JP2505314Y2 - パネル - Google Patents
パネルInfo
- Publication number
- JP2505314Y2 JP2505314Y2 JP1992029074U JP2907492U JP2505314Y2 JP 2505314 Y2 JP2505314 Y2 JP 2505314Y2 JP 1992029074 U JP1992029074 U JP 1992029074U JP 2907492 U JP2907492 U JP 2907492U JP 2505314 Y2 JP2505314 Y2 JP 2505314Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- pipe
- groove
- shaped
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Building Environments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築用材料で特に寒冷
地等での屋根上に設置する融雪用パネル或いは屋内の床
暖房用パネルに関する。(図1)
地等での屋根上に設置する融雪用パネル或いは屋内の床
暖房用パネルに関する。(図1)
【0002】
【従来の技術】従来、寒冷地等に於いて、建築物の屋根
上に配設する融雪用パネルは鋼板材等で形成され温水或
いは不凍液等が貫流する融雪パイプを配設する路溝は、
半円形状に形成されていて上部の開口部から前記融雪パ
イプの嵌入が出来ないので、該融雪パイプを前記路溝に
挿嵌させるには、前記融雪パネルの側方から挿し込む方
法が取られていた。又、床暖房システムの温水循環機能
のパネルも、あらかじめセッティングされた方式を取ら
れていた。
上に配設する融雪用パネルは鋼板材等で形成され温水或
いは不凍液等が貫流する融雪パイプを配設する路溝は、
半円形状に形成されていて上部の開口部から前記融雪パ
イプの嵌入が出来ないので、該融雪パイプを前記路溝に
挿嵌させるには、前記融雪パネルの側方から挿し込む方
法が取られていた。又、床暖房システムの温水循環機能
のパネルも、あらかじめセッティングされた方式を取ら
れていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述のように温水ある
いは不凍液等が貫流する融雪パイプ(以下パイプと称す
る)をパネルに配設するには、あらかじめ他所でパネル
に配設したものを所定の位置に運び上げる方法をとって
いた。即ち、融雪用パネルの場合は地上にて該融雪用パ
ネルの側方から前記パイプを挿嵌するため、周囲に広範
な面積が必要であった。又、複雑な屋根の形状に合わせ
るために、融雪用パネルとパイプの長短を自在に調節す
ることは軽量で尚且つ簡単でなければ操作的に容易でな
く、設置,補修共に地上と屋根との連携作業に人工的に
も課題を生じていたので、コスト面にも影響があった。
いは不凍液等が貫流する融雪パイプ(以下パイプと称す
る)をパネルに配設するには、あらかじめ他所でパネル
に配設したものを所定の位置に運び上げる方法をとって
いた。即ち、融雪用パネルの場合は地上にて該融雪用パ
ネルの側方から前記パイプを挿嵌するため、周囲に広範
な面積が必要であった。又、複雑な屋根の形状に合わせ
るために、融雪用パネルとパイプの長短を自在に調節す
ることは軽量で尚且つ簡単でなければ操作的に容易でな
く、設置,補修共に地上と屋根との連携作業に人工的に
も課題を生じていたので、コスト面にも影響があった。
【0004】更に接続部(ジョイント)も融雪用パネル
外に突出して接続させるため、パネル間に間隙が生じて
効率的にも美観的にも課題が生じていた。
外に突出して接続させるため、パネル間に間隙が生じて
効率的にも美観的にも課題が生じていた。
【0005】又、床暖房システムの床パネルに於いても
複雑な間取りの現場に合わせた小回りのきくパネルの敷
設にも課題があった。
複雑な間取りの現場に合わせた小回りのきくパネルの敷
