JP2504371Y2 - 分割導体用紙テ―プ縦添えガイド - Google Patents
分割導体用紙テ―プ縦添えガイドInfo
- Publication number
- JP2504371Y2 JP2504371Y2 JP1991018952U JP1895291U JP2504371Y2 JP 2504371 Y2 JP2504371 Y2 JP 2504371Y2 JP 1991018952 U JP1991018952 U JP 1991018952U JP 1895291 U JP1895291 U JP 1895291U JP 2504371 Y2 JP2504371 Y2 JP 2504371Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide plate
- paper tape
- guide
- cross
- conductor
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- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、分割導体から成るケ
ーブルを撚合せの際に分割導体に紙テープを縦添えする
のに用いられる分割導体用紙テープ縦添えガイドに関す
る。
ーブルを撚合せの際に分割導体に紙テープを縦添えする
のに用いられる分割導体用紙テープ縦添えガイドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電線ケーブルに流れる電流が大きくなる
と、一般に表皮効果による電流低減の影響が無視できな
くなり、予め所定形状に分割圧縮成形された分割導体を
撚り合せて形成される分割導体ケーブルが用いられる。
かかる分割導体ケーブルを形成する場合、分割導体間の
絶縁を施すのに1個おきの各分割導体に紙テープを巻回
するか、あるいは分割導体を撚り合せる際に1個おきの
各分割導体に紙テープを縦添えする方法が行なわれてい
る。
と、一般に表皮効果による電流低減の影響が無視できな
くなり、予め所定形状に分割圧縮成形された分割導体を
撚り合せて形成される分割導体ケーブルが用いられる。
かかる分割導体ケーブルを形成する場合、分割導体間の
絶縁を施すのに1個おきの各分割導体に紙テープを巻回
するか、あるいは分割導体を撚り合せる際に1個おきの
各分割導体に紙テープを縦添えする方法が行なわれてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記紙
テープを縦添えする方法で用いられている紙テープ縦添
えガイドは撚線機の撚口より離れた位置に設けられてい
るため、分割導体や紙テープの張力、くせ等により紙テ
ープにしわが発生したり破れたり、あるいは紙テープが
分割導体からずれたりする等の問題を生じることがあっ
た。この考案は、上述した従来の紙テープ縦添えガイド
の問題点に留意してなされたものであり、紙テープ縦添
えガイドの端部形状及びその端部開度に改良を加えたも
のを提供することを課題とする。
テープを縦添えする方法で用いられている紙テープ縦添
えガイドは撚線機の撚口より離れた位置に設けられてい
るため、分割導体や紙テープの張力、くせ等により紙テ
ープにしわが発生したり破れたり、あるいは紙テープが
分割導体からずれたりする等の問題を生じることがあっ
た。この考案は、上述した従来の紙テープ縦添えガイド
の問題点に留意してなされたものであり、紙テープ縦添
えガイドの端部形状及びその端部開度に改良を加えたも
のを提供することを課題とする。
【0004】上記課題を解決するためこの考案の分割導
体用紙テープ縦添えガイドは、回動自在に取り付けられ
た支持部材と、その支持部材の回動軸に一端が取り付け
られた平板で形成されるガイド板を複数組有し、前記平
板は、その取付け位置から延伸するに従って徐々に捩じ
られ、他端の、長さ方向に垂直な断面内でケーブル導体
断面の各分割導体断面外縁に対応する形状を成し、ガイ
ド板の長さ方向の適宜位置には、ガイド板の相対位置を
規定する位置決め部材がガイド板に取り囲まれる形で設
けられ、その位置決め部材は、各ガイド板の外枠を規制
する複数の規制部位を有し、前記ガイド板の長さ方向に
移動して長さ方向に垂直な断面内でのガイド板間の相対
距離を拡縮することにより、撚口ダイス手前で分割導体
同士が接触開始する直前位置の分割導体断面形状に対応
するように調整可能にしたのである。 また、前記ガイド
