JP2506494B2 - 高電圧コネクタ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、一般にホットスティックとして広く知られ
ている器具を使用することによって締結及びその解除が
可能なネジ式コネクタと、ソケットと前記ソケットに分
離可能に挿入されるピンとからなるピン・ソケット式コ
ネクタとを有し、このネジ式コネクタとピン・ソケット
式コネクタとを併用することによって高電圧と高電圧ケ
ーブルとを着脱可能に連結する、高電圧コネクタ装置に
関するものである。

［従来の技術］ 本発明に関連する出願としては、グレン・ジェイ．ル
ジ及びジェームス イー．コールから本出願の出願人に
譲渡された発明の名称「600アンペアホットスティック
（hot stick）作動可能ピン−ソケット形組立コネクタ
装置」に係る1989年３月29日付米国特許第4,891,016号
がある。

変圧器又はスイッチ及びケーブルシステムを含む高電
圧以下、高圧という）システムの適切な維持手段は、ケ
ーブルシステムの両端のスイッチを開くことによりシス
テムが電力停止され及び分離されることを必要とする。
次いで、ケーブルシステムは、実際に電力停止されてい
ること、そしてその次にもしケーブルシステムが偶発的
に印加される場合に災害を防ぐために各位相が両端でア
ースされていることを確認するためにテストされる。最
後に、ケーブルがスイッチ又は変圧器のブッシングから
外されてケーブルとこれらケーブルの各ブッシングとの
間の視認可能な遮断が達成される。

600アンペアケーブルのその通常の位置から離れてパ
ーキングステーションへの物理的移動を必要とせず、必
要とされる視認可能な遮断をなお与え、そして各位相の
テスト及びアースを容易にした、変圧器及びスイッチに
ケーブルシステムを接続及び切断する良好でより簡単な
方法が1989年１月24日付で特許付与された発明の名称
「600アンペアホットスティック（hot stick）作動可能
ネジ組み合わせ接続システム」に係る米国特許第4,799,
895号（発明者：アラン ディー．ボーグストロム、譲
渡人：本出願の出願人）に示され、記載されかつクレー
ムされ、またこの文献は同じ発明が本書で再現される如
く本書に組み込まれている。該特許装置はそのＴ字形ケ
ーブルコネクタの各々にまたブッシングエキステンダの
アッセンブリにおいて接触エキステンダを電気装置ブッ
シングに用いており、該電気装置ブッシングの中にリン
ク部材のネジ付植込みボルトが螺合されてケーブルコネ
クタ及びブッシングエキステンダを備えるリンク部材を
組み立てている。リンク部材のボルトが延ばされ、そし
て接触エキステンダと螺合状態に係合される前に全ての
要素が整列されることを確実にする構成における多大の
注意にも拘らず、リンク部材ボルト及び接触エキステン
ダが十字に螺合され得るので、使用者の中にはケーブル
及び電気装置ブッシングに対するリンク部材の適切な連
結及び解放が妨げられることを恐れる人もいる。

上に引用した特許の構成についての代替的構成は上記
の1989年３月29日付出願の米国特許第4,891,016号に示
され、記載されかつクレームされ、またこの文献は同じ
発明が本書で再現される如く本書に組み込まれている。
外部のリンク作用アッセンブリは、ケーブルコネクタ及
び装置ブッシングアセッセンブリからリンク部材の適切
な組立及び分解を確実にするために設けられている。更
に、リンク作用アッセンブリはリンク部材、ケーブルコ
ネクタ及び装置ブッシングアッセンブリを保持し、これ
らが一緒になってこれら要素のアッセンブリにおいてピ
ン−ソケット要素の組立て又は保持のためのいかなる要
件も除去する。

この代替システムの欠点は、大きく、嵩張っており、
また高価で、そして作業に多大のスペースを必要とする
外部リンク作用部材を必要とすることである。

［課題を解決するための手段及び作用効果］ 本発明は、従来の600アンペアスティック作動形コネ
クタシステムに関する上述の困難性を解決するものであ
り、その構成は次の通りである。

