JP2505798B2 - 信号過渡状態改善装置 - Google Patents
信号過渡状態改善装置Info
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T5/00—Image enhancement or restoration
- G06T5/73—Deblurring; Sharpening
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/14—Picture signal circuitry for video frequency region
- H04N5/142—Edging; Contouring
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T2207/00—Indexing scheme for image analysis or image enhancement
- G06T2207/10—Image acquisition modality
- G06T2207/10016—Video; Image sequence
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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- G06T2207/00—Indexing scheme for image analysis or image enhancement
- G06T2207/20—Special algorithmic details
- G06T2207/20172—Image enhancement details
- G06T2207/20192—Edge enhancement; Edge preservation
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、信号の過渡部分中処理した信号部分を未処
理信号部分間に挿入する手段を有し、信号の過渡状態を
改善する信号過渡状態改善装置に関するのである。
理信号部分間に挿入する手段を有し、信号の過渡状態を
改善する信号過渡状態改善装置に関するのである。
このような装置は、画像の輪郭を強調するのに、特に
MAC規準に応じて符号化されたビデオ周波数信号によっ
て得られたテレビジョン画像における色度或いは輝度輪
郭を強調し、画像の主題の品質を改善するのに特に有効
である。
MAC規準に応じて符号化されたビデオ周波数信号によっ
て得られたテレビジョン画像における色度或いは輝度輪
郭を強調し、画像の主題の品質を改善するのに特に有効
である。
この種類の装置は、定期刊行物“フェルンシェ・ウン
ト・キノテクニク（Frenseh−und Kinotechnik）",No.
6,1983年，第245〜250頁、特に第８図に示されている。
この場合、処理信号部分は原信号部分を遅延させ且つ補
間させることにより得ている。
ト・キノテクニク（Frenseh−und Kinotechnik）",No.
6,1983年，第245〜250頁、特に第８図に示されている。
この場合、処理信号部分は原信号部分を遅延させ且つ補
間させることにより得ている。
本発明の目的は、処理信号の主題の品質を更に改善す
るようにした信号過渡状態改善装置を提供せんとするに
ある。
るようにした信号過渡状態改善装置を提供せんとするに
ある。
本発明は、信号の過渡部分中処理した信号部分を未処
理信号部分間に挿入する手段を有し、信号の過渡状態を
改善する信号過渡状態改善装置において、入力信号をサ
ンプリングして入力信号サンプルを得るサンプリング手
段と、過渡部分中、第１過渡信号サンプルの値が零に、
最終過渡信号サンプルの値が１に正規化されるように入
力信号サンプル値を正規化する正規化手段と、この正規
化手段により正規化された過渡信号サンプルの値を、過
渡部分の外部に位置し値1/2に対してほぼ対称的な信号
サンプル値に依存しない所定の変換関数に応じた過渡信
号サンプルで置換える変換手段と、この変換手段により
変換された信号を逆正規化し、その動的成分を入力信号
