JP2506319B2 - 印影の自動照合方法 - Google Patents
印影の自動照合方法Info
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- JP2506319B2 JP2506319B2 JP4264330A JP26433092A JP2506319B2 JP 2506319 B2 JP2506319 B2 JP 2506319B2 JP 4264330 A JP4264330 A JP 4264330A JP 26433092 A JP26433092 A JP 26433092A JP 2506319 B2 JP2506319 B2 JP 2506319B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】銀行,郵便局などの金融機関や保
険・証券業界における業務に必要な印鑑の印影照合方法
に関するものである。
険・証券業界における業務に必要な印鑑の印影照合方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、業務上必要な印影をコンピュー
タの外部記憶装置に登録しておき、照合するときに検索
して表示装置に表示させ、用紙に捺印された印影と見比
べて照合を行っていた。
タの外部記憶装置に登録しておき、照合するときに検索
して表示装置に表示させ、用紙に捺印された印影と見比
べて照合を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】用紙に捺印された印影
と表示装置に表示されている登録印影とを見比べて照合
するとき、複雑な書体によって構成されている印影、印
鑑における疵や捺印が不充分であるために不鮮明な部分
のある印影等を照合する場合には慎重に照合しなくては
ならず、このため余分な時間がかかってしまう欠点があ
った。
と表示装置に表示されている登録印影とを見比べて照合
するとき、複雑な書体によって構成されている印影、印
鑑における疵や捺印が不充分であるために不鮮明な部分
のある印影等を照合する場合には慎重に照合しなくては
ならず、このため余分な時間がかかってしまう欠点があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上述した従来
方法の欠点を解消するためになされたものであって、画
像入力装置から読み込んだ印影1と外部記憶装置に登録
されている印影2とを表示装置上に表示させ、両画像の
傾きによるズレの角度を求めてこのズレの角度だけ印影
1の画像データを座標回転させて印影2の画像データと
重ね合わせる。上記動作をコンピュータによって自動的
に行うと共に表示装置における印影1と印影2を色分け
して表示すると、重なり合う部分はさらに異なる色によ
り鮮明に表示される。なお、両画像の傾きによるズレの
角度を検出する方法には、両画像の中心と重心を結ぶ直
線と中心を通る水平線との角度をそれぞれ求め、2つの
角度の差を求めることによって両画像の傾きによるズレ
の角度を求める方法を用いている。
方法の欠点を解消するためになされたものであって、画
像入力装置から読み込んだ印影1と外部記憶装置に登録
されている印影2とを表示装置上に表示させ、両画像の
傾きによるズレの角度を求めてこのズレの角度だけ印影
1の画像データを座標回転させて印影2の画像データと
重ね合わせる。上記動作をコンピュータによって自動的
に行うと共に表示装置における印影1と印影2を色分け
して表示すると、重なり合う部分はさらに異なる色によ
り鮮明に表示される。なお、両画像の傾きによるズレの
角度を検出する方法には、両画像の中心と重心を結ぶ直
線と中心を通る水平線との角度をそれぞれ求め、2つの
角度の差を求めることによって両画像の傾きによるズレ
の角度を求める方法を用いている。
【0005】
【作用】画像入力装置から読み込んだ捺印された印影1
の画像データと外部記憶装置に登録されている印影2の
画像データとを表示装置上に表示させ、コンピュータの
ROMに格納してあるプログラムによって両画像の傾き
によるズレの角度を求めたうえで印影1をズレの角度だ
け座標回転して印影2と重ね合わせ、かつ両画像を赤色
と緑色に色分けして表示すると、重なり合う部分は黄色
として表示されるので、一瞥して照合できる。
の画像データと外部記憶装置に登録されている印影2の
画像データとを表示装置上に表示させ、コンピュータの
ROMに格納してあるプログラムによって両画像の傾き
によるズレの角度を求めたうえで印影1をズレの角度だ
け座標回転して印影2と重ね合わせ、かつ両画像を赤色
と緑色に色分けして表示すると、重なり合う部分は黄色
として表示されるので、一瞥して照合できる。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1はこの発明に係る印影の自動照合装置
の構成を示すブロック図である。図1において、前記印
影の自動照合装置は印影画像を登録しておく外部記憶装
置4、捺印された印影画像を入力する画像入力装置5、
印影画像を表示する表示装置6、印影画像の自動照合プ
ログラムを格納したROM2、印影画像データを一時的
に格納しておくRAM3および前記各装置を統括制御す
るCPU1によって構成されている。
ら説明する。図1はこの発明に係る印影の自動照合装置
の構成を示すブロック図である。図1において、前記印
影の自動照合装置は印影画像を登録しておく外部記憶装
置4、捺印された印影画像を入力する画像入力装置5、
印影画像を表示する表示装置6、印影画像の自動照合プ
ログラムを格納したROM2、印影画像データを一時的
に格納しておくRAM3および前記各装置を統括制御す
るCPU1によって構成されている。
【0007】登録されている印影の画像(印影2)は図
2(a)に示す通りであり、外部記憶装置4から読み出
されてRAM3に格納される。また、捺印された印影の
画像(印影1)は図2(b)に示す通りであり、画像入
力装置5に入力された印影1はRAM3に格納される。
表示装置6には上述した2つの印影1と印影2が表示さ
れ、印影2を基準にして印影1を変位させて両画像を重