すなわち、ホットスティックによって締結及びその解
除が可能なネジ式コネクタと、ソケットと前記ソケット
に分離可能に挿入されるピンとからなるピン・ソケット
式コネクタとを有し、前記ネジ式コネクタと前記ピン・
ソケット式コネクタとによって高圧電源と高電圧ケーブ
ルとを着脱可能に連結する、高電圧コネクタ装置におい
て、 支持部材と、 支持部材に取り付けられ、かつ、前記高圧電源に電気
的に連結された、装置ブッシングと、 支持部材に取り付けられ、かつ、前記高電圧ケーブル
に連結された、コネクタと、 第一のハウジング・アッセンブリと第二のハウジング
・アッセンブリとを有し、かつ、前記ネジ式コネクタと
前記ピン・ソケット式コネクタとによって、前記装置ブ
ッシングに高電圧を印加するために前記装置ブッシング
を前記高電圧ケーブルに連結した、第一の配置と、前記
装置ブッシングを前記高電圧ケーブルから視認可能な状
態に分離して前記装置ブッシングと前記高電圧ケーブル
との間を連結しない、第二の配置とを選択的にとること
ができる、リンク部材と、 前記装置ブッシング又は前記コネクタに設けられ、前
記ピン・ソケット式コネクタの一部を構成する、ピン
と、 前記リンク部材が前記第一の配置にあるとき前記ピン
に連結されるように、前記第一及び第二のハウジング・
アッセンブリのうちの一方に設けられ、前記ピン・ソケ
ット式コネクタの一部を構成する、ソケットと、 前記リンク部材が前記第一の配置にあるとき前記装置
ブッシングと前記コネクタのうちのいずれか一方に連結
されるように、前記第一及び第二のハウジング・アッセ
ンブリのうちの他方に設けられ、前記ネジ式コネクタの
一部を構成する、ネジ部材と、 前記ソケットと前記ネジ部材とを電気的に連結するた
めの、導電性金属母材と、 前記ネジ部材を締結し又は前記ネジ部材の締結を解除
することにより、前記リンク部材を前記第一の配置と前
記第二の配置とに選択的に位置させるため、工具を前記
ネジ部材に接触可能にするように構成された、第三のハ
ウジング・アッセンブリと、 を有することを特徴とする、高電圧コネクタ装置であ
る。

このような構成を有する本発明の目的は、ネジ式コネ
クタとピン・ソケット式コネクタとを併用することによ
り、リンク部材の着脱を容易に、かつ、確実に行うこと
が可能であり、高圧ケーブルと高圧電源との間に新規な
相互接続システムを提供することができる、高電圧コネ
クタ装置を提供することにある。

本発明の他の目的及び特徴は以下の記載及びクレーム
に指摘され、そして添付図面に図示されている。図面は
本発明の原理及び本発明を実施するにあたり熟慮された
最良の形態を例示的に開示する。

［背景技術の説明］ 第１図には、上述の米国特許による充分にネジ作動さ
れるリンク部材200が示されている。各アッセンブリ230
はネジ付端部258を有する穴内に位置するボルト254とア
ッセンブリ230の開口端を貫通して挿入される工具を受
け入れることができる受口268を含むヘッド部分256を有
する。肩部264はヘッド部分256の前表面によって係合さ
れて、ネジ258が接触エキステンダ290のネジ穴296に係
合するとリンク部材200を適所に引き込む。ボルト254の
後方抑止がアッセンブリ230の穴内には置かれていない
が、これはボルト254が自由に接触エキステンダ290と接
触をもたず動かなければならないためで、したがってボ
ルトのネジ258と接触エキステンダ290のネジ穴296との
間には、これらネジを目詰まりとか十字螺合させながら
ボルト254の１つがトルクアップされる時期尚早の係合
がない。ボルト254にいかなる後方肩部又は後方抑止も
ないことはリンク200の分離をより困難にするが、これ
は両方の内面が同時に離脱されなければならないためで
ある。

リンク部材200の利点を利用しながら目詰まり又は十
字螺合の潜在的問題を除くための１つの方法は、上述の
米国出願により充分に記載されるように第２図、第３図
及び第４図に示されている。雌ネジ接触エキステンダ29
0の代りに、筒状接触部分218を備えるプラグ215が用い
られている。雄ネジ部分216は、接触エキステンダ290と
同じ方法でパーツを統合する役目をする。リンク部材15
2′はその脚154及び156の各々において１つ以上のルー
パ付リング222を備える穴217を有して、第３図に示すよ
うに、穴217の壁とプラグ215の接触部分218との間で電
気的接触をなしている。

代替的ピン−ソケット構成が第４図に示されており、
そこではプラグ34はリンク部材152のアーム154及び156
の平滑壁212内に受け入れられる分割球根状端部40を有
している。38は縦溝である。