板と前記位置決め部材の規制部位の間にガイド板保持具
を挟んで設けてガイド板を保持し、前記規制部位には、
ガイド板保持具を所定の方向に移動させ、位置決め部材
とガイド板との相対位置を調整するための調整手段を設
けるようにすることができる。
体用紙テープ縦添えガイドは、回動自在に取り付けられ
た支持部材と、その支持部材の回動軸に一端が取り付け
られた平板で形成されるガイド板を複数組有し、前記平
板は、その取付け位置から延伸するに従って徐々に捩じ
られ、他端の、長さ方向に垂直な断面内でケーブル導体
断面の各分割導体断面外縁に対応する形状を成し、ガイ
ド板の長さ方向の適宜位置には、ガイド板の相対位置を
規定する位置決め部材がガイド板に取り囲まれる形で設
けられ、その位置決め部材は、各ガイド板の外枠を規制
する複数の規制部位を有し、前記ガイド板の長さ方向に
移動して長さ方向に垂直な断面内でのガイド板間の相対
距離を拡縮することにより、撚口ダイス手前で分割導体
同士が接触開始する直前位置の分割導体断面形状に対応
するように調整可能にしたのである。 また、前記ガイド
板と前記位置決め部材の規制部位の間にガイド板保持具
を挟んで設けてガイド板を保持し、前記規制部位には、
ガイド板保持具を所定の方向に移動させ、位置決め部材
とガイド板との相対位置を調整するための調整手段を設
けるようにすることができる。
【0005】
【作用】上記のように構成した縦添えガイドは、その端
部が前記分割導体同士の接触開始位置直前に来るように
撚線機に対して設置される。紙テープ供給部から送られ
てくる紙テープは支持部材を通過すると、平板が、延伸
方向に徐々に捩じられて形成されているガイド板に沿っ
て折られて進行し、ガイド板の端部に達する。この時、
ガイド板は、その途中に継ぎ目も折り目もなく、全長に
渡って内面がなめらかであるので、この内面に沿って送
られる紙テープは、しわが発生したり、破れたりすると
いったおそれがない。ガイド板の端部の直後で分割導体
が接触開始するその直前で紙テープは分割導体の分割断
面に添うように挿入され、その後は分割導体と共に撚ら
れながら撚線機に導入される。また、上記支持部材が回
動可能になっているので、紙テープの送り込みの最中、
撚り口付近でテープが変位しても、支持部材を回動さ
せ、ガイド板をテープの変位に追随させることができ
る。
部が前記分割導体同士の接触開始位置直前に来るように
撚線機に対して設置される。紙テープ供給部から送られ
てくる紙テープは支持部材を通過すると、平板が、延伸
方向に徐々に捩じられて形成されているガイド板に沿っ
て折られて進行し、ガイド板の端部に達する。この時、
ガイド板は、その途中に継ぎ目も折り目もなく、全長に
渡って内面がなめらかであるので、この内面に沿って送
られる紙テープは、しわが発生したり、破れたりすると
いったおそれがない。ガイド板の端部の直後で分割導体
が接触開始するその直前で紙テープは分割導体の分割断
面に添うように挿入され、その後は分割導体と共に撚ら
れながら撚線機に導入される。また、上記支持部材が回
動可能になっているので、紙テープの送り込みの最中、
撚り口付近でテープが変位しても、支持部材を回動さ
せ、ガイド板をテープの変位に追随させることができ
る。
【0006】なお、上記ガイド板保持具および、位置決
め部材の調整手段を設けると、ガイド板の自由端側は位
置決め部材に対する相対位置が微調整でき、紙テープを
分割導体に対して正確に送り込むことができる。
め部材の調整手段を設けると、ガイド板の自由端側は位
置決め部材に対する相対位置が微調整でき、紙テープを
分割導体に対して正確に送り込むことができる。
【0007】
【実施例】以下この考案の実施例について図面を参照し
て説明する。図1、図2に分割導体ケーブルの撚線装置
の全体概略構成を側面図、平面図として示す。分割導体
ケーブルのそれぞれの分割導体W1 〜W4 (この実施例
では分割導体数は4本の場合を示す)は、目板1の各目
孔1aを挿通して撚線機2の撚口ダイス2aに送り込ま
れて撚られ、ケーブルを形成する。上記目板1と撚線機
2の間の経路途中には、紙テープのガイド装置が設けら
れている。このガイド装置は、分割導体に縦添えされる
紙テープTを供給する左右一対の紙テープリール3、紙
テープ反転部4と、前記紙テープTを案内する縦添えガ
イド5とから成る。縦添えガイド5は、図示のように、
取付ブラケット6、軸受部7、支持板8、ガイド板9を
備えている。
て説明する。図1、図2に分割導体ケーブルの撚線装置
