JP2504872B2 - 非線形光デバイス及びその製造方法 - Google Patents

非線形光デバイス及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気光学式変調器および
スイッチ、周波数変換器、データプロセッサ、光学的パ
ラメトリック発振器および増幅器のような非線形光デバ
イスおよびこのようなデバイスにおいて有用な光学的に
非線形な材料に関する。
【0002】
【従来の技術】主として、他の同等な伝送媒体に比べ
て、光ファイバは極めて多量の情報を伝送することがで
きるので、光伝送システムは広範に使用されるようにな
った。このような情報の処理には通常、情報を電子的な
形に変換することが必要である。従って、変調、スイッ
チング、ミキシング、データ処理などのような作用を光
波で直接行うことが出来れば、光通信システムを更に一
層効率的なものにすることができると長いあいだ信じら
れてきた。
【0003】また、電気光学式変調器、スイッチ、光学
的パラメトリックデバイスおよび光波で直接動作するそ
の他の装置の製造に光学的非線形材料を使用できること
も公知である。様々な有機結晶物質が提案されている
が、ニオブ酸リチウムが最も一般に使用されている非線
形媒体である。
【0004】米国特許第4859876号明細書は、光
学的に非線形の有機部分を含有するガラス状ポリマーか
らなる非線形要素を開示している。この非線形性はポリ
マー中の双極子を永久に整列させる電気ポーリングに起
因する。数多くのアクリレート系ポリマーも挙げられて
いたが、主として記載されているガラス状ポリマーはポ
リメチルメタクリレート(PMMA)であった。PMM
Aポリマーは基板に被膜状に塗布することができ、しか
も、結晶物質よりもその特性を極めて簡単かつ正確にコ
ントロールできるので、著しい技術革新である。様々な
電気光学式デバイスの核心部分を構成するPMMA被膜
の厚さは僅か1ミクロンから約200ミクロンまでの広
い範囲に及ぶことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第48598
76号明細書に開示された非線形デバイスの問題点は時
間の経過につれてその非線形磁化率が劣化しやすいこと
である。特に、80℃以上の高温に暴露されたときに劣
化しやすい。このような低磁化率は一般的に、デバイス
が劣化されていない状態の効率よりも低い効率で企図さ
れた機能を果たすことを意味する。従って、これらのデ
バイスを使用するシステムは、デバイスを低温に保つた
めの特別な冷却装置を必要とし、更に、時間の経過によ
る光学特性の劣化を補償するために、その他の設計上の
予防措置が求められる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による光学的非線
形素子は共有結合された光学的非線形染料部分を含有す
る架橋されたトリアジンポリマーからなる。硬化された
トリアジンはこの染料部分を強力に安定化し、そして、
このような安定化は長期間にわたり、しかも、高温条件
下で継続する。この安定性はまた、高非線形磁化率にと
って必要な双極子の整列の特性を表す。トリアジンは薄
膜形状で使用しやすいといったような、前記米国特許明
細書に記載された材料の利点を有し、更に、本質的に熱
に対して安定である。
【0007】後で詳細に説明されるように、トリアジン
ポリマーはジシアノビニルアゾ部分を用いて製造でき
る。ジシアノビニルアゾ部分は、約0.8〜約2.0ミ
クロンの有用な光学波長の全体にわたって透明でありな
がら、大きな非線形磁化率を維持することができる。こ
の染料部分を有する特定の架橋トリアジンは、p−
(N,N−ビス(4´−シアナトベンジル)アミノ)−
p´−(2,2−ジシアノビニル)アゾベンゼン モノ
マーを環化三量重合させることにより生成させることが
できる。環化三量重合または硬化中、素子にポーリング
電圧を印加して、染料部分の双極子を整列させることに
より、極めて有用な非線形磁化率が得られる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を更に詳細