リンク部材152′のブッシングエキスタンダ26とＴ字
形コネクタ50への組立は、第２図に示されており、そし
てリンク作用システム134により達成される。押込みア
ーム144は、作用ハンドル136がＴ字形コネクタ50に向か
って、リンク部材120上のピン132上に設けられるローラ
スリーブ130に沿ってスロット140を前進させるピボット
ピン146の周りを回転させられると、リンク152′を前進
させる。リンク152′は操作ハンドル136を反対方向に運
動させることにより分離される。第２図に示される位置
において、アーム154及び156は、種々のピン−ソケット
組合せのように充分に着座し、そしてリンク152′は定
位置で固持される。操作ハンドル136が充分な水平位置
に移動されるとき、アーム154及び156は引き出され、そ
してピン−ソケット連結は解除されて、リンク152′は
充分に離されることができる。

上述のように、リンク操作システム134は、システム1
34だけでなく、ブラケット72及びリンク部材120をも要
する大きくかつ嵩張るものである。また、充分な空間及
び大きな開口前部空間を要するので、操作ハンドル136
の回転が可能である。リンク152′の寸法縮小を提供す
るが、これは１つのアーム158のみが必要とされるため
である。負荷遮断能力を有する単一のアーム158は高圧
ケーブル及びブッシングをテストするのに充分であり、
かつリンク152′の第２端部へのアクセスの必要がな
い。

［本発明の実施例の説明］ 第５図、第６図は本発明の実施例を示し、の概念に従
って構成されるリンク即ちリンク部材300が示されてい
る。高圧ケーブルは波形コネクタ66によってＴ字形コネ
クタ50に連結され、波形コネクタ66のネジ付孔68はプラ
グ215のネジ付端部36を受け入れ、そしてネジ付端部36
は更に装置壁22に固定されかつＴ字形コネクタ50のアー
ム56に受け入れられる絶縁ブッシング302に螺合され
る。プラグ215の接触部分218はコネクタ50のアーム54の
受け入れ部304の中に延びている。

電気装置ブッシング20は装置壁22に固定され、そして
電気装置ブッシングエキステンダ26を受け入れ、電気装
置ブッシングエキステンダ26は接触エキステンダ290の
ネジ付部分292により電気装置ブッシング20に固定され
る。接触エキステンダ290の雌ネジ部分296はブッシング
エキステンダ26の受入れ部308の中へ延びている。

リンク300は第３図のリンク152′と同様である。絶縁
エラストマ材202の中心本体部152は選択された場所で導
電性エラストマ材204の層を成形している。中心本体部1
52からは、円錐台状脚158が突出しており、当158は中央
金属管206を含み、金属管206を通って工具が挿入（図示
せず）されて、以下に記載されるようにリンク300の組
立・分解を行い、そして高圧ケーブル及び電気装置をテ
ストする。中心本体152の対向面から延びているのは、
一対の円錐台状脚154′及び156である。脚156はまた、
中心本体部152に収容される母線210によって管206に結
合される金属管208を含む。

金属管208の穴217内の適宜の凹部内に置かれているの
は、1980年２月５日付で特許付与された発明の名称「電
気コネクタ」に係る米国特許第4,186,985（発明者：フ
ランク エム．ステプニアック及びアンドリュー エ
ー．コミニアック、譲渡人：本出願の出願人）に充分に
開示されている一対のルーパ接触リング222である。脚1
56がアーム54の受入れ部304内に充分に着座されると
き、プラグ215の接触部218は管208の端部の中及び接触
リング222内に位置付けされるようになり、第６図に示
されるように接触リング222は接触部218及び管208間を
電気的に接触する。

管206を貫通する穴は、隙間用の306及び310としてそ
の端部で拡大されて、ボルト254のヘッド256の前方面に
より係合される駆動肩部264を設けて脚154′を前方に引
っ張り、第６図に示されるようにブッシングエキステン
ダ26の受入れ部308内に着座させ、同時に脚156をアーム
54の受入れ部304内に着座する。ボルト254のヘッド256
の後方面の後ろの環状凹部312は環状保持リング314を受
け入れて、ボルト254を効果的に掴みそして管206の穴内
でのボルト254の移動を制限する。ボルト254が第５図の
左側に動かされると、ボルト254のヘッド256の後方面は
保持リング314を圧してブッシングエキステンダ26の受
入れ部308からアーム154′を、Ｔ字形コネクタ50のアー
ム54の受入れ部304から脚156を分離する。

