JP2505383Y2 - ホログラフィックヘッドアップディスプレイ - Google Patents

ホログラフィックヘッドアップディスプレイ

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JP2505383Y2
JP2505383Y2 JP1990098770U JP9877090U JP2505383Y2 JP 2505383 Y2 JP2505383 Y2 JP 2505383Y2 JP 1990098770 U JP1990098770 U JP 1990098770U JP 9877090 U JP9877090 U JP 9877090U JP 2505383 Y2 JP2505383 Y2 JP 2505383Y2
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JP
Japan
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diffraction grating
reflection
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hologram diffraction
display
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JP1990098770U
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JPH0457882U (ja
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文雄 山岸
光一 高尾
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Fujitsu Ltd
Yazaki Corp
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Fujitsu Ltd
Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、反射型ホログラム回折格子による光の回折
反射を利用して表示器の表示像を反射し、反射像を視認
させるようにした、特に車両用表示装置に適するホログ
ラフィックヘッドアップディスプレイ(H−HUD)に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の装置として、第3図に示す構成のもの
が提案されている。
同図において、1は車両の運転者の前方のダッシュボ
ード2内に配置されたプロジェクタである。このプロジ
ェクタ1は、第4図に示すように、ケース11と、このケ
ース11内に収容固定された表示器12、反射型ホログラム
回折格子板13、凹面鏡からなる反射部材14及び15とから
構成されている。ケース11の内表面は、表示のコントラ
ストを高めるため、余分の光を吸収するように低反射処
理されている。表示器12は、例えばバックライトを備え
た液晶表示器(LED)や螢光表示管(VFT)などのように
自ら可視光を発して情報を表示する発光表示器から形成
され、車両の走行速度などの車両の運行状態を示す各種
の情報を表示する。プロジェクタ1はそのケース11の開
口11aが上方に向けてダッシュボード2内に配置され、
ケース11内の表示器12の表示像は、反射型ホログラム回
折格子板13、反射部材14及び15によって反射されてケー
ス11の開口11a及びダッシュボード2の開口2aを通じて
フロントガラス3の内面に投射される。
フロントガラス3には、図示しないハーフミラーのよ
うな反透過性反射処理面が形成されており、プロジェク
タ1から投射された表示像はフロントガラス3の反射処
理面によって運転者の目4の方向に反射される。このこ
とによって、運転者はフロントガラス3の前方に形成さ
れる表示器12の表示像の虚像12aを前景に重畳して視認
することができるようになり、視線を大きく動かすこと
なく車両の運行状態を示す情報を得ることができるよう
になる。
ところで、反射型ホログラム回折格子板13は、波長選
択性を有する回折反射特性を持たせられた反射型ホルグ
ラム回折格子が形成されており、この反射型ホログラム
回折格子板13に入射された表示器12からの可視光はその
特定の波長成分のみが反射部材14の方向に反射される。
また、ダッシュボード2の開口2a及びケース11の開口11
aを通じてプロジェクタ1内に外部から入射する例えば
太陽光は、反射型ホログラム回折格子板13の波長選択性
を有する回折反射特性によってその大部分が減衰され、
表示器12には波長選択された成分のみが到達するので、
表示器12のウオシュアウトを軽減することができる。
更に、反射型ホログラム回折格子板13は、赤外線を透
過し、赤外線が表示器12に入射することを防止してい
る。このため、反射虚像12aの表示コントラストを上げ
るために高輝度表示を行うように動作されている表示器
12が、更に温度上昇して破損されるなどの障害や故障が
起こることが未然に防がれる作用効果を奏するようにな
っている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、第4図に示した従来の構成では、ケース11の
開口11aを通じてプロジェクタ1内に外部から入射する
太陽Sからの光が強力なものである場合には、反射型ホ
ログラム回折格子板13を透過する赤外線が反射型ホログ
ラム回折格子板13の背後のケース11の内壁に集約され、
赤外線による熱によってこの部分に変形や破損などが生
じる恐れがあるという問題があった。
よって本考案は、上述した従来の問題点に鑑み、反射
型ホログラム回折格子板を透過する赤外線によってその
背面側の部材が変形したり破損したりすることがないよ
うにしたホログラフィックヘッドアップディスプレイを
提供することを課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため本考案により成されたホログ
ラフィックヘッドアップディスプレイは、可視光を発す
る発光表示手段と、該発光表示手段からの可視光を運転
者に向けて導く光路中に配置された反射型ホログラム回
折格子板とを少なくとも備え、前記反射型ホログラム回
折格子板が波長選択性を有する回折反射特性を備え、か
つ赤外線を透過するホログラフィックヘッドアップディ
スプレイにおいて、前記反射型ホログラム回折格子板の
背後に、該反射型ホログラム回折格子板を透過した赤外
線を受光する放熱部材を、前記反射型ホログラム回折格
子板から離間して配置したことを特徴としている。
〔作用〕
上記構成において、反射型ホログラム回折格子板の背
後に、これを透過した赤外線を受光する放熱部材を配置
しているので、反射型ホログラム回折格子板を透過した
赤外線が他の部材に入射して変形や破損を生じさせるこ
とがなく、また放熱部材を反射型ホログラム回折格子板
から離間して配置しているので、赤外線を受光して温度
上昇する放熱部材の熱が反射型ホログラム回折格子板の
反射型ホログラム回折格子に作用することがなく、熱に
よって反射型ホログラム回折格子の回折反射特性が損な
