JP2506449Y2 - 定速走行装置 - Google Patents

定速走行装置

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JP2506449Y2
JP2506449Y2 JP2579390U JP2579390U JP2506449Y2 JP 2506449 Y2 JP2506449 Y2 JP 2506449Y2 JP 2579390 U JP2579390 U JP 2579390U JP 2579390 U JP2579390 U JP 2579390U JP 2506449 Y2 JP2506449 Y2 JP 2506449Y2
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浩二 酒巻
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Denso Ten Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 概要 目標車速に対応して算出される基準制御量と、目標車
速と走行車速との差に基づいて算出される制御量とか
ら、スロツトル弁の実際の制御量を求める定速走行装置
において、前記基準制御量を、たとえば変速機の変速段
が最高ギア位置において最適な値となるように設定して
おき、前記最高ギア位置以外の変速段で定速走行制御が
開始されたときには、前記基準制御量を補正する。すな
わち、前記最高ギア位置よりも1段下のギア位置で定速
走行制御が開始されたときには、前記基準制御量を大き
くしてスロツトル弁開度が大きくなるように制御する。
このようにして、ギア位置に対応した安定制御量で円
滑に定速走行制御を開始する。
産業上の利用分野 本考案は、アクセルペダルを操作することなく、自動
車の走行車速を、運転者が所望とする目標車速となるよ
うに、自動的にスロツトル弁開度を制御する定速走行装
置に関する。
従来の技術 定速走行装置は、自動車が運転者の予め設定した目標
車速で走行するように、スロツトル弁開度を自動的に調
整制御する装置である。スロツトル弁の開度を制御する
駆動手段として、たとえばダイアフラムを含んだ構成を
用い、前記ダイアフラムに電磁弁を介して吸気負圧を導
入し、その電磁弁をデユーテイ制御することによつてス
ロツトル弁を制御する吸気負圧式のアクチユエータと、
ポテンシヨンメータを含むモータ式のアクチユエータと
が用いられている。
定速走行制御開始時には、基準制御量、すなわち初期
セツトデユーテイまたは初期セツト開度を目標車速に応
じて算出し、以後この基準制御量と、目標車速と走行車
速との差に基づいて算出される制御量とに応じてスロツ
トル弁が制御される。
典型的な従来技術では、前記初期セツトデユーテイお
よび初期セツト開度は、変速機の変速段が最高ギア位置
である場合を想定して、車速に対応して設定されてい
る。
考案が解決しようとする課題 上述のような従来技術では、前記最高ギア位置、たと
えばオーバドライブ位置よりも1段下のギア位置、たと
えば第3速で定速走行制御を開始した場合、前記吸気負
圧式のアクチユエータでは、初期セツトデユーテイが安
定デユーテイよりも高くなりすぎ、オーバシユートを生
じる。またモータ式のアクチユエータでは、初期セツト
開度が安定開度よりも小さくなりすぎ、アンダーシユー
トが生じる。
本考案の目的は、円滑に定速走行制御を開始すること
ができる定速走行装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、目標車速に対応して算出される基準制御量
と、目標車速と走行車速との差に基づいて算出される制
御量とから実際の制御量を演算し、その演算結果に対応
してスロツトル弁開度を制御する定速走行装置におい
て、 変速機の変速段を検出するギア位置検出手段と、 前記ギア位置検出手段の出力に応答し、前記目標車速の
設定時において、前記変速機の変速段に対応して前記基
準制御量を補正する補正手段とを含むことを特徴とする
定速走行装置である。
作用 本考案に従えば、目標車速に対応して算出される基準
制御量は、目標車速の設定時に、補正手段において、ギ
ア位置検出手段で検出された変速機の変速段に対応して
補正される。すなわち前記基準制御量を、たとえば最高
ギア位置に対応して設定しておき、その最高ギア位置以
外のギア位置で定速走行制御が開始されたときには、こ
の基準制御量はギア位置に対応した値に補正される。こ
の補正された基準制御量と、目標車速と走行車速との差
に基づいて算出される制御量とから、スロツトル弁の実
際の制御量が演算される。