リンク300を適用する際、リンク300はホットスティッ
ク（図示せず）により掴持され、そして位置付されるの
で、第５図に示されるように脚154′はブッシングエキ
ステンダ26の受入れ部308に入り、そして脚156はコネク
タ50のアーム54の受入れ部304に入る。1980年５月13日
付で特許付与された米国特許第4,202,591号（譲受人：
本出願の出願人）に示されるタイプの工具はアーム15
8、管206を通ってボルト254の中の受口268内に挿入され
る。リンク300は第５図の右側に更に押されることがで
きて、ボルト254が回転させられるので接触エキステン
ダ290の雌ネジ部296に入る。ボルト254は堅締され駆動
肩部264に作用するので、全ての要素が第６図に示され
るように充分に着座されるまで脚154′はエキステンダ2
6の受入れ部308内により堅密に着座させられ、脚156は
アーム54の受入れ部304内により堅密に着座させられ、
そしてプラグ215の接触部218は管208の端部内により深
く挿入される。ボルト254は一旦脚154′が着座させられ
るとき前進させられるだけなので、目詰まり又は十字螺
合の機会はほとんどない。更に、接触部218のリング222
とのピン−ソケット構成は、ボルト254が堅密とされる
ときだけの係合であり、そしてボルト254に影響しな
い。

リンク300を移動するために、ボルト254はヘッド256
の後表面が保持リング314に係合するまで緩み方向に回
転され、その後ぼると254の連続した回転が駆動力をリ
ング314に与えて、脚154′を受入れ部308から話し、脚1
56を受入れ部304から話し、そして接触部218をリング22
2から離す。

第５図のピン−ソケット構成の代わりに、第４図のピ
ン−ソケット構成が用いられ得る。管208の端部は平滑
内表面212とともに残すことができ、そしてプラグ215の
接触部218は縦溝38を有するプラグ34の分割球根状端部4
0と置き換えることができる。リング（図示せず）は管2
08の口部に置かれてプラグ34の望まない引き込みを防
ぐ。この実施例の作用は第５図及び第６図について上で
述べたものと同じである。

なお、上述の説明で使用されたホットスティックと
は、高電圧を取り扱う技術分野では広く使用されている
器具であり、これは強化ガラス繊維等の高強度を有する
電気絶縁性材料で形成された、全長約10フィートの棒か
らなっている。この棒の一端には作業員が握ることがで
きるようなグリップが設けられ、また、この棒の他端に
は鉤爪装置が取り付けられている。この鉤爪装置は一対
の顎部材を有し、これらの顎部材はホットスティックの
本体に沿って伸びる、独立した電気絶縁性の棒によっ
て、開閉可能に構成されている。

これらの顎部材はリンク部材200又は300を把持し、作
業位置にリンク部材200（300）を保持する。そして、作
業が完了すると、顎部材はリンク部材200（300）を放す
のである。このホットスティックのような工具が必要な
理由は、電源ラインがシステムに最高電圧と最高電流を
印加した状態では、たとえ最も優れた絶縁手袋を使用し
ても、作業員がシステムの構成部品に直接触れることは
できないからである。

［発明の効果］ 従来技術においては、第１図に示したように、リンク
部材200は延長部材300とＴ形のケーブル端部部材に当て
がわれ、工具をアッセンブリ230に挿入してボルト254を
ネジ穴296に沿って前進させる。もしも、リンク部材200
が締結できるように整合していない場合には、ネジ穴29
6のネジ山が剥ぎ取られたり、潰れたりして、ボルト254
を完全にはねじ込むことができず、動かなくなってしま
う。これらの装置を修理しなければ、システムを停止さ
せなければならない。

第２図、第３図、第４図に示された従来技術では、ボ
ルトの使用を止め、一対のヒン・ソケット式コネクタを
使用している。このようなピン・ソケット式コネクタの
みの使用では、ケーブルやリンクを常時支持するための
十分な強度が得られないため、これらの図に示されたよ
うなコネクタも、また、その使用が止められたのであ
る。

本発明の実施例を示す第５図及び第６図のシステム
は、一つのピン・ソケット式コネクタと一つのネジ式コ
ネクタ（又は、ネジ式カップリング）を使用することに
よって、上述の従来技術の有する欠点を排除したのであ
る。第５図において、プラグ215は穴217内の接触リング
222と係合する。ボルト254はネジ穴296と螺合する。こ
のような構成のコネクタでは、一本のボルト254のみを
整合させれば、ピン・ソケット式コネクタの方はボルト
254の締結にしたがって自動的に結合される。