の全体概略構成を側面図、平面図として示す。分割導体
ケーブルのそれぞれの分割導体W1 〜W4 (この実施例
では分割導体数は4本の場合を示す)は、目板1の各目
孔1aを挿通して撚線機2の撚口ダイス2aに送り込ま
れて撚られ、ケーブルを形成する。上記目板1と撚線機
2の間の経路途中には、紙テープのガイド装置が設けら
れている。このガイド装置は、分割導体に縦添えされる
紙テープTを供給する左右一対の紙テープリール3、紙
テープ反転部4と、前記紙テープTを案内する縦添えガ
イド5とから成る。縦添えガイド5は、図示のように、
取付ブラケット6、軸受部7、支持板8、ガイド板9を
備えている。
【0008】図3に紙テープ反転部4の詳細を示す。
(a)は平面図、(b)は側面図である。左右の紙テー
プリール3から送られてくる紙テープTは垂直ローラ4
aで反転されて平行に縦添えガイド5の方へ送り出され
る。垂直ローラ4aは取付台4bで目板1の側壁中央に
取付けられている。図4は縦添えガイド5の外観斜視
図、図5、図6に詳細断面を示す。図5に示すように、
取付ブラケット6に支持された軸受部7内に設けられた
軸受7a内にスリーブ7bが嵌合、支持され、このスリ
ーブ7bに固定された支持板8に4本のガイド板9の片
端が取り付けられている。ガイド板9は、図6に示すよ
うに、片端のブラケット9aを、蝶ナット9bを長孔9
cに通して位置微調整自在に支持板8に固定することに
よって取付けされている。こうして、ガイド板9は、軸
受7aの軸周りに回動可能となっている。なお、ガイド
板9は、全長に亘ってその断面が耳板9dの折返しを有
するように形成されている。
(a)は平面図、(b)は側面図である。左右の紙テー
プリール3から送られてくる紙テープTは垂直ローラ4
aで反転されて平行に縦添えガイド5の方へ送り出され
る。垂直ローラ4aは取付台4bで目板1の側壁中央に
取付けられている。図4は縦添えガイド5の外観斜視
図、図5、図6に詳細断面を示す。図5に示すように、
取付ブラケット6に支持された軸受部7内に設けられた
軸受7a内にスリーブ7bが嵌合、支持され、このスリ
ーブ7bに固定された支持板8に4本のガイド板9の片
端が取り付けられている。ガイド板9は、図6に示すよ
うに、片端のブラケット9aを、蝶ナット9bを長孔9
cに通して位置微調整自在に支持板8に固定することに
よって取付けされている。こうして、ガイド板9は、軸
受7aの軸周りに回動可能となっている。なお、ガイド
板9は、全長に亘ってその断面が耳板9dの折返しを有
するように形成されている。
【0009】ガイド板9は、支持端から自由端への長さ
方向に沿って断面が徐々に変化し、自由端ではそれぞれ
45°傾斜するようにねじられ、上下一対のガイド板9
が直角をなし、その断面はケーブル導体断面の分割形状
と相似形となっている。縦添えガイド5には、図4に示
すように、その自由端に近い位置に拡開部材10及び調
整部材11が設けられている。拡開部材10は、その断
面が略H形とされ、図7に示すように4本のガイド板9
の自由端を互いに離隔している。調整部材11は、ゴム
状の弾性材から成り、予めこれをガイド板9の間に挿入
してその拡開状態を決め、拡開部材10の位置決めをす
る際の補助のために用いられる。
方向に沿って断面が徐々に変化し、自由端ではそれぞれ
45°傾斜するようにねじられ、上下一対のガイド板9
が直角をなし、その断面はケーブル導体断面の分割形状
と相似形となっている。縦添えガイド5には、図4に示
すように、その自由端に近い位置に拡開部材10及び調
整部材11が設けられている。拡開部材10は、その断
面が略H形とされ、図7に示すように4本のガイド板9
の自由端を互いに離隔している。調整部材11は、ゴム
状の弾性材から成り、予めこれをガイド板9の間に挿入
してその拡開状態を決め、拡開部材10の位置決めをす
る際の補助のために用いられる。
【0010】上記拡開部材10の位置決めは、自由端を
拡開させた状態でその断面形状が、撚線機に送り込まれ
る分割導体W1 〜W4 が互いに接触を開始する位置の直
前の断面形状に対応するように決められる。従って、上
記ガイド5は、図1、図2に示すように、その自由端が
撚線機2の撚口ダイス2aの手前で、分離導体W1 〜W
4 が互いに接触開始する位置の直前に位置するように設
置される。その設置位置付近の側面詳細を図8に示す。
拡開させた状態でその断面形状が、撚線機に送り込まれ
る分割導体W1 〜W4 が互いに接触を開始する位置の直