に説明する。ここに記載されたデバイスは光波で直接動
作し、そして、異なるデバイス機能を例証する。これら
のデバイスは、ポリマーを使用する。特に、有限の非線
形光学的磁化率を有する構成成分を内部に有するトリア
ジンポリマーを使用する。この非線形光学特性は公知の
電気ポーリング法により改善される。この方法では、材
料に電界を印加し、成分分子の双極子を硬化中に大体同
一方向に永久に整列させる。
【0009】図1〜図5のデバイスは、このような非線
形高分子要素の非線形の光学的磁化率を活用できる様々
な方法を例証する。これらの全てのデバイスにおいて、
非線形材料は動作光学波長において概ね透明である。す
なわち、このような波長における減衰は、商業的に動作
可能であり、しかも、便利なデバイスを見込むのに十分
に低い。
【0010】図1を参照する。ここには電気光学式の方
向性結合器またはスイッチ1が模式的に図示されてい
る。結合器は基板2、基板表面上の一対の間隔をあけた
チャネル導波路3,4、および一対の電極5,6からな
る。一方の電極はチャネル導波路に付随し、これに接触
している。導波路3および4のそれぞれの中心領域7お
よび8において、導波路は互いに平行であり、この平行
部分の導波路間の間隔は小さい(例えば、5〜20ミク
ロン程度)。電極に電圧が印加された時に導波路に発生
する電界を最大にするために、電極5および6はこの狭
い間隔領域内の導波路に隣接して配置される。別法とし
て、点線で示されるように、導波路の対向面の上部と底
部に電極を配置し、所定の印加電圧による電界を高める
こともできる。
【0011】導波路3,4は印加された電界に応じて非
線形の光学的磁化率を示すトリアジン材料から形成され
ている。光(好ましくは、レーザ光)は、S1 で示され
るように、導波路3の一端に入射される。印加電界が全
く存在しなければ、光に付随する電磁界は導波路3の境
界を超えて延び、そして、導波路の領域8において導波
路4に侵入する。部分7および8の長さを適当に選択す
れば、本来、光はS2 で示されるように、導波路4から
放射される。従って、或る導波路から他の導波路への光
の完全な伝達が行われる。
【0012】電極により適正な電圧を印加することによ
り、電界に対する導波路材料の非線形応答は、導波路の
伝送特性を僅かに変化させることができる。適正に調整
された場合、この電圧または電界は、或る導波路から他
の導波路への光の伝達を妨げ、そして、光はS3 で示さ
れるように放射されるために、導波路3中に直接伝送さ
れる。非線形光学的磁化率はしばしば、χで表される。
この値は素子の効率を指示するものである。すなわち、
χの値が高ければ高いほど、印加電界に対する応答が高
い。このようにして、光学的に非線形の材料が電圧また
は電界に応答する場合、これはしばしば、電気光学材料
と呼ばれる。
【0013】図2は、ここに記載されたトリアジン非線
形または電気光学媒体を使用する集積レーザ同調器およ
び周波数安定器を示す。接合または注入レーザ20は、
電気光学薄膜に接触する発光ジャンクション23を有す
るように分割されている。薄膜22は、レーザの一方の
側に図示されているように、対向電極24および25を
具備することもできる。あるいは、レーザの他方の側に
図示されているように、電極24a および25a を具備
することもできる。何れの電極配置を使用しても、非線
形薄膜22内で光学的非線形応答を励起することができ
る。適正に印加された電界の下における薄膜の電気光学
効果は有用な同調可能なフィルタ機能を生じるか、また
は、レーザ出力の周波数安定器として使用できる。
【0014】図3は、二次調波周波数発生用の光学的パ
ラメトリックデバイスで使用されるトリアジンの光学的
非線形媒体を示す。ここでは、周波数fの入射光線30
は光学的非線形薄膜31に衝突する。非線形光学特性に
より、2本のコリニアビーム32および33が放射され
る。1本は同じ周波数fであり、もう1本の方は元の周
波数の2倍の周波数(2f)で放射される。新生コリニ
アビーム32および33はプリズム34により方向付け