われることがない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案によるホログラフィックヘッドアップ
ディスプレイの一実施例の要部を示す図であり、同図に
おいて第4図について上述したもの同等の部材には同一
の符号を付してある。
第1図においては、20は本考案により追加された放熱
部材であり、放熱部材20は反射型ホログラム回折格子13
の背後に反射型ホログラム回折格子板13から離間して配
置され、反射型ホログラム回折格子板13を透過した点線
で示す赤外線を受光して放熱を行う。
この構成によって、反射型ホログラム回折格子板13を
透過した赤外線が放熱部材20以外の部材に入射すること
が防止され、赤外線の入射によって他の部材が熱変形し
たり破損したりすることが防止されるようになる。
放熱部材20は、例えばアルミダイキャスト、熱伝導性
合成樹脂などによって形成され、ケース11外への放熱効
率を高めるため、ケース11への放熱部材20の取り付け部
分20aがケース11の外に突出されるとともに、その先端
部分が反射型ホログラム回折格子板13の端面部を覆うよ
うに折曲されている。放熱部材20の折曲部20bは、反射
型ホログラム回折格子板13の端面からの光が他に回り込
まないようにしているのにも役立つ。
なお、反射型ホログラム回折格子板13の4つの端面か
らの光の出入りは好ましくないので、4つの端面を黒く
塗ることによって、光が端面から入ることを防ぐととも
に、光の端面での内部反射を防止するようにされる。
第1図の実施例では、放熱部材20を反射型ホログラム
回折格子板13の背後に別個に設けているが、第2図に示
すように、放熱部材20を放熱の他に、反射型ホログラム
回折格子板13をケース11に取り付け固定するための部材
に兼用するようにすることもできる。
すなわち、放熱部材20はケース11への取り付け部分20
aを有する他、その両側縁に沿って上下方向に延びる起
立縁21a及び21bによって形成されたチャンネル部21を有
する。一方、反射型ホログラム回折格子板13は2枚のガ
ラス薄板13a及び13b間に挟んだゼラチン膜に反射型ホロ
グラム回折格子を形成した構造になっていて、その背面
の両側部には帯状の断熱材13c及び13dが取り付けられて
いる。この断熱材13c及び13dが背面に取り付けられた反
射型ホログラム回折格子板13は、放熱部材20に直接接触
しないように断熱材13c及び13dを介して放熱部材20のチ
ャンネル21内に収容される。そしてこの状態で、反射形
ホログラム回折格子板13の外周縁部を覆う窓枠部材22を
図示しない手段により放熱部材20に固定することによっ
て、反射型ホログラム回折格子板13が窓枠部材22との間
にサンドイッチ状に挟まれて放熱部材20に支持固定され
る。
なお、窓枠部材22はその表面が低反射処理されてい
て、反射形ホログラム回折格子板13の外周部に入射する
余分の光を吸収するようにされている。また、窓枠部材
22の上端部が折曲され、この折曲部22aによって、放熱
部材20のチャンネル部21に収容された反射形ホログラム
回折格子板13の上端面を覆うようにされている。このこ
とによって、反射形ホログラム回折格子板13の左右端面
と上端面とがマスクされ、反射形ホログラム回折格子板
13の端面からの光の出入りが防止されるようになってい
る。
〔効果〕
以上説明したように本考案によれば、反射型ホログラ
ム回折格子板を透過した赤外線が放熱部材によって受光
されて、放熱されるようになているので、赤外線が他の
部材に入射して変形や破損を生じさせることがなく、ま
た放熱部材と反射型ホログラム回折格子板が離間してい
るので、赤外線を受光して温度上昇する放熱部材の熱が
反射型ホログラム回折格子に作用することがなく、熱に
よって反射型ホログラム回折格子の回折反射特性が損な
われることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるホログラフィックヘッドアップデ
ィスプレイの一実施例を示す要部断面図、 第2図は第1図中の一部分の変形例を示す分解斜視図、 第3図は本考案に係わるホログラフィックヘッドアップ
ディスプレイの一般的な全体構成を示す図、 第4図は従来のホログラフィックヘッドアップディスプ
レイの要部断面図である。 12……表示器(発光表示手段)、13……反射型ホログラ
ム回折格子板、20……放熱部材。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭64−35143(JP,U) 実開 昭62−72230(JP,U) 実開 平2−45829(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可視光を発する発光表示手段と、該発光表
    示手段からの可視光を運転者に向けて導く光路中に配置
    された反射型ホログラム回折格子板とを少なくとも備
    え、前記反射型ホログラム回折格子板が波長選択性を有
    する回折反射特性を備え、かつ赤外線を透過するホログ
    ラフィックヘッドアップディスプレイにおいて、 前記反射型ホログラム回折格子板の背後に、該反射型ホ
    ログラム回折格子板を透過した赤外線を受光する放熱部
    材を、前記反射型ホログラム回折格子板から離間して配
    置した、 ことを特徴とするホログラフィックヘッドアップディス
    プレイ。
JP1990098770U 1990-09-20 1990-09-20 ホログラフィックヘッドアップディスプレイ Expired - Lifetime JP2505383Y2 (ja)

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JP1990098770U JP2505383Y2 (ja) 1990-09-20 1990-09-20 ホログラフィックヘッドアップディスプレイ
EP91115953A EP0479059B1 (en) 1990-09-20 1991-09-19 A headup display apparatus
DE69119017T DE69119017T2 (de) 1990-09-20 1991-09-19 Bildanzeigegerät
US08/353,304 US5497170A (en) 1990-09-20 1994-12-05 Headup display apparatus

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JP1990098770U JP2505383Y2 (ja) 1990-09-20 1990-09-20 ホログラフィックヘッドアップディスプレイ

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JP7000937B2 (ja) * 2018-03-16 2022-01-19 株式会社リコー 表示装置及び機器
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JPS6435143U (ja) * 1987-08-28 1989-03-03
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