ね合わせて照合するが、印影の自動照合方法としては、
画像の傾きによるズレの角度を検出する方法を用いる。
2(a)に示す通りであり、外部記憶装置4から読み出
されてRAM3に格納される。また、捺印された印影の
画像(印影1)は図2(b)に示す通りであり、画像入
力装置5に入力された印影1はRAM3に格納される。
表示装置6には上述した2つの印影1と印影2が表示さ
れ、印影2を基準にして印影1を変位させて両画像を重
ね合わせて照合するが、印影の自動照合方法としては、
画像の傾きによるズレの角度を検出する方法を用いる。
【0008】 両画像の 傾きによるズレの角度を求める方
法を図4に示すフローチャートを用いて説明する。 (1)印影1の中心と重心の座標を求める。(N22,
N23) (2)印影1の中心と重心の距離が任意に設定した距離
よりも長ければ、中心と重心を結ぶ直線と中心を通る水
平線との角度を求める。この角度θ1 は図3(b)に示
す通りである。(N24,N25)また、中心と重心と
の距離が設定距離よりも短い場合は、角度検出不能の情
報を設定する。(N31) (3)印影2の中心と重心の座標を求める。(N26,
N27) (4)印影2の中心と重心の距離が任意に設定した距離
よりも長ければ、中心と重心を結ぶ直線と中心を通る水
平線との角度を求める。この角度θ2 は図3(a)に示
す通りである。(N28,N29) また、中心と重心との距離が設定距離よりも短い場合は
角度検出不能の情報を設定する。(N31) (5)角度θ2 と角度θ1 の差を求め、印影1と印影2
の傾きによるズレの角度θとする。(N30)
法を図4に示すフローチャートを用いて説明する。 (1)印影1の中心と重心の座標を求める。(N22,
N23) (2)印影1の中心と重心の距離が任意に設定した距離
よりも長ければ、中心と重心を結ぶ直線と中心を通る水
平線との角度を求める。この角度θ1 は図3(b)に示
す通りである。(N24,N25)また、中心と重心と
の距離が設定距離よりも短い場合は、角度検出不能の情
報を設定する。(N31) (3)印影2の中心と重心の座標を求める。(N26,
N27) (4)印影2の中心と重心の距離が任意に設定した距離
よりも長ければ、中心と重心を結ぶ直線と中心を通る水
平線との角度を求める。この角度θ2 は図3(a)に示
す通りである。(N28,N29) また、中心と重心との距離が設定距離よりも短い場合は
角度検出不能の情報を設定する。(N31) (5)角度θ2 と角度θ1 の差を求め、印影1と印影2
の傾きによるズレの角度θとする。(N30)
【0009】 上述した両画像の傾きによるズレの角度を
求める方法によってズレの角度を検出し、さらに、印影
1を座標回転して印影2に重ね合わせ、印影1と印影2
を色分けして、例えば印影1の部分を赤色、印影2の部
分を緑色とすると、重なり合う部分は黄色となって鮮明
に表示される。
求める方法によってズレの角度を検出し、さらに、印影
1を座標回転して印影2に重ね合わせ、印影1と印影2
を色分けして、例えば印影1の部分を赤色、印影2の部
分を緑色とすると、重なり合う部分は黄色となって鮮明
に表示される。
【0010】 なお、上述した実施例においては印影は円
形のものとしてあるが、角形や楕円形の印影であっても
同一画素を基準にしてそれぞれの中心を求め、上述した
実施例において説明した照合方法を適用できる。
形のものとしてあるが、角形や楕円形の印影であっても
同一画素を基準にしてそれぞれの中心を求め、上述した
実施例において説明した照合方法を適用できる。
【0011】
【発明の効果】以上、説明したように、画像入力装置か
ら読み込んだ印影1の画像データと外部記憶装置に登録
されている印影2の画像データとを表示装置に表示さ
せ、両画像の傾きによるズレの角度を求め、この角度だ
け印影1の画像データを座標回転して印影2に重ね合わ
さる位置に印影1の画像データを平行移動して重ね合わ
せる。上述した印影の照合方法をコンピュータによって
自動的に実行させ、表示装置に表示する印影1と印影2
を色分けして表示すると重なり合う部分はさらに異 なる
色により鮮明に表示されるので、短時間のうちに正確な
印鑑照合を行うことが可能となる。
ら読み込んだ印影1の画像データと外部記憶装置に登録
されている印影2の画像データとを表示装置に表示さ
せ、両画像の傾きによるズレの角度を求め、この角度だ
け印影1の画像データを座標回転して印影2に重ね合わ
さる位置に印影1の画像データを平行移動して重ね合わ
せる。上述した印影の照合方法をコンピュータによって
自動的に実行させ、表示装置に表示する印影1と印影2
を色分けして表示すると重なり合う部分はさらに異 なる
色により鮮明に表示されるので、短時間のうちに正確な
印鑑照合を行うことが可能となる。
【図1】この発明による印影の自動照合装置の構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図2】登録されている印影と捺印されている印影の一
例を示す図。
例を示す図。
【図3】印影1と印影2の中心と重心を示す説明図。
【図4】両画像の傾きによるズレの角度を求める方法の
フローチャート。
フローチャート。
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 外部記憶装置 5 画像入力装置 6 表示装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−18885(JP,A) 特開 平3−246691(JP,A) 特開 昭55−124881(JP,A) 特開 昭58−189774(JP,A) 特開 昭56−4882(JP,A) 特開 昭57−199076(JP,A) 特開 昭61−75975(JP,A) 特開 昭61−184689(JP,A) 特開 平2−159682(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 印影画像を登録する外部記憶装置、捺印
された印影画像を入力する画像入力装置、印影画像を表
示する表示装置、印影画像の自動照合プログラムを格納
したROM、印影画像データを一時的に格納しておくR