られる。このプリズムは、光線を別々のビーム32およ
び33に空間的に分割する。何らかの理由により、高い
2f周波数が望ましい場合には、周波数2fのビームは
他のビームと別個に使用することもできる。この実施態
様は、有用な機能を行うために非線形光学要素にとって
印加電界が必ずしも必要ないことを証明している。
【0015】図4は電気光学式の相/輝度変調器におけ
るトリアジン非線形ポリマーの使用を示す。ここでは、
偏光P1 を有する入射光40が非線形薄膜41を通過す
る。この薄膜には両面に透明電極42および43が配設
されている。薄膜を通過する際、光学的非線形薄膜の自
然復屈折は光の偏光をP2 に変化させる。電源44によ
り薄膜に電圧が印加された場合、薄膜に印加された電界
はその光学特性を変化する。
【0016】非線形応答は薄膜の屈折率を変化させ、こ
れにより、その輝度を変化させる。そして、その結果、
更に別の偏光P3 を有する光を放射する。従って、P2
およびP3 値間の偏光変調は薄膜41に電圧を周期的に
印加することにより実施できる。P2 またはP3 の何れ
か一方は通過させるが、両方は通過させないように配向
されたビームの出力路に偏光器45を配置することによ
り、輝度変調を随意に得ることができる。言うまでもな
く、図3および図4の両方のデバイスの非線形光学薄膜
は透明な基板上に堆積させることが好ましい。
【0017】図5はトリアジン非線形光学薄膜50を使
用する導波型電気光学式輝度変調器を示す。薄膜50は
絶縁被膜52を有する導電性基板51上に形成されてい
る。この薄膜は干渉計の一方のアーム54上に配置され
た電極53を有する干渉計式導波構造体として形成され
ている。電極53によりアーム54に電圧が印加される
につれて、干渉計のアーム54内に電界が発生される。
この電界は材料の屈折率を変化させ、その結果、他のア
ームに対して、干渉計のアーム54の光路長を効果的に
変化させる。これにより、再結合点55において強め合
う干渉、または弱め合う干渉の何れかを生じる。強め合
う干渉と弱め合う干渉を互い違いにするために電圧が変
調されるので、出力輝度も同様に、最大値と最小値との
間で変化する。
【0018】図1〜図5のデバイスおよび本発明により
製造できるその他の電気光学式およびオプティカルパラ
メトリックデバイスの全てにおいて使用された非線形光
学媒体は、共有結合された光学的に非線形の染料部分を
含有する架橋されたトリアジンからなる。本発明の或る
実施例によれば、染料部分はジシアノビニルアゾ染料で
ある。このジシアノビニルアゾ染料は0.8〜2.0ミ
クロンの範囲内の波長を有する光に対して概ね透明であ
る。従って、前記のようなデバイスで使用される光は対
応する波長のものでなければならない。トリアジン分子
の双極子は硬化中(すなわち、架橋中)にポーリング電
圧を印加することにより整列される。この点については
後で更に詳細に説明する。ジシアノビニルアゾ部分を有
するトリアジンを製造するために実験室で使用された具
体的な方法について下記に説明する。
【0019】図6は本発明による合成モノマーの製造方
法を要約して示し、図7はこの合成モノマーからトリア
ジンオリゴマーを製造する方法を示す。最終のポリマー
はこのオリゴマーから得られる。図6を参照する。符号
60は出発物質を示す。符号60の出発物質のCH3
N溶液60mlに塩化チオニル(SOCl2 )7.0g
を1滴づつ滴加した。この反応により中間体61が生成
した。中間体61は分液ロートから排出することにより
ガム状残留物から分離した。トリエチルアミン(TE
A)12gとアニリン(PhNH2 )2.36gからな
る溶液に、激しく攪拌しながら、室温で、10分間かけ
て、中間体61を添加した。
【0020】トリエチルアンモニウム塩酸塩を濾去した
後、この溶液を濃縮し、図6において符号62で示され
るシロップ状の中間体化合物を得た。この中間体化合物
はビス(4−ヒドロキシベンジル)アニリンである。符
号62の中間体7gをアセトン15mlに溶解し、この
溶液をキシレン液体窒素浴中で−15℃にまで冷却し
た。これに臭化シアンのアセトン溶液(臭化シアン3.