の動的成分に適合させる逆正規化手段とを具えているこ
とを特徴とする。
理信号部分間に挿入する手段を有し、信号の過渡状態を
改善する信号過渡状態改善装置において、入力信号をサ
ンプリングして入力信号サンプルを得るサンプリング手
段と、過渡部分中、第１過渡信号サンプルの値が零に、
最終過渡信号サンプルの値が１に正規化されるように入
力信号サンプル値を正規化する正規化手段と、この正規
化手段により正規化された過渡信号サンプルの値を、過
渡部分の外部に位置し値1/2に対してほぼ対称的な信号
サンプル値に依存しない所定の変換関数に応じた過渡信
号サンプルで置換える変換手段と、この変換手段により
変換された信号を逆正規化し、その動的成分を入力信号
の動的成分に適合させる逆正規化手段とを具えているこ
とを特徴とする。
本発明の装置によれば、変換手段による変換を変える
ことにより信号遷移部の強調効果を変えることができ
る。
ことにより信号遷移部の強調効果を変えることができ
る。
本発明装置の特定の実施例では、前記の所定の変換関
数の変換は、過渡信号サンプル値ｘをこのｘが1/2より
も小さい場合に多項式値Ｐ（ｘ）で、ｘが1/2及び１の
間の値を有する場合に多項式値１−Ｐ（１−ｘ）で置換
える多項式変換とする。
数の変換は、過渡信号サンプル値ｘをこのｘが1/2より
も小さい場合に多項式値Ｐ（ｘ）で、ｘが1/2及び１の
間の値を有する場合に多項式値１−Ｐ（１−ｘ）で置換
える多項式変換とする。
本発明信号過渡状態改善装置の他の実施例では、この
信号過渡状態改善装置が、未処理入力信号サンプルに対
する第１伝送路と、この第１伝送路に対し並列で、処理
した入力信号サンプルに対する第２伝送路とを具えてお
り、この第２伝送路が前記の正規化手段と、前記の変換
手段と、前記の逆正規化手段とを有しており、前記の信
号過渡状態改善装置が更に、入力信号の微分の正負符号
を計算する正負符号決定回路と、この正負符号決定回路
の出力を受け、信号過渡状態改善装置の種々の部分に対
する制御信号を生ぜしめる論理制御回路とを具えている
ようにする。
信号過渡状態改善装置が、未処理入力信号サンプルに対
する第１伝送路と、この第１伝送路に対し並列で、処理
した入力信号サンプルに対する第２伝送路とを具えてお
り、この第２伝送路が前記の正規化手段と、前記の変換
手段と、前記の逆正規化手段とを有しており、前記の信
号過渡状態改善装置が更に、入力信号の微分の正負符号
を計算する正負符号決定回路と、この正負符号決定回路
の出力を受け、信号過渡状態改善装置の種々の部分に対
する制御信号を生ぜしめる論理制御回路とを具えている
ようにする。
図面につき本発明を説明する。
本例の場合、処理装置は画像用の信号を画像サンプル
のマトリックスの形態で生ぜしめることを目的としてい
るものとする。このマトリックスでは、行が水平方向で
の画像サンプルを含み、列が垂直方向での画像サンプル
を含んでおり、輪郭強調がこれら２方向の一方で行われ
る。また、入力信号はその通過帯域に比べて十分高いサ
ンプリング周波数でサンプリングされ、入力信号の過渡
部分にも適当な数（例えば少なくとも４個或いは５個）
のサンプルが含まれるようになっているものとする。
のマトリックスの形態で生ぜしめることを目的としてい
るものとする。このマトリックスでは、行が水平方向で
の画像サンプルを含み、列が垂直方向での画像サンプル
を含んでおり、輪郭強調がこれら２方向の一方で行われ
る。また、入力信号はその通過帯域に比べて十分高いサ
ンプリング周波数でサンプリングされ、入力信号の過渡
部分にも適当な数（例えば少なくとも４個或いは５個）
のサンプルが含まれるようになっているものとする。
従って、本発明による輪郭強調は次のように進行す
る。まず最初信号の微分値の正負符号を２つの順次の入
力信号サンプル（Xn-1,Xn）の差に基づいて計算し、こ
の正負符号を前記の差が正であるか０であるか負である
かに応じて1,0,−１で表わす。原入力信号が第1a図に示
すような信号である場合、その微分値の正負符号は第1b
図の曲線で表わされる。このようにして得た方形波信号
の持続時間に対しては、多数のサンプルを有する過渡部
分を具える領域、例えば暗から明への徐々の変化が生じ