設にも課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案はかような課題を
解決するべく、不凍液や温水等が貫流するパイプが嵌合
するU形の路溝を形成するパネルに於いて、伝熱性と弾
力性を有するアルミニューム材等をプレス加工して、該
パネルは前記路溝に鍔状の凸部を設け、該鍔状の凸部は
パネルの弾力性により該路溝と共に拡縮してパイプを着
脱自在とし、且つ該パイプを挟圧して固定させた。更に
前記パネルのU形の路溝に前記パイプの接続部(ジョイ
ント)が嵌入する凹部を設けた構成にした。
解決するべく、不凍液や温水等が貫流するパイプが嵌合
するU形の路溝を形成するパネルに於いて、伝熱性と弾
力性を有するアルミニューム材等をプレス加工して、該
パネルは前記路溝に鍔状の凸部を設け、該鍔状の凸部は
パネルの弾力性により該路溝と共に拡縮してパイプを着
脱自在とし、且つ該パイプを挟圧して固定させた。更に
前記パネルのU形の路溝に前記パイプの接続部(ジョイ
ント)が嵌入する凹部を設けた構成にした。
【0007】
【作用】本考案のパネルは、該パネルの上方から手作業
でパイプを押圧してU形の路溝へ挿嵌して固定させ、或
いは脱着させることが可能な故、例えば融雪用パネルの
場合は、狭隘で傾斜の屋根上での配設、又床暖房用パネ
ルの場合は、複雑な間取りに合わせたパネルの敷設等現
場に応じた作業が簡便に可能である。
でパイプを押圧してU形の路溝へ挿嵌して固定させ、或
いは脱着させることが可能な故、例えば融雪用パネルの
場合は、狭隘で傾斜の屋根上での配設、又床暖房用パネ
ルの場合は、複雑な間取りに合わせたパネルの敷設等現
場に応じた作業が簡便に可能である。
【0008】
【実施例】本考案の実施例について、図面で説明すると
図2は従来の鋼板等のパネル1で、温水或いは不凍液等
の貫流パイプ3の半円形状の路溝2へ挿入する手順の説
明図である。いわゆるパネル1の側方から該パイプ3を
挿し込む方法であるが、前記パネル1の側方に、パイプ
3の長さ分のスペースが必要である。図3はパネル1と
パイプ3の組合せ側面図で、半円形状の路溝2の開口部
4はパイプ3の径より小のため、上部からの嵌合や離脱
はできないので、パネル1の側方よりパイプ3の挿入及
び差し替えとなる。かような作業を融雪用パネルの場合
は屋根上で、床暖房用パネルの場合は屋内の間取りに合
わせ現場で実施することが望ましいが、従来方法では小
回りがきかない難作業となっていた。
図2は従来の鋼板等のパネル1で、温水或いは不凍液等
の貫流パイプ3の半円形状の路溝2へ挿入する手順の説
明図である。いわゆるパネル1の側方から該パイプ3を
挿し込む方法であるが、前記パネル1の側方に、パイプ
3の長さ分のスペースが必要である。図3はパネル1と
パイプ3の組合せ側面図で、半円形状の路溝2の開口部
4はパイプ3の径より小のため、上部からの嵌合や離脱
はできないので、パネル1の側方よりパイプ3の挿入及
び差し替えとなる。かような作業を融雪用パネルの場合
は屋根上で、床暖房用パネルの場合は屋内の間取りに合
わせ現場で実施することが望ましいが、従来方法では小
回りがきかない難作業となっていた。
【0009】図4は本考案のパネル6の側面図で、U形
の路溝5はパイプ3の嵌合する凹部であり、その両壁面
に鍔状の凸部7を設けてある。該鍔状の凸部7は、前記
路溝5の両壁面にプレス加工により同一材で一体成形さ
れているので、該路溝5が拡縮すれば該両壁面に成形さ
れた鍔状の凸部7も弾力的に拡縮する作用をする。 実用
上、パネル6の配設された現場で作業する場合、パイプ
3を上部から手で押圧すると弾力性のあるアルミニュー
ム材等で形成されたパネル6の鍔状凸部7は瞬時に該パ
イプに押圧されて路溝5を拡幅し、鍔状凸部7が前記パ
イプ3の径線を通過後、図5に示すごとく前記パイプを
両側から弾力的に挟みこみ固定される構成である。従っ
て、パイプ3を路溝5より引き抜く時も鍔状凸部7の弾
力性により容易であるので該パイプ3は着脱自在であ
る。
の路溝5はパイプ3の嵌合する凹部であり、その両壁面
に鍔状の凸部7を設けてある。該鍔状の凸部7は、前記
