JP2009217308A - 印鑑照合装置および印鑑照合方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】押印位置を示すための破線、文字または罫線等が帳票に予め印刷されている場合であっても精度の高い印鑑照合を行うことができるようにする。
【解決手段】印鑑を押印する位置を示す押印位置標識を含む帳票の画像情報を登録帳票画像として記憶する登録帳票画像データベース33と、スキャナ21で読取った帳票の画像から抽出した印影画像と記憶部3に登録された印影画像を照合して相違する画素を差分画像として抽出し、その差分画像から登録帳票画像データベース33に記憶された登録帳票画像に含まれる押印位置標識画像を除外する印影照合手段44を設け、予め帳票に印刷された押印位置標識が差分画像に含まれないようにして帳票に押印された印鑑と登録された印鑑との異同を判定するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】印鑑を押印する位置を示す押印位置標識を含む帳票の画像情報を登録帳票画像として記憶する登録帳票画像データベース33と、スキャナ21で読取った帳票の画像から抽出した印影画像と記憶部3に登録された印影画像を照合して相違する画素を差分画像として抽出し、その差分画像から登録帳票画像データベース33に記憶された登録帳票画像に含まれる押印位置標識画像を除外する印影照合手段44を設け、予め帳票に印刷された押印位置標識が差分画像に含まれないようにして帳票に押印された印鑑と登録された印鑑との異同を判定するようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、予め登録された登録印影画像と帳票の押印欄に押印された印影画像とを照合する印鑑照合装置および印鑑照合方法に関する。
従来の印鑑照合装置および印鑑照合方法を図5から図12に基づいて説明する。
図5は従来の印鑑照合装置の構成を示すブロック図である。
図5において、印鑑照合装置100は、帳票に押印された印鑑の画像をスキャナ121で読取る帳票読取部120、半導体メモリや磁気ディスク等で構成された記憶部130、装置全体を制御する制御部140等で構成され、帳票読取部120で読取った印鑑の画像である照合用入力画像131と予め記憶部130の登録印データベース132に登録された印鑑の画像とを照合する。
図5は従来の印鑑照合装置の構成を示すブロック図である。
図5において、印鑑照合装置100は、帳票に押印された印鑑の画像をスキャナ121で読取る帳票読取部120、半導体メモリや磁気ディスク等で構成された記憶部130、装置全体を制御する制御部140等で構成され、帳票読取部120で読取った印鑑の画像である照合用入力画像131と予め記憶部130の登録印データベース132に登録された印鑑の画像とを照合する。
次に、印鑑照合装置100が行う印鑑照合処理を図6の従来の印鑑照合処理を示すフローチャートのSで表すステップにしたがって説明する。
S101:制御部140の照合用画像管理手段141は帳票読取部120により帳票をスキャナ121で読取り、読取った帳票の画像(図7に示す帳票の画像)を記憶部130に記憶させる(照合画像取得)。
S101:制御部140の照合用画像管理手段141は帳票読取部120により帳票をスキャナ121で読取り、読取った帳票の画像(図7に示す帳票の画像)を記憶部130に記憶させる(照合画像取得)。
S102:制御部140は、帳票の座標等に基づいて読取った帳票の画像の図7に示す照合用印影領域71から照合印影画像72の切り出しを行い、切り出された照合印影画像を図8に示す照合用入力画像として記憶部130に記憶させる(照合印影領域抽出)。
S103:制御部140の登録印管理手段142は口座番号等に基づいて登録印データベース132を検索して登録されている印影の画像を登録印影画像として抽出する(登録印影画像取得)。
S103:制御部140の登録印管理手段142は口座番号等に基づいて登録印データベース132を検索して登録されている印影の画像を登録印影画像として抽出する(登録印影画像取得)。
S104:制御部140は、登録印影画像の向きを変更しながら、登録印影画像が照合印影画像と最も重なる方向および位置を決定する(印影重ね合わせ)。