AMおよび前記各装置を統括制御するCPUによって構
成し、 前記画像入力装置から読み込んだ捺印された印影(1)
の画像データと前記外部記憶装置に登録されている印影
(2)の画像データとを前記表示装置に表示させ、それ
ぞれの画像データから求めた画像の中心と重心との距離
が任意に設定した距離よりも長いときは、中心と重心を
結ぶ直線と中心を通る水平線との角度をそれぞれ求めて
前記2つの画像の傾きによるズレの角度を検出し、前記
印影(2)の画像を基準にして前記印影(1)の画像を
前記ズレの角度だけ座標回転して前記印影(2)に重ね
合わせ、 かつ、前記印影(1)の画像と前記印影(2)の画像を
色分けして前記表示装置に表示させ、重なり合う部分を
さらに異なる色によって表示させることを特徴とする印
影の自動照合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4264330A JP2506319B2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 印影の自動照合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4264330A JP2506319B2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 印影の自動照合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0689333A JPH0689333A (ja) | 1994-03-29 |
JP2506319B2 true JP2506319B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=17401688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4264330A Expired - Fee Related JP2506319B2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 印影の自動照合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506319B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4879076A (en) * | 1986-06-17 | 1989-11-07 | Nippon Oil Co., Ltd. | Process for the production of polyethylene materials |
US4833172A (en) * | 1987-04-24 | 1989-05-23 | Ppg Industries, Inc. | Stretched microporous material |
US4877679A (en) * | 1988-12-19 | 1989-10-31 | Ppg Industries, Inc. | Multilayer article of microporous and porous materials |
JP2010102639A (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | Ricoh Co Ltd | 画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム |
JP5534458B2 (ja) | 2009-01-23 | 2014-07-02 | 国立大学法人広島大学 | 高分子シートおよびその製造方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5853788B2 (ja) * | 1979-03-19 | 1983-12-01 | 日本電信電話株式会社 | 印影照合処理方式 |
JPS564882A (en) * | 1979-06-25 | 1981-01-19 | Mitsubishi Electric Corp | Seal collation unit |
JPS57199076A (en) * | 1981-06-01 | 1982-12-06 | Nec Corp | Collator for seal print |
JPS58189774A (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-05 | Oki Electric Ind Co Ltd | 印鑑比較器 |
JPS6175975A (ja) * | 1984-09-22 | 1986-04-18 | Toshiba Corp | パタ−ン照合方式 |
JPS61184689A (ja) * | 1985-02-13 | 1986-08-18 | Oki Electric Ind Co Ltd | 印鑑照合装置 |
JPS6418885A (en) * | 1988-01-13 | 1989-01-23 | Hitachi Ltd | Image collating device |
JPH02159682A (ja) * | 1988-12-13 | 1990-06-19 | Yaskawa Electric Mfg Co Ltd | テンプレートマッチング方式 |
JPH03246691A (ja) * | 1990-02-23 | 1991-11-05 | Nec Corp | 印影照合方法 |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP4264330A patent/JP2506319B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0689333A (ja) | 1994-03-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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