る領域の急激な整流作用を防止する為に時間の上限を用
いる。この場合、微分値の正負符号信号を持続時間が制
限された方形波信号、この場合第1c図の左側部分に示す
過渡区分に相当する２つの方形波信号に分割する。更
に、過渡区分の第１入力信号サンプルの値を０に調整
し、この過渡区分の最後の入力信号サンプルの値を１に
調整する為に過渡正規化処理を行う。
る。まず最初信号の微分値の正負符号を２つの順次の入
力信号サンプル（Xn-1,Xn）の差に基づいて計算し、こ
の正負符号を前記の差が正であるか０であるか負である
かに応じて1,0,−１で表わす。原入力信号が第1a図に示
すような信号である場合、その微分値の正負符号は第1b
図の曲線で表わされる。このようにして得た方形波信号
の持続時間に対しては、多数のサンプルを有する過渡部
分を具える領域、例えば暗から明への徐々の変化が生じ
る領域の急激な整流作用を防止する為に時間の上限を用
いる。この場合、微分値の正負符号信号を持続時間が制
限された方形波信号、この場合第1c図の左側部分に示す
過渡区分に相当する２つの方形波信号に分割する。更
に、過渡区分の第１入力信号サンプルの値を０に調整
し、この過渡区分の最後の入力信号サンプルの値を１に
調整する為に過渡正規化処理を行う。
次に多項式変換を行う。この多項式は本例の場合に適
合しうる種々の多項式とすることができる。例えば、指
数関数や、アークタンジェント関数等の関数を用いた変
換を行うことができる。この変換後、前の正規化処理の
逆である逆正規化処理を行って最初の動的成分（変化成
分）を再生し、その後入力信号の過渡期間中に処理した
サンプルにこの過渡期間の前後に位置する未処理サンプ
ルを多重して完全な信号を再生する。
合しうる種々の多項式とすることができる。例えば、指
数関数や、アークタンジェント関数等の関数を用いた変
換を行うことができる。この変換後、前の正規化処理の
逆である逆正規化処理を行って最初の動的成分（変化成
分）を再生し、その後入力信号の過渡期間中に処理した
サンプルにこの過渡期間の前後に位置する未処理サンプ
ルを多重して完全な信号を再生する。
D2−MACパケット規準によって符号化したテレビジョ
ン信号の過渡部分によって生じるテレビジョン画像の色
における輪郭を強調する上述したような信号過渡状態改
善装置の特定の実施例を以下に説明する。この説明は、
このような装置の実施例を示す第２図につき行う。先ず
最初、本例では色差信号の13.5MHzサンプリング速度及
びこの値のほぼ1/5のこれら信号の通過帯域を用いる画
像解析システムの、水平方向にすなわち走査線に沿って
適用される処理動作につき説明する。これらの特性によ
れば過渡部分をｎ個の区分に分割し、各区分が10個のサ
ンプルを有するようにする。
ン信号の過渡部分によって生じるテレビジョン画像の色
における輪郭を強調する上述したような信号過渡状態改
善装置の特定の実施例を以下に説明する。この説明は、
このような装置の実施例を示す第２図につき行う。先ず
最初、本例では色差信号の13.5MHzサンプリング速度及
びこの値のほぼ1/5のこれら信号の通過帯域を用いる画
像解析システムの、水平方向にすなわち走査線に沿って
適用される処理動作につき説明する。これらの特性によ
れば過渡部分をｎ個の区分に分割し、各区分が10個のサ
ンプルを有するようにする。
第２図に示す本発明による装置は、第１遅延回路10
と、第１減算器20と、論理制御回路30とより成り、サン
プリングされた入力信号の微分値の正負符号を計算する
回路（10,20,30）を有している。遅延回路10は入力信号
サンプルをサンプリング周期Ｔだけ遅延させ、減算器20
はこの遅延回路10の出力サンプルXn-1とその入力信号サ
ンプルXnとを受ける。従って、減算器20の出力信号を受
ける論理制御回路30は入力信号における過渡部分に対応
する方形波を生じる。これら方形波はXn-1−Xnの正負符
号が正であるか負であるかに応じて振幅＋１或いは−１
を有する。同時にこの論理制御回路30はサンプリング周
期の10倍で固定されたしきい値期間よりも長い持続時間
を有する方形波のこの持続時間を分割する。この分割処
理は、分割される区分の各々がしきい値期間の固定長を