路溝5の両壁面にプレス加工により同一材で一体成形さ
れているので、該路溝5が拡縮すれば該両壁面に成形さ
れた鍔状の凸部7も弾力的に拡縮する作用をする。 実用
上、パネル6の配設された現場で作業する場合、パイプ
3を上部から手で押圧すると弾力性のあるアルミニュー
ム材等で形成されたパネル6の鍔状凸部7は瞬時に該パ
イプに押圧されて路溝5を拡幅し、鍔状凸部7が前記パ
イプ3の径線を通過後、図5に示すごとく前記パイプを
両側から弾力的に挟みこみ固定される構成である。従っ
て、パイプ3を路溝5より引き抜く時も鍔状凸部7の弾
力性により容易であるので該パイプ3は着脱自在であ
る。
【0010】又、従来のパネル1でのパイプ3を連結す
る場合、図1の如くパネル1の外側で接続部(ジョイン
ト)8を設けなければならないため、パネル間を少なく
とも接続部8の長さ分のスペースを持たねばならなかっ
たが、本考案によれば、パネル6上に図6の如き凹部9
を持つ構成である。凹部9はU形の路溝5の任意の中間
部に該路溝5より略拡幅して設けてある。この凹部9に
前記の温水或いは不凍液の貫流するパイプ3の接続部8
が嵌入するので、パネル6は隣接のパネル6と間隙なく
配設することが可能である。図8は本考案のパネル6に
パイプ3を組合わせた正面図であり、パネル6の鍔状凸
部7によりパイプ3は両側から押圧固定されている。
る場合、図1の如くパネル1の外側で接続部(ジョイン
ト)8を設けなければならないため、パネル間を少なく
とも接続部8の長さ分のスペースを持たねばならなかっ
たが、本考案によれば、パネル6上に図6の如き凹部9
を持つ構成である。凹部9はU形の路溝5の任意の中間
部に該路溝5より略拡幅して設けてある。この凹部9に
前記の温水或いは不凍液の貫流するパイプ3の接続部8
が嵌入するので、パネル6は隣接のパネル6と間隙なく
配設することが可能である。図8は本考案のパネル6に
パイプ3を組合わせた正面図であり、パネル6の鍔状凸
部7によりパイプ3は両側から押圧固定されている。
【0011】更に、本考案のパネル6には図7に示す如
く無機質発泡断熱材10を貼付することにより、断熱、
防結露の効果があり、特に屋根上のパネルにおいては防
音の効果もあり、床暖房用の床パネルは保温の持続効果
に優れている。また前記無機質発泡断熱材10は密度が
0.3〜0.4g/cm3 程度と軽量であるので、屋根
上での作業が容易である。尚、該断熱材10はプライマ
ーの使用により高密着性を有する上既設の屋根と断熱材
10を貼付したパネル6との空間11は空気層による保
温と防音効果があり、更に効果的である。
く無機質発泡断熱材10を貼付することにより、断熱、
防結露の効果があり、特に屋根上のパネルにおいては防
音の効果もあり、床暖房用の床パネルは保温の持続効果
に優れている。また前記無機質発泡断熱材10は密度が
0.3〜0.4g/cm3 程度と軽量であるので、屋根
上での作業が容易である。尚、該断熱材10はプライマ
ーの使用により高密着性を有する上既設の屋根と断熱材
10を貼付したパネル6との空間11は空気層による保
温と防音効果があり、更に効果的である。
【0012】本考案のパネル6はU形の路溝5を同一パ
ネル上に2本,3本と寒冷度に合わせて増設したパネル
も製作できるので、非常に広範な利用が可能である。
又、補修の場合もパネル6及びパイプ3の交換は部分的
にも総体的にも、極めて容易である上、軽量であるので
屋根上での作業が非常に容易で、コスト面でも低廉価が
計れる。
ネル上に2本,3本と寒冷度に合わせて増設したパネル
も製作できるので、非常に広範な利用が可能である。
又、補修の場合もパネル6及びパイプ3の交換は部分的
にも総体的にも、極めて容易である上、軽量であるので
屋根上での作業が非常に容易で、コスト面でも低廉価が
計れる。
【0013】
【考案の効果】以上のように、本考案はパネルの弾力性
で両壁面の鍔状の凸部7と路溝5が同時に拡縮して該パ
イプ3を着脱自在ならしめると共に挟圧して固定するの
で、従来実施現場と離れた箇所で組合わせていたパネル