0g+アセトン7ml)を添加した。次いで、これにト
リエチルアミン4gを滴加した。温度を約−10℃のま
ま15分間維持した。次いで、1時間以内に室温にまで
加温した。斯くして、ビス(4−シアナトベンジル)ア
ニリンと指称される符号63の中間体が得られた。
【0021】符号63の中間体700mgをアセトン2
0mlに溶解した。これに酢酸4滴と、ジアゾニウム塩
(4−(4,4−ジシアノビニル)ベンゼンジアゾニウ
ムヘキサフルオロホスフェート)(1080mg)のア
セトン(12ml)溶液を添加した。特に言及すれば、
このジアゾニウム塩は結局、最終ポリマーの染料部分を
構成する。この混合物を窒素雰囲気中で、室温で18時
間攪拌し、その後、44℃で1時間加熱した。次いで、
この混合物を、アセトントと水の等量部混合物50ml
と混合し、沈殿物を集め、中性になるまで水で洗浄し
た。乾燥後、符号64の中間体、すなわち、p−(N,
N−ビス(4´−シアナトベンジル)アミノ)−p´−
(2,2−ジシアノビニル)アゾベンゼンと指称される
モノマーが1.15g得られた。
【0022】図7を参照する。次いで、符号64のモノ
マー(100mg)をメチルエチルケトン(MEK)ま
たはγ−ブチロラクトン(500mg)のような溶剤に
溶解した。γ−ブチロラクトンが好ましい。この溶液
に、モノマーの重量を基準にして、0.1〜5wt%、好
ましくは、0.8〜2.0wt%の濃度の金属錯体触媒を
添加した。代表的な触媒はベンゾイルアセトン酸銅(C
BA)、ベンゾイルアセトン酸亜鉛およびナフテン酸銅
または亜鉛などである。ベンゾイルアセトン酸銅(CB
A)が好ましい。その後、この溶液を密閉管中で150
℃で30分間加熱し、環化三量重合を開始させた。得ら
れたオリゴマー溶液はアルミニウム蒸着ウエハのような
基板上にスピンコートにより塗布するのに好適である。
次いで、この被膜を100〜170℃、好ましくは、1
30〜160℃の範囲内の温度で加熱することにより重
合、更に詳細には、ポリ環化三量重合させた。好ましく
は、温度は100℃にまで急速に上昇させ、その後、約
2℃/分の速度で最終温度にまで上昇させ、この最終温
度を約1.5時間持続させる。
【0023】符号66のオリゴマーは、磁極化されて非
線形光学的磁化率を付与することのできるジシアノビニ
ルアゾ染料部分65を含有する。硬化中に、例えば、1
×106 V/cm以上の電界を被膜に印加し、染料部分
を磁極化する。電界は平行電極板間に印加することもで
きるし、あるいは、別法として、当業者に公知のコロナ
ポーリングによっても印加することができる。
【0024】硬化中に溶液はポリ環化三量重合され、光
学的に非線形であるように磁極化された架橋トリアジン
ポリマーが得られた。公知なように、架橋トリアジンは
3次元方向に延びるので、2次元方向にしか延びないP
MMAのようなポリマーとは異なる。3次元架橋により
生じる外面的形態は、2次元ポリマーの場合よりも一層
強力に磁極化染料部分65を幽閉するものと思われる。
従って、長期間経過しても、また、比較的高温の条件下
でも、染料部分65はトリアジン高分子構造体中にしっ
かりと幽閉されたままの状態で存在する。
【0025】この利点はテストにおいて実験的に立証さ
れた。この結果を図8に要約して示す。図8は経過日数
の関数として、3種類の異なる材料のrの変動を示す。
rは元の電気光学係数に対する磁極化被膜の電気光学係
数の比率である。従って、時間に変化がなければ、rは
1のままである。電気光学係数は光学的磁化率(この場
合、二次光学的磁化率)および非線形部分の密度の双方
の関数である。従って、rの減少は一般的に、有効非線
形部分の個数の減少の兆である。曲線67は米国特許第
4859876号明細書で論じられた材料(すなわち、
ポリメチルメタクリレートに溶解された分散性赤色染料
1(DR1/PMMA))の時間に対する電気光学係数
の変化を示す。25℃の室温では、曲線67は10日経