S105:制御部140は、S104で重ね合わせた登録印影画像と照合印影画像とを比較し、画像上の異なる画素数を算出する。図9に示すように登録印影画像92と照合印影画像72が同一の場合、異なる画素は殆ど存在しないが、図10に示すように登録印影画像93と照合印影画像73が異なる場合、異なる画素96が差分として算出される(印影差分抽出)。なお、図9および図10において一致している画素を破線95で示している。
S105:制御部140は、S104で重ね合わせた登録印影画像と照合印影画像とを比較し、画像上の異なる画素数を算出する。図9に示すように登録印影画像92と照合印影画像72が同一の場合、異なる画素は殆ど存在しないが、図10に示すように登録印影画像93と照合印影画像73が異なる場合、異なる画素96が差分として算出される(印影差分抽出)。なお、図9および図10において一致している画素を破線95で示している。
S106:制御部140は、算出した画像上の異なる画素数が所定の閾値を超えているか否か、すなわち照合印影画像が登録印影画像と異なるか否かを判定し、閾値を超えている場合、照合印影画像が登録印影画像と異なると判定するようにしている(差分量判定)。
また、照合印影画像と登録印影画像とを重ね合わせた重複画像に基づいて照合印影画像と登録印影画像との形状が一致しない相違部分を検出し、その相違部分を複数の領域に分割して各領域に対する相違部分の割合を算出し、局所的な相違を検出して印鑑照合の精度を向上させているものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−165383号公報(段落「0026」〜段落「0038」、図1)
また、照合印影画像と登録印影画像とを重ね合わせた重複画像に基づいて照合印影画像と登録印影画像との形状が一致しない相違部分を検出し、その相違部分を複数の領域に分割して各領域に対する相違部分の割合を算出し、局所的な相違を検出して印鑑照合の精度を向上させているものもある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述した従来の技術においては、図11に示すように押印位置を示すための破線等の「○」印または「印」等の文字等が帳票に予め印刷されている場合や押印欄を示す罫線にかかるように印鑑が押印された場合、その破線、文字または罫線等は照合印影画像の一部となり、図12の太線で示すように登録印影画像との画像上の異なる画素として検出されるため、同一の印鑑であるにもかかわらず異なる印鑑として照合されてしまい、印鑑照合の精度が損なわれるというという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、押印位置を示すための破線、文字または罫線等が帳票に予め印刷されている場合であっても精度の高い印鑑照合を行うことができるようにすることを目的とする。
そのため、本発明は、帳票から読取った印影画像を記憶部に登録された印影画像と照合し、その差分画像に基づいて帳票に押印された印鑑と登録された印鑑との異同を判定する印鑑照合装置において、印鑑を押印する位置を示す押印位置標識を含む帳票の画像情報を登録帳票画像として記憶する記憶部と、帳票読取部で読取った帳票の画像から抽出した印影画像と記憶部に登録された印影画像を照合して相違する画素を差分画像として抽出し、その差分画像から前記記憶部に記憶された登録帳票画像に含まれる押印位置標識画像を除外する印影照合手段とを設け、前記印影照合手段が押印位置標識画像を除外した差分画像に基づいて帳票に押印された印鑑と登録された印鑑との異同を判定するようにしたことを特徴とする。
このようにした本発明は、押印位置を示すための破線、文字または罫線等の押印位置標識が帳票に予め印刷されている場合であっても精度の高い印鑑照合を行うことができるようになるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による印鑑照合装置および印鑑照合方法の実施例を説明する。
図1は実施例における印鑑照合装置の構成を示すブロック図である。
図1において、1は印鑑照合装置であり、銀行等の金融機関に設置され、帳票に押印された印鑑の印影と予め登録された印鑑の印影とを照合し、帳票に押印された印鑑が登録された印鑑であるか否かの判定を行うものである。