したがつて前記基準制御量を、目標車速設定時におけ
るギア位置に対応した最適な値に設定することができ、
定速走行制御開始時点から円滑な制御を行うことができ
る。
実施例 第1図は本考案の一実施例の定速走行装置の構成を示
す機能ブロツク図であり、この実施例は前記吸気負圧式
のアクチユエータに用いられる。セツトスイツチ1が操
作されると、その操作に応答して、制御装置20内ではス
イツチ2が導通し、車速センサ3で検出された走行車速
Vnが目標車速Vmとしてメモリ4にストアされる。
前記走行車速Vnはまた、加算部5と微分演算部6とに
与えられており、加算部5は前記走行車速Vnとその微分
出力とを加算し、こうして車速変位が補正された走行車
速(進角車速)Vsを演算し、減算部7に出力する。減算
部7は、前記メモリ4からの目標車速Vmより、加算部5
からの走行車速Vsを減算し、デユーテイ変換部8へ出力
する。
デユーテイ変換部8は、前記目標車速Vmと走行車速Vs
との差に対して、係数発生部9に設定されており、利得
を表す係数Dgを乗算し、前記差をスロツトル弁の制御デ
ユーテイに変換する。
デユーテイ変換部8からのデユーテイ制御出力は加算
部10に与えられており、またこの加算部10にはセツトデ
ユーテイ演算部11からセツトデユーテイSDが入力されて
いる。加算部10では、前記セツトデユーテイSDと、デユ
ーテイ変換部8からのデユーテイ制御出力とを加算する
ことによつて、実際の制御デユーテイDutyが第1式で示
されるようにして演算される。
Duty=SD+Dg(Vm−Vs) ……(1) こうして求められた制御デユーテイDutyは、アクチユ
エータ12に入力され、アクチユエータ12は入力された制
御デユーテイDutyに対応した開度量となるように、スロ
ツトル弁13を駆動制御する。これによって内燃機関14の
発生トルクが制御され、定速走行動作が実現される。
内燃機関14の出力は、変速機15を介して車輪16に伝達
される。変速機15の変速段、すなわちギア位置はギア位
置検出手段17によって検出されており、ギア位置検出手
段17の出力は前記セツトデユーテイ演算部11に与えられ
ている。ギア位置検出手段17は、前記ギア位置が最高ギ
ア位置であるか否かを検出する。したがつて、変速機15
がたとえば4速の自動変速機であるときには、該ギア位
置検出手段17は、オーバドライブカツト用電磁ソレノイ
ドの状態を検出する。
セツトデユーテイ演算部11には、第2図において参照
符1で示されるように、目標車速Vmに対応して変化
し、基準制御量である初期セツトデユーテイDがストア
されている。この初期セツトデユーテイDは、定速走行
制御が開始されると、前記セツトデユーテイSDとして加
算部10に出力される。この初期セツトデユーテイDは、
変速機15のギア位置がオーバドライブ位置にある状態で
最適な制御デユーテイに選ばれている。
したがつて、セツトデユーテイ演算部11は、前記ギア
位置検出手段17の出力に応答し、前記変速段がオーバド
ライブ位置よりも1段低い第3速で定速走行制御が開始
されたときには、第2図において参照符l2で示されるよ
うな、第3速において最適な初期セツトデユーテイを、
前記初期セツトデユーテイDから予め定める補正値αを
減算して求める。なおこの補正値αは、たとえば2〜3
%程度である。
第3図は、上述の定速走行制御動作を説明するための
フローチヤートである。ステツプs1でセツトスイツチ1
が操作されているときには、ステツプs2でセツトモード
に設定され、ステツプs3で目標車速Vmが設定される。前
記ステツプs1でセツトスイツチ1が操作されていないと
きには後述するステツプs8に移る。したがつて、セツト
スイツチ1の操作が解除された時点での走行車速Vnが目
標車速Vmとしてメモリ4にストアされる。
ステツプs4ではギア位置検出手段17によつて変速機15
のギア位置が検出され、ステツプs5で前記ギア位置がオ
ーバドライブ位置であるか否かが判断され、そうである
ときにはステツプs6で、セツトデユーテイSDとして前記
第2図において参照符1で示される初期セツトデユー
テイDが代入され、そうでないときにはステツプs7で、
前記初期セツトデユーテイDを補正値αで補正した値、
すなわち第2図において前記参照符l2で示される値がセ
ツトデユーテイSDとして代入される。
こうしてセツトデユーテイSDが設定されるとステツプ
s8に移り、定速走行制御が継続されているか否かが判断
される。ブレーキペダルが踏込まれるなどして定速走行
制御が解除されているときには前記ステツプs1に戻り、
定速走行制御が継続されているときにはステツプs9に移
る。
ステツプs9では、前記車速変位が補正された走行車速Vs