このような構成の本発明では、ボルト254を締結し、
また、ボルト254の締結を解除するために使用されるホ
ットスティックを使用して、リンク部材300を当てが
い、ボルト254を有するネジ式コネクタとピン・ソケッ
ト式コネクタ（215、222）を使用してリンク部材300を
ケーブルと延長部材とに組み付けることがでる。

一端に鉤爪装置を有するホットスティックを使用すれ
ば、このホットスティックを使用して一人の作業員がリ
ンク部材300を所定位置に保持し、他の作業員がボルト2
54を操作してリンク部材300を装着することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、先行技術のプラクティスによるＴ字形コネク
タに接続される高圧ケーブルと、ブッシングエキステン
ダ、接触エキステンダ及びリンクアッセンブリを用いる
装置ブッシングとの間の完全な相互接続を示す一部断面
の部分側面図であり、そして1989年１月24日付で特許付
与された米国特許第4,799,895号の第10図であり、また
該特許の図面に示される幾つかの参照番号が加えられて
いる。 第２図は、従来技術によりＴ字形コネクタに接続される
高圧ケーブルと、装置ブッシングエキステンダ、支持ブ
ラケット及び操作リンクアッセンブリとの完全な相互接
続の前方斜視図であり、上記特許の第２図である。 第３図は、作用リンクアッセンブリを省略した最終的な
組立の前の、装置ブッシング、装置ブッシングエキステ
ンダ、Ｔ字形コネクタに接続される高圧ケーブル及び相
互接続リンクの一部断面の部分側面図であり、上記特許
の第７図である。 第４図は充分に係合した代替的ピン−ソケット構成の一
部断面の部分側面図であり、上記特許の第６図である。 第５図は、組立の直前の本発明の概念にしたがって構成
された、装置ブッシング、装置ブッシングエキステン
ダ、Ｔ字形コネクタに接続される高圧ケーブル及び相互
接続リンク部材の一部断面の部分側面図。 第６図は、完全に組立てられた第５図の装置である。 20……装置ブッシング、26……装置ブッシングエキステ
ンダ、50……ケーブルコネクタ、200……ねじ作動形リ
ンク部材、217……穴、218……接触部、222……リン
グ、254……ボルト、256……ヘッド部、268……受口、2
90……接触エキステンダ、300……リンク、304……受入
れ部、308……受入れ部、314……環状保持リング。

