JP2506204B2 - ユニット階段 - Google Patents

ユニット階段

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JP2506204B2
JP2506204B2 JP1291752A JP29175289A JP2506204B2 JP 2506204 B2 JP2506204 B2 JP 2506204B2 JP 1291752 A JP1291752 A JP 1291752A JP 29175289 A JP29175289 A JP 29175289A JP 2506204 B2 JP2506204 B2 JP 2506204B2
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正雄 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、木造建築物の廻り階段及び直階段に対応し
ているユニット階段に関し、更に詳しくは、構成部材の
部品化加工を全て工場で行い、施工現場では組み立て、
固定作業だけで済ませることができるユニット階段に関
する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
階段には直階段と廻り階段とがあり、これらの階段は
いずれも施工現場において、躯体寸法に従って木材に墨
入れ後、切断、加工し、加工されたものを更に上階と下
階との高低差に合わせながら階段として組み立てるよう
にしている。
また、最近では現場における加工を極力少なくするた
めに、主要部材を工場でプレカットし、プレカットされ
た部材を現場で位置合わせをして寸法出しした後、適宜
切断等の加工をしながら組み立てるようにした階段もあ
る。このようなプレカットは、せいぜい側板を概ね必要
な寸法に切断し、切断された側板に踏板及び蹴込み板が
係合する溝加工をする程度のものであった。従って、階
段を組み立てる場合には、プレカットされた側板を現場
に持ち込み、現場において位置合わせをした上で相互の
接続端部の切断処理等を行って踏板、蹴込み板等と共に
組み立てるようにしている。
ところが、廻り階段部と直階段部とからなる廻り階段
の場合には、側板のプレカットのみでは現場の位置合わ
せ、及び位置合わせに即した接続端部等の切断加工が非
常に難しく、組み立てには相当の熟練を要するもので、
工場で予め側板の寸法出しをすることが困難であった。
殊に、従来の廻り階段では、廻り階段部を構成する踏板
及び蹴込み板(必要時には踊場板)は、それぞれの一端
を柱によって支持するため、各踏板、蹴込み板、場合に
よっては踊場板が係合する溝を柱に加工しそれぞれの端
部を位置合わせした上で、外廻側板の寸法出しをして相
互の接続端部を切断加工する必要があり、その組み立て
は、極めて難しいものであった。
従って、本発明の目的は、構成部材を全て工場で部品
化加工し、施工現場での切断加工を一切なくして施工現
場では組み立て作業及び固定作業だけで済ませることが
できるユニット階段を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、廻り階段部1とこれに連設された直階段部
2及び(又は)直階段部3とを有し、現場での切断、加
工の作業をすることなく所定位置に取り付け可能なユニ
ット階段であって、上記廻り階段部1は、外廻側板13と
該外廻側板13に対向する内廻側板14とこれら両者の内面
に形成れた溝に両端で係合する踏板及び蹴込み板とを備
え、また、上記直階段部2及び(又は)直階段部3は、
相対する一対の直側板21,21及び(又は)直側板31,31と
これら両者の内面に形成された溝に両端で係合する踏板
及び蹴込み板とを備え、且つ、上記外廻側板13、内廻側
板14及び一対の直側板21,21及び(又は)直側板31,31そ
れぞれの側縁部は、取り付けられた後のユニット階段に
おいて蹴込み板の表面と同一平面上に位置し且つ建築物
のモジュールの中心と一致する垂直な接続端P,P・・を
それぞれ有し、また該接続端P,P・・における踏板用の
溝の側端上縁と該溝の形成された上記各板それぞれの側
縁上縁との間の寸法Lが全て同一であることを特徴とす