前の断面形状に対応するように決められる。従って、上
記ガイド5は、図1、図2に示すように、その自由端が
撚線機2の撚口ダイス2aの手前で、分離導体W1 〜W
4 が互いに接触開始する位置の直前に位置するように設
置される。その設置位置付近の側面詳細を図8に示す。
【0011】上記のように構成したこの実施例の撚線装
置、特に紙テープのガイド装置の作用について説明す
る。図9は1本の分割導体Wが撚口ダイス2aに導入さ
れて完全に1本のケーブルが撚られる位置を原点とし
て、その原点までの途中の分割導体のねじれの状況を説
明している。ねじれ角が1/4π付近での断面は図10
に示す通りで、その部分拡大図に示すように、位相角度
が(c)の符号で示す位置で分割導体同士W1〜W4 が
接触を開始している。従って、前記縦添えガイド5の自
由端はその接触開始位置の直前まで挿入されている。上
記のように設置された縦添えガイド5に対して、左右一
対の紙テープリール3から送り出される紙テープTを紙
テープ反転部4で反転させ軸受部7内を挿通させて供給
する。紙テープTは平面状で軸受部7内を通過した後縦
添えガイド5の自由端へ走行する間に徐々にその幅の半
分の位置で直角に折られて自由端から離れ、分割導体同
士の分割線に沿って挿入される。
置、特に紙テープのガイド装置の作用について説明す
る。図9は1本の分割導体Wが撚口ダイス2aに導入さ
れて完全に1本のケーブルが撚られる位置を原点とし
て、その原点までの途中の分割導体のねじれの状況を説
明している。ねじれ角が1/4π付近での断面は図10
に示す通りで、その部分拡大図に示すように、位相角度
が(c)の符号で示す位置で分割導体同士W1〜W4 が
接触を開始している。従って、前記縦添えガイド5の自
由端はその接触開始位置の直前まで挿入されている。上
記のように設置された縦添えガイド5に対して、左右一
対の紙テープリール3から送り出される紙テープTを紙
テープ反転部4で反転させ軸受部7内を挿通させて供給
する。紙テープTは平面状で軸受部7内を通過した後縦
添えガイド5の自由端へ走行する間に徐々にその幅の半
分の位置で直角に折られて自由端から離れ、分割導体同
士の分割線に沿って挿入される。
【0012】図11〜図13にガイドされる紙テープの
分割導体への挿入状態を示している。図11に示す縦添
えガイド5の自由端で直角に折られた紙テープTは、図
12の(a)から(b)へ進むにつれて、分割導体間の
空間が縮小して縦添えされるのが分る。図13は分割導
体が3本の場合、図14は5本の場合を示す。それぞれ
(a)は挿入途中、(b)は挿入完了位置での断面であ
る。図から分るように、上記の場合は縦添えされる紙テ
ープは、導体分割断面に対して二重になるが、絶縁性を
確保する上で二重となっても差し支えない。
分割導体への挿入状態を示している。図11に示す縦添
えガイド5の自由端で直角に折られた紙テープTは、図
12の(a)から(b)へ進むにつれて、分割導体間の
空間が縮小して縦添えされるのが分る。図13は分割導
体が3本の場合、図14は5本の場合を示す。それぞれ
(a)は挿入途中、(b)は挿入完了位置での断面であ
る。図から分るように、上記の場合は縦添えされる紙テ
ープは、導体分割断面に対して二重になるが、絶縁性を
確保する上で二重となっても差し支えない。
【0013】図15、図16に前記拡開部材10に対し
てガイド板保持具を設けた実施例を示す。拡開部材10
には、図示のように、耳部10aが設けられているが、
この耳部10aの間にガイド板保持具12が挿置され、
これにガイド板9が保持されている。ガイド板保持具1
2は、この実施例では上下に2つ設けられている。又、
耳部10aにはねじ孔13及びこれに螺合するねじ14
が拡開部材10の幅方向に向けて設けられ、ガイド板保
持具12を幅方向に微調整自在としている。ガイド板9
の全体的な方向の調整は、その支持端のブラケット9a
に対して行なわれるが、ガイド板9の自由端側の位置の
微調整は、上記ガイド板保持具12を上記調整手段によ
って行なうのが確実で、作業がし易くなる。また、ガイ
ド板9は、それが取り付けられる支持板8がスリーブ7
bを介し軸受7a内で回動可能となっているので、紙テ
ープの送り込みの際、テープが変位しても、スリーブ7
bを回動させ、ガイド板をテープの変位に追随させるこ
とができるので、テープの破損やしわの発生を防止する
ことができる。
てガイド板保持具を設けた実施例を示す。拡開部材10
には、図示のように、耳部10aが設けられているが、