過後に、電気光学係数が元の値の半分未満の値にまで低
下することを示している。曲線68は、80℃では電気
光学係数は概ねゼロまで急落することを示している。こ
のことは、この材料は80℃のような温度では実際的に
使用できないことを意味する。曲線69は米国特許第4
859876号明細書で概説されたような、ガラス状ポ
リマーホスト中の共有結合非線形染料分子の一例を示
す。この材料はジシアノビニルアゾベンゼン−メチルメ
タクリレート(DCV−MMA)である。曲線69は、
25℃では電気光学係数は少ししか劣化しないことを示
している。曲線70は、80℃における電気光学係数の
急落と、時間の経過に伴うその後の持続的な劣化を示し
ている。
【0026】曲線71は、85℃におけるトリアジンの
電気光学係数の変化を示す。この曲線から明らかなよう
に、85℃のような高温度でも、僅かな劣化しか起こさ
ず、10日後の二次光学的磁化率は元の値の約8/10
程度である。二次光学的磁化率の元の測定値は約75×
10-9esu(静電単位)であった。このことは、85
℃程度の高温度にまで一貫して加熱されるような環境中
で、図1〜図5の様々なデバイスにおける非線形素子と
して、トリアジンが実用的であり、このような信頼性は
長期間の寿命を有することを実証している。
【0027】本明細書に記載されたトリアジンオリゴマ
ーは当業者に周知の様々な方法を用いて、種々の基板に
塗布することができる。塗布後、加熱および硬化工程中
に、溶剤は除去される。多数回の塗布も実施可能であ
る。しかし、最も有用なデバイス被膜の厚さは1ミクロ
ン〜200ミクロンの範囲内であると思われる。種々の
基板を使用することができ、また、ポーリング電極は基
板の一方の表面上に配設することもできる。
【0028】説明するまでもなく、トリアジン分子が生
成される図6および図7のモノマー64は好適なトリア
ジン先駆体の一例でしかない。図9は使用可能なトリア
ジン先駆体の一般式を示す。図9において、R1 および
2 は、(CH2n または−(−CH2 …φ…C(M
e)2 −)n −であり、2−(4´−メチレンフェニレ
ン)プロピリデニルとも指称できる。nは0〜10の整
数である。R3 およびR4 は、水素、アルキル、アルケ
ニル、アルコキシまたはアリールオキシである。R5
水素、アルキルまたはアルコキシである。R6 はp−
(2,2−ジシアノビニル)フェニル、p−(1,2,
2−トリシアノビニル)フェニル、5−(2,2−ジシ
アノビニル)チアゾリル、5−(1,2,2−トリシア
ノビニル)チアゾリル、4−クロロ−5−(2,2−ジ
シアノビニル)チアゾリル、4−クロロ−5−(1,
2,2−トリシアノビニル)チアゾリルまたは5−ニト
ロチアゾリルである。
【0029】以上、光学的に非線形の染料部分を含有す
る架橋トリアジンの製造方法、および各種の有用なデバ
イスにおける使用方法について詳細に説明した。二次磁
化率は高温度であっても、従来技術の材料の二次磁化率
と拮抗するが、三次以上においても同様に、有用な磁化
率を有する。このような染料部分を有するトリアジンの
その他の様々な製造方法は本発明にもとることなく、当
業者により創出することができる。トリアジンを光学的
非線形素子として使用するように明記されたデバイス以
外のデバイスも同様に当業者が創出できる。また、本発
明にもとることなく、様々なその他の実施例および変形
も可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による光学
的非線形素子は共有結合された光学的非線形染料部分を
含有する架橋されたトリアジンポリマーからなる。硬化
されたトリアジンはこの染料部分を強力に安定化し、そ
して、このような安定化は長期間にわたり、しかも、高
温条件下で継続する。この安定性はまた、高非線形磁化
率にとって必要な双極子の整列の特性を表す。トリアジ
ンは薄膜形状で使用しやすいといったような利点を有