るユニット階段を提供することにより上記目的を達成し
たものである。
また、本発明は、直階段部1′,直階段部2又は直階
段部3のみからなり、現場での切断、加工の作業をする
ことなく所定位置に取り付け可能なユニット階段であっ
て、上記直階段部1′,直階段部2又は直階段部3は、
相対向する一対の直側板100,100,・・とこれら両者の内
面に形成された溝に両端で係合する踏板及び蹴込み板と
備え、且つ、上記一対の直側板100,100,・・それぞれの
側端部は、蹴込み板の表面と同一平面上に位置し且つ建
築物のモジュールの中心と一致する垂直な接続端P′,
P′・・をそれぞれ有し、該接続端P′,P′,・・にお
ける踏板用の溝の側端上縁と該溝の形成された上記直側
板それぞれの側縁上端との間の寸法Lが同一であること
を特徴とするユニット階段を併せて提供するものであ
る。
〔作用〕
本発明によれば、外廻側板とこれと対をなす内廻側板
に踏板及び蹴込み板(必要に応じて踊場)を係合させて
廻り階段部を組み立て、また一対の直側板に踏板及び蹴
込み板(必要に応じて踊場)を係合させて直階段部を組
み立て、次いで、これらの接続端を接続するだけで廻り
階段を所定個所に取り付けて固定することができる。
また、一対の直側板に踏板及び蹴込み板(必要に応じ
て踊場)を係合させて直階段部を組み立ててこれらの接
続端を接続するだけで直階段を所定個所に取り付けて固
定することができる。
〔実施例〕
以下、第1図乃至第9図に示す実施例に基づいて本発
明の廻り階段を説明する。尚、各図中、第1図は本発明
のユニット階段の一実施例である廻り階段を示す部分斜
視図、第2図は第1図に示す廻り階段の全体を示す平面
図、第3図(a)、(b)、(c)はそれぞれ第2図に
示す廻り階段部の階段部分を示す図で、同図(a)はそ
の平面図、同図(b)及び(c)はそれぞれ外回側板の
内面を示す正面図、第4図(a)、(b)はそれぞれ第
2図に示す内廻側板の最下段の1枚を示す図で、同図
(a)はその内面を示す正面図、同図(b)はその側面
図、第5図(a)、(b)、(c)はそれぞれ第2図に
示す廻り階段部の踊場部分を示す図で、それぞれ第3図
(a)、(b)、(c)に相当する図、第6図(a)、
(b)はそれぞれ第2図に示す内廻側板の中段の1枚を
示す第4図(a)、(b)に相当する図、第7図は第2
図に示す内廻側板の更に残りの最上段の1枚の内面を示
す正面図、第8図(a)、(b)はそれぞれ第2図に示
す直階段部を示す図で、同図(a)はその平面図、同図
(b)はその直側板の内面を示す正面図、第9図は本発
明のユニット階段の他の実施例である直階段の全体を示
す平面図である。
本実施例の廻り階段は第1図、第2図に示す如く、廻
り階段部1と踊場を挟むようにそれぞれ連設された下方
の直階段部2及び上方の直階段部3とからなり、平面形
状がコ字状に形成され、第2図矢示方向に昇るように構
成されている。
而して、上記廻り階段部1は、第2図からも明らかな
ように、下方の直階段部2に連設された階段部分11と該
階段部分11と上方の直階段部3とを連絡する踊場部分12
とからなり、下方の直階段部2から上方の直階段部3へ
進行方向を180゜変えて形成されている。そして、廻り
階段部1は、その外周に配設された外廻側板13によって
コ字状に囲まれており、その中心位置に上記外廻側板13
と対をなして後述の如く踏段及び踊場板それぞれ係合、
支持する内廻側板14を有している。該内廻側板14は、上
記外廻側板13に対応させて水平方向の断面がコ字状に形
成された略柱状の部材として形成されている。
また、上記外廻側板13と内廻側板14の各下段側の端部
には、下方の直階段部2を構成する一対の直側板21、21
が接続され、また上記側板13、14の各上段側の端部には
上方の直階段部3を構成する一対の直側板31、31が接続
され、これらの直側板21、21及び31、31でそれぞれの直
階段部2、3の踏段を支持している。
上記廻り階段部分11は、第2図、第3図に示す如く、
踏段が進行方向を90゜変化するように形成されており、
その踏段は、従来と同様に下段から連続する踏板111A、
111B、111Cと同図中破線で示すそれぞれの蹴込み板112
A、112B、112Cとから構成されている。そして各踏板111