2は帳票読取部であり、帳票に押印された印鑑の印影を含め帳票を画像としてスキャナ21で読取るものである。スキャナ21は、CCD(Charge Coupled Devices)センサ等で構成され、住所変更届等の各種帳票の画像を読取ることができるようになっている。
図1において、1は印鑑照合装置であり、銀行等の金融機関に設置され、帳票に押印された印鑑の印影と予め登録された印鑑の印影とを照合し、帳票に押印された印鑑が登録された印鑑であるか否かの判定を行うものである。
2は帳票読取部であり、帳票に押印された印鑑の印影を含め帳票を画像としてスキャナ21で読取るものである。スキャナ21は、CCD(Charge Coupled Devices)センサ等で構成され、住所変更届等の各種帳票の画像を読取ることができるようになっている。
3は記憶部であり、半導体メモリや磁気ディスク等で構成され情報を記憶し、記憶した情報を読出すことができるものである。この記憶部3には印鑑照合装置1全体の動作を制御する制御プログラム(ソフトウェア)、照合用入力画像31、登録印データベース32、および登録帳票画像データベース33等を記憶する。
照合用入力画像31は、帳票読取部2で読取った帳票の印影の画像情報(以下、「照合印影画像」という。)を記憶するものであり、登録印データベース32は、顧客を識別するための顧客識別情報としての口座番号等に関連付けて登録された印影の画像情報(以下、「登録印影画像」という。)を予め記憶するものである。この登録印データベース32に登録される印影は、背景が無地の印影であるものとする。
照合用入力画像31は、帳票読取部2で読取った帳票の印影の画像情報(以下、「照合印影画像」という。)を記憶するものであり、登録印データベース32は、顧客を識別するための顧客識別情報としての口座番号等に関連付けて登録された印影の画像情報(以下、「登録印影画像」という。)を予め記憶するものである。この登録印データベース32に登録される印影は、背景が無地の印影であるものとする。
また、登録帳票画像データベース33は帳票読取部2で読取る帳票毎に、図2に示す文字の記入や押印がされていない帳票の画像情報(以下、「登録帳票画像」という。)を記憶するものである。したがって、この帳票の画像情報には、帳票に予め印刷されている押印位置を示すための破線等の「○」印、「印」等の文字、または罫線等の押印位置標識の画像情報が含まれている。
なお、本実施例では、押印位置標識の画像情報を含む帳票の画像情報を登録画像情報として登録帳票画像データベース33に記憶するものとして説明するが、押印位置標識の画像情報そのものを登録画像情報として登録帳票画像データベース33に記憶するようにしてもよい。
4は制御部であり、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の演算および制御手段等で構成されたものである。この制御部4は帳票読取部2、記憶部3、および通信回線5を介して上位装置との間で通信を行う図示しない通信部を含めて印鑑照合装置1全体の動作を記憶部3に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて制御する。
4は制御部であり、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の演算および制御手段等で構成されたものである。この制御部4は帳票読取部2、記憶部3、および通信回線5を介して上位装置との間で通信を行う図示しない通信部を含めて印鑑照合装置1全体の動作を記憶部3に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて制御する。
また、制御部4は、帳票読取部2で読取った帳票の印影の画像情報を照合印影画像として照合用入力画像31に記憶させる照合用画像管理手段41、顧客を識別するための顧客識別情報としての口座番号等に関連付けて登録印影画像を登録印データベース32に記憶させるとともに顧客識別情報に基づいて登録印データベース32を検索して登録印影画像を抽出する登録印管理手段42、帳票を識別するための帳票識別情報に関連付けて登録帳票画像を登録帳票画像データベース33に記憶させるとともに帳票識別情報に基づいて登録帳票画像データベース33を検索して登録帳票画像を抽出する帳票管理手段43を備えている。