この耳部10aの間にガイド板保持具12が挿置され、
これにガイド板9が保持されている。ガイド板保持具1
2は、この実施例では上下に2つ設けられている。又、
耳部10aにはねじ孔13及びこれに螺合するねじ14
が拡開部材10の幅方向に向けて設けられ、ガイド板保
持具12を幅方向に微調整自在としている。ガイド板9
の全体的な方向の調整は、その支持端のブラケット9a
に対して行なわれるが、ガイド板9の自由端側の位置の
微調整は、上記ガイド板保持具12を上記調整手段によ
って行なうのが確実で、作業がし易くなる。また、ガイ
ド板9は、それが取り付けられる支持板8がスリーブ7
bを介し軸受7a内で回動可能となっているので、紙テ
ープの送り込みの際、テープが変位しても、スリーブ7
bを回動させ、ガイド板をテープの変位に追随させるこ
とができるので、テープの破損やしわの発生を防止する
ことができる。
【0014】
【効果】以上、詳細に説明したように、この考案による
紙テープ縦添えガイドは、ガイド板を形成する平板が、
取付け位置から延伸するにしたがって徐々に捩じられる
形で端部に達し、その端部でケーブル導体断面の各分割
導体断面外縁に対応する形状を成すようにしたので、こ
のガイド板に沿って送られる紙テープは、折り目や継ぎ
目が一切ない滑らかな面に沿って進行しながら折り曲げ
られ、例えば、ガイド板が折り目を有するような平板で
形成されており、紙テープがこのような平板に沿って送
られるような場合に、その折り目において進行が妨げら
れ、皺が発生したり破れたりするといったおそれがな
い。 そして、ガイド板の長さ方向の適宜位置に、各ガイ
ド板の外枠を規制する位置決め部材をガイド板に取り囲
まれる形で設け、この位置決め部材を長さ方向に移動し
てガイド板の長さ方向に垂直な断面内でのガイド板同士
の相対位置を調整できるようにしたので、紙テープと分
割導体との接触位置の調整が行える。 また、ガイド板の
支持部材が回動可能になっているので、紙テープの送り
込みの際、テープが変位しても、支持部材を回動させ、
ガイド板をテープの変位に追随させることができるの
で、テープの破損や皺の発生を防止することができる。
なお、ガイド板と位置決め部材の規制部位の間にガイド
板保持具を挟んで設けてガイド板を保持し、その規制部
位にガイド板保持具を所定の方向に移動させる調整手段
を設けるようにすると、紙テープと分割導体との接触位
置の調整がより正確に行える。
紙テープ縦添えガイドは、ガイド板を形成する平板が、
取付け位置から延伸するにしたがって徐々に捩じられる
形で端部に達し、その端部でケーブル導体断面の各分割
導体断面外縁に対応する形状を成すようにしたので、こ
のガイド板に沿って送られる紙テープは、折り目や継ぎ
目が一切ない滑らかな面に沿って進行しながら折り曲げ
られ、例えば、ガイド板が折り目を有するような平板で
形成されており、紙テープがこのような平板に沿って送
られるような場合に、その折り目において進行が妨げら
れ、皺が発生したり破れたりするといったおそれがな
い。 そして、ガイド板の長さ方向の適宜位置に、各ガイ
ド板の外枠を規制する位置決め部材をガイド板に取り囲
まれる形で設け、この位置決め部材を長さ方向に移動し
てガイド板の長さ方向に垂直な断面内でのガイド板同士
の相対位置を調整できるようにしたので、紙テープと分
割導体との接触位置の調整が行える。 また、ガイド板の
支持部材が回動可能になっているので、紙テープの送り
込みの際、テープが変位しても、支持部材を回動させ、
ガイド板をテープの変位に追随させることができるの
で、テープの破損や皺の発生を防止することができる。
なお、ガイド板と位置決め部材の規制部位の間にガイド
板保持具を挟んで設けてガイド板を保持し、その規制部
位にガイド板保持具を所定の方向に移動させる調整手段
を設けるようにすると、紙テープと分割導体との接触位
置の調整がより正確に行える。
【図1】撚線装置の全体概略構成の側面図
【図2】撚線装置の全体概略構成の平面図
【図3】紙テープ反転部の詳細図
【図4】縦添えガイドの全体概略斜視図
【図5】縦添えガイドの取付支持部の詳細断面図
【図6】図5の線VI−VIから見た断面図
【図7】図4の線VII −VII から見た側面図
【図8】分割導体の撚線機手前付近の側面図
【図9】分割導体のねじれの状態の説明図
【図10】図9の1/4πの位相角度位置付近の断面図
【図11】縦添えガイドの自由端付近で見た紙テープの
断面
断面