A、111B、111C及び各蹴込み板112A、112B、112Cの両端
が、外廻側板部材131、132及び前記内廻側板14に形成さ
れた後述の各溝にそれぞれ係合、支持されている。
即ち、下側の外廻側板部材131には、組み立てられた
状態で水平になる2条の横溝131A、131Bが互いに蹴上げ
高さ分だけ隔てて形成され、下方の溝131Aに最下段の踏
板111Aの一端が、上方の横溝131Bに中段の踏板111Bの一
端がそれぞれ嵌入して係合するようになされている。下
側の外廻側板部材131の下段側の接続端Pは、組み立て
られた状態で上記最下段の踏段の蹴込み板112Aの一端に
沿って垂直に形成され、その端部内面に該蹴込み板112A
の一端が係合する縦溝131Cがその接続端Pに沿って形成
され、下方の直階段部2の直側板21の接続端Pとで該蹴
込み板112Aの一端を挟むようになされている。また、下
側の外回側板部材131には2条の横溝131A、131Bを連結
し下側縁に達する縦溝131Dが形成され、、該縦溝131Dに
中段の蹴込み板112Bを下側縁から挿し込んで係合させる
ようになされている。
また、上側の外廻側板部材132にも組み立てられた状
態で水平になる2条の横溝132A、132Bが互いに蹴上げ高
さ分だけ隔てて形成され、下方の横溝132Aに中段の踏段
111Bの一端が、また、上方の横溝132Bに最上段の踏板11
1Cの一端がそれぞれ嵌入して係合するようになされてい
る。そして、該外廻側板部材132には、上記横溝132A、1
32Bを連結し下側縁に達する縦溝132Cが形成され、該縦
溝132Cに最上段の蹴込み板112Cを挿し込んで係合させる
ようになされている。また、上記外廻側板部材132の前
記踊場部分12との接続端Pの内面には、上記各機構132
A、132Bに平行させた短い横溝132Dが形成されており、
後述する踊場板121の先端角部が嵌入して係合するよう
になされている。そして、該横溝132Dは、該接続端Pの
上端から所定の寸法を隔てて形成されている。換言すれ
ば、該横溝132Dに係合する踊場板121の上方の長さ、即
ち、外廻側板部材132の接続端Pにおける該溝132Dの側
端上縁と該外廻側板部材132側縁上端との間の寸法Lが
一定になるように、該溝132Dが形成されている。ここで
は、踊場板121が係合される横溝132Dについて説明した
が、本発明(本実施例)においては、踏板が係合される
全ての横溝(踏板用の溝)の側端上縁と該溝の形成され
た各板(外廻側板13、内廻側板14及び一対の直側板21,2
1及び(又は)31,31それぞれの側縁部)それぞれの側縁
上端との間の寸法Lは全て同一に形成されている。その
ため、本発明のユニット階段は、組立てて所定位置に取
付けられるだけで、外廻側板13、内廻側板14及び一対の
直側板21,21及び(又は)31,31それぞれの上側縁部は必
然的に一致することになる。
一方、上記内廻側板14は、上記外廻側板部材131、132
に対応する内廻側板部材141、142を有し(第4図参
照)、該内廻側板部材141、142に上記踏板111A、111B、
111C及び蹴込み板112A、112B、112Cの他端が係合してい
る。即ち、該内廻側板部材141には、第4図(a)に示
す如く、組み立てられた状態で水平になる2条の横溝14
1A、141Bが互いに蹴上げ高さ分だけ隔てて形成され、下
方の溝141Aに最下段の踏板111Aの他端が、また、上方の
横溝141Bに中段の踏板111Bの他端がそれぞれ嵌入して係
合するようになされている。また、該内廻側板部材141
には、その下端近傍であって下方の直階段部2側の側縁
に沿って縦溝141Cが形成され、前記最下段の蹴込み板11
2Aの他端が上述の如く嵌入して係合し、下方の直階段部
2の直側板21の接続端Pとで該蹴込み板112Aの他端を挟
むようになされている。また、該内廻側板部材141に
は、2条の溝141A、141Bを連結し更に下端に達する縦溝
141Dが、上記縦溝141Cに対して平行に形成され、該縦溝
141Dに中段の蹴込み板112Bが嵌入して係合するようにな
されている。また、上記横溝141Bが、該内廻側板部材14
1の上段側の端面に達するように形成されており、中段