さらに、制御部4は、登録印データベース32および登録帳票画像データベース33に記憶された情報に基づいて帳票読取部2で読取った照合印影画像と登録印データベース32に登録された登録印影画像とを照合する印影照合手段44を備えている。
上述した構成の作用を図3の実施例における印鑑照合処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
上述した構成の作用を図3の実施例における印鑑照合処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
なお、以下に説明する各部の動作は、図示しないメモリや磁気ディスク等の記憶手段に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない中央処理装置等の制御手段により制御される。
S1:制御部4の照合用画像管理手段41は、帳票読取部2により押印位置を示すための破線等の「○」印、「印」等の文字、または罫線等の押印位置標識が予め印刷されている図4(a)に示す帳票をスキャナ21で読取り、読取った帳票の画像である照合帳票画像を記憶部3に記憶させる(照合帳票画像取得)。
S1:制御部4の照合用画像管理手段41は、帳票読取部2により押印位置を示すための破線等の「○」印、「印」等の文字、または罫線等の押印位置標識が予め印刷されている図4(a)に示す帳票をスキャナ21で読取り、読取った帳票の画像である照合帳票画像を記憶部3に記憶させる(照合帳票画像取得)。
読取った帳票の画像を記憶部3に記憶させると制御部4は、その画像から帳票に記入されている帳票を識別するための帳票番号等の図示しない帳票識別情報を認識するものとする。なお、帳票に記入されている罫線のパターンから帳票の種別を認識するようにしてもよい。
S2:制御部4の帳票管理手段43は認識した帳票識別情報に基づいて登録帳票画像データベース33を検索してその登録帳票画像を抽出する(登録帳票画像取得)。
S2:制御部4の帳票管理手段43は認識した帳票識別情報に基づいて登録帳票画像データベース33を検索してその登録帳票画像を抽出する(登録帳票画像取得)。
S3:制御部4は、読取った照合帳票画像と抽出した登録帳票画像とが重なる照合帳票画像上の基準となる座標(例えば照合帳票画像の左上点のX,Y座標)を算出する。ここで、制御部4は照合帳票画像の罫線と抽出した登録帳票画像の罫線が最も重なる照合帳票画像上の座標を算出するものとする。
また、制御部4は、抽出した登録帳票画像の印影領域(図2に示す印影領域50)の画像を抽出して記憶部3に記憶させておくものとする。
また、制御部4は、抽出した登録帳票画像の印影領域(図2に示す印影領域50)の画像を抽出して記憶部3に記憶させておくものとする。
S4:制御部4の照合用画像管理手段41は、算出した照合帳票画像上の基準となる座標等に基づいて読取った照合帳票画像の図4(a)に示す照合用印影領域51から照合印影画像52の切り出しを行い、切り出された照合印影画像を照合用入力画像31として記憶部3に記憶させる(照合印影領域抽出)。
図4(b)は切り出された照合印影画像の説明図であり、図中の細線(破線)は印影を示し、図中太線は帳票に予め印刷されている押印位置を示すための破線等の「○」印、「印」等の文字、または罫線等の押印位置標識を示している。したがって、切り出された照合印影画像には、図中太線で示すように押印位置標識の画像53が含まれている。
図4(b)は切り出された照合印影画像の説明図であり、図中の細線(破線)は印影を示し、図中太線は帳票に予め印刷されている押印位置を示すための破線等の「○」印、「印」等の文字、または罫線等の押印位置標識を示している。したがって、切り出された照合印影画像には、図中太線で示すように押印位置標識の画像53が含まれている。
なお、図4(a)における照合用印影領域51から外れて押印された場合であっても印影と推認される領域を照合印影画像52として切り出すものとする。
また、本実施例では、図4(a)に示す照合用印影領域51を矩形状に切り出して照合印影画像52とするように説明するが、印影の輪郭を認識して印影部分のみ(例えば円形状)を切り出して照合印影画像52とするようにしてもよい。
また、本実施例では、図4(a)に示す照合用印影領域51を矩形状に切り出して照合印影画像52とするように説明するが、印影の輪郭を認識して印影部分のみ(例えば円形状)を切り出して照合印影画像52とするようにしてもよい。