し、更に、本質的に熱に対して安定である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的実施例による電気光学方向性結
合器またはスイッチの模式的斜視図である。
【図2】本発明が使用された集積ソリッドステートレー
ザ同調器および周波数安定器の模式的斜視図である。
【図3】本発明が使用された二次調波周波数を発生する
デバイスの模式図である。
【図4】本発明が使用された電気光学的相/輝度変調器
の模式図である。
【図5】本発明が使用された電気光学的導波輝度変調器
の模式的斜視図である。
【図6】本発明の一例による合成モノマーの製造方法の
一例の反応方程式である。
【図7】図6のモノマーからトリアジンポリマーを製造
する方法の一例の反応方程式である。
【図8】従来技術の2種類の光学的に非線形の材料の熱
安定性と本発明により生成されたトリアジン材料の熱安
定性を比較したグラフである。
【図9】本発明によりトリアジンを生成するのに使用で
きるモノマーの一般式である。
【符号の説明】
1 スイッチ 2 基板 3 チャネル導波路 4 チャネル導波路 5 電極 6 電極 7 中心領域 8 中心領域 20 注入または接合レーザ 22 薄膜 23 発光ジャンクション 24 対向電極 25 対向電極 24a 電極 25a 電極 30 入射光線 31 光学的非線形薄膜 32 新生コリニアビーム 33 新生コリニアビーム 34 プリズム 40 入射光 41 非線形薄膜 42 透明電極 43 透明電極 44 電源 45 偏光器 50 トリアジン非線形薄膜 51 導電性基板 52 絶縁被膜 53 電極 54 アーム 55 再結合点 60 出発物質 61 中間体 62 ビス(4−ヒドロキシベンジル)アニリン中間体 63 ビス(4−シアナトベンジル)アニリン中間体 64 p−(N,N−ビス(4´−シアナトベンジル)
アミノ)−p´−(2,2−ジシアノビニル)アゾベン
ゼン中間体 65 ジシアノビニルアゾ染料部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−173729(JP,A) 特開 平2−183235(JP,A) 特公 昭61−59306(JP,B2) 米国特許4859876(US,A)

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共有結合された光学的に非線形の染料部
    分を含有する架橋トリアジンからなる光学的非線形素
    子;光学的入力を前記素子に加え、そして、前記素子か
    らの光学的出力を画成する手段;からなり、光学的非線
    形素子は、光学的入力時に非線形素子に加えられる光学
    的エネルギーに対して概ね透明である光デバイス。
  2. 【請求項2】 前記非線形素子に電界を印加し、その光
    学特性を変化させる手段を更に含む請求項1のデバイ
    ス。
  3. 【請求項3】 素子は基板上のトリアジン被膜である請
    求項1のデバイス。
  4. 【請求項4】 膜は膜厚が1ミクロン〜200ミクロン
    のものである請求項3のデバイス。
  5. 【請求項5】 架橋トリアジンは、p−(N,N−ビス
    (4´−シアナトベンジル)アミノ)−p´−(2,2
    −ジシアノビニル)アゾベンゼンを環化三量重合するこ
    とにより生成される請求項1のデバイス。
  6. 【請求項6】 前記環化三量重合の少なくとも一時期中
    に、素子にポーリング電圧を印加し、光学的非線形染料
    部分の双極子を整列させる請求項5のデバイス。
  7. 【請求項7】 染料部分はジシアノビニルアゾ染料であ
    る請求項6のデバイス。
  8. 【請求項8】 所期の光学的入力エネルギーは約0.8
    〜約2.0ミクロンの範囲内の波長を有する請求項7の
    デバイス。
  9. 【請求項9】 架橋トリアジンは図9のモノマーを環化