の踏板111Bがその矩形の切欠部で係合するようになされ
ている。また、上記端面の機構141Bの上方に前記外廻側
板部材132の短い溝132Dに対応する横溝141Eが形成さ
れ、該横溝141Eに最上段の踏板111Cの先端の角部が嵌入
して係合するようになされている。
また、前記踊場部12は、第2図、第5図(a)に示す
如く、踊場板121が、外廻側板部材133及び134に囲まれ
ている。該外廻側板部材133及び134の各内面には、第5
図(b)、(c)に示す如く、組み立てられた状態で水
平になる1条の横溝133A、134Aがそれぞれ形成され、踊
場板121の外側端が嵌入して係合するようになされてい
る。また、外廻側板部材134上段側端の内面には、上記
横溝134Aの上方に、該踊場部分12に続く直階段部3を構
成する最下段の踏板32Aの先端の角部が嵌入する短い横
溝134Bが形成されている。該横溝134Bは、前記階段部11
の外廻側板部材132と同様に該外廻側板部材134の接続端
Pの上端から一定の寸法Lを隔てた位置に形成されてお
り、これら両者の寸法Lは等しくなっている。
一方、上記内廻側板14は、上記外廻側板部材132、133
及び134に対応する内廻側板部材142、143及び144を有し
(第6図(a)、(b)参照)、該内廻側板部材142、1
43に上記踊場板121の他端が係合している。即ち、該内
廻側板部材142の内面には、第6図(a)、(b)に示
す如く、組み立てられた状態で水平になる3条の溝142
A、142B及び142Cが互いに蹴上げ高さ分だけ隔てて形成
され、最上段の溝142Cに上記踊場板121の内側の角部に
形成された矩形の切欠部が係合し、他の2条の溝142A、
142Bには、前記階段部分11の中段の踏板111B及び最上段
の踏板111Cがそれぞれ係合するようになされている。ま
た、該内廻側板部材142のうち、上記内廻側板部材141と
の接続端Pの内面には、上記横溝142Bから下端へ達する
上記縦溝142Dが形成され、前記踏段部11の最上段の蹴込
み板112Cを下端から挿し込んで係合させるようになされ
ている。また、上記内廻側板部材142の内面には、上記
最上段の溝142Cから下端へ達する縦溝142Eが上記縦溝14
2Dに平行させて形成され、踊場板121の蹴込み板122を下
端から挿し込んで係合させるようになされている。該踊
場板121は、第2図から明らかなように、上記内廻側板
部材142の端面にも係合し、更に、これに接続された第
7図に示す他の内廻側板部材143に形成された横溝143A
(第7図参照)にも係合するように矩形の切欠部121A
(第5図(a)参照)が形成されている。該内廻側板部
材143には、第7図に示す如く、上記横溝143Aの上方に
位置する溝143Bが形成され、廻り階段部1に続く上方の
直階段部3の最下段の階段を構成する踏板32Aの先端の
角部が係合するようになされている。
上述の説明からも明らかなように廻り階段部1は、階
段部分11と踊場部分12とからなり、それぞれの踏板111
A、111B、111C、踊場板121及び蹴込み板112A、112B、11
2C、122が外廻側板13及び内廻側板14それぞれに設けら
れた溝によって係合、支持されるようになっている。ま
た、踏段部分11と踊場部分12の蹴込み板122の表面と一
致し、且つ該表面が建築物のモジュールの中心に一致す
るようになっており、以下に説明する各接続端Pにおい
ても同様に構成されている。即ち、上記外廻側板13、円
廻側板14及び一対の直側板21,21及び(又は)31,31それ
ぞれの側縁部は、取り付けられた後のユニット階段にお
いて蹴込み板の表面と同一水平面上に位置し且つ建築物
のモジュールの中心と一致する垂直な接続端P,P・・を
それぞれ有している。
次に、上記廻り階段部1によって連絡される直階段部
2、3について説明する。尚、上方の直階段部3は、下
方の直階段部2に準じて構成されているため、下方の直
階段部2のみについて第8図(a)、(b)に基づいて
以下説明する。
直階段部2は、第8図(a)に示す如く、前記外廻側
板13及び内廻側板14に接続される一対の直側板21、21
と、これらに形成された溝に係合、支持される踏板22