越えないように行う。この制御回路30はまた、装置の全
体に用いられているメモリ或いはレジスタの種々の読出
し或いは書込みシーケンスを制御する。
と、第１減算器20と、論理制御回路30とより成り、サン
プリングされた入力信号の微分値の正負符号を計算する
回路（10,20,30）を有している。遅延回路10は入力信号
サンプルをサンプリング周期Ｔだけ遅延させ、減算器20
はこの遅延回路10の出力サンプルXn-1とその入力信号サ
ンプルXnとを受ける。従って、減算器20の出力信号を受
ける論理制御回路30は入力信号における過渡部分に対応
する方形波を生じる。これら方形波はXn-1−Xnの正負符
号が正であるか負であるかに応じて振幅＋１或いは−１
を有する。同時にこの論理制御回路30はサンプリング周
期の10倍で固定されたしきい値期間よりも長い持続時間
を有する方形波のこの持続時間を分割する。この分割処
理は、分割される区分の各々がしきい値期間の固定長を
越えないように行う。この制御回路30はまた、装置の全
体に用いられているメモリ或いはレジスタの種々の読出
し或いは書込みシーケンスを制御する。
第２図に示す本発明による装置は更に正規化回路50,6
0,70,80,90,100を有する。この正規化回路は過渡区分の
第１サンプルの値を記憶する第１メモリ50と、この値を
その後のサンプルの値から減算する第２減算器60とを有
する。正規化回路は更に、前記の減算器60の出力端に設
けられ過渡区分の最後のサンプルと最初のサンプルとの
差の値を記憶する第２メモリ70と、この記憶された値の
逆数値を生じる読取専用メモリ80と、第１乗算器90とを
有し、この第１乗算器90はその一方の入力端に供給され
る上記の逆数値にその経過時間を補償する第２遅延回路
100を経てこの第１乗算器の他方の入力端に供給される
前記の第２減算器60の出力値の各々を乗じる。最初に素
子50及び60による処理により、その後素子70〜100によ
る処理により得られる正規化信号値が乗算器90の出力端
に得られる。
0,70,80,90,100を有する。この正規化回路は過渡区分の
第１サンプルの値を記憶する第１メモリ50と、この値を
その後のサンプルの値から減算する第２減算器60とを有
する。正規化回路は更に、前記の減算器60の出力端に設
けられ過渡区分の最後のサンプルと最初のサンプルとの
差の値を記憶する第２メモリ70と、この記憶された値の
逆数値を生じる読取専用メモリ80と、第１乗算器90とを
有し、この第１乗算器90はその一方の入力端に供給され
る上記の逆数値にその経過時間を補償する第２遅延回路
100を経てこの第１乗算器の他方の入力端に供給される
前記の第２減算器60の出力値の各々を乗じる。最初に素
子50及び60による処理により、その後素子70〜100によ
る処理により得られる正規化信号値が乗算器90の出力端
に得られる。
その後、０と１との間の値を有するこの正規化信号
に、振幅点1/2を中心とする多項式変換を行う。ここに
記載する実際例では、本発明による装置に、所望の特定
の輪郭強調に依存して任意にプログラミングしうるPROM
型の読取専用メモリ110を設ける。３種類の特定の多項
式変換により得た輪郭強調の３つの別々の例を第3a〜3c
図に示す（原輪郭を破線で、強調された輪郭を実線で示
してある）。
に、振幅点1/2を中心とする多項式変換を行う。ここに
記載する実際例では、本発明による装置に、所望の特定
の輪郭強調に依存して任意にプログラミングしうるPROM
型の読取専用メモリ110を設ける。３種類の特定の多項
式変換により得た輪郭強調の３つの別々の例を第3a〜3c
図に示す（原輪郭を破線で、強調された輪郭を実線で示
してある）。
第3a図は、多項式が自乗関数である場合であり、各入
力値ｘが零に等しいか０及び1/2間の値を有する場合
に、各入力値ｘが出力値x2で置き換えられ、ｘが1/2お
よび１間の値を有するかこれら２つの限界値のいずれか
に等しい場合にｘが１−（１−ｘ）２で置き換えられ
る。
力値ｘが零に等しいか０及び1/2間の値を有する場合
に、各入力値ｘが出力値x2で置き換えられ、ｘが1/2お
よび１間の値を有するかこれら２つの限界値のいずれか
に等しい場合にｘが１−（１−ｘ）２で置き換えられ