    三量重合することにより生成される請求項1のデバイ
    ス。
  10. 【請求項10】 p−(N,N−ビス(4´−シアナト
    ベンジル)アミノ)−p´−(2,2−ジシアノビニ
    ル)アゾベンゼンは図6の方法により生成される請求項
    5のデバイス。
  11. 【請求項11】 光学的非線形素子の間近の第2の非線
    形素子;光学的非線形素子からの光学的エネルギーを第
    2の非線形素子に光学的に伝達する手段;を更に含み、
    光学的伝達手段は光学的非線形素子中に電界を光学的に
    確立する手段からなる請求項1の光デバイス。
  12. 【請求項12】 光学的非線形素子と緊密に光学的に接
    続された半導体レーザ;光学的非線形素子の全体に電界
    を印加する手段からなる、レーザの出力周波数を安定化
    させる手段を更に含む請求項1の光デバイス。
  13. 【請求項13】 光学的非線形素子は光入力時に供給さ
    れる光の二次調波を発生する手段からなる請求項1の光
    デバイス。
  14. 【請求項14】 光入力および光出力間の光学的非線形
    素子の一部分は等しい物理長さの2本のアームに分割さ
    れており;前記アームの光学的路長を整列させるため
    に、前記アームのうちの一つの間近に電極が含有されて
    いる請求項1の光デバイス。
  15. 【請求項15】 光学的非線形素子中に電界を印加する
    手段からなる、光入力部に印加され、そして、光出力部
    から送信される光学的エネルギーの相を変更する手段を
    更に含む請求項1の光デバイス。
  16. 【請求項16】 染料部分を含有するモノマーを合成
    し;溶液状のモノマーを環化三量重合してトリアジンオ
    リゴマー溶液を生成し;オリゴマー溶液を基板上に展延
    し;染料部分の双極子を整列させるのに十分な強度の電
    界の存在下でオリゴマーをポリ環化三量重合して基板上
    に架橋トリアジンの光学的に非線形の被膜を形成し;そ
    して、トリアジン被膜の或る部分に光学的入力手段と、
    トリアジン被膜の別の部分に光学的出力手段を画成す
    る;工程からなる非線形光デバイスの製造方法。
  17. 【請求項17】 モノマーは図9に示される形状のもの
    である請求項16の方法。
  18. 【請求項18】 モノマーはp−(N,N−ビス(4´
    −シアナトベンジル)アミノ)−p´−(2,2−ジシ
    アノビニル)アゾベンゼンである請求項17の方法。
  19. 【請求項19】 染料部分はジシアノビニルアゾ部分で
    ある請求項16の方法。
  20. 【請求項20】 展延工程はオリゴマー溶液を厚さ1〜
    200ミクロンまで回転塗布することからなる請求項1
    6の方法。
  21. 【請求項21】 モノマーは図6の方法により生成され
    る請求項18の方法。
  22. 【請求項22】 請求項16の方法により製造される非
    線形光デバイス。
  23. 【請求項23】 光伝送素子からなる光デバイスであ
    り、光伝送素子の少なくとも一部分は光学的非線形素子
    からなり;光学的非線形素子は共有結合された光学的非
    線形染料部分を含有するトリアジンポリマーからなり;
    トリアジンポリマーに印加する電圧をコントロールする
    手段からなる、光伝送素子により伝送された光の性質を
    コントロールする手段を含む光デバイス。
  24. 【請求項24】 トリアジン先駆体はp−(N,N−ビ
    ス(4´−シアナトベンジル)アミノ)−p´−(2,
    2−ジシアノビニル)アゾベンゼンである請求項23の
    デバイス。
  25. 【請求項25】 染料部分はジシアノビニルアゾである
    請求項23のデバイス。
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