JP2504436Y2 - 収納ケ―ス - Google Patents

収納ケ―ス

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JP2504436Y2
JP2504436Y2 JP1993012529U JP1252993U JP2504436Y2 JP 2504436 Y2 JP2504436 Y2 JP 2504436Y2 JP 1993012529 U JP1993012529 U JP 1993012529U JP 1252993 U JP1252993 U JP 1252993U JP 2504436 Y2 JP2504436 Y2 JP 2504436Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic disk
opening
front wall
case
closing lid
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1993012529U
Other languages
English (en)
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JPH0659290U (ja
Inventor
保武 桜井
Original Assignee
内藤工業株式会社
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Packaging For Recording Disks (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、磁気ディスクを収納
するケースの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスクを多数収納・保管す
る収納ケースとして、使用中の磁気ディスク等をケース
の手前に収納して使用の便に供している。このような収
納ケースの一例を図1を借りて説明すると、開閉蓋3が
後上部のボス軸3Aを中心にして開閉されていること
と、開閉端面2Fが後部から全部にかけて前下がりの斜
面に形成されているため、使用中に箱内の磁気ディスク
F2が倒れて、ディスク上部が前壁体に倒れかかると、
該ディスク上端部が前壁2B上端面よりも前方へ突出す
る。このため開閉蓋3を閉じる場合、そのままでは開閉
蓋3が前壁体2Bの前方へ突出した磁気ディスクに当接
することから、わざわざ磁気ディスクF2を手で整理し
てからでないと開閉蓋3を閉じることができず、整理し
てもなお磁気ディスクが倒れることがあり、煩わしいも
のであった。また磁気ディスクF2が前方へ倒れている
ことに気づかずに開閉蓋3を閉めると上記磁気ディスク
F2を損傷するという欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】この考案は上記事情
に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、
収納した磁気ディスクを弾性で押さえて不用意に抜け出
ることを防ぎ、また前壁方向へ傾倒しないようにして、
開閉蓋を閉じる際に衝合しないようにした収納ケースを
提供することにある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】上記課題を解決するた
めに、請求項1の考案では、 (a).底板体の四辺にそれぞれ壁体を立設して上部に
開口を形成したケース本体と、上記開口を塞ぐ開閉蓋と
からなって、ケース本体の少なくとも前壁体の上端が収
納する磁気ディスクより低く設定された合成樹脂製の収
納ケースにおいて、 (b).ケース本体内に、前壁体から離れた中途位置
で、磁気ディスクの転倒を防止する防倒部を形成する、 (c).該防倒部が、底板体から突出し上へ延びるに従
って後方へ傾斜するように配置されて弾性を有し、後壁
体との間に隙間なく収納される磁気ディスクを押圧可能
としてなる、という技術的手段を講じている。また、請
求項2の考案では、上記構成に加えて、 (d).防倒部と前壁体の間で突出し、磁気ディスクの
裏面側下端が防倒部と衝合した際に前面側中途部が衝合
すると共に、磁気ディスクの上端が、開閉蓋を閉じる際
に衝合しない位置に配置されるよう設定された防出部を
形成する、という技術的手段を講じている。
【0005】
【作用】上記構成からなっているので、防倒部は、箱収
納ケースの内部の、例えば左右両壁に対向状に形成する
と、該防倒部の前後に磁気ディスクを区分けして収納す
ることができる。従って、収納する磁気ディスクの枚数
が少なくても防倒部で磁気ディスクの両側端部を支えら
れるので磁気ディスクの転倒が防止される。更に、防倒
部は後方へ傾斜しているので、後壁体との間に磁気ディ
スクを隙間なく収納した場合に上端で押さえることがで
きるので、磁気ディスクが抜け出ることがない。
【0006】また、防出部を前壁前端部より僅かに後方
で上記防倒部より前方に形成すると、前記防倒部より前
方に磁気ディスクが1枚しか入っていなくて、その磁気
ディスクの上端部が前傾倒しても、該磁気ディスクの上
端前縁部じゃ防出部に支承されるため、磁気ディスクの
上端部が収納ケースの前壁より前方へ突出することが防
止され、開閉蓋を支障なく閉じることができる。
【0007】
【実施例】以下に、この考案の収納ケースの好適実施例