S5:制御部4の登録印管理手段42は口座番号等の顧客識別情報に基づいて登録印データベース32を検索して登録されている印影の画像を登録印影画像として抽出する(登録印影画像取得)。なお、口座番号等の顧客識別情報は図示しない入力部で入力または帳票に記入された口座番号を認識するものとする。また、図示しない上位装置から受信するものとしてもよい。
S6:制御部4の印影照合手段44は、公知の技術を利用して登録印影画像の向きを変更しながら、その登録印影画像が記憶部3に照合用入力画像31として記憶させた照合印影画像と最も重なる方向および位置を決定する(印影重ね合わせ)。
S7:制御部4の印影照合手段44は、S6で重ね合わせた登録印影画像と照合印影画像とを比較し、画像上の異なる画素を抽出して印影差分画像とする。図9に示すように登録印影画像92と照合印影画像72が同一の場合、異なる画素は殆ど存在しないが、図10に示すように登録印影画像93と照合印影画像73が異なる場合、異なる画素96が差分として抽出されるのは従来の技術と同様であるであるが、本実施例では帳票に予め印刷されている押印位置を示すための破線等の「○」印、「印」等の文字、または罫線等の押印位置標識も差分として抽出される(印影差分抽出)。
S7:制御部4の印影照合手段44は、S6で重ね合わせた登録印影画像と照合印影画像とを比較し、画像上の異なる画素を抽出して印影差分画像とする。図9に示すように登録印影画像92と照合印影画像72が同一の場合、異なる画素は殆ど存在しないが、図10に示すように登録印影画像93と照合印影画像73が異なる場合、異なる画素96が差分として抽出されるのは従来の技術と同様であるであるが、本実施例では帳票に予め印刷されている押印位置を示すための破線等の「○」印、「印」等の文字、または罫線等の押印位置標識も差分として抽出される(印影差分抽出)。
ここで、登録印影画像の印影部分と照合印影画像の印影部分とを比較し、画像上の異なる画素を抽出して印影差分画像とするようにしても照合印影画像の印影部分内の押印位置標識は差分として抽出される。特に照合印影画像の印影部分が罫線にかかる場合、その罫線が印影差分画像として抽出される。
S8:制御部4の印影照合手段44は、抽出した印影差分画像からS3において記憶部3に記憶させておいた登録帳票画像の印影領域の画像をマスクして差分補正画像を生成する差分補正処理を行う。すなわち、印影差分画像から図4(b)に太線で示す帳票に予め印刷されている押印位置を示すための破線等の「○」印、「印」等の文字、または罫線等の押印位置標識の画像53を除外し、登録印影画像と照合印影画像との差分にならないようにする。(差分補正処理)
S9:制御部4の印影照合手段44は、印影差分画像を登録帳票画像の印影領域の画像でマスクした差分補正画像の画素数が所定の閾値を超えているか否かを判定し、閾値を超えている場合、照合印影画像が登録印影画像と異なると判定する(差分量判定)。
S8:制御部4の印影照合手段44は、抽出した印影差分画像からS3において記憶部3に記憶させておいた登録帳票画像の印影領域の画像をマスクして差分補正画像を生成する差分補正処理を行う。すなわち、印影差分画像から図4(b)に太線で示す帳票に予め印刷されている押印位置を示すための破線等の「○」印、「印」等の文字、または罫線等の押印位置標識の画像53を除外し、登録印影画像と照合印影画像との差分にならないようにする。(差分補正処理)
S9:制御部4の印影照合手段44は、印影差分画像を登録帳票画像の印影領域の画像でマスクした差分補正画像の画素数が所定の閾値を超えているか否かを判定し、閾値を超えている場合、照合印影画像が登録印影画像と異なると判定する(差分量判定)。
このようにして印影差分画像から帳票に予め印刷されている押印位置を示すための破線等の「○」印、「印」等の文字、または罫線等の押印位置標識の画像を除外し、登録印影画像と照合印影画像との差分にならないようにしたことにより、押印位置を示すための破線、文字または罫線等の押印位置標識が帳票に予め印刷されている場合であっても精度の高い印鑑照合を行うことができるようになる。