とパイプの嵌合作業を直接現場にて、簡単に組合わせら
れる上、軽量であるので特に屋根上での危険を伴う作業
には安全を確保され、顕著な好例を示すと共に床パネル
にも現場の状況に合わせての作業が簡便であるので、コ
スト面でも低廉な製品を提供できる。そして塗料による
着色も可能なので美麗な仕上がりで建築物全体のインテ
リアとしても好適である。
で両壁面の鍔状の凸部7と路溝5が同時に拡縮して該パ
イプ3を着脱自在ならしめると共に挟圧して固定するの
で、従来実施現場と離れた箇所で組合わせていたパネル
とパイプの嵌合作業を直接現場にて、簡単に組合わせら
れる上、軽量であるので特に屋根上での危険を伴う作業
には安全を確保され、顕著な好例を示すと共に床パネル
にも現場の状況に合わせての作業が簡便であるので、コ
スト面でも低廉な製品を提供できる。そして塗料による
着色も可能なので美麗な仕上がりで建築物全体のインテ
リアとしても好適である。
【図1】本考案に係わる使用例を示す説明図である。
【図2】従来のパネルとパイプの組合せ例の説明図であ
る。
る。
【図3】従来のパネルとパイプの組合せ側面図である。
【図4】本考案のパネルとパイプの組合せ状況の側面図
である。
である。
【図5】本考案のパネルとパイプの組合せ側面図であ
る。
る。
【図6】本考案のパネルとパイプ接続部の凹部を示す斜
視図である。
視図である。
【図7】本考案の無機質発泡断熱材を貼付したパネルの
断面図である。
断面図である。
【図8】本考案のパネルとパイプを組合わせた正面図で
ある。
ある。
1 パネル 2 路溝 3 パイプ 4 開口部 5 路溝 6 パネル 7 凸部 8 接続部 9 凹部 10 無機質発泡断熱材 11 空気層
Claims (2)
- 【請求項1】 不凍液や温水等が貫流するパイプが嵌合
するU形の路溝を形成するパネルに於いて、伝熱性と弾
力性を有するアルミニューム材等をプレス加工して、前
記路溝に鍔状の凸部を設け、該鍔状の凸部はパネルの弾
力性により該路溝と共に拡縮してパイプを着脱自在と
し、且つ該パイプを挟圧して固定することを特徴とした
パネル。 - 【請求項2】 前記パネルのU形の路溝に前記パイプの
接続部(ジョイント)が嵌入する凹部を設けたことを特
徴とする請求項1記載のパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992029074U JP2505314Y2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992029074U JP2505314Y2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618505U JPH0618505U (ja) | 1994-03-11 |
JP2505314Y2 true JP2505314Y2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=12266208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992029074U Expired - Lifetime JP2505314Y2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505314Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6217252A (ja) * | 1985-07-13 | 1987-01-26 | 田中 健一 | 融雪装置 |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP1992029074U patent/JP2505314Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0618505U (ja) | 1994-03-11 |
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