を、図面を参照しながら説明する。図1は収納ケースの
中央縦断面図であって、図中右側が前(正面)である。
図2はケース本体の平面図である。収納ケース1はケー
ス本体2の上部に開閉蓋3が軸支されている。該ケース
本体2は、底板体2Aの四辺にそれぞれ壁体2B、2
C、2D、2Eが立設されており、その上部に開口2F
が形成されている。
【0008】該開口2Fの上端面は、後壁体2Eから前
壁体2Bにかけて、前下がりの傾斜面に形成されてい
る。本考案では、要するに前壁体2Bの上端までの高さ
が、収納する磁気ディスクよりも低く設定されていれば
よく、上記形状に限定されない。前記左右側壁体2C、
2Dの後上端縁部には軸孔2Gが開設されていて、前記
開閉蓋3のボス軸3A、3Aが外側から嵌挿されてい
る。従って、開閉蓋3は、その前端が上にあがって後方
へ回転するように構成されている。
【0009】前記ケース本体2の大きさは例えば、高さ
約63mm、前後長さ約96mm、前幅約90mm、前
壁体2Bの高さ約63mmに設定されており、その内部
において、前壁体2Bから後方約30mmの位置で底面
2Aから一体に防倒部4が約60mmの高さまで突設さ
れている。
【0010】本実施例で防倒部4は、図2に示すように
左右両端が、左右側壁体とはつながっておらず、後方へ
やや傾斜しており、後方へ復帰可能な弾性を有してい
る。そして、防倒部4の上端と後壁体2Eとの間の長さ
は、その間に収納する所定の磁気ディスクの厚みの長さ
より僅かに小さく設定してある。
【0011】これによって、後方に形成される空間に多
数の磁気ディスクを収納した場合に最前端の磁気ディス
クは防倒部4を僅かに前方へ押しながら収納されるので
は、磁気ディスクは防倒部4の弾性反発力で押圧され、
ケース内でガタつく虞れがない。以上の構成によって磁
気ディスクが1枚であっても、図1に示すように符号F
1の磁気ディスクは、その下端部が前壁体2Bに接した
状態で後倒しても防倒部4に上部を支承されるため、ケ
ース内で倒れることが防止される。
【0012】また、磁気ディスクが符号F2で示すよう
に、その下端部が防倒部4に接して前傾した場合には、
前壁体2Bの高さが磁気ディスクF2の高さより低く設
定されているために、前壁体2Bの上端部よりも前方に
磁気ディスクF2の上端部が突出してしまい、開閉蓋3
を閉めようとすると、該開閉蓋3とぶつかることにな
る。それを防止するために、図2で明瞭なように、前壁
体2Bの上端縁部内面に防出部5、5が後方へ向けて約
10mmほど突出している。
【0013】この突出長さ、換言すると、磁気ディスク
と衝合する防出部5の衝合位置は、磁気ディスクF3の
裏面側下端が防倒部4と衝合した際に前傾する磁気ディ
スクの上端が、開閉蓋3を閉じる際の回転軌跡(図1で
波線で示す)に衝合しない角度で支持されるように設定
されている。これによって、図1に符号F3で示す磁気
ディスクのように下端が防倒部4に接して前傾しても、
その上部は防出部5によって支承されることから、磁気
ディスクF3の上端部が、開閉蓋3の回転軌跡より外側
へ突出することが防止され、開閉蓋3の開閉の支障とな
ることがない。
【0014】なお、防出部5と防倒部4とで囲繞される
空間には、磁気ディスクに付属するINDEX用紙、ラ
ベル等を収納することが可能である。上記実施例では、
開閉蓋3がケース本体2に枢着された例を示したが、開
閉蓋3はケース本体と別体に形成されていて、上からケ
ース本体に嵌め込む構成(図示せず)であってもよい。
その場合は、開閉蓋3でケース本体2を閉める場合に想
定される軌跡は、ケース本体2の壁面の延長(垂直線)
上となる。従って、その場合は、上記延長線上に傾倒し
た磁気ディスクがかからない角度で傾斜するよう、防出
部の磁気ディスクとの衝合位置、即ち防出部の突出長さ
が設定される。
【0015】次に、防出部5は、左右側壁体2C,2D
から内面に向かって突出し対向する一対の突片構造とし
てもよい。更に、図3に示すように、前壁体2Bの前面
を防出部形成位置で部分的に後方(内側)へ凹ませて前
壁体2Bの一部を防出部5’として機能させる構成にし
てもよい。この場合は、凹部が開閉蓋を開く際に手を入
れる部分として利用することができる。なお、この考案
で磁気ディスクは、フロッピーディスクや光磁気ディス
ク等が含まれる。その他、この考案の要旨を変更しない
範囲で種々設計変更しうること勿論である。
【0016】
【考案の効果】このように、この考案によれば、収納ケ
ースに収納された磁気ディスクがケース底面に倒れ込む
ことがなく、取り出しやすい。磁気ディスクを防倒部と
後壁体の間に隙間なく収納した時には押圧力が働き磁気
ディスクが抜け出ることがない。また、使用中の磁気デ
ィスクは収納ケースの手前側へ置くことができると共
に、開閉蓋を閉じる際に磁気ディスクがぶつかる虞れが
なく、ケースを閉じる操作が容易となり、また磁気ディ
スクを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】収納ケースの第1実施例の断面図である。
【図2】図1のケース本体の平面図である。
【図3】第2実施例を示す収納ケースの断面図である。
【符号の説明】
1 収納ケース 2 ケース本体 2A 底板体 2B 前壁体 2C,2D 左右側壁体 2E 後壁体 2F 開口 2G 軸孔 3 開閉蓋 3A ボス軸 4 防倒部 5 防出部 F 磁気ディスク