る。
第3b図は、多項式が2p-1xpである場合であり、各値ｘ
はその値に応じて単に2p-1xp或いは１−2p-1（１−ｘ）
ｐで置き換えられる。
はその値に応じて単に2p-1xp或いは１−2p-1（１−ｘ）
ｐで置き換えられる。
第3c図は多項式がax3＋bxの場合であり、この場合も
同様にｘの各値はその値に応じて、例えばａ＝4/（１−
12x0 2）およびｂ＝−3x0 2に選択した係数ａおよびｂを
有するax3＋bx或いは１−（ａ（１−ｘ）３＋ｂ（１−
ｘ））で置き換えられる。ここにx0は輪郭強調の重要性
が大きいか小さいかを決定する係数である。
同様にｘの各値はその値に応じて、例えばａ＝4/（１−
12x0 2）およびｂ＝−3x0 2に選択した係数ａおよびｂを
有するax3＋bx或いは１−（ａ（１−ｘ）３＋ｂ（１−
ｘ））で置き換えられる。ここにx0は輪郭強調の重要性
が大きいか小さいかを決定する係数である。
本発明による回路はメモリ110の出力端子に逆正規化
回路（120,130,140,150）が設けられており、この逆正
規化回路により信号の最初の動的成分を再生しうるよう
にする。この趣旨で逆正規化回路はメモリ110の出力に
第１レジスタ130の出力を乗じる第２乗算器120を具え、
この第１レジスタ130はこの乗算の目的でそのメモリ内
に、正規化処理の為に第２メモリ70により用いられる過
渡区分の最後のサンプルと最初のサンプルとの差の値を
保持しており、逆正規化回路は更に、乗算器120の出力
と第２レジスタ150の出力とを加算する加算器140を具え
ており、この第２レジスタ150はそのメモリ内に過渡区
分の第１サンプルの値（第１メモリ50内に最初に記憶さ
れた値）を蓄積しているようにする。逆正規化された信
号を生じる加算器140の出力はマルチプレクサ160に供給
され、このマルチプレクサ160には更に第３遅延回路170
の出力が供給される。この第３遅延回路170は入力信号
を受けてそれを記憶するものであり、その目的は第２遅
延回路100と同様に経過時間を補償することにある。上
記のマルチプレクサ160は、処理した過渡時間の前後に
位置し伝送路１を経てこのマルチプレクサに供給される
未処理サンプルと、素子10〜150によって処理され並列
伝送路２を経てこのマルチプレクサに伝送されるサンプ
ルとを多重する。従って、マルチプレクサ160の出力に
は入力信号に比べて強調された輪郭を有する信号を生じ
る。
回路（120,130,140,150）が設けられており、この逆正
規化回路により信号の最初の動的成分を再生しうるよう
にする。この趣旨で逆正規化回路はメモリ110の出力に
第１レジスタ130の出力を乗じる第２乗算器120を具え、
この第１レジスタ130はこの乗算の目的でそのメモリ内
に、正規化処理の為に第２メモリ70により用いられる過
渡区分の最後のサンプルと最初のサンプルとの差の値を
保持しており、逆正規化回路は更に、乗算器120の出力
と第２レジスタ150の出力とを加算する加算器140を具え
ており、この第２レジスタ150はそのメモリ内に過渡区
分の第１サンプルの値（第１メモリ50内に最初に記憶さ
れた値）を蓄積しているようにする。逆正規化された信
号を生じる加算器140の出力はマルチプレクサ160に供給
され、このマルチプレクサ160には更に第３遅延回路170
の出力が供給される。この第３遅延回路170は入力信号
を受けてそれを記憶するものであり、その目的は第２遅
延回路100と同様に経過時間を補償することにある。上
記のマルチプレクサ160は、処理した過渡時間の前後に
位置し伝送路１を経てこのマルチプレクサに供給される
未処理サンプルと、素子10〜150によって処理され並列
伝送路２を経てこのマルチプレクサに伝送されるサンプ
ルとを多重する。従って、マルチプレクサ160の出力に
は入力信号に比べて強調された輪郭を有する信号を生じ
る。
図面に破線で示す制御信号路は第１メモリ50、第２メ
モリ70、第２遅延回路100、レジスタ130、レジスタ150
およびマルチプレクサ160に論理制御信号を与え、種々
の動作を適切に同期せしめるものである。
モリ70、第２遅延回路100、レジスタ130、レジスタ150
およびマルチプレクサ160に論理制御信号を与え、種々