なお、本実施例では、登録印データベース32に背景が無地の印影を登録するようにしたが、押印位置を示すための破線等の「○」印、「印」等の文字、または罫線等の押印位置標識が背景になっている印影を登録印影画像として登録しておき、その登録印影画像から押印位置標識の画像を除外した印影画像と照合印影画像とを比較し、画像上の異なる画素を抽出して印影差分画像を算出するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例では、登録印影画像と照合印影画像との相違部分を示す印影差分画像から帳票に予め印刷されている押印位置を示すための破線等の「○」印、「印」等の文字、または罫線等の押印位置標識の画像を除外し、登録印影画像と照合印影画像との相違部分にならないようにしたことにより、押印位置を示すための破線、文字または罫線等の押印位置標識が帳票に予め印刷されている場合であっても精度の高い印鑑照合を行うことができるようになるという効果が得られる。
1 印鑑照合装置
2 帳票読取部
3 記憶部
4 制御部
5 通信回線
21 スキャナ
31 照合用入力画像
32 登録印データベース
33 登録帳票画像データベース
41 照合用画像管理手段
42 登録印管理手段
43 帳票管理手段
2 帳票読取部
3 記憶部
4 制御部
5 通信回線
21 スキャナ
31 照合用入力画像
32 登録印データベース
33 登録帳票画像データベース
41 照合用画像管理手段
42 登録印管理手段
43 帳票管理手段
Claims (2)
- 帳票から読取った印影画像を記憶部に登録された印影画像と照合し、その差分画像に基づいて帳票に押印された印鑑と登録された印鑑との異同を判定する印鑑照合装置において、
印鑑を押印する位置を示す押印位置標識を含む帳票の画像情報を登録帳票画像として記憶する記憶部と、
帳票読取部で読取った帳票の画像から抽出した印影画像と記憶部に登録された印影画像を照合して相違する画素を差分画像として抽出し、その差分画像から前記記憶部に記憶された登録帳票画像に含まれる押印位置標識画像を除外する印影照合手段とを設け、
前記印影照合手段が押印位置標識画像を除外した差分画像に基づいて帳票に押印された印鑑と登録された印鑑との異同を判定するようにしたことを特徴とする印鑑照合装置。 - 帳票から読取った印影画像を記憶部に登録された印影画像と照合し、その差分画像に基づいて帳票に押印された印鑑と登録された印鑑との異同を判定する印鑑照合方法において、
印鑑を押印する位置を示す押印位置標識を含む帳票の画像情報を登録帳票画像として記憶部に記憶させるステップと、
帳票読取部で読取った帳票の画像から抽出した印影画像と記憶部に登録された印影画像を照合して相違する画素を差分画像として抽出し、その差分画像から前記記憶部に記憶された登録帳票画像に含まれる押印位置標識画像を除外するステップとを設け、
予め帳票に印刷された押印位置標識が前記差分画像に含まれないようにして帳票に押印された印鑑と登録された印鑑との異同を判定するようにしたことを特徴とする印鑑照合方法。
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JP2008057274A JP2009217308A (ja) | 2008-03-07 | 2008-03-07 | 印鑑照合装置および印鑑照合方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016153993A (ja) * | 2015-02-20 | 2016-08-25 | ウィッツェル株式会社 | 差分式印面撮影方法 |
JP2016153994A (ja) * | 2015-02-20 | 2016-08-25 | ウィッツェル株式会社 | 押印完了判定方法 |
-
2008
- 2008-03-07 JP JP2008057274A patent/JP2009217308A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016153993A (ja) * | 2015-02-20 | 2016-08-25 | ウィッツェル株式会社 | 差分式印面撮影方法 |
JP2016153994A (ja) * | 2015-02-20 | 2016-08-25 | ウィッツェル株式会社 | 押印完了判定方法 |
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