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板体の四辺にそれぞれ壁体を立設して
    上部に開口を形成したケース本体と、上記開口を塞ぐ開
    閉蓋とからなって、ケース本体の少なくとも前壁体の上
    端が収納する磁気ディスクより低く設定された合成樹脂
    製収納ケースにおいて、 ケース本体内に、前壁体から離れた中途位置で、前壁体
    と平行に磁気ディスクの転倒を防止する防倒部を形成
    し、 該防倒部が、底板体から突出し上へ延びるに従って後方
    へ傾斜するように配置されて、後方へ復帰可能な弾性を
    有し、後壁体との間に隙間なく収納される磁気ディスク
    を押圧可能としてなることを特徴とする収納ケース。
  2. 【請求項2】 底板体の四辺にそれぞれ壁体を立設して
    上部に開口を形成したケース本体と、上記開口を塞ぐ開
    閉蓋とからなって、ケース本体の少なくとも前壁体の上
    端が収納する磁気ディスクより低く設定された合成樹脂
    製収納ケースにおいて、 ケース本体内に、前壁体から離れた中途位置で、前壁体
    と平行に磁気ディスクの転倒を防止する防倒部を形成
    し、 該防倒部が、底板体から突出し上へ延びるに従って後方
    へ傾斜するように配置されて後方へ復帰可能な弾性を有
    し、後壁体との間に隙間なく収納される磁気ディスクを
    押圧可能としてなり、 該防倒部と前壁体の間に、磁気ディスクの裏面側下端が
    防倒部と衝合した際に前面側中途部が衝合すると共に、
    磁気ディスクの上端が、開閉蓋を閉じる際に衝合しない
    位置に配置されるよう設定された防出部を突出形成して
    なることを特徴とした収納ケース。
JP1993012529U 1993-01-22 1993-01-22 収納ケ―ス Expired - Lifetime JP2504436Y2 (ja)

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JP1993012529U JP2504436Y2 (ja) 1993-01-22 1993-01-22 収納ケ―ス

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JPH0659290U JPH0659290U (ja) 1994-08-16
JP2504436Y2 true JP2504436Y2 (ja) 1996-07-10

Family

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS615784U (ja) * 1984-06-19 1986-01-14 株式会社 キングジム フロツピ−デイスクホルダ−ボツクス
JPH01117641U (ja) * 1988-01-30 1989-08-09
JPH0751510Y2 (ja) * 1991-11-13 1995-11-22 エレコム株式会社 ディスク類の収納ケース

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