が算出される。ステツプs10では、前記ステツプs3で設
定された目標車速Vmと、前記ステツプs9で求められた走
行車速Vsとの差が計算される。ステツプs11では、前記
セツトデユーテイSDと、前記目標車速Vmと走行車速Vsと
の差に対応した制御デユーテイDg(Vm−Vs)とが加算さ
れて実際の制御デユーテイDutyが求められる。ステツプ
s12では、その演算結果に対応した制御デユーテイDuty
でスロツトル弁13の開度が制御される。
このように本考案に従う定速走行装置では、セツトデ
ユーテイSDを、変速機15のギア位置がオーバドライブ位
置に最適となるように予め設定しておき、第3速で定速
走行制御が開始されたときには、前記セツトデユーテイ
SDが補正値αだけ小さくなるように補正したので、第3
速で定速走行制御を開始しても、スロツトル弁13の制御
量がオーバシユートとなることなく、制御開始時点から
円滑な制御を行うことができる。
また、前記アクチユエータ12がモータ式のアクチユエ
ータであるときには、第4図で示されるようにして、ス
ロツトル弁13の制御量が演算される。第4図は本考案の
他の実施例の動作を説明するためのフローチヤートであ
り、この実施例は前述の実施例に類似し、対応する部分
には同一の参照符号を付す。
モータ式のアクチユエータの場合、スロツトル弁13の
制御量θは、セツト開度STと、目標車速Vmと走行車速Vs
との差に係数Tgを乗算して得られた値とを加算して求め
られる。すなわち、 θ=ST+Tg(Vm−Vs) ……(2) したがつて、ステツプs5で変速機15がオーバドライブ
位置であると判断されると、ステツプs6aでセツト開度S
Tに初期セツト開度Tが代入され、オーバドライブ位置
でないときにはステツプs7aで前記初期セツト開度Tが
予め定める補正値β度だけ補正された値が前記セツト開
度STに代入される。こうして設定されたセツト開度STを
用いて、ステツプs11aで、スロツトル弁13の制御量θが
前記第2式に基づいて求められ、ステツプs12でスロツ
トル弁開度が制御される。
これによつて、定速走行制御が開始された時点で、ギ
ア位置がオーバドライブ位置である状態で最適な値とな
るように設定されているセツト開度STを、第3速で定速
走行制御が開始されたときには、予め定める補正値βだ
け大きくするようにしたので、第3速において定速走行
制御を開始しても、スロツトル弁13の制御量θがアンダ
ーシユートとなることなく、円滑に制御を開始すること
ができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、目標車速の設定時に変
速機の変速段に対応してスロツトル弁の基準制御量を変
化するようにしたので、定速走行制御開始時点から、選
択されているギア位置に対応した最適な基準制御量を設
定することができ、円滑に定速走行制御を開始すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の定速走行装置の構成を示す
機能ブロック図、第2図は目標車速Vmおよびギア位置と
セツトデユーテイSDとの関係を示すグラフ、第3図は本
考案の一実施例の動作を説明するためのフローチヤー
ト、第4図は本考案の他の実施例の動作を説明するため
のフローチヤートである。 1……セツトスイツチ、3……車速センサ、4……メモ
リ、11……セツトデユーテイ演算部、12……アクチユエ
ータ、13……スロツトル弁、14……内燃機関、15……変
速機、17……ギア位置検出手段、20……制御装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】目標車速に対応して算出される基準制御量
    と、目標車速と走行車速との差に基づいて算出される制
    御量とから実際の制御量を演算し、その演算結果に対応
    してスロツトル弁開度を制御する定速走行装置におい
    て、 変速機の変速段を検出するギア位置検出手段と、 前記ギア位置検出手段の出力に応答し、前記目標車速の
    設定時において、前記変速機の変速段に対応して前記基
    準制御量を補正する補正手段とを含むことを特徴とする
    定速走行装置。
JP2579390U 1990-03-13 1990-03-13 定速走行装置 Expired - Lifetime JP2506449Y2 (ja)

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JPH03115526U JPH03115526U (ja) 1991-11-29
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