の動作を適切に同期せしめるものである。
本発明は上述した実施例にのみ限定されず、種々に変
更しうること勿論である。例えば論理制御回路30の機能
を拡張することができ、特に、この回路が多項式変換制
御信号から、雑音によって誘起される急峻な信号遷移に
相当する互いに逆の振幅の小さな順次の方形波（その一
例を第1b図の右の方に示す）を除去するようにすること
ができる（第1c図はこれらの方形波を有さない）。
更しうること勿論である。例えば論理制御回路30の機能
を拡張することができ、特に、この回路が多項式変換制
御信号から、雑音によって誘起される急峻な信号遷移に
相当する互いに逆の振幅の小さな順次の方形波（その一
例を第1b図の右の方に示す）を除去するようにすること
ができる（第1c図はこれらの方形波を有さない）。
更に、テレビジョンの分野のみならず、医療或いは赤
外線撮像の分野における少なくとも２次元のあるゆる種
類の画像の主題の品質を改善するのに極めて一般的に適
応しうる。
外線撮像の分野における少なくとも２次元のあるゆる種
類の画像の主題の品質を改善するのに極めて一般的に適
応しうる。
本発明によって基本処理動作として説明した多項式変
換は可能な唯一の変換の種類ではなく、対数、指数、三
角関数等に基づいた他の変換も、これらが点1/2に関す
る対称性に関係する限り用いることができること勿論で
ある。
換は可能な唯一の変換の種類ではなく、対数、指数、三
角関数等に基づいた他の変換も、これらが点1/2に関す
る対称性に関係する限り用いることができること勿論で
ある。
第1a,1bおよび1c図は、処理すべき原信号、この原信号
の微分の正負符号を与える方形波の形態の対応する曲線
および長い過渡部分に対する微分の正負符号の変形曲線
をそれぞれ示す線図、 第２図は、本発明による装置の一実施例を示す回路図、 第3a〜3c図は、x2,2p-1xpおよびax3＋bxのそれぞれの多
項式を用いた多項式変換により得られた輪郭強調の３例
を示す線図である。 10……第１遅延回路、20……第１減算器 30……論理制御回路、50……第１メモリ 60……第２減算器、70……第２メモリ 80……読取専用メモリ（逆数回路） 90……第１乗算器、100……第２遅延回路 110……読取専用メモリ、120……第２乗算器 130……第１レジスタ、140……加算器 150……第２レジスタ、160……マルチプレクサ 170……第３遅延回路
の微分の正負符号を与える方形波の形態の対応する曲線
および長い過渡部分に対する微分の正負符号の変形曲線
をそれぞれ示す線図、 第２図は、本発明による装置の一実施例を示す回路図、 第3a〜3c図は、x2,2p-1xpおよびax3＋bxのそれぞれの多
項式を用いた多項式変換により得られた輪郭強調の３例
を示す線図である。 10……第１遅延回路、20……第１減算器 30……論理制御回路、50……第１メモリ 60……第２減算器、70……第２メモリ 80……読取専用メモリ（逆数回路） 90……第１乗算器、100……第２遅延回路 110……読取専用メモリ、120……第２乗算器 130……第１レジスタ、140……加算器 150……第２レジスタ、160……マルチプレクサ 170……第３遅延回路
Claims (6)
- 【請求項１】信号の過渡部分中処理した信号部分を未処
理信号部分間に挿入する手段を有し、信号の過渡状態を
改善する信号過渡状態改善装置において、 入力信号をサンプリングして入力信号サンプルを得るサ
ンプリング手段と、 過渡部分中、第１過渡信号サンプルの値が零に、最終過
渡信号サンプルの値が１に正規化されるように入力信号
サンプル値を正規化する正規化手段と、 この正規化手段により正規化された過渡信号サンプルの
値を、過渡部分の外部に位置する信号サンプル値に無関
係な所定の変換関数に応じた過渡信号サンプル値であっ
て、値1/2に対してほぼ対称的な過渡信号サンプル値で
置換える変換手段と、 この変換手段により変換された信号を逆正規化し、その
動的成分を入力信号の動的成分に適合させる逆正規化手
段と を具えていることを特徴とする信号過渡状態改善装置。 - 【請求項２】特許請求の範囲第１項に記載の信号過渡状
態改善装置において、前記の所定の変換関数の変換は、