A、22B、22C、22D及び蹴込み板23A、23B、23C、23Dとか
らなっている。一対の該直側板21、21は、前記外廻側板
13及び内廻側板14の接続端Pに接続できるように、接続
端Pが組み立てられた状態で垂直になるように加工され
ている。そして、上記外廻側板13及び内廻側板14それぞ
れの接続端Pに係合する上記階段部分11の最下段の蹴込
み板112Aを該直側板21、21の接続端Pとで挟み、前述の
如く、接続端と蹴込み板112Aの表面とが一致し、また建
築物のモジュールの中心とも一致するようになされてい
る。
一対の上記直側板21、21は対称形であるため、一方の
直側板21について説明すると、該直側板21の内面には、
同図(b)に示す如く、組み立てられた状態で水平にな
る複数の横溝21Aが踏段数に応じて形成され、それぞれ
の横溝21Aに踏板22の一端が嵌入して係合するようにな
されている。また、該直側板21の接続端Pの内面には、
上記最上段の横溝21Aの更に上方に位置させた短い横溝2
1Bが形成され、上記廻り段階部1の最下段の踏板111Aの
先端の角部を係合するようになされている。また、該直
側板21の開始端は、上記接続端Pに平行して形成されて
おり、該開始端の内面には、最下段の蹴込み板23が係合
する縦溝21Cが形成されている。尚、上方の直階段部3
は、その上階との接続端Pが上階の床に接続し得るよう
にその踏板及び蹴込みの板の寸法を調整することは言う
までもない。
以上説明した如く、内廻側板14という、従来にない支
持体を設けると共に、廻り階段1を構成する外廻側板1
3、内廻側板14及び直側板21、31の各ユニット毎に、相
互の接続端Pを蹴込み板の位置で該蹴込み板に沿って垂
直にし且つ各側板の接続端Pに次の踏板の先端角部が嵌
り込む溝を設けるという一定の関係をもたせてあるた
め、住宅等の建築物の上階の高さが決まれば、この高さ
に基づいて廻り階段を上記の関係に従ってユニット化し
て各ユニットをパターン化することにより建築物から独
立させて設計、製造、裾付けることができる。つまり、
本実施例のユニット階段は、躯体側の実測を必要としな
いため、従来のように上下階の仕上げ床の完了を待たず
して、建方時あるいはその直後の時点で階段を取り付け
ることができる。よって、作業性の合理化、階段の取り
付け現場での施工技術の簡略化、廻り階段の内廻側板の
機能のために従来は必ず必要とされた中心部分の親柱で
踏板の荷重を受ける必要がなくなり、壁下地材として機
能するだけであるため、親柱は細い半柱であってもよく
なる。また、階段の親柱での加工、特に中心部分の親柱
の溝の加工等が一切なくなるという効果が奏し得られ
る。また、直階段部2、3も前記廻り階段部1と同様に
加工が全て工場で行うことができ、現場では組み立て及
び固定作業のみで済ませることができる。勿論、本実施
例の廻り階段は、組み立てを工場で行い、現場では主と
して固定するだけで取り付け作業を完了させることがで
きる。従って、階段の各部品の機械加工させるための専
用プログラムを使用して、コンピュータに必要な数値
(セットタイプ、基本モジュール寸法、階高さ、段数な
ど)を入力するだけで即座に全ての部品の機械加工デー
タを生成して完全な部品加工を行うことができる。
また、第9図は本発明の他の実施例である直階段を示
すもので、廻り階段以外の直階段の場合には、第9図に
示す如く、前述した廻り階段の廻り階段部1に代えて別
の直階段1′部を介装させて構成されたものである。従
って、介装される直階段部1′の下段側の接続端P′は
前述した廻り階段部1の下段側の接続端(踏段部分11の
下段側接続端)Pと同様に構成されまた直階段部1′の
上段側の接続端P′は前述した踊場部分12の上段側の接
続端Pと同様に構成されている。尚、これらの各直階段
1′、2、3の各寸法はそれぞれ上階と下階の高低差に
応じて適宜調整することは言うまでもない。また、直階
段を3個の直階段1′、2、3によらず、全体を1つの
ユニットとして構成したものであってもよいことは言う
までもない。従って、本実施例の直階段においても前記
実施例と同様の作用、効果が奏し得られる。
〔発明の効果〕
本発明のユニット階段は、構成部材を全て工場で部品
化加工し、施工現場での加工を一切なくして施工現場で
