lifetime JP2506644B2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2506644B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012073457A1 (ja) * | 2010-12-01 | 2012-06-07 | パナソニック株式会社 | 加熱調理器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5942562Y2 (ja) * | 1979-05-30 | 1984-12-13 | 株式会社東芝 | 高周波加熱装置 |
| JPS55173097U (ja) * | 1979-05-31 | 1980-12-11 |
-
1985
- 1985-11-06 JP JP60248220A patent/JP2506644B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62108494A (ja) | 1987-05-19 |
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