過渡信号サンプル値ｘをこのｘが1/2よりも小さい場合
に多項式値Ｐ（ｘ）で、ｘが1/2及び１の間の値を有す
る場合に多項式値１−Ｐ（１−ｘ）で置換える多項式変
換であることを特徴とする信号過渡状態改善装置。 - 【請求項３】特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の
信号過渡状態改善装置において、この信号過渡状態改善
装置が、未処理入力信号サンプルに対する第１伝送路
と、この第１伝送路に対し並列で、処理した入力信号サ
ンプルに対する第２伝送路とを具えており、この第２伝
送路が前記の正規化手段と、前記の変換手段と、前記の
逆正規化手段とを有しており、前記の信号過渡状態改善
装置が更に、 入力信号の微分の正負符号を計算する正負符号決定回路
と、 この正負符号決定回路の出力を受け、信号過渡状態改善
装置の種々の部分に対する制御信号を生ぜしめる論理制
御回路と を具えていることを特徴とする信号過渡状態改善装置。 - 【請求項４】特許請求の範囲第３項に記載の信号過渡状
態改善装置において、前記の正規化手段は、第１過渡信
号サンプルの値を記憶する第１メモリと、減算器であっ
てその１つの入力端に供給される前記の第１過渡信号サ
ンプルの値をこの減算器の他の入力端に供給される後続
の信号サンプルの値から減算する当該減算器と、この減
算器の出力端に設けられ、最終の過渡信号サンプルの際
のこの減算器の出力値を記憶する第２メモリと、この出
力値の逆数値を求める逆数回路と、第１乗算器であっ
て、この乗算器の１つの入力端に供給される前記の逆数
値に、遅延回路を経てこの乗算器の他の入力端に供給さ
れる前記の減算器の出力値の各々を乗算する第１乗算器
とを具えていることを特徴とする信号過渡状態改善装
置。 - 【請求項５】特許請求の範囲第４項に記載の信号過渡状
態改善装置において、前記の変換手段は、第１乗算器の
各出力値ｘを、このｘが1/2を越えない際に多項式Ｐ
（ｘ）或いは関数Ｆ（ｘ）によって、ｘが1/2よりも高
い場合に多項式１−Ｐ（１−ｘ）或いは関数１−Ｆ（１
−ｘ）によって変換する回路を具えていることを特徴と
する信号過渡状態改善装置。 - 【請求項６】特許請求の範囲第４項又は第５項に記載の
信号過渡状態改善装置において、前記の逆正規化手段
は、 前記の変換手段の出力と、前記の第２メモリ内に以前に
記憶された値を記憶する第１レジスタの出力とが供給さ
れる第２乗算器と、 この第２乗算器の出力と、前記の第１メモリ内に以前に
記憶された値を記憶する第２レジスタの出力とを互いに
加算する加算器と を具え、この加算器の出力が第２転送路の出力を構成
し、論理制御回路が信号過渡状態改善装置のメモリ或い
はレジスタの種々の読取り或いは書込みシーケンスを生
じるようになっていることを特徴とする信号過渡状態改
善装置。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| FR8603425 | 1986-03-11 | ||
| FR8603425A FR2595891B1 (fr) | 1986-03-11 | 1986-03-11 | Procede de renforcement des contours de signaux numeriques et dispositif de traitement pour la mise en oeuvre dudit procede |
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|---|---|
| JPS62289089A JPS62289089A (ja) | 1987-12-15 |
| JP2505798B2 true JP2505798B2 (ja) | 1996-06-12 |
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-
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-
1987
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