は組み立て作業及び固定作業だけで済ませることができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のユニット階段の一実施例である廻り階
段を示す部分斜視図、第2図は第1図に示す廻り階段の
全体を示す平面図、第3図(a)、(b)、(c)はそ
れぞれ第2図に示す廻り階段部の階段部分を示す図で、
同図(a)はその平面図、同図(b)及び(c)はそれ
ぞれ外廻側板の内面を示す正面図、第4図(a)、
(b)はそれぞれ第2図に示す内廻側板の最下段の1枚
を示す図で、同図(a)はその内面を示す正面図、同図
(b)はその側面図、第5図(a)、(b)、(c)は
それぞれ第2図に示す廻り階段部の踊場部分を示す図
で、それぞれ第3図(a)、(b)、(c)に相当する
図、第6図(a)、(b)はそれぞれ第2図に示す内廻
側板の中段の1枚を示す第4図(a)、(b)に相当す
る図、第7図は第2図に示す内廻側板の更に残りの最上
段の1枚の内面を示す正面図、第8図(a)、(b)は
それぞれ第2図に示す直階段部を示す図で、同図(a)
はその平面図、同図(b)はその直側板の内面を示す正
面図、第9図は本発明のユニット階段の他の実施例であ
る直階段の全体を示す平面図である。 1;廻り階段部、2、3;直階段部 13;外廻側板、14;内廻側板 21、31;直側板 22A、22B、22C、22D、111A、111B、111C、121A、121B、
121C;踏板 23A、23B、23C、23D、112A、112B、112C、122;蹴込み板 21A、21B、131A、131B、132A、132B、132D、133A、134
A、134B、141A、141B、141E、142A、142B、142C、143
A、143B;横溝 131C、131D、132C、141C、141D、142D、142E;縦溝 P,P′;接続端、L;寸法

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廻り階段部1とこれに連設された直階段部
    2及び(又は)直階段部3とを有し、現場での切断、加
    工の作業をすることなく所定位置に取り付け可能なユニ
    ット階段であって、 上記廻り階段部1は、外廻側板13と該外廻側板13に対向
    する内廻側板14とこれら両者の内面に形成れた溝に両端
    で係合する踏板及び蹴込み板とを備え、また、上記直階
    段部2及び(又は)直階段部3は、相対する一対の直側
    板21,21及び(又は)直側板31,31とこれら両者の内面に
    形成された溝に両端で係合する踏板及び蹴込み板とを備
    え、且つ、 上記外廻側板13、内廻側板14及び一対の直側板21,21及
    び(又は)直側板31,31それぞれの側縁部は、取り付け
    られた後のユニット階段において蹴込み板の表面と同一
    表面上に位置し且つ建築物のモジュールの中心と一致す
    る垂直な接続端P,P・・をそれぞれ有し、また該接続端
    P,P・・における踏板用の溝の側端上縁と該溝の形成さ
    れた上記各板それぞれの側縁上端との間の寸法Lが全て
    同一であることを特徴とするユニット階段。
  2. 【請求項2】直階段部1′,直階段部2又は直階段部3
    のみからなり、現場での切断、加工の作業をすることな
    く所定位置に取り付け可能なユニット階段であって、 上記直階段部1′,直階段部2又は直階段部3は、相対
    向する一対の直側板100,100,・・とこれら両者の内面に
    形成された溝に両端で係合する踏板及び蹴込み板と備
    え、且つ、 上記一対の直側板100,100,・・それぞれの側端部は、蹴
    込み板の表面と同一平面上に位置し且つ建築物のモジュ
    ールの中心と一致する垂直な接続端P′,P′・・をそれ
    ぞれ有し、該接続端P′,P′,・・における踏板用の溝
    の側端上縁と該溝の形成された上記直側板それぞれの側
    縁上端との間の寸法Lが同一であることを特徴とするユ
    ニット階段。
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