【図12】図11の縦添えガイド自由端より撚口ダイス
へ到る中間位置及び完全に縦添えされた位置での紙テー
プの断面
へ到る中間位置及び完全に縦添えされた位置での紙テー
プの断面
【図13】分割導体が3本の場合の図12に相当する紙
テープの断面図
テープの断面図
【図14】分割導体が5本の場合の図12に相当する紙
テープの断面図
テープの断面図
【図15】拡開部材の自由端側にガイド板保持具及びそ
の調整手段を設けた実施例の外観斜視図
の調整手段を設けた実施例の外観斜視図
【図16】図15の線XVI −XVI から見た断面図
1 目板 2 撚線機 3 紙テープリール 4 紙テープ反転部 5 縦添えガイド 7 軸受部 8 支持板 9 ガイド板 10 拡開部材 10a 耳部 11 調整部材 12 ガイド板保持具 13 ねじ孔 14 ねじ
Claims (2)
- 【請求項1】 回動自在に取り付けられた支持部材と、
その支持部材の回動軸に一端が取り付けられた平板で形
成されるガイド板を複数組有し、前記平板は、その取付
け位置から延伸するに従って徐々に捩じられ、他端の、
長さ方向に垂直な断面内でケーブル導体断面の各分割導
体断面外縁に対応する形状を成し、ガイド板の長さ方向
の適宜位置には、ガイド板の相対位置を規定する位置決
め部材がガイド板に取り囲まれる形で設けられ、その位
置決め部材は、各ガイド板の外枠を規制する複数の規制
部位を有し、前記ガイド板の長さ方向に移動して長さ方
向に垂直な断面内でのガイド板間の相対距離を拡縮する
ことにより、撚口ダイス手前で分割導体同士が接触開始
する直前位置の分割導体断面形状に対応するように調整
可能なようになった分割導体用紙テープ縦添えガイド。 - 【請求項2】 前記ガイド板と前記位置決め部材の規制
部位の間にガイド板保持具を挟んで設けてガイド板を保
持し、前記規制部位には、ガイド板保持具を所定の方向
に移動させ、位置決め部材とガイド板との相対位置を調
整するための調整手段を設けたことを特徴とする請求項
1に記載の分割導体用紙テープ縦添えガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991018952U JP2504371Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-03-27 | 分割導体用紙テ―プ縦添えガイド |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-2895 | 1991-01-31 | ||
JP289591 | 1991-01-31 | ||
JP1991018952U JP2504371Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-03-27 | 分割導体用紙テ―プ縦添えガイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04118523U JPH04118523U (ja) | 1992-10-23 |
JP2504371Y2 true JP2504371Y2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=31948137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991018952U Expired - Lifetime JP2504371Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-03-27 | 分割導体用紙テ―プ縦添えガイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504371Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5643526U (ja) * | 1979-09-12 | 1981-04-20 |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP1991018952U patent/JP2504371Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04118523U (ja) | 1992-10-23 |
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