Claims (9)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ホットスティックによって締結及びその解
   除が可能なネジ式コネクタと、ソケットと前記ソケット
   に分離可能に挿入されるピンとからなるピン・ソケット
   式コネクタとを有し、前記ネジ式コネクタと前記ピン・
   ソケット式コネクタとによって高圧電源と高電圧ケーブ
   ルとを着脱可能に連結する、高電圧コネクタ装置におい
   て、 支持部材（22）と、 支持部材（22）に取り付けられ、かつ、前記高圧電源に
   電気的に連結された、装置ブッシング（20）と、 支持部材（22）に取り付けられ、かつ、前記高電圧ケー
   ブルに連結された、コネクタ（50）と、 第一のハウジング・アッセンブリ（154′）と第二のハ
   ウジング・アッセンブリ（156）とを有し、かつ、前記
   ネジ式コネクタと前記ピン・ソケット式コネクタとによ
   って、前記装置ブッシング（20）に高電圧を印加するた
   めに前記装置ブッシング（20）を前記高電圧ケーブルに
   連結した、第一の配置と、前記装置ブッシング（20）を
   前記高電圧ケーブルから視認可能な状態に分離して前記
   装置ブッシング（20）と前記高電圧ケーブルとの間を連
   結しない、第二の配置とを選択的にとることができる、
   リンク部材（300）と、 前記装置ブッシング（20）又は前記コネクタ（50）に設
   けられ、前記ピン・ソケット式コネクタの一部を構成す
   る、ピン（218）と、 前記リンク部材（300）が前記第一の配置にあるとき前
   記ピン（218）に連結されるように、前記第一及び第二
   のハウジング・アッセンブリ（154′）（156）のうちの
   一方に設けられ、前記ピン・ソケット式コネクタの一部
   を構成する、ソケット（217、208、222）と、 前記リンク部材（300）が前記第一の配置にあるとき前
   記装置ブッシング（20）と前記コネクタ（50）のうちの
   いずれか一方に連結されるように、前記第一及び第二の
   ハウジング・アッセンブリ（154′）（156）のうちの他
   方に設けられ、前記ネジ式コネクタの一部を構成する、
   ネジ部材（254）と、 前記ソケット（217、208、222）と前記ネジ部材（254）
   とを電気的に連結するための、導電性金属母材（210）
   と、 前記ネジ部材（254）を締結し又は前記ネジ部材（254）
   の締結を解除することにより、前記リンク部材（300）
   を前記第一の配置と前記第二の配置とに選択的に位置さ
   せるため、工具を前記ネジ部材（254）に接触可能にす
   るように構成された、第三のハウジング・アッセンブリ
   （158）と、 を有することを特徴とする、高電圧コネクタ装置。
2. 【請求項２】請求項１に記載の高電圧コネクタ装置にお
   いて、ネジ部材（254）はネジ部材（254）が関係する第
   一又は第二のハウジングアッセンブリ（154′、154）の
   内部の孔内に保持され、前記孔内での一定範囲の移動の
   みが可能である、前記高電圧コネクタ装置。
3. 【請求項３】請求項２に記載の高電圧コネクタ装置にお
   いて、ネジ部材（254）は第三のハウジングアッセンブ
   リ（158）に隣接する端部に拡大ヘッド部を有し、前記
   孔は第一の環状肩部（264）を有し、第一の環状肩部（2
   64）によって前記拡大ヘッド部の前方向が支持されて、
   前記第一及び第二のハウジングアッセンブリ（154′、1
   54）を前進させ、前記第一の配置をとらせる、前記高電
   圧コネクタ装置。
4. 【請求項４】請求項３に記載の高電圧コネクタ装置にお
   いて、前記拡大ヘッド部の後方面を支持して、前記第一
   及び第二のハウジングアッセンブリ（154′、154）を分
   離させ、かつ、リンク部材（300）を装置ブッシング（2
   0）と前記ケーブルとから分離させるように、前記孔内
   に環状保持リング（314）を更に有する、前記高電圧コ
   ネクタ装置。
5. 【請求項５】請求項３に記載の高電圧コネクタ装置にお
   いて、ネジ部材（254）の前記拡大ヘッド部は第三のハ
   ウジングアッセンブリ（158）に隣接する前記拡大ヘッ
   ド部の前記後方向に受口（268）を有し、受口（268）は
   第三のハウジングアッセンブリ（158）を通って挿入さ
   れた工具に係合してリンク部材（300）を取り付け又は
   取り外すように構成された、前記高電圧コネクタ装置。
6. 【請求項６】請求項３に記載の高電圧コネクタ装置にお
   いて、ネジ部材（254）が装置ブッシング（20）とケー
   ブルコネクタ（50）のうちの一方と結合すると同時に、
   ソケット（217、208、222）は装置ブッシング（20）と
   ケーブルコネクタ（50）のうちの他方の内部に位置する
   ピン（218）と結合させられるように構成された、前記
   高電圧コネクタ装置。
7. 【請求項７】請求項４に記載の高電圧コネクタ装置にお
   いて、ネジ部材（254）が装置ブッシング（20）とケー
   ブルコネクタ（50）のうちの一方から取り外されるのと
   同時に、ソケット（217、208、222）は装置ブッシング
   （20）とケーブルコネクタ（50）のうちの他方の内部に
   位置するピン（218）から取り外されるように構成され
   た、前記高電圧コネクタ装置。
8. 【請求項８】請求項１に記載の高電圧コネクタ装置にお
   いて、ピン（218）は筒状のピンで構成され、ソケット
   （217、208、222）は内部に接触リング（222）を有する
   筒状の穴（217）で構成され、ソケット（218、208、22
   2）がピン（218）に結合すると接触リング（222）がピ
   ン（218）の表面に接触するように構成されている、前
   記高電圧コネクタ装置。
9. 【請求項９】請求項１に記載の高電圧コネクタ装置にお
   いて、ピン（218）は筒状の中空ピンで構成され、ピン
   （218）のソケット（217、208、222）を受け入れるため
   の端部には縦溝（38）と拡大部（40）が形成され、ソケ
   ット（217、208、222）は筒状の穴を有し、ピン（218）
   の縦溝（38）と拡大部（40）を有する端部はソケット
   （217、208、222）の穴（217）の内面に接触するように
   構成された、前記高電圧コネクタ装置。